ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
お互いに抱き締め合ってセックスに興じること一晩。
ホテルのチェックアウトの時間がやってきた所で丁度衣服を整え終わった所だった。
「さあ、帰ろうか。新しい家にはもう入れるハズだからね」
「うん。家に着いたらご飯作るね」
「楽しみだな。体は大丈夫? 結構体力使ったよね」
「平気だよ。むしろ作らせて欲しいな。いっぱい気持ち良くしてくれたお礼したい」
「楽しみだね。そうと決まれば早速帰ろうか」
手を繋いでホテルの部屋を後にし、車に到着したところでようやく離れた。
一瞬でも離れるのが惜しく、運転中も繋いでいたいくらいだった。
「ねえ加奈ちゃん」
「なに?」
帰り道。俺達の今後について話し合おうと話題を振る。
「今日には引っ越しをすることになる。荷物は多くないから引っ越し業者に頼むのは後日でいいと思うんだ」
「うん」
「いずれ会社にも行かなくちゃならなし、新しい部屋で生活することになると思う。それでさ、一つ確認したいことがあるんだ」
「確認したいこと?」
「加奈ちゃん、やっぱり組織や風俗店の構成員が追っ手を差し向ける可能性はある?」
「ない、とは言い切れないと思う……。組織は崩壊したけど全部が全部かどうかは分からないし……私に執着してた幹部もいたから、これを機会にして狙いに来るかもしれない」
「相手も一枚岩じゃなかったってことか」
「うん。色んな組織の重役の集まりみたいな所に沢山連れて行かれたから、その中で私のことを気に入って譲って欲しいって交渉してたこともあった」
話を聞いていくと、交渉する人もいれば加奈ちゃんを奪い取ろうと刺客を差し向けたヤツもいたらしい。
そんな状態だから単なる風俗嬢の確保事案って訳にもいかなさそうだ。
やはりホテル避難の判断は間違っていない。いや、遅すぎたくらいだ。
即日入居のマンションのありがたみがよく分かる。だけどそこにいつまでもいられるかどうかも分からない以上、安息の日々はいつになったら訪れるのかと弱気になりそうだ。
だけど俺はどれだけ苦しみを背負っても加奈ちゃんを守ると決めたんだ。
「一応、組織崩壊の直前にお店は休業扱いになってたけど、それが下にまで浸透しているかどうかは分からないし……えっと、その」
「大丈夫。ちゃんと言ってくれていいよ」
「うん。一応、売り上げは上の方だったから組織の崩壊の混乱に乗じて売れっ子のキャスト……えっと、働いてる女の子の事をキャストっていうんだけど、キャストを確保するために捜し回ってる可能性はあるかもしれない」
「そうか。多分、俺のことも調べは付いてるんだよね」
「うん。時々克明君の名前を出してたから、知ってるんだと思う。だからこそ、克明君の元には帰れなかった」
確かに自分が逃げ出す事でヤクザが押しかけてくるのだとしたら、自己犠牲精神の強い加奈ちゃんは俺に迷惑を掛けない為に帰るのをためらうだろう。
それでも追い詰められていたからこそ帰ってきてくれたのだが、組織の混乱が収まったら捜索が始まってもおかしくないな。
「分かった。なら引っ越しは俺だけでやった方が良さそうだね。セキュリティの高いマンションだから安全性はそれなりだろうけど、世の中に絶対はないから油断はできない。それと、俺一人でヤクザ組織から加奈ちゃんを守り抜くのは難しいかもしれない」
「分かってる。克明君に危険が及びそうなら、直ぐに出て行くから」
「待って待って。そういうのは無しだ。そうじゃなくてさ、協力者が必要だと思うんだ」
「え、協力者?」
「ああ。実はこの5年間で、加奈ちゃんのことを打ち明けた人が一人だけいる」
正確に言うと二人なのだが、もう一人は詳しい話しはしていないので事実上一人だ。
「まずはその人に相談して協力者を募ろうと思うんだ。それだけの組織から加奈ちゃんを守り切るには司法の力が必要だ。どこまで通じるか分からないけど、俺個人だけよりはずっと良いはずだから」
「分かった。それで、その人って?」
「俺の直属の上司。ボクシングジムの先輩で井上祐太朗さんって人だ。一応、俺の勤めてる会社って世間的には一流企業だからトラブルから守ってもらえるお抱えの弁護士とかもいる。上層部に顔の利く人だから俺では思いつかない解決方法を持っているかもしれない。今夜電話してみようと思ってるんだ」
「そうなんだ。克明君がそこまで信頼してる人だから、きっと頼りになる人なんだね」
「ああ。不思議な人でさ。まるで俺が加奈ちゃんと再会することを知っていたかのように、ずっと俺のことを励まし続けてくれたんだ。必ず再会できるから、それまで自分を高め続けなさいってさ」
「凄いね。凄く不思議」
「ああ。あの人が励ましてくれたから今日まで頑張ってこられた。俺がもっとも信頼している人なんだ。きっと力になってくれると思う」
「分かった。解決するまで、私はどうしたらいいかな」
「そうだね。ヘタに動き回ると変なヤツに引っ掛かるかもしれない。しばらくは窮屈かもしれないけど部屋の中にいてくれた方がいいと思うんだ」
俺は早速井上先輩に連絡をとることにした。もともと有給の消化と称して問題が解決するまで休ませてもらっているので新しい問題が出てきた今、すぐに連絡するべきだろう。
「よし、一応アパートの様子を見に行こうか。安全そうなら生活品だけもって避難しよう」
「うん」
加奈ちゃんとそんな話をしながら自宅アパートに向かって車を走らせる。
だが間もなく到着しようかという所に差し掛かって異変に気が付いた。
俺はそのままアパートの前を通り過ぎた。加奈ちゃんも俺の空気の異変を察知したのか、咄嗟に帽子を深く被って眼鏡とマスクをかけ直す。
「克明君……」
「アパートの前に誰かいる」
ほとんど直感みたいなものだったが、アパートの前に怪しい男達がたむろしているのが見えた。
「俺達の部屋の辺りをウロウロしてる……様子がおかしい」
「克明君……」
「大丈夫。こっちに気付いた様子はなかった。やはりこのまま避難しよう。俺が戻って後から様子を見てくるから」
「で、でも……」
「遠くから様子を見るだけだから。まずは加奈ちゃんを安全な場所に送り届ける……。いや、一人にするのは不安だな……。加奈ちゃん、今から井上先輩にコンタクトを取ろうと思う。先輩に加奈ちゃんをかくまってもらおう」
「え、それは」
「大丈夫。先輩はご夫婦で奥さんもいるから男性と二人だけになることはないよ……。でも俺以外の男と同じ空間にいることになるけど……どうする? 偵察も無理にする必要は無い。時間を置いて放置するって手もある」
相手の正体は気になれど、藪をつついてヘビに噛まれても厄介ではある。
どちらが正解なのかは判断が難しい所だ。
「分かった。克明君を信じる。その人のところに連れて行ってほしい」
「ありがとう加奈ちゃん」
加奈ちゃんの了承を得た俺は、アパートから大分離れたところで井上先輩の番号をコールすることにした。