ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
浴室で濃厚なマットプレイを終え、ベッドへと戻った俺達はバスローブを羽織って抱き締め合いながら横になった。
「ふはぁ……流石にちょっと休憩しよう……」
「ありがとう克明君……いっぱい気持ちよくしてくれて」
「いやいや、それはこっちも同じだよ。気持ちは晴れたかい?」
「うん、もう大丈夫。ねえ、時々またお願いしてもいい?」
「もちろん良いさ。加奈ちゃんの為ならいつでも受け付けてるよ」
「ありがとう」
キュルルルル……
「お腹空いた?」
ベッドでマッタリしていると、加奈ちゃんのお腹が可愛く空腹を訴えている。
「あう……恥ずかしいから聞いちゃヤダ」
「でも結構自己主張激しかったしなぁ」
「もう、イジワル……」
「はは。何か食べようか」
映画館から数えてかなりの連戦をこなしたので空腹感が強くなってきた。
「ラブホの食事メニューって言うのもかなり充実してるんだな」
「ホント。どれも美味しそうだね」
モニターのリモコンを弄ってフードメニューを開くと、チャーハン、ラーメン、パスタにおにぎりなんかの軽食メニューがかなり充実していることが分かる。
それだけでなく、ハンバーグやチキン南蛮定食、ステーキや海鮮丼なんかの本格的なメニューも相当に豊富なラインナップをそろえていた。
「へぇ、これは凄いな」
「あ、このシチューセット美味しそう」
「いいね。俺は結構ガッツリ食べておきたいな」
「お夕飯はここで済ませちゃおうか」
「そうだね。それじゃあ……」
俺達はそれぞれ気になってメニューを注文していく。
俺はハンバーグ定食。加奈ちゃんはシチューとサラダのセットだ。
待っている間に先に到着したドリンクで喉を潤しながら二人でおしゃべりを楽しんだ。
「来週のクリスマスイブだけどさ、ケーキ予約してあるから家でパーティーしようか」
「うんっ。じゃあ私、腕によりをかけてご馳走作るねっ!」
「それは楽しみだね。仕事もサクッと終わらせよう」
「最近は凄く忙しいよね」
「まぁね。この時期はみんなクリスマスイブに素早く帰る為に頑張ってる時期だからさ。うちの部長も奥さんの為に張り切ってるみたいだ」
「井上さん……不思議な人だよね」
「そう。不思議な人でさ。まるで俺が加奈ちゃんと再会出来ることを知っていたみたいに確信深く励ましてくれたんだ」
「不思議な人か……香澄さん達に、また会いたいな」
「そうだね。ホームパーティーするって話してたもんね。実はさ、加奈ちゃんに先輩を引き合わせるの、ちょっと不安だったんだ」
「それって、私が心変わりしちゃうかもってこと?」
「いやぁ、流石にそこまでは行かないけど、少しでも心奪われたら嫉妬しちゃいそうだなぁってさ」
「ふふ、克明君独占欲強いもんね」
「まぁね。自信も無かったから……加奈ちゃんがいつ他の男に心変わりしちゃうんじゃないかって、ずっと不安だったなぁ」
「それは私も同じ。優しい克明君を好きになる女の子は、きっと他にもいるだろうから、フラれちゃうのが怖かったよ」
「やっぱり俺達って似たもの同士だね」
「そうだね。だから、克明君に振られないように頑張る」
「俺も。加奈ちゃんにいつまでも恋してて欲しいから頑張らないとね」
二人笑い合って、そんな話をしながら食事が届くのを待つ。
話題はクリスマスから年末年始に移っていった。
「そうだ。年末なんだけどさ、来週には長期連休に入るから、ちょっとした旅行でもしてみようか。この時期じゃどこも混んでるだろうし、予約もしてないから近場になるだろうけど」
「ホントに? 嬉しいな。あんまり無理しないでね。ここ最近お金沢山使ってる気がするし」
「心配しなくても実は貯金はほとんど減ってないよ。全部給料の範囲内だ」
「そうなの? 私のためにいっぱいしてくれるのは嬉しいけど、あんまり無理はしないでね」
「大丈夫。ちゃんとお金は計算しながら使ってるから心配しないで」
「うん、ありがとう。えへへ、やっぱり克明君って頼りになるね……。ホントに、幸せだなぁ」
前にも言ったが、幸いにしてうちの会社は新卒からなかなかの初任給を誇っており、俺も数年のキャリアを積んで毎年昇給させてもらっている。
貯蓄もまだまだ残っているし、ボーナスも支給されたばかりだ。
子宮の治療の事もあるから無駄遣いはできないけど、加奈ちゃんとの再会を楽しむための資金ならまだまだ余裕がある。
加奈ちゃんとは、治療に関しては決して無理はしないで欲しいと懇願された。
自分のために身を粉にして働く必要は無い。そんな焦燥感に駆られて働かないで欲しい。
そのように訴える。その心情を思うと悲痛な叫びが心に染みてくるようだが、気持ちも理解できるので今は二人の時間を楽しむための使い方を優先することにしている。
「幸せぇ……」
甘えた声を出す加奈ちゃんが可愛くなり、思わずネコのように顎をこちょこちょしてみる。
「ふみゅ……克明君」
スリスリと甘えてくる加奈ちゃんのドリンクを手に取って口に含み、顎を摘まんで少し引き寄せる。
「ぁ……ん、んくっ……んふぅ」
赤らんだ頬に手を添えて口づけを交わし、グラスを煽って口に含んだオレンジジュースを彼女の口内に流し込む。
コクッ……コクッ……と小さく喉を鳴らし、ウットリと表情を緩ませてしなだれ掛かってくる。
「ふわぁ……♡ しあわしぇ……」
二人でソファに座ってくっ付きながらマッタリしていると、丁度良く食事が届くチャイムが鳴る。
最近のラブホは食事メニューもしっかりとしているようで、安っぽいジャンクフードめいたものではなく、普通にお店の食事メニューと遜色ないレベルのクオリティだった。
「美味しい♪ 本格的な味だね」
「これは当たりだね。今度からラブホはここにしようか」
「そうだね」
思った以上に美味しかったメニューを平らげ、時間いっぱいまでイチャイチャしながら会話に花を咲かせ、ホテルを後にした。
◇◇◇
ホテルの出入り口から歩いて家に向かおうと外に差し掛かった時、思いがけない人物とバッタリ会うことになった。
「だから人違いだって言ってるじゃないッスかっ!」
「嘘つくなよっ! お前サラちゃんだろっ! 髪型変えたって分かるんだよっ!」
「離してくださいってばっ! もうっ! 今はそういう事してないんッス、分かってくださいよっ」
何やら男女のもめ事らしき言い争いが聞こえてくる。
無用なトラブルに首を突っ込むと碌な事にならないので迂回して行きたいのだが、出口から帰り道に出るにはここを真っ直ぐいくしかない。
いつもの俺なら多分助けに入る事にあまり躊躇しないのだが、今は加奈ちゃんを連れているので無用なトラブルは避けたい。
「咲良ちゃん……? あれ咲良ちゃんだっ」
「え?」
だが意外な所からよく知る名前が飛び出して思わず加奈ちゃんの方を見る。
その視線はトラブルを起こしている二人組に注がれており、片方の女が俺のよく知っている人物だった事に驚かざるを得なかった。
「なッ、し、篠崎……? 何やってるんだアイツ……っていうか加奈ちゃん、篠崎の事知ってるのか?」
「う、うん、お願い克明君、助けてあげて。私は大丈夫だから」
「分かった。側を離れないでね」
「分かってる」
加奈ちゃんを側に置きつつ篠崎と言い争っている男に割って入る。
どういう状況下にあるのか分かりにくいが、聞く限りで痴話ゲンカではなさそうだ。
「ストップストップ。無理やりはよくないよおじさん」
「は? なにオタク?」
「見てて痛々しいよアンタ。嫌がってる時点で脈なしって気付こうかっ、おおん?」
「ひっ、く、クソッ!」
幸いにして少し凄んだら素直に引き下がってくれた。
走って逃げるサラリーマンを見送り、改めて篠崎の方へと向き直る。
「篠崎……」
「ルナさんっ! やっと会えたっすっ! 会いたかったっすっ」
「咲良ちゃんっ」
篠崎は泣きながら加奈ちゃんに抱きついていた。
訳の分からない状況ではあったが、文句を言ってもいい雰囲気ではなかったので喉まで出かかった言葉を飲み込む。
どういう訳か加奈ちゃんと篠崎は知り合いだったらしい。
「ともかく話を聞こう……あれ? ここってもしかして」
詳しい事情を聞くため、ともかく近くの店に入る事にした。
そして俺達は偶然にも目の前にあった個室付きレストラン【シルキィ・ミルク】の扉を開けるのだった。