恥辱の大悪魔フェイスレス、凌辱の限りを尽くす 作:想いの力のその先へ
先ほどまでマリスへのお仕置き、というか痴態を見ていたフェイスレスとアイーダ。ふたりの間に痛々しいまでの沈黙が落ちていた。
「なぁ……、アイーダ」
「………………なに?」
「あれは……、彼女は大丈夫なのか?」
言葉には出していないが、言外に頭は。という意味で問いかけているフェイスレス。
そんなフェイスレスに、アイーダは、つぃ、と視線をそらすことで答えとした。彼女としてもマリスの性癖、というか願望は知らなかった……。否、知らないでいたかった類いのものであった。
それどころか、アイーダもまたマリスに親身になって接してもらっていたわけだが、もしかして、あたしもそういう対象だったりする? と、疑心暗鬼になってすらいた。
とにもかくにも、これでレジーナとマリスの確認は終わったわけで、残るはメリッサだけ、なのだが……。
「あの娘は、さすがに大丈夫、だよね……?」
正直、確認するのが怖くなってきていた。なにしろ、レジーナの場合は、責め苦の激しさは置いておくとして、自身に擬態したモンスターにひたすら責められて悦ぶ変態だったし、マリスに至ってはモンスター相手にまでお姉ちゃんを自称し、本人がイき地獄にさらされても授乳をやめない覚悟、というよりキチガイっぷり。
これらの行動を見せられると、メリッサもまた、何らかの性癖を発露させているのでは? という、恐怖を払拭できるわけもなかった。
しかし、万が一。億が一、ということもある。……そんな考えに至るほどアイーダの仲間たちに対する信頼は地に堕ちていたが、それはともかくとして。
「うん、大丈夫。…………きっと、大丈夫」
そう、自身に言い聞かせるアイーダ。そんな彼女の前に、最後のひとり。メリッサ・マディソンの様子が映し出されるのだった。
映し出されたメリッサ。彼女もまた、やはり、というべきか。異様な光景だった。ただ、いままでのふたり。レジーナとマリス、彼女らとはまた別の意味で、であったが……。
というのも、まずメリッサの周りには逃げ場がないように触手の群れが取り囲んでいた。……のだが、どういうわけか、触手たちはメリッサを襲っていない。
これだけなら、お楽しみが終わり、休憩中なのかもしれない、と考えられるのだが、それにしてはメリッサの身体は身綺麗すぎた。
とはいえ、先のふたり同様破損した鎧は剥ぎ取られており、またインナーや下着も脱がされていて、生まれたままの姿をさらしていた。
彼女は先のふたりとは違い、どちらかと言えばスレンダーな体型で背も高く、モデルとして人気が出そうな美しさがあった。
そんな彼女であったが、いまは膝を抱え、俯いた状態で座っていて、その表情は確認できない。また、気にする余裕もないのか、抱えた膝をハの字に開いており、合間から股間。すこし湿っているおまんこがぱく、ぱく、と開いたり閉じたりしているのが見て取れた。
そんな彼女であるが、よくよく耳をこらすとメリッサが涙声で呟いているのが聞こえた。
「あぁ……。ごめん、なさい……。隊長ぉ……」
……おそらく、アイーダから引き剥がされたのちに正気を取り戻したのだろう。彼女は自身がアイーダに何をしたか、完全に理解していた。そして、それが本来許されざることであることも……。
だが、今回の場合、そのメリッサの良心の呵責、というべきものが彼女自身の身を、凌辱という魔の手から救っていた。
そも、今回フェイスレスがそれぞれの女騎士を隔離したモンスターに与えた命令は、情報提供を行った女騎士。アイーダ・フォードを辱しめた裏切り者の騎士たちへのお仕置き、ならびに調教だった。
もっとも、これはほぼ単なる大義名分。意味はあってないに等しいのだが、今回。レジーナ、マリスはともかく、メリッサだけは反省の色が見えていた。で、あるならば彼女だけはお仕置き、という大義名分から外れてしまうのだ。たとえ、それがお為ごかしであろうとも。
そも、フェイスレスは名目上――ここに現れる以前の記憶がないにしても――魔族、悪魔である。そして悪魔は盟約、契約を重んじる存在である。
それはフェイスレスだからではない。悪魔を悪魔足らしめるもの。いわばアイデンティティーだ。その悪魔であるフェイスレス。さらにその部下たちは一度交わした契約は何があろうと履行しなければならない。もし、勝手に反故しようものなら、フェイスレス、という存在自体が最悪消滅、良くて弱体化を余儀なくされる。
さすがにフェイスレス自身も、彼を主と仰ぐモンスターたちもそのような結末は遠慮したい。その結果が、メリッサを取り囲む触手たちであり、彼らの困惑した雰囲気の原因だった。
その事を、フェイスレスはアイーダに説明した。すると、アイーダの顔は希望の灯火を見たかのごとく、ぱぁ、と明るくなっていた。
なにしろ、レジーナ、マリスと続いていたのだ。メリッサだってどんな酷いことになっているのか分かったものではなかった。が、フタを開けてみればこの状況だ。
良――くはないのだが、それでも間だ比較的、常識のある仲間がひとりでも残ってくれていたのは僥倖、という他ない。
正直、あのふたりだけでもお腹いっぱいなのに、メリッサまでそうだったのなら、アイーダは仮にフェイスレスが解放してくれたとして、彼女らをいままで通り率いる自信はまったくなかった。
そういうことでホッとしていたアイーダ。が、そのとき、ふと思い付く。もしかして、いまならお願いしても大丈夫なんじゃないか、と。すなわち、仲間をメリッサを助ける――ことはできなかったにしても、こちらへ連れてくる。一緒にいることぐらいはできるんじゃないか、と。
「ねぇ、フェイスレス?」
「ん、なんだ……?」
「あの娘を解放するってこと、できる?」
「ふむ……」
アイーダに問われて、考える素振りを見せる。もっとも、実際には考えるまでもない。契約、という観点で見ればメリッサを解放することはなにも問題ない。むしろ、アイーダの情報提供の報酬と考えれば、どちらかと言えば推奨すべきだろう。しかし――。
「できることはできる――」
「ほんとっ!」
フェイスレスが答えている途中にも関わらず、喜色満面の笑顔を見せる。だが、それは早とちりというもの。フェイスレスは落ち着かせるように続きを話す。
「話しは最後まで聞けっ! ……いいな? 確かに解放すること自体、問題ない。しかし、いま解放するのは悪手だ」
「えっ、どうして……?」
「考えてもみろ、いま、彼女。メリッサはどう見ても精神を病んでるだろう。その状態で解放されても……」
あえてアイーダに解放したその後のことを想像させるため、言いよどむフェイスレス。それでようやく彼女もどうなるか、という想像を働かせ始めた。
――他の仲間、隊長であるアイーダも囚われているにも関わらず、ただひとり解放されたメリッサ。
――しかも、解放される前に他の仲間たちとともに隊長であるアイーダを精神的に追い詰める行為をしていた。にも関わらず、解放されたのはアイーダではなく、メリッサひとり。
――なぜ、アイーダではなく、メリッサが解放されたのか。
――利用価値がなくなった。隊長に見限られた。もう必要ない、と思われた。
――当然だ。隊長を、仲間を裏切る騎士など必要とされる方がどうかしてる。
――そうやって、自ら思考のるつぼに嵌まり、自棄となったメリッサは自身という騎士を殺すため、辱しめるためにあらゆる男に身体を差し出し、股を開いて、最後には……。
「うぐっ……。う、ぇぇ……」
そこまで――メリッサの末路まで想像したアイーダ。彼女はその悲惨さに吐き気を催していた。無論、それはあくまで想像でしかない。しかし、確実に訪れないか、と問われるとハッキリ断言できなかった。
「それで? 本当に彼女を解放して欲しいのか?」
ふたたびフェイスレスの問いかけ。それにアイーダは首を横にぶんぶん、と勢いよく振って否定する。さすがに仲間がそんな悲惨な末路をたどる選択肢。しかも己の選択が部下を追いやる、などという結末はごめん被りたかった。
動揺で瞳が大きく揺れ動くアイーダ。だが、それでもなんとか冷静であろうとする彼女は、もともと考えていたもうひとつの選択肢をフェイスレスへ提示する。
「な、ならさ。あの娘、メリッサをこちらに連れてくる、ってこと、できるかな? ほら、あたし。あの娘がしたことについて、気にしてないし。その事を伝えたいし、さ」
あせあせ、わたわた、と小動物じみた動きで説明するアイーダ。彼女の愛くるしい動きに笑いが込み上がるフェイスレスは、なんとかこらえながら、大丈夫だということを伝えた。
「……くっ。そ、その程度なら問題ない。あいつらも困っているようだし、すぐ連れてくるよう手配しよう」
フェイスレスが告げると同時に、映像に映る触手たちがメリッサを拘束し始める。その触手たちからは、どこかホッとしたような雰囲気が感じられる。ようやく解放される、と安心したのだろう。
しかし、その触手たちの雰囲気はすぐに困惑へ取って変わられる。拘束されたメリッサが笑みを浮かべているのだ。陰湿な、暗い笑みを。
なぜ、彼女がそんな笑みを浮かべたのか。それは、彼女が触手たちに犯されることを、しかも、これ以上ないくらいに無慈悲に、無様になるほどぐちゃぐちゃになるように犯されるのを望んでいたからだ。
別にメリッサが望んだのは、被虐趣味に目覚めたとか、そういうわけじゃない。単純に彼女自身が、アイーダに許されざることをした贖罪として、アイーダと同等、いやそれ以上にめちゃくちゃにされることを望んでいた。だからこそ、メリッサは触手に拘束されて笑みを浮かべたのだ。もっとも、彼女の望みが叶うことはないのだが……。
触手に拘束されたあと、犯されるでもなく、胴上げされるように移動させられ、メリッサは困惑するとともに訝しんでいた。
「ちょっと、あなたたち……」
メリッサを上に掲げて、えっほ、えっほ、とでもいうように移動している触手たち。
その時点で、既に触手がこちらを犯すつもりがない、というのは理解できた。しかし――。
「……本当にどういうこと? というか、わたしを嬲るつもりがないんなら離しなさいよ……!」
拘束されるのに抵抗しなかったのはあくまで自主的に辱しめを受けるため。まかり間違っても荷物扱いされるためじゃない。そして、そんな状況が続くならメリッサが抵抗し始めるのは当然の帰結だった。
ぎし、ぎし、と身体を軋ませながら抵抗を続けるメリッサ。触手たちも触手たちで、まさか逃がすわけにもいかずぎりぎり、と柔肌を締め付け、拘束を強める。
「ぐ、うぅ……」
触手が締め付けてきた痛みでうめくメリッサ。痛みで彼女の抵抗が弱まったのを好機と見た触手たちは移動速度を早め、目的地であるフェイスレスたちのもとへ急ぐのだった。
その後、ほどなく目的地へ到着した触手たちは部屋に入るなり、メリッサをぺい、と投げる。そして一仕事終えた、とばかりに額の汗を――そもそも、触手の額とは……? ――拭く仕草をして部屋を出ていく。
これにはさしものフェイスレスも驚いていた。まさかメリッサがぞんざいに扱われるのもそうだし、意外とコミカルな動きをする触手たちにも、だ。
「……えっと?」
そして、アイーダもまた、なんというかコメントに困る景色に困惑していた。が、それはそれとして。いくら触手にぞんざいに扱われても、コミカルな登場をしたとしても彼女。メリッサ・マディソンは大切な部下である。そして、今後フォード隊で唯一、心の清涼剤になるかもしれない娘である。こんなことで失って――さすがにないと思うが――いけない人財だ。主に、アイーダの精神安定的な意味で。
「……大丈夫? メリッサ、あたしが分かる?」
「隊、長…………?」
触手によく分からない扱いされ、解放されたと思ったら、そこには敬愛するアイーダがいた。
メリッサも少しは驚いていたが、それ以上に喜びが勝っていた。
「良かった、無事――」
そこでメリッサの言葉が途切れる。そして、ほんのり頬が赤く染まる。頂点がぴん、と勃った形の良い、丸みを帯びたおっぱい。きゅ、と引き締まり、うっすらと割れている腹部周り。すらり、と伸びた美脚。そして、その付け根にはぷっくり、と膨らんで自己主張する陰核と、僅かに桜色に染まり、ほんの少し、華開いているおまんこ。有り体にいえば、全裸のアイーダがそこにいた。
「な、何て格好――」
――しているんですか?! と叫びそうになったメリッサ。しかし、よくよく考えれば自らもまた、同じような格好で――辱しめを受けなかったとはいえ――触手たちに囲まれていたのだ。そう考えるとなにもおかしくなかった。
だが、そういう格好ということは、させた者がいる、ということ。そしてこの場で、触手に、モンスターに命令できるということは――。
「フェイス、レス――――!」
素早く辺りを見渡したメリッサは奥で寛いでいた全身黒色の悪魔、フェイスレスを見つけ怨嗟の声をあげ、襲いかかろうとする。
たとえ武器も、着衣もなくても彼女は騎士である。武器を失った時のため、徒手空拳の心得もある。しかし――。
「ちょ、ちょっと待ったぁ――!」
「ひ、ぁ……ん!」
さすがにそういう暴挙に出ると思っていなかったアイーダは慌てて後ろから抱き締めるように止めに掛かった。だが偶然、後ろから抱き締める形になったアイーダの指がメリッサの慎ましやかなおっぱいを掴み――しかも、人差し指と中指はぷり、と勃った乳首をくり、とつねる。また、反対側の腕は彼女のお腹。ほどよく鍛えられた腹筋を押す。……ちょうど、子宮をお腹の上から刺激するような形で。
そもそもフェイスレスに欲望を肥大化させられアイーダを襲う前の時点で、触手やダンジョンの罠。モンスターなど相手にさんざん身体を開発されていた。そんな彼女からすると、アイーダから与えられた悦楽だけで充分すぎるほどであり、実際フェイスレスを殴ろうとしていたはずの力は完全に霧散し、立つことすらままならなくなった身体はもんどり打って倒れる。しかも――。
「う、むぅ……!」
「むぅ……んんっ!」
メリッサは倒れるときに仰向けになり、さらにアイーダが押し倒すように覆い被さったことで偶然にもお互いの唇が接触。さらにはお互いの胸も当たり、乳首が擦れ、ぐにゅり、と押し潰す。しかも、それだけでは終わらず、メリッサの片膝が曲がった状態で倒れ、そこへアイーダの股が誘い込まれるように接触。結果、ぐり、と陰核。クリトリスが刺激され腰がぷるぷる震え、涙目になるアイーダ。乳首とクリトリスへの刺激で軽く絶頂してしまっていた。
その事に驚いたメリッサは、早くこの場から動かないと、と焦る。が、それが立てている膝に余計な動きを与えてしまい――。
「ん、ぃぃぃ……!」
さらに刺激を与える結果となってしまい、またもやアイーダは絶頂。ちょろろ、と潮を流す羽目になってしまっていた。
そんなふたりの痴態を見たフェイスレスは呆れたように頭を抱えるのだった。