ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
キャラの濃い店長のいるアダルトショップ『シルキィ・ミルク』で買い物を終え、俺達は帰宅の為に車を置いている駐車場へと向かいながら歩いていた。
「ローターとか大丈夫だったの?」
「うん……これも、いつかお願いしたい奴だから」
「なるほど」
その際にいくつかの衣装と、大人の玩具を数点購入しているのだ。
使い方はあまり分かってないが、とりあえず気持ちよくするための道具だと考えるならそれほど難しく考えなくても大丈夫だろう。
子宮マッサージの時に利用するために電マも一つ購入している。
しっかりとやり方を復習してから臨むとしよう。
そんな会話をしながら歩いて居ると……
「あれ? もしかして、志藤か?」
「ホントだ。志藤じゃん、久しぶりだなぁ」
「ん?」
不意に後ろから聞き覚えのある声がした。
「お、おぉ、久しぶり」
それは俺達の高校からの同級生達であった。
三年生の時に同じクラスだった奴らで、加奈ちゃんとも顔見知りだ。
「おわぁ~志藤、お前めっちゃムキムキになったなぁ」
確かにヒョロガリだった頃の俺しか知らない筈の彼らだ。
よく気が付いたものである。しかも変装してるのに。
いや待てよ。よく考えたらキャップ帽とマスクを被ると陰キャ時代の俺の雰囲気に近くなるかもしれないな。それで気が付いたのか。
「よく俺だって分かったね」
「そりゃ高校時代の友を見間違えるものかよ」
こいつらは陰キャだった俺の数少ない友人。
あまり友達のいなかった俺と対等に接してくれた奴らなので、大学行ってもしばらく連絡だけは取り合っていた。
加奈ちゃんのことがあってそっちに集中していたので徐々に疎遠になってしまったが、今でもこうして偶然見かけた俺に声をかけてくれたのが嬉しくなる。
「っと、なんだよ彼女連れか?」
「せっかくのデートなのに邪魔してわるいな」
だが加奈ちゃんの事を考えるとあまり呑気に話してもいられないな。
彼ら自身に罪はないのだが、如何せんタイミングが非常に悪い。
「悪いな。そういう訳だからまた今度でいいか?」
「あははは、ツレねぇな」
「どうも初めましてぇ彼女さん」
「すいませんね。俺達高校の同級生なんだよ。すぐに退散しますから」
「えっと……」
こいつら陰キャだったのにナンパ野郎に変貌したのか?
随分とノリが軽いではないか。
対人恐怖症の加奈ちゃんには元クラスメイトとはいえ、男性と至近距離でしゃべらせる訳にはいかない。
「顔隠れてるけど、多分すっごい美人ですよね」
「いやぁ、こいつが羨ましいなぁ」
どうやら加奈ちゃんだと気が付いていないらしい。
それならそれで丁度良い。加奈ちゃんの精神状態を考えると、旧友とは言え男と接するのは良くないかもしれない。
だが遠慮の無い奴らは俺の肩を掴んで引っ張り内緒話をするように顔を寄せる。
「(おい志藤ッ、お前いつのまにこんな爆乳美人の彼女作ったんだよっ!?」
「(月宮さんはどうしたっ!?)」
「いや、だからさ……」
全然気が付いていないらしい。
やはり顔をマスクで隠していても加奈ちゃんの美貌とスタイルの良さは隠し切れていないのだろうか。
その会話は加奈ちゃんにも聞こえているのか、苦笑しているように目尻が下がっている
まあでもそれはそうかもしれない。再会したとき、俺ですら本当に加奈ちゃんなのか確信が持てなかったくらいだ。
こんなにも綺麗になった加奈ちゃんの正体を知ったとき、どんな顔をするのだろうか。
だが一刻も早くここを離れたい俺に対して彼らはグイグイとデリカシーなく加奈ちゃんに話しかける。
「いやぁ、すいませんね。もう退散しますからっ」
だったら早う行けってんだ。
繰り返すがこいつら自身に罪があるわけではないし、別に陽キャに転身したからといって苦言を呈したいわけではない。
タイミングが悪いというだけなのだ。
「う、うん。大丈夫だよ武田君」
「え? なんで俺の名前知ってるの?」
「え?」
二人ともが不思議そうな顔で加奈ちゃんを見つめる。
まあ気が付かないだろうな。
高校の時の彼女は今とは全然違う感じだったし。
俺としては早くこの場を離れたかったがあまり強引にやると怪しまれるかもしれない。
「武田君に、成田君だよね」
だが加奈ちゃんは自ら彼らに話しかけることにしたらしい。
マスクを取り払って二人に顔を見せる。
「え? え? 俺達どこかであったっけ?」
「そういえばどこかで見た事があるような……?」
二人が彼女の顔をマジマジと見つめると、その表情がみるみるうちに驚愕に染められていく。
「ぇ……ま、まさか、ぁ、ああっ!! まさかっ!」
「もしかして、月宮さん!?」
「う、うん、久しぶり……」
「うわぁ、マジかッ、お前らまだ付き合ってたのかよ」
「っていうか、よく見たら確かに面影があるな」
「本人なんだから面影もへったくれもないだろ」
加奈ちゃんの方から歩み寄ったこともあり、男性を見てパニックにならないか不安だったがそれも心配なさそうだ。
「お、おう……なんというか」
「き、綺麗に、なったよね」
「いや、これは……月宮さん変わりすぎでしょ」
「やべぇ、ごめん全然気が付かなかった」
加奈ちゃんと元同級生は学生時代に戻ったかのように普通の会話をしている。
どうやら杞憂だったらしい。
神経が張っていた緊張がほぐれ、俺の精神は一気に脱力して安堵の溜息を漏らす。
「あはは、ありがとう。二人とも元気そうでよかったよ」
「なんだよ志藤、結婚したなら式に呼んでくれてもよかったじゃないか」
「いや、まだ結婚はしてないんだよ」
「あれ、そうなのか。でも付き合って随分経つだろ?」
「まぁ、色々あってまだなんだけど、ちゃんとそれについては真剣に考えてるよ」
「なんだよ惚気やがって。相変わらずおしどり夫婦だな二人とも。俺なんてずっと彼女もできないでこの年になっちまったんだぞ」
「俺は先月寝取られた……」
それはなんというか、あまり他人ごとではないように思えてしまう。
「月宮さん、誰かいい人紹介してくれよぉ」
「あはは、私もあんまり友達いなくて」
そんな会話をしていると、加奈ちゃんの方も笑顔が多くなってくる。
良かった。本当に普通の会話ができているみたいだ。
「くぅう、しかし、月宮さんがこんなに綺麗になるんなら高校の時にアタックしておけばよかったっ」
「今からでも俺と付き合わない?」
「お前らだいぶ失礼だな」
「あはは、私は克明君一筋だから無理だね」
「「うらやまっ!!」」
加奈ちゃんの方から歩み寄ったこともあり、二人と少しのあいだ昔話に花を咲かせた。
対人恐怖症を発症するかと思われたが、その心配もなさそうで、こうしてみていると本当に普通の日常会話に花を咲かせる余裕を取り戻せているように思えてくる。
だがしばらくすると、加奈ちゃんの様子が少しずつ変わってきていることに気が付く。
少し嫌な感じがしたので話を切り上げて離れることにした。
「っと、悪い。そろそろ行かないと。すまんな二人とも。また連絡するわ」
「おお、邪魔して悪かったな」
「式には呼んでくれよな」
二人に別れを告げ、加奈ちゃんを連れてその場を離れる。
「加奈ちゃん、大丈夫だった」
「うん……ありがとう。知ってる人だったし、克明君と仲のいい人だって分かってるから、ある程度平気だった」
「やっぱり至近距離で男と話すの、辛いだろ?」
「ううん。平気だよ。私も少しずつ慣れていかないといけないって思ってるから」
「克服しようと頑張ったんだね。凄いよ加奈ちゃん。でもあんまり無理はしないで。ゆっくりで良いんだからね」
「うん……ごめんね、迷惑かけて」
「迷惑な筈ないだろ。本当に凄い。よく頑張ったね」
加奈ちゃんは、そんな自分を少しでも克服しようと頑張っているのだ。
背中をさすりながらひたすらに称賛を送り、加奈ちゃんの健闘をたたえた。
「……ちょっと、まだダメかも……克明君、お願いしていい?」
「ああ。早く家に帰ろう」
細かく震える加奈ちゃんの肩を抱いて、俺達はマンションへと足早に帰宅した。