手荒に開かれる宿の一室。その奥から聞こえてくるのは先まで会話していた女の声だと思われたが、同じ音であると断言するには少々不確かであった。
『せんっ、ぱいっ……! だめですっ、あっ……学校、始まっちゃ、う゛っ……う゛ぉ゛っ、だめだめやめて……おちんぽ奥に刺さってます、ほんとまじ……やば、いっっ、くっ……あっ! あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛っ!! あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛~~!』
今日初めて会話した彼女に対し感じられた純朴さと、こうして賎しく善がる様子を見せる雌では、類似している部分がおよそ判別できない。
もしも両者が同一人物だとすれば、これだけ卑賤で猥りがましく雄様から賜った快楽を貪り、午前中は学生としての義務を放棄。しかしその直後からは何事もなかったかのように、楚々とした内気な性暴力被害者の仮面を被り女子高生として過ごしていたというのか。
なんと醜く卑劣で浅ましい雌か。今回の女こそは、心の傷になってやいないかと心配してあげていたというのに。
心内で裏切りに対する怒りを燃え盛らせ、元より男に突きつけてやるつもりであった五つの証をぎゅうと強く握りしめつつ、男の隣にて覗き込む。
『だめっ! 顔だけはっ、ほんとにだめっ……! や゛めてぇっ! んああ゛あっ、や゛だっ……やめへっ……ガチピストンっ、らめっ……んっぎゅっ……! あ゛あ゛あ゛ぁ゛!! あ゛っ! あ゛ぁ゛ーーーーっっ!! ぃぅっ……いっっっっ、くっっ……! ……なんっ、な゛んれ! イキましたっ! おまんこイッッ……! ……てますイッてます! イッてるってばぁっ! やだっ、イッてるんですっ! なんでぇ゛え゛ええ゛ぇぇえ!!』
「うわえっぐ……こんなぐちゃぐちゃに泣き叫んだ後に学校来てたんだあの子……」
開かれた手のひらは、女の小さな顔の上半分を覆い隠す。しかし幾度も生じる強い振動が、その防壁を都度無力化。見え隠れする女の目は潤み、男の劣情を煽りはすれど鎮める気配はない。
見せつけるように掲げられた結合部と、蹂躙されている雌が自分であると示す材料になってしまう顔。これら二点を隠すために両手は塞がり、男への抵抗は自然と言葉のみになる。
徒労であると理解しながらも彼女がこうせざるを得ないのは、現に今この動画を見ている通り、自らの情交を映像として収めている撮影機の存在があるからだろう。
男の逞しい胸板と腕に、背を預け両足を抱え上げられている。手足のいずれも空を掻くのみとなり、結合部が露わとなっている体勢では、致し方ないと同情せざるを得ない。
共に鑑賞していた女は、いつしか同情と羨望、色欲に塗れ、食い入るように動画を見ていた。
「えっ、あっ、はい! 下着は返してこれました……これでお好きなだけ性欲発散して頂いて大丈夫で……ってそうじゃなくて、いやそれはそうなんですけどその前に!」
女が戻ったのであれば早速行為に及ぼうと男が声をかけ、そこでようやく騒がしく入室した訳を思い出した様子。
「これ! 奈緒ちゃんに使ったゴム!」
煮凝りのような固まりかけの液体が入った避妊具が片手に五つ。閉じられていないのか、落とさないよう其々の口の部分を指で挟みつつがっしり掴んでいる。
「こっちはさっき私と使ったゴム!」
もう一方には、内容物がぐるぐると漂う白濁液が収められ口を緩く縛られたモノを、摘まむようにして一つ。両手共に顔の横まで持ち上げ、見よと言わんばかりに男に突きつける。
雫のように垂れ下がりつつも確かな丸みを帯びたその避妊具は、男の規格外な射精の証。それらだけで女の顔を優に覆い隠せそうな六つの避妊具を掲揚し、大きさの比較対象として自らの顔面までをも差出す姿は、もはや扇情の才能ともいえる行いだった。
「私より奈緒ちゃんのゴムの方が精液多いのはどういうことなんですかっ……!」
よくよくそれら二種類を見比べてみると、先ほど使用した避妊具より一回り大きい。それも五つとも全て。一つ二つであれば女も理解できるが、五つすべてとなると明らかに目の前の男の好みが反映されているとしか思えない。
「しかも! セックス初めての子に片付けまで任せるなんて酷いです! 臭いが凄まじ過ぎたからホテルのゴミ箱に捨てていいのか迷っちゃって、今日ずっと鞄の中に入れて持ち歩いてたそうですよ? 一応袋を二重にして包んでたみたいですけど、鞄の中が先輩の精臭で可哀想なことになってましたし……せめてゴムは縛ってあげてください!」
まるで特別な贈り物を扱うかのように恭しく側机にそれらを置くと、先ほど羽織ったばかりの衣類に手をかける。
口を開けば説教ばかりの喧しい女だが、その間も脱衣の手は止めない。男が女を気に入っている理由は、こういった部分にあった。
「ま、まぁ確かに私はゴムの精液も全部欠かさず飲んでますから、つい忘れたっていうのは、まぁ……分かりますけど……あんなの慣れてないと飲めるわけありませんからね? 精々残り汁くらいです、よっ……初めてでも飲めるのはっ、ふん! ……んしょっ…………あの……そ、そんなに奈緒ちゃんのは、その……良かったんですか?」
脱ぎ終わった女が男を転がすようにして仰向けにさせると、乱暴に端末を取り上げ動画の再生も止め、男の鞄に投げ入れるように仕舞う。
先の奉仕の時と同じく、寝転んだ男の足の間に身を置く。自らの脚は折りたたんだ状態で前屈した身体の下に仕舞い込み、陰部に顔を近づける。
「嫉妬じゃありません!! えっと……ただ、その、えー……あっ! 効率よく精子を出させる方法があるなら知りたいなって思っただけです! 今日の朝まで五回もえっちしておいてさっきも一回、なのに今はもうこれだけ溜まってるんですよ? 何か参考にできることはないかなっていう、こ、向上心ってやつですよ! 校内から性犯罪者を出すわけには、えれぉ……いきませんからね……えれえれえれ、ちゅっ……たくさんお待たせしてすみませんでした……速やかにおちんぽ様を……ちゅう、べろ……ちゅうっちゅぱっ! ちゅっ、れろれろれろれろ……かっこよくさせていただきますので……んえれあぁ……ぁえ、はも、ん……んふーー! ふっ……んう、んっもんっもんっもんっも!! んぅむふー!! ちゅるずずるるるるぶぶ! ……ぶびびっ……ちゅるるるっっぷっ……! ん、ちゅぽん! じゅる……私でおっきくして頂き、誠にありがとうございます……ちゅ! それではコンドームの方、失礼いたします、ごめんね……ちゅう……ちゅるるる、ぶっ! びびびびっ、ぶぶっ……ぽん! 」
何の意味もない言い訳をつらつらと並べ立てていた女は徐々に声と目線を落とし、遂には陰茎に舌を触れさせる。そうして徐々に、もはや男ではなく魔羅に対して話しかけているとすら感じられる程の至近距離で凝視し、擽るように囁き始めた。
行為を一時中断し、剰えその理由は雌共の身勝手な理由。雄様への敬意が足りないとして、あと少しでも謝罪が遅ければ叱責もあり得たのは、想像に難くないだろう。
もちろん臨戦態勢となった魔羅に対する挨拶は欠かさない。先端へ、労りと感謝をこめて一つ。枷を嵌めてしまう非礼に対し、主本人には上目遣いに断りを入れ、その後に詫びとしてもう一つ。
「で、では……おちんぽ様もバッキバキになりましたので……お詫びも兼ねたおまんこピストンを、どうかお楽しみください……上、失礼いたします……」
準備を終えれば早速とばかり、男に背を向けるように反転。男の腰の両脇に置いた足趾から中足骨頭部のみで、全体重を支える。膝はそれぞれ左右外側に向け開脚し、上体を膝より低く水平になるほど前屈。男の脚の間に両手をつき背から頭部までを丸めるようにして、近づいた互いの性器を覗き込む。
そうしてふと奥を見やると、陰茎越しに男と目が合った。
「あっ、えっと……お尻の方は手慰みに、好きに揉んでくださって大丈夫です……で、でも叩くのはだめですからね? この前勢いよく潮吹いちゃったのは、たまたまピストンとダイミングが合っただけでっ……叩かれたからじゃなくて、おちんぽが気持ちよかっただけですからっ……! ふーっ……では、おちんぽ様の方、入れさせて頂きます……んんっ? でっっか……」
無作法であると理解しつつも、行為への期待に揺れ動く雄の象徴を捕らえ垂直に据え置く。その先端目掛けゆっくりと下がる腰。
踵が浮いているからか小刻みに揺れ動く下腿の振動は殿部まで届き、その豊満な肉を踊らせた。
「あっ、おちんぽ来ました……い、いれます……うっ、ぐぅぅううう~~……ふーっ! んふーっ、ふうぅぅ~……ぅぎっ、はっ、はいってきてます、おちんぽ様をお迎えさせていただいております……あっ、いくっ……いきます……イッッ、……きましたイきましたっ、い、一度目、本日通算八回目のアクメ堪能しておりますっ……! 失礼いたします……! ふぅ~……んぐっ、全部、んふぅ……入りましたぁ……」
先端さえ食んでしまえばあとは降ろすのみ。息を整え、しかし決して動きは止めない。
絶頂の事前、事後通告。一行為の初めのみ回数は二種共に報告し、昇りつめさせて頂いた感謝と身勝手にも快楽を貪った謝罪を述べる。
男が叩き込んだ、女が主動する際の礼儀作法。
「ふっ……ふぅ、それではこれより……本格的にせーしをぶっこぬかせて頂きます……ご主人様はお休みのまま、跳ね回るお尻を眺める、お揉み頂くなどしてお過ごしください……」
上体をゆっくりと起こし、男の大腿にそれぞれ両手を置き支える。頭部でのみ振り返り、教わった開始の挨拶を終えた。
「ぬっ、ぐっぬぬぬぬぅぅ~……ほんとカリ高すぎっ……! おまんこ持ってかれちゃうっ……ふっ……! んふっ……! おちんぽながっ、なっっっっがぁ~……! ふんっっ、ぐっ、ながすぎっ……!」
残り四つとなってしまった避妊具は、男の精力を鑑みれば少々心許ないと言わざるを得ない。従って一つずつ、一回ずつの射精でより多くの精液を吐き出させ、全ての精液が収まることを祈るのみ。そのためには当然、普段より強い性的快楽を男に与える必要がある。
それを叶えるためには、男に主導権を渡さない、つまり女は極力快楽を受け取らず、かつ男に対しては最大限の快楽を提供しなければならない。
「んふ~~~~~~~~……ふっ、んふぅっ、ふっ、ふぅっ、んふっ、ふぅ~……ぜったいっ……奈緒ちゃんよりせーし出させてやりますからっ……金玉煮立たせておいてくださいね……ふっ、ふっ……ぅぁ脚の筋肉すごっ、かっこいい……」
より多くの快楽を与えて男の射精量を増やすため、女は力を尽くしてきた。それがつい先程、己の上をいく者が現れたと知ったのだ。今まで周りの女達の中では最も上手いと自負しており、実際に男からも一番気に入ってるとまで言われていた女にとっては、屈辱以外の何ものでもない。
初めての好敵手の出現に、知らず熱の篭った動きとなる。
頭の後ろで手を組み、弾み揺れる臀部を鑑賞しながら自動で齎される悦楽。あまり機敏な動きではないが、悠然と堪能できる心地良さに男もある種の満足感を得ていた。
「ふっっぐっ……まじっ……これやばい……んふぅ~~……ほぉぉおおおお~~~~……ふぃっ、ぐっ……ナカ、削ってくるの、ほんとやばすぎ……ゴム付けててこれとか、生だったらどうなるの……ふぅー……」
抜去時の亀頭冠による膣内部を掻きむしるような刺激は、どのような体位であろうと避けることはおろか和らげることすら出来ない。従って、こればかりはどうしようもないと許容し覚悟を決め、その際の生理現象とも言える締め付けにより相手にも快感を与える。
そして今回に限っては女主動であるからして、挿入時の外子宮口への衝撃は調整できる。この部分で互いに生ずる快楽に差をつけ、男を一方的に責め立てるのが女の算段であった。
「おちんぽ長すぎて……ちゃんとっ……腰上げないっ、とっっ!? ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛~~~~!?」
納まっていた魔羅が熱と水気を纏い、徐々に現れ出でる度鞘は悲鳴を上げる。
思わず零れ出た雁首への不満に気を取られたのか、互いの体液によって湿った部分以外はつるつるとした敷布の肌触りを失念していたのか。足を滑らし、重力に任せ臀部は落下。
途端崩れる予定と余裕。規則的な動きは止まり、男の腰の上でぶるぶると揺れる肉の塊が示す女の浅ましさ。波打つように揺れる様は、雄の形や硬度を己の媚肉に、己が主を魂に刻み込むためであると容易に見て取れる。
「ほぉぉ~~……ぉぉおおおおぉ~~~~……おへっ、へぇっ、へっ……あ゛っ、あしっ……、滑ったのこれっ……やばすぎっ……! ふーっ! ふっ、とにかく抜かないとっ、おまんこの奥、えぐられるのやばいっ……」
殴りつけるようにして押し上げられた子宮。焦らすように緩やかな挿入のみであった折、不意に訪れた特大の快感。内側前脳束から前頭前野にかけてを、神経細胞から発せられた強烈な電流が襲う。
男からしてみれば、始終女に任せているのだからどのような動きをされようとある程度の心構えはある。だが女はその逆、生半可に予測がつくばかりに、予想外の刺激に対する心構えなど無く、みっともなく響く嬌声と、僅かな驚きが漏れるのみ。
そしてこの魔羅にかかれば、女がどれだけ快楽を逃がすべく工夫と試行錯誤を積み重ねようと容易に法悦を齎す。今までの経験からその程度のことは女も理解していたつもりであった。しかしこと経験という面において、今までもこれからも多種多様に積み上げてきている男に敵うはずもない。
結果、よりにもよって唯一の男に対する利点であった、挿入行為の際にその傲りの代償を支払う羽目に。
「ふぅっ、ふぅっ、ふうっ、ふう゛っ! う゛んっ! ん゛っ! んん゛っ、んえっ、へっ、へっ、ほぉ゛っ……! あっ……! やば、また声でっぇえ゛! ……ぉ゛お゛っ? ぢょっ……! や゛めっ……急に突き上げないでくださいよ! 変な声出ちゃ、……オホ声なんて出してないですっ! ……ってなんで更にちんぽ硬くなってるんですか……まぁ、ザーメンたくさん出させるためですし、演技でオホ声してあげるくらい別にいいですけどっ、ほぉ゛! ちょっ、やめ、まじやば、ごえ゛でるっ……! ん゛お゛お゛っ! お゛っ! ……え゛んっ! 演技ですがらねっ! ちょーしにの゛っ……ぉ゛ゃっばっ……乗らないでくださいよ! いいですか!? あっ腰掴むのはまじでやばいですそれだめぇぇ゛え゛っ! ほぉ゛お゛お゛っっっっ!!?? ん゛お゛お゛お゛お゛~~~~~~~~!!!!」
慢心か、焦燥か。理由はどうであれ、雄を相手にした雌の態度として、愚かであったことは明らか。一方的に快楽を与えようとしたがために無様にも足を滑らせ、あろうことか法悦を齎す魔羅に責任を転嫁し、主目的である雄様への快楽の提供も滞る始末。
神経と精神を抉り削るようにして押し付けられる快楽を味わうのみであり、息を荒げ生命維持に専念する穀潰し。初めは健気な雌への慈悲としてある程度は任せようと考えていた男も流石に黙ってはいられない。
突如下から突き上げる衝撃。目を白黒させる暇もなく襲い来る快楽に、甲高くも濁りのある嬌声が半ば無意識に飛び出す。
「んぉおお゛お゛お゛お゛っっっっ!! ほお゛ぉ゛ぉおおお゛お゛~~~~!! やだぁ! 私がご主人様を気持ちよくするのぉ゛っ! あ゛んっ、ほぉぉおおおお゛お゛お゛!! おまんこやっばい……これまじイクっっ……んぇっ、はえ?」
暫しの叱責の後、一先ず気が済んだ男の動きが止まる。絶頂寸前で止められ呆然と主の様子を伺う女を無視し、長座のまま天井に向かって細く息を吐く。
「す、すみませんでした……改めまして、気持ちよくさせていただきます……ふぅ~~~~……っ!」
快感を抑えるための動きに伴い、男への刺激も疎かになってしまっていた醜態の反省。どれだけの快楽に襲われようと、先のような事故が再度起ころうと、腰の上下運動を止めない覚悟を決めた。
自身の身を守るため、無意識に身体が動きを変えてしまうのは生物として至極当然。そんな生存本能でさえ、男のためであれば抑えつけ奉仕に徹する。
時折伺える調教の成果に反応する、背筋から脳髄を走る電流。他の雌に対するモノとは明らかに違う胸の熱さを、確かに男は感じ取った。
「あっ、あのっ、今度はちゃんと下品な腰振りしますので、どうかお許しを……え……? あっ、おまんこ見えちゃう……」
ゆっくりと身を起こす。腹筋に力を入れるため膝を立たせ、ついでに女の足を内側から押し広げるように固定してやると、男の上半身が近づいていることを察した女が身を強張らせる。
後ろから女の肩を抱きすくめるように力強く腕を回し、身体を密着させてやると耳に口を近づける。
「へぁ、あ……ぅあ……えへっ、んふっ……んふふぅ~……ぁあのっ! わた、私もっ、先輩のこと……大好き、ですっ、えへへ……」
それはまるで、雪の結晶でも扱うかの如く。薄く軽やかな絹織を幾重にも重ね、身体をすっぽりと包み芯から温めるような、柔らかで甘い甘い声。行為を始める直前の揶揄するような色はなく、驚くほど純粋な慈愛の色に染まり切った声だった。
主から思いもよらない褒美と激励を賜り向き直った彼女の顔は、焦燥故の険しさと入れ替わるように、明かりのない部屋でも見て取れる程の輝きに満ちていた。唇は口内に収まるように巻き締まり、口輪筋は窪み引き絞られている。
そうして決意を新たに、意欲を増した彼女は主に対する献身でもってそれを証明する。
「んんっ、んっ、あんっ……あ゛ぁ゛~~~~!! ぁえ゛っ、え゛え゛っ、ほぉ゛お゛お゛!! お゛ぉ゛~~~~!!」
緩慢とした、最下部で都度止まっていた動きとは打って変わって、分泌した液を掻き混ぜるように滑らかに勢いよく上下する殿部。やがて泡立ちが目立ち始め白く濁りだした頃、呼応するかのように女の嬌声は堕落していった。
文化を築き教養を持ちし知的生命体として、言葉を用いて他者へ愛を囁いていた口は今、野生を剥き出しにした享楽の悦びを野蛮な咆哮として吐き出し続ける。
「あ゛っ、だ、だすん゛っですねっ……おぉ゛っ! ……どーか、せーしをおめ゛ぐみ゛、くださいっ……だめまたいくっ……ほぉお゛っ!! あっ、いっくっ……! ああ゛ぁ゛あああっっ!! い゛っっぐっ……! ぉ゛お゛っっほ! ぉほぉおお゛お゛ぉっっ……! んぉお゛っ、え゛っ……んえっ、ほぉっ……ぎゅっ、んへーっっ! へっ、へぇっ、んぇへっ……」
作られる愛の証はあと僅か、三つを残すのみとなった。