ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
◇外人かぶれのお隣の外人さんと相変わらずハイテンションな後輩◇
出会いというものは突然に起こるものである。
冴子さんとの邂逅が終わり、自分達の明日に希望を見出した翌日。
今日は週末と言うこともあって仕事をパッとこなして帰って来たい所だ。
「はい、ネクタイできたよ」
「ありがとう加奈ちゃん、行ってきます」
「いってらっしゃい……チュ♡」
いってらっしゃいのキス。まだ2日目であるが勢いが付きすぎないように注意せねば。
朝から大いに発情してしまう訳にはいかないしな。
「私は、いいよ♡」
「え、顔に出てた?」
「きゃ♡ うん、私は一番嬉しい顔♡」
「朝ご飯追加お願いしちゃうぞっ!」
「きゃあああ♡」
単純な俺の心は見透かされ、その誘惑に耐えきれる訳がなかったのである。
朝から濃厚な一発をヤッてしまった俺達は遅刻時間ギリギリまで掛かってしまい慌てて玄関を出るハメになった。
でもこれで良いと思う。先日はキスだけにして加奈ちゃんを欲情させたまんま出かけてしまったからな。
「ごめん、じゃあ行ってくるよ」
「ふにぃ……いってらっしゃい……♡」
ヘロヘロになりながらも玄関まで見送ってくれる加奈ちゃんは色っぽすぎて再び危険な気分になりそうだ。
このまま会社を休んでしまいたくなるが、一度やってしまうと限り無くなってしまいそうで流石に自重する。
しかし二人とも名残惜しさを隠しきる事ができず、泣きの1回チューで離れた。
後ろ髪を引かれる思いとは正にこのことだ。
そして加奈ちゃんに手を振りながら玄関の扉を出て、廊下を歩き出そうと振り向いた瞬間だった。
「ハァーイ、グッも~ニングッ!」
とんでもなく甲高い声の女性がキンキンに鳴り響くハイテンションな声が間近で鳴り響く。
「ワオッ! イッツァ、happy! お隣さ~んが引っ越しして来たんデスねェ! ナイストゥミーチューッ!」
「え、いやちょっとっ、あのっ、うわわっ、抱きつかないでッ⁉」
何が起こったのか一瞬分からず、胸板辺りに感じる大ボリュームに意識が持って行かれそうになった。
どうやら俺は突如出現した金髪美女に抱きつかれているらしい。
「ど、どうしたの克明く――、え、ちょ、ちょっと何してるんですかッ!」
「か、加奈ちゃん助けてッ」
「は、離れてくださいっ」
扉から飛び出してきた加奈ちゃんに助けを求め、金髪美女をなんとか引き剥がす。
なんとノーブラの美女はダボダボのTシャツに尻タブまで丸見えになっているショートパンツという痴女みたいな格好だった。シャツの裾が長すぎて下に何も履いていないように見えてしまう。
部屋着にしたってラフすぎるその格好はあまりにも目に毒だ。賢者モードじゃなかったら危なかったぜ。
モデルのように背が高く、俺の身長より少し高い。とんでもない美人だ。
お隣さんってこんな人だったのか。
この階層には俺達の部屋の他には一つしかないので、彼女がお隣さんで間違いない。
「OH、ソーリ~ッ。新婚さんでしたか。でしたら奥さんに悪いことしました。平にゴヨーシャplease」
イカンイカン。見も知らない女性にデレデレするとか不義理どころの話ではない。
「アイムソーリー、プリティGirl。心配しなくても旦那さん取ったりしないよ。ワタシはマイダーリンに首ったけダカラ、他の男性が付け入る隙間残ってないデ~スッ!」
なんだかあまりのハイテンションぶりに毒気を抜かれてしまい、その謝罪を思わず受け入れてしまう。
彼女のあまりにも屈託のない、まるで太陽みたいに眩しい笑顔には、一切の邪気が感じられない。
そんな錯覚を覚えるくらいに無邪気な笑顔を向けてくるので、怒るに怒れなかった。
「ご挨拶遅れて申し訳ありまセ~ン。ワタシ、隣に住んでるミルフィミー・アーガス、言いま~ス。ミルちゃんって呼んでくだサイ」
「い、いやその、初対面の女性なのにあだ名で呼ぶというのは……」
「ミルちゃんそういうの気にしないYOッ。ではミルフィでどうデスか?」
「そ、それなら。ミルフィさん……でよろしいでしょうか?」
「オーケーね♪ 仲良くなったらいつでも渾名ウェルカムだよっ!」
「そ、そうですか。えっと、隣に引っ越してきました志藤です」
「月宮です」
「オヤ? お二人は夫婦ではないのですか?」
「ええ。まだ籍は入れてませんが、いずれそうするつもりです」
「そうでシタか。sorry。ミルフィ早とちりだったよ。ワタシここで”さるお方”のLoverしてマ~ス。Mistressとも言うネ。でもミルフィはLoverの方が好きデス。マイダーリンがここに来るとき以外は基本的にはほとんど一人暮らしヨ。良かったらお友達になってくだサイ」
外部の人と接触するのは一定の怖さがある。
この人が組織の回し者である可能性も捨てきれないからだ。
だけどどうやらここには先に住んでいたみたいだし、こんな回りくどいことをするだろうか、という思考もある。
「(ねえ加奈ちゃん、ここでいうミストレスって……)」
「(うん、愛人って意味だと思う)」
愛人であると自ら宣言する彼女が、組織の人間の誰かのそれであるという可能性も、もちろん頭をよぎった。
警戒はするべきだ。だが、いちいち人を疑ってばかりもいられないのも事実。
「あ、克明君、時間ッ」
「やべっ。すみません、俺会社にいく時間なんで」
「イッてらシャーい♪」
「気を付けてねっ」
ウルトラハイテンションな外人お姉さんと加奈ちゃんに別れを告げ、俺は会社へと急いだ。
◇◇◇
「せんぱーい! おはっようごぜーまーす」
外人お姉さんを振り切って会社への道のりを急いでいると、これまたハイテンションな甲高い声で背中をぶっ叩いてくるアホがいた。
「痛ってぇ! お前なぁ、仮にも会社の先輩の背中を気楽にバシバシするんじゃねぇよ」
「固い事いわんでくださいよぉ。硬くするのは――」
「だから言わせねぇつってんだろうが」
「まだイッテナイじゃないですかぁ。何を想像したんですか、先輩のエッチスケッチクソビッチぃ~♪」
「誰がクソビッチだ。お前の頭の中は下ネタしかないのか……もう少し社会人としての自覚をだな……まあいい。篠崎よ」
「どうしたんですか、藪からチンポ、いや藪から棒に」
もう突っ込みを入れるのもバカ臭いので藪から出してズタズタであろうチンポネタは無視することにした。
「昨日も言ったが俺には彼女ができたんだ。今後は距離感とか気を付けてくれないと困るぞ。変な誤解を与えたくないんだよ」
「……」
「あんだよ?」
篠崎は呆けた面(ツラ)で何を言われてるのか分からないと言わんばかりに口を開けた。
そしてウンコとかチンコとか言うのが笑えてしょうがない子供みたいにゲラゲラと笑い始めやがる。
「あっははははっ! 今更ウチと先輩が色気のある関係になんてなるわけねーじゃねーですかっ。そういうの自意識過剰って言うんですよ?」
「あーそーかい。そりゃ悪かったな。ったく……」
「まーアレですよ。先輩の苦労を間近で見てきたウチとしては、ようやく先輩がウチから卒業してくれて一安心というか」
「もう好きにしてくれ……」
「あ、そうそう先輩。あそこ見てくださいよ」
「あ?」
「あそこアソコ」
あそこあそこ言うからスカートでもまくって「あそこ」を眺めてやろうかと思ったが、流石にそこまで悪ノリする勇気は無い。普通に社会犯罪である。
うるせーことこの上ないがしつこく袖を引っ張るので渋々指さす方向を見やると、小さな雑居ビルの一角が見えた。
「なんだ?」
「あのビルの地下にですね、ウチのオススメのお店があるんですよ」
そこには小さな看板に『シルキィ・ミルク』と書かれた店があった。
あれ? シルキィ・ミルクって最近どこかで聞いたような?
「何の店だ?」
「いわゆる大人のおもちゃ屋さんッスね」
「なんてものを紹介するんだ朝っぱらから」
「でも童貞の先輩じゃテクニックなんてたかが知れてるでしょ。おもちゃの力は偉大ですよぉ」
「余計なお世話だ。誰が童貞だ誰が。彼女いるつっただろうが」
こいつと話してると無条件で疲労がたまっていくな。
しかし、アダルトショップか。確かに道具を使ったエッチもしなければと思っていた所だ。
上書きに必要なバイブとか縄とか、あとはコスプレ衣装なんかも買うって話になっていたからな。
いずれ寄ってみるか。加奈ちゃんが出かける事ができない以上は通販で買うか俺が現地に出向くしかない。
追っ手の問題も無視できないが、加奈ちゃん自身の上書きも後回しにできない課題の1つだ。
そんな思考をしながら、なおも下ネタを振り続ける後輩を無視して遅刻ギリギリの会社ゲートを通るのだった。