※この作品はR-18です。

ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話   作:かくろう

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◇支える女達と激励する男◇

「昨夜はみっともないところ見せてしまって申し訳ない」

 

 翌朝。深夜を回っても俺の発狂は止まることはなく、癒やされては叫んで、落ち着いては叫んでを繰り返し続けた。

 

「そんな事ない。私達は克明君がしてくれたことをそのまま返しただけだよ」

「そうっすよっ。ウチは嬉しいっす。やっと先輩に本当の意味で恩返しができるっすから」

 

「これからも遠慮なく頼ってください。心が乱れた時は、いつでも側にいますから」

 

 彼女達がいなかったら自殺衝動に耐え切れずに自ら命を絶っていたかもしれない。

 6人分の苦しみは想像を絶する絶望の苦痛であり、こんなものを五年間も与えられ続けてきたかのかと思うと胸が張り裂けそうだった。

 

「ああ。頼りにさせてもらう。でも同時に、皆の苦しみを感じることができたのは良かったと思ってる。皆が感じてきたことに比べれば、絶対に耐えきってみせるって思えるよ」

 

 実際その思いがなければそれでも死にたい衝動に耐えられなかったかもしれない。

 最初のうちは考える余裕すらなかったのが情けない所だ。

 

 

◇◇◇

 

 苦しみの本番は昨日が序の口だったことを知らせるように夜にやってくる強烈な苦しみの時間が俺を苛む。

 

「ううううっ、ぐううぁあああっ!」

「克明君、しっかり」

「んんぐっ、ぐえぇっ、おごっ」

 

 今日の苦しみは酷すぎた。自分の知らない性経験のビジョンがフラッシュバックし、俺は口にするのも憚られる地獄を夢の中で味わうことになる。

 

 ほんの少し眠ると、ものの数分で悪夢を見る。

 

「大丈夫だよ。ほら、全部吐いちゃお」

「うごっ、ご、げぇえぼっ」

 

 皆で食べた夕食は胃液と共に全て吐き出してしまい、ベッドのシーツが饐えた臭いで使い物にならなくなってしまう。

 

 

 おねしょより質の悪い汚れを付けてしまい、皆が交代で俺の世話をしてくれなければゲロまみれの寝室で眠らないといけないところだった。

 

 加奈ちゃんはこういった対処に慣れているようで、テキパキと吐瀉物を片付けてくれる様は尊敬に値する。

 

 

◇◇◇

 

 しかし苦しいことばかりではない。普段は見られない女性の素顔を見ることができるひと幕もあった。

 

「克明さん。私の部屋へどうぞ。今日は一緒に寝ましょう」

「すみません冴子さん」

「いいのです。さあ、こちらへ」

 

 酸っぱくなった口の中を濯ぎ、落ち着きを取り戻してから冴子さんと共にベッドに入った。

 

「冴子さん……」

「はい、なんですか?」

「皆に内緒でお願いしたいことが?」

「?? どうしましたか、改まって?」

 

「母乳、飲ませてください」

「あらあら♡ ふふ、勿論ですよ。さあどうぞ」

 

 こんなこと他の人に見られるのは恥ずかしい。しかし今の俺には余裕がない。

 

 冴子さんはとても嬉しそうにおっぱいをボロンとまろみ出し、しゃぶりつく俺の頭を赤ちゃんのようにあやしてくれた。

 

 本能が求めている母性を与えてくれる冴子さんに甘え、口に広がる優しい味に安らぎを覚える。

 

「むにゅむにゅ……しゅみません冴子さん。情けないっす」

「うふふ、私は嬉しいです。克明さん、中々甘えてくださらないから」

「……」

 

 恥ずかしくなって夢中で乳首をしゃぶる。甘みのある母乳は心を安らがせ、荒ぶった精神を沈静化してくれる。

 こんなことは加奈ちゃんにも頼めない。年上で年長者の冴子さんの持つ母性の成せる業だった。

 

 このままだと幼児退行もしてしまいそうだ。加奈ちゃんには一定のプライドがあるのでちょっと抵抗があるが、冴子さんには定期的に頼むことにした。

 

◇◇◇

 

「母乳は出ないけど、私だっておっぱいに甘えてほしいっ」

「何故バレた……」

「女の勘です。克明君を癒やせるのは、私が一番だもん」

 

 翌日になると速攻でバレていた。冴子さんがバラした訳ではなく、あの場面を咲良がたまたま覗いていたらしい。

 

 そして全員に共有されてしまい、この日からおっぱいの癒やしは全員共通で行なうことが決定した。

 

「ほらほらせんぱーい♡ そんなにバブってオギャりたいならウチに言ってくれたら良かったっすのにぉ」

「こうなるのが分かってるから言いたくなかったんだよ。特にお前には……」

 

「克明君。ここにいる誰もそんなことで嫌な気持ちになったりしない。むしろ隠されてる方が嫌だよ」

「いやぁ。色々と考えちゃってさ」

 

「加奈子。志藤さんにも男性としてのプライドがあるんだから。その点、冴子姉さんは母性が強いから」

「あら、それは老けてると言いたいの?」

「ち、違うわよっ」

「あはは、冴子さんちょっと怖いよー。でも母性って意味ならやっぱり冴子さんが一番だよねー。おっぱい一番だし」

「もう。やっぱりあなた達にはバレるべきじゃなかったわねっ」

 

「克明君。克明君がどんな私達でも受け入れてくれたのと同じだよ。どんなにみっともなくていい。隠しちゃ嫌だよ」

 

「ああ、ごめん。もう隠すのはやめるよ」

 

 しかし、シビアな筈の状況が、こういう和気藹々とした雰囲気に救われているのも事実だった。

 

 改めて彼女達との絆の強さを味わうのだった。

 

◇◇◇

 

 そんなひと幕はあったものの、それでもやはり精神的な疲弊は日に日に深刻になっていった。

 

 最初は仕事もなんとかこなしていたが、やもすると怒りで暴れ出しそうになり、冴子さんに心配される場面が増えてきた。

 

「ふぅ、ふぅ……すみません。少し休憩よろしいですか?」

「はい。あとはお任せください」

「申し訳ありません。不甲斐ない」

 

「気にしないでください。今日は軽めにしておきましょう。気分転換にお酒飲みませんか?」

「いえ、酔うと感情がコントロールできなくなりそうで。すみません、少し外の空気吸ってきます」

 

「はい。ゆっくりなさってください」

 

 気遣いが却って辛かった。あれから数日経過したが、毎日のようにハーレムの皆に支えてもらいつつも、段々と精神的に追い詰められていた。

 

 優しさが辛いと感じることもあり、加奈ちゃんに八つ当たりのように苛立ちをぶつけてしまうこともあった。

 

 だが加奈ちゃんはそのことに一切動揺することなく、柔らかく感情を受け止めてくれる。

 

 毒気を抜かれて自らの行いを恥じ、誠心誠意謝って仲直りする。

 

 そんなことを繰り返しながら二週間の時間が経過していた。

 

◇◇◇

 

 

 苦しみの浄化は順調とは言い難かった。

 

 結局仕事も段々と手に付かなくなり、今日はとうとう当日になって休みをもらうことになってしまった。

 

 やつれて体重は五キロも落ちてしまい、顔色も毎日良くない日々が続いている。

 

 冴子さんが気遣ってスケジュールを調整してくれて、俺はありがたく休息に時間を費やすことができた。

 

 今日は少しだけ1人になりたい気分だったので、皆にお願いして誰とも会わない時間を取らせてもらった。

 

 

 体を動かしていないとイライラが収まらず、女性達に八つ当たりでもしたらみっともないし情けない。

 

 だけど女性達は、俺が背負った分だけ、それを支える為に健気に尽くしてくれた。

 以前のような不安や焦燥感、得体の知れない恐怖心。そういった感情を感じることはほぼなくなり、俺の不調と入れ替わるように明らかな絶好調の毎日らしい。

 

 そのことは一定数俺に安心感と達成感を与えてくれ、あとは俺自身がこの苦しみを乗り越えることで問題の解決に向かうことができると強く思えてくるようになった。

 

「ふしゅぅ……ふぅ、ふぅ」

 

 そんな中、内側で暴れ回る苛立ちを抑える為、マンションに併設されているジムで汗を流す。

 

「精が出るな志藤」

「あ、部長、お疲れ様です」

 

 体がガタガタになるまでトレーニングマシンを使い、ベンチで呼吸を整えていた所に井上部長が激励に来てくれた。

 

「っ……ぅ」

「どうした?」

 

 部長の顔を見た途端、凄まじい嫌悪感と恐怖心が湧き上がってくる。

 手が震え、段々と足にまで波及していく。

 

 男という生き物に対する潜在的な恐怖が全身を支配し、逃げ出したい気持ちでいっぱいになった。

 

 だが、これが彼女達の味わってきた恐怖である。それを克服するように心で向き合わないと、いつまで経っても終わらない。

 

 部長はそれを見越していたかのように、厳しい口調で俺の手を取った。

 

「志藤。今からジムに来い。久しぶりにスパーやるぞ」

「……はいっ」

 

 俺は部長に引き連れられ、大学時代から通っているボクシングジムのリングに立った。

 

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