ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
★悪意ある魔の手★
その男は克明の住んでいるアパートの隣人であった。
築年数を重ねたボロアパート。家賃が安い代わりに設備の老朽化に改修が入る事はほとんどない。
男は他人に対して友好的な性格をしているわけではない。故に隣の住人である克明とも面識こそあったが軽く挨拶を交わす程度であった。
「チッ……今日もお盛んだな」
ギシギシッと薄い壁と木造の建物が微かに揺れて音が漏れてくる。
それは数日前から頻繁に聞こえてくるようになった男女の睦み合う声と、その行為が生み出す衝撃が建物を揺らしている振動であった。
ここ最近、隣に住んでいる男に女ができたらしく激しい情熱のぶつかり合いの余波が筒抜けに聞こえてくるのである。
窓越しに盗撮でもしてやろうかと思ったが当然カーテンがピッタリと閉じて見ることはできない。
だったらせめて音だけでも盗み取ってやろうと、スマホを壁に密着させながら聞き耳を立てる。
一晩中鳴り響く女の嬌声は薄い壁を通して男の耳にしっかりと届いていた。
5年ぶりに再会した男女による情熱のぶつけ合いによって隠そうとも隠しきれない行為の音は、安アパートの建材に対して無力だった。
壁を殴りつけて行為を中断させることも可能だった。
だが握りしめた拳が壁を叩こうとした瞬間、向こう側から聞こえてくる互いの名前を呼び合う声で寸止めする。
『克明君』『加奈ちゃん』
そう呼び合う一組の男女。男の記憶の中で1つの記憶が蘇ってくる。
(そういえば……高校の時にそんなカップルがいたな……まさかな)
それは遡る事7年以上も前。同じ学年の隣のクラスに名物と言われる陰キャ同士のカップルがいると聞いたことがある。
男はその記憶を呼び起こす為に、再び壁に耳をあてて聞き耳を立てた。
(おいおいマジかよ。やっぱあの陰キャカップルじゃねぇか。しかもなんだ? 女の喘ぎ声、どっかで聞いたような)
偶然か数奇な運命か……。直接の関わり合いはなかった為に隣の住人が高校の同学年だとはお互い気が付かなかったのである。
◇◇◇
「うーす……」
「おー、お疲れ。どうしたよ、なんか疲れてね?」
「ゆうべよぉ、ウチのボロアパートの隣のヤツがやりまくってて寝られんかった」
「ぎゃははっ、なんだそりゃww」
ここはとある風俗店。お世辞にも柄のいいとは言えない男が雑多な部屋の中でタバコを吹かしていた。
清潔感の欠片もない男は、ヨレヨレのスーツを着崩して机の上にドッカリと脚を乗せる。
出勤してきた男に対して馬鹿笑いを浴びせながら手に持った紙束をペラペラとめくっていた。
「おい、なんだよその紙の束」
「おー、聞いたか? 上の人達の話」
「あ? なんだそりゃ?」
「なんでも強制捜査が入っててんやわんやなんだとよ」
「うえっ、マジかよ。ウチらもやばくね?」
「それがよ。ウチのケツ持ちの人達がパクられたと同時に、あの"ヘブンズ・ヴァルキリー"が後釜になってグループの店全部立て直すってさっきお達しがあった」
「マジで? 業界最大手じゃないか」
「そんで成績の悪い店は最悪取り潰しになって俺らも全員クビって事だ」
「マジかよ……」
「そんでな。オーナーが打ち出した方針が解体で傘下の店から逃げ出した嬢達をとっ捕まえて稼がせようとしてるんだとよ」
「なんだそりゃ……無理だろ」
「これ」
「あん?」
男の一人が取り出したのは写真付きの履歴書の束。
厳密には一般のそれとは違うが、風俗嬢の情報が書かれているという点では同じである。
「お、コイツは見たことあるぞ。有名な店の嬢ばっかりじゃねぇか」
「そうそう。リストの女共はガサ入れの混乱で逃げ出したヤツが沢山いるんだと。そう遠くには行ってないハズだから探して店に引き入れろってさ」
それは男達に賢い判断ができない故に気が付かぬ有り得ない話であった。
本来であれば彼らも組織大解体の余波を受けて取り潰しになってしかるべきである。
ヘブンズ・ヴァルキリーという業界最大手が新しい受け皿になるなど、本来は有り得ない。
「それ俺らの仕事か? そんなの無茶にもほどがあるだろ」
「文句は上の人達に言えって。こいつら普通の世界じゃ生きられない壊れもんばっかだからよ。俺らで有効活用しろってことだろ」
「狂ってるねぇ」
「まあ上も本気でできるとは思ってねぇだろうよ。組織再編成でそれどころじゃないだろうしな」
リスト眺めている男はペラペラとめくっている最中に一人の女が視界に入り、その手を止めた。
「お、こいつ」
「あん? ああ、こいつはアレだ。ちょっと前まで向かいのビルの店舗にいた【ルナ】って女だよ」
「ああ思い出した。あのブッチギリで指名率ナンバーワンの本数記録塗り替えてやめたって言うアレか?」
「そうそう。ウワサじゃ組織のボスに気に入られて愛人やってるってよ。そいつも逃げ出した女の一人だって話だ」
男達が勤務している風俗店を含め、その界隈にはその手の店がテナントとして入っているビルが乱立していた。
規制の厳しいご時世において生き残った数少ない店舗であるが、彼らの勤める店はその中でも最低に劣悪な店舗として有名だった。
「しかもだ……」
邪悪な笑みを浮かべた男はスマホを取り出し、ローカルに保管されている動画データを引っ張り出してもう一人の男に見せた。
「これ見てみ」
「あん?」
スマホを受け取った男は再生された動画を見て眉をひそめる。
『いやぁああ、あああっ、やめてっ! やめてくださいっ! いやっ、いやぁああ』
それは泣き叫ぶ女を複数の男が組み敷いている映像だった。
見せられた男は何を伝えたいのか分からず顔をしかめる。
「なんだこれ、AVか?」
「うんにゃ。ガチもんだ。ほれ、ここ見てみ。俺が映ってるだろ」
「お前男優だったんか?」
「ちげーよタコ。ガチモンだって言ったろ。なにせ昔俺らで撮った生レイプの思い出映像だからな」
「うえっ⁉ マジかよ。エグいな……あれ、ここに映ってるのってウチらのオーナーじゃね?」
「ご名答。大学の頃からつるんでてよ。ダチなんだわ」
「マジか。知らんかった」
「この女を上に売り渡した見返りにグループの店長任されたって話だ。それが今じゃ高級店の元締めってんだ。まあ俺はそのおこぼれで雇ってもらったんだがな」
「極悪で草ww 女ガチで泣き叫んでんじゃん。こんなんヌケねーわww」
「見せたの内緒な。オンナ引き渡しと同時に動画消さなきゃならない条件だったんだが」
「まあこんなん記念に残しておきたいわな」
「マジで頼むぜ。バレたらマジでぶっ殺されるだけじゃ済まねぇからネットにも上げてねぇ一点物だからな。お前も共犯ってことで」
「巻き込むんじゃねえよww」
そうは言いつつも映像を食い入るように見つめる男も最低には違いない。
ニヤついた顔でじっくりと映像を見ていると、そこで犯されている女に見覚えがあることに気が付いた。
「あれ……おいおい、コレって……」
「そこに映ってる女が誰か分かるか?」
「まさかとは思うけど、これってルナか?」
「そうそう。確か加奈子って名前だったはずだ。ウチらのリーダーやってた人のオンナが気にくわねぇからって俺らに輪姦(まわ)してハメ撮りするように仕掛けてきたんだよ」
「なにそれエッグッ。ははは、マジかよ。ルナってレイプ堕ちで風俗やってたんか」
「そこら辺は知らんけどさ。もしもコイツがルナだったら、探し出してコイツを見せればよくね?」
「どうやって探すんだよ」
「ずっと探してる彼氏がいるって話しだ。そいつを調べて見つければワンチャン見つかるかもしれねぇな」
「ほーん? もしかして、ガサの混乱に乗じて彼氏の所に逃げ込んだってことか?」
「ああ……」
そこで、後から入ってきた克明の隣人たる男が何かに気が付いて紙の束をもう一度のぞき込む。
疑問のピースが次々に枠の中に填まり込み、1つの答えへと導かれていった。
「どうした?」
「なあ、さっき輪姦(まわ)した女、なんて名前だって言った?」
「加奈子だな」
男は更に動画をじっくりと眺める。それはもうスマホに穴が空くのではないかと言わんばかりにだ。
「く……くくくくっ、ははははは」
「どうした?」
「マジかよマジかよマジかよッ。どうやら俺ら、ツイてるみたいだぜ」
「あ?」
邪悪に歪んだ笑みを浮かべる男を不気味に思いつつ、その先の言葉を聞いて同じく邪悪に笑う。
「さっき隣のカップルがうるせぇって話したじゃんよ」
「それがどうした……おいおいまさか」
「そのまさかだよ。人数集めて攫いに行こうぜ」
「くかかかっ! それマジかよッ。ヨッシャ、そんじゃあ久しぶりに大学のレイプサークルのメンバー集めっか♡」
クズ二人。
悪辣な男達の魔の手が迫る。