ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
彼の愛撫は、私を未経験の絶頂へと簡単に押し上げた。
心が満たされ、安らぎに満ちていく。
感じたことのない充足感を味わい、私は幸せの溜息を漏らした。
だけど……そんな私の脳裏に濁ったような黒い感情がよぎる。
優しいのに、巧みな動き、探るような仕草の中に、確かな技術があった。
きっと克明君は、セックスの経験はそれほど変わっていない。
そんなことが分かってしまう自分が嫌だったが、それと同時にあまりにも簡単に絶頂させてくれたことに、悲しいような気持ちがわき上がる。
貴方は……私以外の誰かとセックスしたの?
『いいえ、多分違う。克明君はきっとあれから経験を積んでない』
自分は何百何千という男に股を開いたアバズレのくせに、彼が私じゃない誰かを抱いたかもしれないと頭によぎっただけで、醜い嫉妬を抑えることができなかった。
何百もの男をこの身に受け入れた経験が、彼の経験値の量を推測させる。
克明君は、多分それほど経験は積んでいないと思う。
しかし、それとは反対の"克明君の恋人"としての自分が疑い始めてしまった。
こんなに上手なのは、他の誰かで経験を積んだからなのでは……と。
醜い……。なんて醜いんだろう。
自分が嫌で嫌で堪らなかった。
『だったら、自分が一番にならなくっちゃ。私達は多くの男を手玉にとってきた熟練の娼婦。普通の女になんて決して負けない』
そこからの自分をコントロールできない。
(負けたくない……克明君の一番でありたい)
いるかどうかも分からない過去の女に嫉妬し、その誰にも負けたくないという気持ちが、娼婦として培った技術を引っ張り出す。
冷静に考えれば、他の男で培った技術なんて、嫌に決まってる。
克明君は私に似て、独占欲が強い。
お互いが縛り合う関係ではなかったけど、優しい独占欲を、私はいつも心地良く感じていたことを思い出した。
それでも、この時の私は自分をコントロールすることができなくて、誰よりも克明君を気持ちよくできるのは自分なのだと。
克明君にとって最高の女でありたいという思いが、私を暴走させた。
彼に気に入られたいという思いを成就させるための手段が、娼婦で培った経験なのだから笑えない。
娼婦としての自分なんて、世界の誰よりも私自身が嫌悪していた筈なのに……。
『でも私達には、もうこれしかないじゃない。きっと認めてくれる。克明君は受け入れてくれる』
心じゃなくて、身体で繋ぎ止めることしか考えられない淫乱な自分が嫌いだった。
だけど、私には他の人よりも優れた何かと呼べるものが、これしかなかったのだ。
不本意ではあっても、努力して身につけてきた娼婦としての技術には、一定の自負があった。
『そうだよ。大丈夫。後は"私に"任せて』
体が自然と動いていく。多くの男を快楽に染め上げてきた娼婦の自分が顔を出し、目の前の愛しき人の肉棒にむしゃぶり付いた。
「んはぁ……硬くて、素敵だよ……立派なおちんぽ、ご奉仕させてね……れぇろ、んはぁ、れる、ちゅ、ちゅぱ、ずず」
見知らぬ誰かに行う奉仕は、いつかの未来で克明君にしてあげる為の練習なんだと。
人間ではない何か……意志の伴わない肉の人形を相手にしているんだと、自分に言い聞かせて耐えてきた。
心なんて入っていない。いつだって、どこかの未来で彼にしてあげる為の努力なのだと。
何度も何度も心の中で自分に言い聞かせて、懺悔してきた。
「んじゅるる、んふぅ、ふぅ、ふぅ~~、じゅぱ、ぢゅずず、ずぞぞぞ、れる……」
躊躇なく、彼の肉棒を口の中へと咥え込む。勃起状態でも皮は剥けきっていない。
私はその余っている皮を唇を使って剥いていく。
こうすると男の人は喜んでいた。克明君はどうなんだろう?
皮の間から立ちこめてくる肉棒独特の強烈な匂いに興奮が強まった。
本来なら嫌悪感しかないはずの、男の人の垢が溜まった皮の溝。
大好きな彼のものだと思っただけで、私の身体は経験したことのない興奮に包まれて鼻息が荒くなる。
中にはわざと身体を洗わず、悪臭を保ったまま即尺オプションを付ける悪質な客もいて、私の中でこれはトラウマの一つになっていた。
あまりにも酷い臭いで、気持ち悪さから仕事中に吐いてしまったことすらあった。
でもこれは全然違う。幾らでも嗅いでいたい。
好きな人の体臭なら、それは私に取っては芳醇な香りと同じだった。
いや、媚薬の方が相応しい。
愛しさを込めて興奮を募らせながら、汗と皮脂から生まれる体組織を舌先で刮(こそ)ぎ取って彼の性感帯の位置を探る。
そういえば、彼はお風呂に入っていなかった。
私の事に掛かりきりだったから、そんな暇なく寝る時間になったことを思いだし、むせかえるような汗の匂いが私の下半身に熱をもたらしてくれる。
男性の気持ち良いところを熟知している私の経験値が、彼を喜ばせたいという気持ちに乗っかって身体を突き動かした。
視線の向け方、舐める角度、荒い息遣い、興奮し、尻を振って媚びを売る動き。
彼の太ももに胸を擦りつけ、女の柔らかさを意識してもらえるように媚び、笠と皮の隙間の溝を舌先でクルクルと刺激する。
「くりゅ、うりゅりゅ、ずぞぞぞっ、じゅる、くちゅ、れるるるる……」
更に唇を窄め、皮を引っ張って亀頭と笠の境目である肉傘に引っかけるように擦りつけながら、舌を絡める。
敏感な部分である肉のエラを捲るように抉り、与えた快感が彼の腰を浮かせる。
自分の行為が快感を与えられている事に喜びを覚え、一層唇の愛撫を激しく行う。
「ッ、ッくぅ……ッ!!」
「はぁふ、かふっ……ちゅぱ、れる、れろろろぉ……じゅっぷじゅっぷ……ずずず」
口の中で彼の肉棒が一層固くなったのを感じて、嬉しくなる。
下腹部に集まる熱量が一段階上昇し、体温がどんどん高くなっていった。
気に入ってもらいたくて、最高の奉仕をした。
克明君の快感に耐えているうめき声が、私の承認欲求を満たしてくれる。
過去の誰よりも、一番気持ちよくなってもらえるように、誠心誠意の奉仕をした。
『これは、今までしてきた奉仕とは何もかもが違う。私の全部が満たされる。私は、このために生まれてきたんだ』
娼婦として客を満足させるのではなく、一人の女として、大好きな貴方に最高に気持ちよくなって欲しいという思いで懸命に奉仕するのだから。
しゃぶるときに彼の顔を見る行為も、どんな角度で舐めるのが一番好みなのか観察するのも、好きな人のペニスをしゃぶることができている興奮で息が荒くなり、自然と甘い猫なで声が出てしまうのも、子宮が疼いてお尻を振ってしまうのも……。
娼婦として、客に媚びるためのテクニックではなく……、それら全部が、自発的、もっと言うなら嬉しさのあまり無意識に出た行動だった。
喜ばせてあげたい……。
気持ちよくなって欲しい。
もっともっと奉仕したい。
男性の性器をしゃぶりながら、こんなに純粋な気持ちになるなんて思ってもみなかった。
「んぅ、美味ひい、克明くんのおちんちん、とっても美味しいよ……しあわしぇの味がしゅる、んぶぅ、んじゅるる」
幸せな味がした。
こんなことは初めてだった。
ペニスを美味しいと感じるなんて、思いもしなかった。
肉と皮の感触は変わらないのに、その感触の全てが愛おしい。
『美味しい……こんなに幸せなフェラチオは生まれて初めてだよ……』
むせかえるような汗の味も、皮の間に溜まった垢から立ち上る……鼻の奥をつんざくような臭気も、私の興奮と喜びを生起させる。
以前は苦手だったフェラチオ。
彼を喜ばせてあげたいけど、どうしても苦手意識の方が強くて避けていた。
彼もそんな私を察してくれた。その優しさに甘えていた。
克明君は、こんな私を見てどう思うだろう?
以前とは明らかに違う性の手管。
どう考えても他の男で慣れたことが分かってしまうだろう。
他の男の汚い性器を咥え込んできた口で、彼にキスしたり性器を咥えることに罪悪感を覚えながらも、身体に刻まれた性の技を自然と使ってしまう。
「くぅう、加奈ちゃん、凄い……気持ち良いよ、そんなにされたら、出ちゃうよ……ッ!」
「らしてぇ、んじゅるる、気持ちよくなって欲しい……からぁ……いっぱい出してぇ、遠慮、しなくて良いからッ」
「うん、もう、我慢……できないッ……」
「んじゅるる、ずじゅ、ずぞぞぞぞぞ~~~~~~ッ」
でも、他の男のペニスとは全く違う。こんなにも愛しくて、こんなにも自分を満たしてくれる味を、私は知らなかった。
彼の身体がプルプルと震え、射精に耐えているのが分かる。
彼のペニスから吐き出される精液の味を想像して、軽い絶頂感を覚えながら最後のスパートをかける。
「くっ、ぁ、ぁああ……、出るよッ、出るっ!! ぁ、、あ、あ、あぅあっ!! ……ッ!!」
震えながら射精に耐える彼がとても愛しい。
彼の息が細かいリズムを刻んで荒くなる。
肉棒が徐々にムクムクと膨らんでいき、腰が細かく痙攣するのを見て、射精が近いことを悟る。
尿道をドクドクと昇ってくる粘液の感触を感じとり、思い切り吸い上げる。
(来る……克明君の精液が、お口の中に出ようとしているのが分かるよ……イカせたい。最高に気持ちよくなってほしい……イッて、沢山射精してぇ!)
グビュルルルルッッ‼‼ ビュビュッ、ビュクビュクビュクッ‼‼
「んふぅうう♡ ん、ぐぅ、んんふう……ん、ゴク……ゴク……んくっ」
口の中に大量の精液が射出された瞬間、自分が感じたことのない、あまりにも甘美な味が満たされていくのが分かった。
(嗚呼……凄い……おちんちんがビクビク脈打って、ドロドロでもの凄い濃厚な精液……)
そしてその流れ込んでくる大量の精液を、一瞬も躊躇することなく喉の奥へと流し込んでいく。
精液が喉を通る感覚に絶頂した自分に驚いてしまう。
こんな経験は初めてだった。
(凄い、凄いよ……フェラチオだけでこんなに幸せな気持ちになれるなんて思わなかった……、克明君の精液、とっても濃くて喉に引っかかって……凄く、美味しい……もっと、もっと味わいたい……私のお口で幸せになって欲しい♡)
私は本当に無意識に彼の腰を羽交い締めにし、硬さを失わないペニスを喉奥に突き刺して、頭を振りながら肉棒を扱きあげる。
こんなこと、喜んだことはなかった。
少なくとも、自らの意思で率先してやった記憶などない行為なのに、私は一瞬も躊躇することなく肉棒を喉の奥にくわえ込んで精液を残らず搾り取る。
あまりにも嬉しくて、あまりにもその感触が愛おしくて……。
快感に打ち震えて幸せそうに吐息を漏らす貴方の声が嬉しくて……。
自発的無意識に積極的な奉仕を行っていた。
嫌な思い出しかない精飲が、こんなにも幸せになれるなんて思わなかった。
思い出すのは初めて犯された日、薄汚い男達の肉棒を口に突っ込まれ、ドロドロの精液を飲むまで鼻を摘ままれ、窒息寸前で無理やり飲まされた記憶が蘇る。
でもこれは違う。これは自分で望んで喉の奥へと入れても構わない。
生まれて初めて味わう彼の精液は、そんな忌まわしい記憶をあっという間に浄化してくれたのだった。
喉を通過していく濃厚な精液の味が、忌まわしい記憶で塗り込められた私の心を浄化してくれる。
ドロドロに粘性が高く、力強い苦みのある遺伝子の塊。
それは、彼のものだと思うだけで、私の子宮が勝手に疼くほどの甘露に思えて下腹部が熱くなる。
「スゴ、すぎる……」
「ん、じゅ……ずる……んふぅ」
気が付いた時には、彼の肉棒が更なる硬さを取り戻していくことに驚愕する。
「こふぅ、んぅ……」
「はぁ……ありが、とう……加奈ちゃん」
「ん……♪ ちゅぱ……はぁ、はぁ……気持ちよくなってくれて、嬉しい」
頭を撫でてくれる感触に心地よさを感じながら、私は彼の肉棒に頬ずりして喜びを表した。
そして、燃えるような熱の籠もった眼差しを向けられ、私の中で女の喜びがうずき始めるのを自覚する。
肉棒に頬ずりなんて、強要されることはあっても自分から喜んでしたことなど一度も無い。
「加奈ちゃん、今度は一緒に気持ちよくなりたい……挿れていい?」
求められることに心が躍り、感じたことのない期待感と同時に、不安感が襲ってくる。
それでも、彼を感じたいという熱情の渇望が勝り、私は腰をくねらせる。
「うん……挿れて欲しい……克明くんを、いっぱい感じたい」
「ベッドに行こう」
「うん……」
いよいよ彼と繋がれると思ったとき、衣服に手をかけられた瞬間に拒絶反応が出た。
「脱がすよ」
「ダメッ!」
私の身体には無数の傷痕がある。
鞭のミミズ腫れ、ロウソクの火傷痕、縄の締め痕。
ありとあらゆるアブノーマルな性暴力の痕跡が醜く浮き上がっているのだ。
乳首にもクリトリスにも、あの男が刺したピアスの痕跡がまだ色濃く残っている。
そんなものを見られたら、私は幻滅されてしまうかもしれない。
克明君なら受け入れてくれるかもしれない。それくらい温かな人だということは分かってる。
いっそのこと全部をさらけ出して、幻滅された方が良かったのかもしれない。
でも、どうしても怖かった。彼に嫌われる未来が頭をよぎると、身体が硬直して動かなくなる。
私は、本当に自分の事しか考えて無い。醜い女だ。
彼は私を優しく気遣って、部屋の明かりを全部消灯して見えないようにしてくれる。
私の視界が暗闇に覆われ、彼の顔も輪郭がぼんやりと浮かぶ程度にしか認識できなくなる。
不安気に彷徨う私の手を掴んでくれて、愛おしさを伝えてくれるように艶めかしく握って返してくれた。
私は彼の体熱をそのまま感じたくて、克明君に懇願した。
「分かった。今は何も聞かないって約束だからね。じゃあ、挿れるよ」
いよいよその時がやってきた。
逞しい腕が私の太ももを掴み、あてがった熱い亀頭が私の入り口を探る。
期待感と共に、私は自分の下腹部に思い切り力を込めて内圧を高める。
それは何百という男性をこの身に受け入れて来た経験値から来る自身の防衛本能。
私を飼い慣らして来た男が放った台詞が思い出される。
【彼氏の短小チンポじゃ味わえないだろう?】
【私の方がデカくて気持ち良いと宣言してみなさい】
【もう他の男では満足できない筈だ】
そうだ。過去の忌まわしき男達が私に刻んだ呪い。
あの男の巨木で子宮を突かれる事でしか、決して満足することができない身体になっていた私が、この瞬間を台無しにしない為に準備してきた。
何年にも渡って夢見て来た、待ちに待った瞬間を台無しにしないために、私が誠心誠意の思いを込めて準備していた努力の結晶だ。
やっと取り戻した克明君との夢のような時間を、あんな奴の思い通りに台無しにして堪るものかッ!
「うん、来て……克明君を、いっぱいちょうだい……ッ」
(『嗚呼、入ってくる……克明君、好きッ、あなたのこと、ずっと忘れなかった……この日の為に、頑張ってきたの……お願い、お願い、お願い……私を感じて、私に、克明君を感じさせてください、神様、お願いッ!』)
二人の私が
そして挿入される彼の肉棒。緊張した膣壁を掻き分けて、懐かしく、求めてやまなかったその感触が、いよいよ私の膣内(なか)へと押し込まれてくる。
生まれて初めて感じる"彼の生挿入"の熱量が私の中に入り込んでくる。
これまで貫かれてきたどんな男性自身より、優しく、男らしく、力強く入り込んでくる。
自らの意志で引き締めた私の膣内粘膜一つ一つを優しく掻き分けて、逞しい力強さで突き出してきた腰の筋肉の脈動を頼もしく感じた。
「中で擦れて、幸せがいっぱい溢れてくる……これなの……私が欲しかったのは、これ……ずっと、ずっとこれが欲しかった……これしかいらなかった……」
幸せだった。こんなに幸せで満たされるセックスは本当に初めてだった。
でも、奥までは届かなかった。
半分以上……届かなかった。
その肉が満たされない空白の感覚に、物足りなさを感じてしまう自分が嫌になる。
悲しくて、泣きたくなる。それでも、負ける訳にはいかなかった。
あんな奴の思い通りになんて、絶対にさせないっ!
彼に気持ちよくなって欲しくて、自分ももっと彼を感じたくて、下腹部に自然と籠もった力が内圧を高めて膣道を絞った。
「うぐっ、くぅううっ!!?」
私がこの瞬間の為に準備してきた最大の努力。
それは、これまでの数年間、私は下半身の筋肉をしっかりと鍛えて膣圧を高め、筋肉の動きで射精させられる名器を作り出せるように、訓練してきた。
それは私を抱く男達に早く終わってもらう為に、自分が苦しむ時間を少なくするための自己防衛の意味もあったけど、それよりも大きな意味があった。
この身体は、"克明君の大きさ"をちゃんと覚えてる。
それを絶対に忘れない為に。
私は必死になって自分の肉体を改造してきた。鍛え上げてきた。
だってやっと愛しい人と繋がった時、緩くて気持ちよくない、なんて言われたら、きっと私は死にたくなってしまうだろう。
だから、自分が傷付かないために、そして私で気持ちよくなってもらうために、自分で自分を鍛えてきた。
女性器が真っ黒になって幻滅されないように、定期的に色素沈着した乳首や女性器のホワイトニングをあの男にねだっていた。
表向きはあの男に気に入られるため。
『あなたの為に、綺麗でいたいんです』と。
吐き気がするような偽りの自分を演じながら女としての自分を綺麗に見せるためにお金をかけさせた。
そう、心の中では"あなた"とは克明君のことだと言い聞かせてきたのだ。
いつか克明君と再会したときのために。
克明君のためにできることは全部やっておきたかった。
愛してもらえなくて良い。彼の為の娼婦や肉便器でも構わない。
汚物にまみれた、こんなにも醜くて汚い身体だけど……最後に一度だけでも使って欲しかったから。
でもそれは、彼の為と言いながら、きっと自分自身の欲望に他ならなかった。
「んゅぅうっ!? ああっ、良いよぉ、もっと、もっと奥までちょうだい……ッ!! 克明君のおちんちん、私の一番奥に、欲しいッ」
それでも私は自然と求めてしまう。
克明君は一生懸命ペニスを奥へ奥へと突き入れようとしてくれる。
それでも届かない……。
悔しそうな息遣いが聞こえてくる。克明君は兼ねてから自分のペニスが小さいことをコンプレックスに感じていた。
そのことが彼を苦しめているのだろう。
私は筋肉が痙攣するのも厭わず内圧を更に高めて彼の体温を貪欲に求め続けた。
「か、加奈ちゃん……ゴメン、もう……」
細かく震える身体の感触。絶頂の予感。
「え?」
「ぐぅうっ、うううっ!!」
ドクンッ、ビュルルルルッ!! グビュル、ビュクビュクビュクッ!!
克明君の肉棒が私の中で爆ぜたのが分かる。
熱くてドロドロの液体が、もの凄い勢いで飛び出して届かなかった子宮の入り口に精液を届けてくれた。
「あ、ぁ、ああああっ!! 入って、きたぁあ、熱いのが、中にぃい」
その瞬間、自分が経験したことのない絶頂幸福の感覚に満たされたのが分かった。
奥までは届かない。長さも太さもない。
私を飼い慣らしていたあの男の棍棒のようなペニスに比べて……それどころか、多分平均値よりも、彼のは小さい。
にも拘らず、私は今まで経験してきたどのテクニックよりも、どのペニスよりも、どんな男に与えられた快楽よりも、全てを満たしてくれる最高の絶頂を味わっていた。
単純な男性器の大きさでいうなら、私の知ってる中で、彼のそれは多分下から数えた方が早い。
それでも、与えられる快感と絶頂感は桁違いだった。
確かに肉体的な条件は圧倒的に不利。
それでも、男性機能の優位性がセックスの強さに直結するとは限らない。
そして、ペニスが大きければ大きいほど快感を与えられるわけではない。
セックスで幸せを共有するのに、ペニスの大きさは関係ないのだ。
それを証明してくれているような気がした。
大きなペニスを自慢した男共は幾らでもいた。
武勇伝のように耳障りな口上を述べながら、私の子宮を抉る持ち物を持った男達。
そんな男達の慰み者にされてきた身体は、きっとそのままでは悲劇を生んでしまうだろう。
私が心配していたこと……それは、大好きな彼に抱かれて、もしも快感を感じることができなかったらどうしよう、物足りなかったらどうしよう、彼に幻滅してしまったらどうしようという思いだった。
克明君はかねてから自分の性器が平均より小さいことを気にしていた。
子宮を抉られて、感じたことのない快楽を引っ張り出されてきた経験は、克明君とのセックスに物足りなさを生んでしまう恐怖を同時に生み出していた。
いや、自分の満足なんてどうでもいい。
あんなもので押し広げられたガバガバの膣では、彼に十分な満足を与えられない。
彼のペニスでは感じたことのない快感を引き出され続けてきたのは事実だったから。
そして克明君と同じくらいの条件の男も確かにいたし、そういう人の方が嫌悪感が少なかった。
むしろ小さい方が楽だったから助かっていた側面もある。
だからこそ、巨根に広げられてガバガバになった私の性器では、彼の肉の熱量を感じる事ができなくなってしまう事が、もっとも恐ろしかった。
その時の克明君がどれだけ傷付くかを想像したら、私は一生かけても償い切れない罪を犯してしまうことになる。
確かにそれは僅かな瞬間だけ起こった。彼の大きさでは、私を散々抉ってきたあの男には遠く及ばない。
だけど、そんなものを一瞬にして吹き飛ばしてくれる、暖かな光の塊が自分の中に入り込んできたような気がした。
そんな心配はしなくて良いと言ってくれているみたいに、彼のペニスは、彼の身体は、彼の腕は、彼の優しさは、彼の男らしくて力強いストロークは……私の全てを満たしてくれた。
肉体的にだけではなく、精神的にも。
肉が満たされない感覚は確かにあるのに、私は"あの男"とは比較にならない幸福感を味わい、その理由が分からず困惑し続けていた。