ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
加奈ちゃんが妊娠した。俺達の長きにわたる苦しみの時間は、ようやく終わりを告げることになったのだ。
幸せの未来を掴み取った俺達はこれから希望に満ちた日常を送ることになる。
困難もあるだろうが、以前に比べれば意味合いはまるで違う。
今までは未来を掴む為の戦い。これからは約束された未来への希望を守るための戦いだ。
俺達の間に生まれてくる希望の赤ちゃんを、絶対に幸せにするための戦いと言っても良いだろう。
まあ戦いなんて大仰な言い方をしなくても、子供の未来を守るために父親として一生懸命働くのは当然のことだ。
しかも普通の父親じゃない。最低でも五人の子供の父親にならないといけないことが確定しているのだ。
これから大変だぞ。
「加奈子さん妊娠おめでとうッス~~~っ! ウチ我が事のように嬉しいっっずずうううっ」
「ありがとう咲良ちゃん、ほら、鼻水拭いて」
「ずびびびっ! ずびばぜん、でもうれじぐっでぇ」
「おいっ、拭いた鼻水を俺になすりつけるなっ」
先に戻っていた咲良達に、子供を妊娠したことを告げると、全員の拍手喝采の祝福が待っていた。
特に咲良は加奈ちゃんへの感情をストレート過ぎるほどに喜びで表現し、先ほどから泣きっぱなしだ。
俺達全員で頑張って勝ち取った結果だけに、その喜びは全員共通のものになった。
「本当に、本当にありがとうございます皆さん。でも、これで終わりじゃないです。私は未来を受け取りました。今度は皆さんの番ですよ」
そう、加奈ちゃんが妊娠して話は終わりではない。俺には愛する女性が他にもいる。
「子作りは計画的にしないといけませんね。一気に妊娠させてしまうと大変ですよね」
「うーん、でも全員一斉に兄弟姉妹っていうのも楽しそうッスよね」
「子育て大変になるぞそれは」
しかし俺としてはそれも楽しそうだという思いもある。現実的な計画性を優先するか、自分達の夢を優先するか。
「俺は自然に任せるままでいいと思ってるよ。それに絶対に孕ませるって決めたからね」
以前に宣言した通り、俺はもう全員を孕ませると決めている。
全員が男という生き物に絶望してきた人達だ。絶対に幸せにしたい。
「大丈夫。まあでも、最初は冴子姉さんよね」
「あら、どうして?」
「だって年齢的に、ね。年功序列っていうし」
「あらあらっ。ちょーっとお話しないとイケないわねぇ。雪乃だってもう30越えてるんだから私とあまり変わらないでしょ?」
そういえば、咲良と雪菜は別として、冴子さんと雪乃さんの実年齢って知らなかったな。まあどうでもいいけど。
「ちょっとちょっとっ。喧嘩しないでくださいよ」
「決めました。私が加奈子さんの次でお願いします」
なんて話もあり、俺達の未来予想図を少しずつ構築していく。
「ふふ、嬉しいわね。こんな話を皆とできる事が、こんなに嬉しいなんて思わなかったわ」
「そうね。本当に、冗談を言い合える余裕でいいわ」
冴子さんと雪乃さんの口げんかは冗談だったらしい。笑い合う二人は幸せそうに手を取り、『それなら早速子作りしましょ♡』と誘ってくるのだった。
◇◇◇
数日後。
加奈ちゃんの妊娠は目標の達成であると同時に、新たなスタートでもある。
まだ加奈ちゃんの体調に変化もない。つわりというのは5週か6週目あたりで起こってくるらしいが、あの日に妊娠したのだとしたら、まだ妊娠して1週間程度だ。
大変になってくるのはこれからである。今のうちにできるだけ知識を蓄えておくのと同時に、知り合いに協力を頼むのも忘れない。
初めての事だらけなので、俺にできることなど限られている。
ここで親でもいたら頼りにしたいところなのだが、知らせたら知らせたで小躍りしながら世話しにやってくるに違いなかった。
かといって知らせない訳にもいかないのが難点だな。
「加奈ちゃーん♪ 赤ちゃんおめでとう~♪ ウチのバカ息子のタネが能なしなせいで遅くなっちゃってゴメンねぇ」
「ちょっと酷くないかそれ。あんたの遺伝子も半分入ってるんだぞ?」
と言うわけで実家からジェット機の如く超特急でやってきた両親に揉みくちゃハグハグの刑に処されている加奈ちゃんというカオスな状況を眺めている。
ちなみにハーレムのことは随分前に話してある。父さんは羨ましがって母さんに締め上げられていた。
母さんに至っては『
どこまでも寛容な母に感謝することしきりである。
間違っても口には出さないけどな。ぜってぇ調子に乗るし。
「ところでアンタ。結婚式はどうするつもり?」
「ああ、もう決めてあるよ。再来月の予定だったけど、加奈ちゃんのお腹が大きくなる前にしようってことで、今月末になった」
「あらいいわね。ちょうどジューンブライド。でもどこの式場もいっぱいでしょ? よく予約が取れたわね」
「知り合いに融通してもらってさ。ちょっと豪華な結婚式にしようと思ってる」
「それなら丁度良かったわ。これ、アンタに渡そうと思って持ってきたのよ」
「なんだこれ? 通帳?」
「結婚資金よ。取っておきなさい」
「いいよいいよ。金には困ってないし」
実際支店長から支社長へ昇格した事もあり、給料は数倍に跳ね上がっている。
それでなくとも加奈ちゃんの12億円というトンデモ資金がある。別段それを当てにする予定もないが、結婚式くらいは派手にやってもいいと思っている。
冴子さんも超お金持ちだし、既に複数の収入口がある。
「こういうのは親心ってもんよ。受け取ってもらわないと困るの。アンタのためじゃなくて加奈ちゃん達と将来の子ども達のために受け取っておきなさい」
「分かったよ。じゃあ有り難く受け取っておく」
「はぁ~、それにしてもアンタが現代日本でハーレムとはねぇ。お父さんに似て不器用な息子だと思ってたのに、いつの間にそんなスケコマシになったのかしら」
「だから半分はアンタの遺伝子だっての」
そうして両親襲撃というイベントを無事に通過し、来月の結婚式に再びやってくる事になった。
ちなみにお腹が大きくなって大変になり始めたら私に世話をさせろと半ば無理やり約束させられ、三ヶ月後くらいには同居することが決定している。
新婚夫婦を邪魔するほど無粋ではないから心配するなと言われたが、どこまで信用していいものやら。
◇◇◇
そんなこんなで慌ただしい日々は続いていき、結婚式の日が近づいてきた。
ただ、少々気になることもある。あの日以来、ルナちゃんがずっと眠ったまま表に出てきていないのだ。
呼びかけても返事がないらしい。消えたわけではなく、存在は感じるのに起きる事がなくなってしまった。
篠宮会長が言いかけていたことが、このことなのは間違いなかった。
だがこちらから呼びかけても返事がないのでは待つ以外の事はできない。
もどかしいがネガティブな意味ではないと信じたいところだ。
今日は式場での最終打ち合わせを予定している。
式場の規模はとてつもなく大きく、会社の同僚や学生時代の友人達を招待しての豪華なものにする予定だ。
こんな急ピッチなスケジュールなのでかなり大変だったが、周りの人に支えられてなんとかここまで来ることができた。
お色直しの回数や演出を考えたりと、本来は数ヶ月かけて準備する事を半月足らずの時間で決めなくてはならなかったのでかなり大変だった。
招待客への手紙の手配も全て終わらせ、後は式当日を待つばかりとなった。
実は同級生達から『そんな急に決まったら催し物ができないだろっ』と文句を言われ、昔の仲間達と会社の同僚達が共同で第二披露宴なる催しを開いてくれる事になった。
まあそれらは当分先になるので、俺は自分達の結婚式の準備に勤しむだけである。
めまぐるしく過ぎていく毎日。あっと言う間に結婚式当日がやってきた。
俺達の新たな門出だ。