長期出張がまだ終わらないボクは、また派遣型のメンズエステを頼むことにした。
今回は「ゆう」って子を指名。
21歳、155cm、Gカップ。
セラピストさんのプロフィールは、だいたいどこのメンズエステでもこんな感じ。
顔の画像も掲載されてるけど、ほとんど顔は隠されているのであまり意味を感じない。
でもまぁ、どんな子かなと期待が膨らむ、この待ち時間も楽しい。
ドアがノックされて開けると、ロングの黒髪をポニーテールにした快活そうな子が立っていた。
グレーのスウェットトップが小柄な身体にぴったり張り付いて、Gカップがムチッと突き出してる。
セラピストのプロフィールで信じられるのは身長とカップサイズが鉄則。
情報どおりのボリューム感、いや、むしろ、H寄りのGって感じだ。
「こんばんは、ゆうです! よろしくお願いしますね~!」と元気よく挨拶しながら、軽やかに部屋に入ってくる。
ポニーテールがピョンと跳ねて、ショートデニムから覗く太ももがムチムチしてて、若さで輝いてみえる。
うん、可愛いしエッチだ。
これだけで仕事の疲れが一瞬で吹き飛ぶ。
「こんばんは、ゆうちゃん。ボクはさかもつ、よろしくね」と返すと、「さかもつさんですね! 了解です!」と笑顔で応じる。
彼女の明るさに癒されつつ、こう、身長差的にボクがゆうちゃんを見下ろす感じになって、なおさら胸の大きさが強調されて見えるので、このあとのマッサージに根拠のない期待が疼き出す。
と、ゆうちゃんの方はというと、ぼーっとボクを見つめている。
ちょっと驚きも混じっているような。
ボクがちょっと微笑んでみせて様子をうかがうと、「あ、ごめんなさい! なんか、さかもつさんって優しそうだな……とかなんとか、あっはは」と動揺を隠せてないリアクションだったけど、とりあえず室内に案内する。
お安い目のビジネスホテルだからセラピストさんが来ると、二人で座れるのはシングルベッドだけ。
まさか派遣メンエスにハマると思ってなかったので、こんなことなら、きちんとした応接セットの付いた部屋にすべきだった。
ゆうちゃんが「失礼しま~す」と、ベッドの端に腰掛けたボクの横に寄り添ってきて、ショートデニムの裾から伸びる太ももがボクの脚にピタッとくっつく。
彼女が少し身体を傾けると、Gカップがスウェット越しにボクの腕にムニュッと押し付けられて、いやむしろ、今の部屋でよかったのだと考えを改める。
「さかもつさんは、お仕事で来られてる感じですか?」と、さきほどの動揺した様子からすぱっと切り替える。
くったくない笑顔に癒される。
「そうだね。長期出張で来てるんだけど、なかなか忙しくて――」と言ってボクは考え込む。
あれ、いつから出張してたっけ。
もうどれくらいになるんだろう?
「大変ですね~。あたしも看護学校通いながらメンエスのバイトも掛け持ちなので忙しくて」
言いながら、「ん、んーっ」と腕を上げて背筋を反らせて背伸びする。
ポニーテールが揺れて、胸がまた少しタプッと動く。
「ゆうちゃんは、看護を勉強してるのか。頑張ってるね」
と労うと、ゆうちゃんは身体を弛緩させてこっちを見る。
「メンエスのバイトをはじめたのも、マッサージとか人を癒す仕事って看護の勉強になるかなーって」と笑いながらボクに身体を預けてきた。
この子、甘え方が上手なんだな、なんて思う。
とかなんとか、雑談しながら、マッサージコースと料金を確認して支払いを済ませると、ゆうちゃんは準備へ、ボクは浴室でシャワーを浴びる。
シャワーから戻ると、ゆうちゃんは青のキャミソールとショートパンツに着替えてて、Gカップがキャミの薄い生地から溢れそうでエロい。
「うつ伏せでお願いします!」と促されてベッドに寝転がると、彼女がオイルを手に温めて背中に塗ってくる。
小さな手でグッと圧をかけてきて、「おお、気持ちいいよ」と自然に声が漏れる。
「よかった~!」と彼女が笑う。
「最近、仕事が忙しくて帰るのが夜遅くなっちゃってさ」などと愚痴ってみると「あたしもメンエスで遅くなるから、お兄ちゃんが心配してきて。昨日も喧嘩になっちゃって」とゆうちゃんが肩をグイッと押しながら返す。
「ゆうちゃんも大変だね」と笑うと、「うん、お兄ちゃんうるさいんだから!」と少し拗ねた声。
「でも、遅く帰ったから、ゆうちゃんにマッサージしてもらえてるっていうのはあるかな」
と言うと、「えへへ、褒めてくれてるの? 嬉しいな」と弾むような声が聞こえる。
「次は、脚ね」と、ゆうちゃんの手が太ももへ滑ってくる。
オイルでヌルヌルした指が内ももを揉むと、「んっ……」とくすぐったい快感が走る。
彼女が膝を動かす気配がして、手がふくらはぎをグッと押すと、脚がビクッと跳ねそうになる。
「でもさ、お兄ちゃんと喧嘩したけど、心配してくれてるのは分かってるんだ。……だからちょっと後悔してる」と元気なさげにゆうちゃんが言う。
ゆうちゃんの声の弱さが、ボクはあのときのゆ~かさんを思い出してしまう。
すごく悲し気だった、ゆ~かさんの横顔。
「ボクに妹はいないけど、大事な女性がいて、その人が大事だからこそ喧嘩になることもある」
結局あのときは、ボクを思っての事だっただけに、やるせない憤りをゆ~かさんに向けてしまった。
だから、なおのこと――、
「お兄ちゃんの気持ち分かるよ」と返した。
すると、ゆうちゃんのマッサージの手が止まる。
「さかもつさん、優しいですね。お兄ちゃんみたい」
と少し驚いたような声が聞こえる。
そんなことないよ、とか言おうと思う前に、ゆうちゃんは続ける。
「それに、さかもつさんの声、お兄ちゃんに似てるなって、部屋に入ったときから思ってて……」
最初に挨拶したときのゆうちゃんの妙な挙動は、そういう理由だったのかと納得する。
「お兄ちゃん……」
ゆうちゃんの弱々しい声。
あのときのゆ~かさんと重なる感じがして、はっとする。
ゆうちゃんもお兄ちゃんをボクに重ねてるんだと気づく。
「お兄ちゃん、昨日、怒っちゃって……ごめんね」
か細い声でそんな事言われたら、ボクはもう、こう返すしかない。
「大丈夫だよ、ゆう。お兄ちゃんも、ゆうを大事に思ってるよ」
できるだけ優しく言ったつもりだけど、どうだろう?
突然、「ほんと? 嬉しい!」と背中に抱き着いてきて、Gカップがムニュッと押し付けられる。
「さかもつさん、手握っていい?」と小さな手がボクの手を握ってきた。