魔力ゼロだからと追放されて死んだら、オレの中の魔王が目覚めて犯りたい放題しやがる(改題) 作:遊野優矢
ラーバはハイオルムに優しくキスをした。
いくら魔力で柔らかさを再現しているとしても、表面の触感は全く異なる。
乾いているでもなく、濡れているでもなく、実際の物質では例えられない感触だ。
ハイオルムのモノを取り出したラーバは、それを口に含み、激しく吸い上げながら頭を前後に動かす。
唾液によるぬめりなどはない。
しかし、口の中で舌が長く伸び、からみつくようにしてしごいてくる。
「くっ……どこでこんなテクニックを……」
ハイオルムをして、思わず声が漏れる。
「ずっと暇だったから、妄想しながら練習してたの」
長い舌がハイオルムのモノをぐるぐる巻きにし、締め付けながら前後に動く。
「くっ……一度出すぞ……」
ハイオルムはラーバの口に体液を思い切り迸らせた。
「ん……んん……なんて濃厚なの……」
体液は透けるラーバの喉、そして胃へと流れていき、全身へと溶けていく。
「あ……あぁ……んんん……」
快感に見をくねらせるラーバの全身がぼんやりと輝く。
「なにこれぇ……き、気持ちいい……」
「肉体を持たぬからこそ、我の魔力が直接作用するようだな」
「も、もっとほし――」
ラーバが体をビクンと震わせ、硬直した。
虚空を見つめたまま動かない。
「私……この宿で……殺された……?」
「何か思い出したのか?」
「わからない……でも、見えたの。私がこの宿で男たちに殺されたところが……」
「我の魔力に反応したか」
「だったらお願い! もっともっと私に注いで! めちゃくちゃにして!」
ラーバは必死の表情で訴える。
「もとよりそのつもりだっただろう?」
ハイオルムはラーバの頭を優しく撫でる。
「ふぅ……そぬね。そうだったわ。せっかくだもの、愉しみましょう?」
ラーバがハイオルムにまたがり、自分の中にハイオルムのモノを導く。
「ん……あぁ……。何度も自分で慰めようしたけれど、上手くいかなかった……この体で感じられたの……初めて……うれしぃ……」
ラーバがハイオルムに激しく口づけをする。
「ん……ふ……あ……」
ハイオルムが下から突き上げるたび、ラーバの口から熱い吐息が漏れる。
もちろん、幽霊が呼吸をするわけもないのだが、空気の流れができている。
二人の結合部からぐちゅぐちゅと音が響く。
ハイオルムが魔術で水分を生成しているのだ。
粘性は高めにし、より気持ちよくなるようにしている。
「すごい……こんなこともできるのね。なんだかよけい気持ちよくなってくるわ……」
「魔力を練り込んであるからな」
「んふぅ……あっあっあっあっ」
ラーバはハイオルムを押し倒し、胸を押し付けたまま腰を激しく振る。
ハイオルムはその中に、再び体液を迸らせた。
下腹部の中に吐き出された体液が、先程のように全身へと溶けていく。
「んんっ! あああっ!」
ラーバは大きくのけぞり、びくびくと痙攣した。
彼女の中も蠢き、ハイオルムからさらに絞りとろうとする。
「き、記憶が戻る……もっと……ほしいの……」
ラーバの目つきが以前よりも鋭くなる。
しかしその顔はすぐに快楽に染まり、ハイオルムを求める。
ハイオルムはラーバを押しのけ、うつ伏せに寝かせると、背後から乱暴に突いた。
「あっ! それイイ! もっと! もっとぉ!」
彼女に求められるまま、ハイオルムは何度も何度も中に注ぎ、体や顔にかけた。
そのたび、彼女の記憶が少しずつ戻り、ふんふわとモヤのかかっていた人格が生前のものへと変わっていく。
ラーバが30回はイき、ハイオルムが10回は出した頃……。
「はぁ……はぁ……もう……限界……。それと……」
ベッドの上で痙攣しながら大の字になるラーバは、ハイオルムに怪しげな笑みを浮かべた。
「全部、思い出しました」
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