※この作品はR-18です。

仲良く楽しくみんなでエッチ!   作:諏訪部始終郎

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買出しと予習1

土曜日の放課後になった。

 部活を終えた俺と勝也は寄り道せずに家へと帰り、私服に着替えてから自転車で待ち合わせ場所に集合する事にした。流石に学校の制服を着たままコンドームを買う度胸は無い。

 

 自転車を漕ぎながらこの数日を振り返ってみるが、俺は実に挙動不審だったと思う。

 告白すると決めてからこっち、優の前で意識すまいと思うほどに目線が泳ぎ声がドモっていた気がする。

 優もそんな俺を何か変だと思っていたようだが、今に至るまで何も聞かないでいてくれた。実に良く出来た幼馴染だと思う。

 

 一方俺と同じく今度の旅行で童貞を卒業せんと意気込む勝也だが、見えてる範囲では何も変わっていない。佳奈子を前にしてもまったく普段通りなのだ。

 相応の自信があって、尚且つ覚悟も十分出来ているんだろう。思い返せば勝也が何かにくよくよ悩む所を見た事が無い。思い立ったらすぐ行動、駄目だったら即切り替え。小さい頃からそんな竹を割ったような奴だった。俺自身が割とヘコみ易い性質だというのもあって、勝也のそういう所は素直に尊敬できるし、同時に羨ましくも思っているのだ。

 

 その勝也は既に待ち合わせ場所にいた。お互いを見た途端苦笑が零れる。ニ人とも普段は使わない野球帽を目深に被り、ぱっと見誰だか分らないようにしているのだ。

 要はエロ本を買いに行く格好である。やっぱり考える事は一緒なんだな、と改めて親近感を覚えてしまった。

 

「じゃあ行くか」

 

 頷き自転車に跨った俺達は、今日の戦場へと向けペダルを踏みしめるのだった。

 

 

 

 駅前の大通りから一つ路地に入り、少し進んだ所にそのドラッグストアはある。

 見た目にも賑やかな店舗を視認した俺達。どちらともなく自転車の速度を落とし、横目に店周りを観察する。

 

 目的のモノはすぐに見つかった。ジュースとタバコの自販機が数台並ぶ一角、その一番端にそれはあったのだ。

 

「あれだ」

 

「あれか」

 

 少し離れた場所に自転車を止め、件の自販機を遠目に観察する。

 それは今まで目にした物と比べても異様に見えた。そもそも自販機というにはあまりにも小さいのだ。

 

「三つしか売ってないけど……どれ買えばいいんだ?」

 

「……わかんね。とりあえず一番安いの買っとくか」

 

 大通り程ではないが、ここは人通りがそれなりにある。何気なく談笑してる風を装い、目だけはギラギラと周囲の様子を伺う。

 そうして近くに人がいないタイミングを見計らうと早歩きで近付き、まじまじと自販機を観察した。

 

「コンドームなんだよな?これ」

 

 知らなければタバコでも売ってるのかと勘違いしそうだ。『明るい家族計画』の文字列が何とも奇妙な印象を発している。

 商品は三つしかなく、五百円の物がニつ、七百円が一つだ。

 

「五百円のがニつあるから一個ずつ買ってみるか」

 

「そうだな……ってこれ札使えねーのかよ!やっべ、細かいの持ってねーぞおれ!」

 

「落ち着け、とりあえず俺が立て替えとく」

 

「わりぃ頼むわ」

 

 百円玉を一枚一枚、若干震える手で投入していく。その間がひどくもどかしく、ついつい周囲をキョロキョロと見回してしまう。

 

 程なく取り出し口から出てきた小箱をそれぞれのポケットに押し込み、再び早歩きで自転車まで戻った。

 

「ふぅ~……ミッションコンプリート、だな」

 

「緊張したな。初めてエロ本買った時思い出したわ」

 

 冷静になって考えると、自分達が何を買おうとしてるのか傍から見ればバレバレだと気付く。なんだか急に恥ずかしくなってきた。

 

「よし、さっさとずらかるか」

 

 それは勝也も同じらしく、俺達ニ人は来た時よりもペダルを踏む足に力が入るのだった。

 

 

 

 逃げるように自転車をこぎ続けて中里家へと到着し、そこでようやく人心地つく。

 精神的にも肉体的にも疲れたのでちょっと休憩したいところだが、時刻はもう午後の六時過ぎだ。このまま夕飯の支度へと移らないといけない。

 

「お邪魔しまーす……あれ?叔母さんは?」

 

「今日は職場の飲み会だから遅くなるってさ。夕飯作るからお前はゲームでもやっててくれ。カレーでいいよな?」

 

「何でもいいぜー」

 

 そう言ってニ階の俺の部屋に向かう勝也を見送り、料理の支度を始める。

 昨日の内に買っておいた野菜と肉を取り出し、適当に切って鍋にぶち込んで煮る。

 サラダ用に生野菜をこれまた適当に盛り付けて、鍋の野菜と肉に火が通ったらカレールーを投入し、ほぼ料理は完成だ。家を出る前に炊飯器のタイマーをセットしておいたのでご飯はもう炊けている。

 カレーは簡単なのにそこそこ美味くできるのでお気に入りだ。今日は母さんも優もいないので極力手間を省いた。

 

 ダイニングルームのテレビを横目に見ながらニ人分の食器を用意してると、上から勝也が降りてくる気配がする。どうやら匂いで夕食が近いと察したらしい。

 

「あ~腹減った。そろそろできそーか?」

 

「もうできたぞ。皿持ってってくれ」

 

「あいよ」

 

 カレーはニ人とも大盛だ。どちらかというと細身の俺でも優や母さんの倍は食べる。サラダも冷蔵庫から取り出し、食卓に並べて準備完了だ。

 コンドームを買うという緊張から開放されたせいか、俺達揃ってひどく腹が減っていた。

 

「福神漬けとってくれ」

 

「ほい、ラッキョもあるぞ」

 

「さんきゅー。そんじゃいただきます」

 

「いただきます」

 

 テレビ番組を横目に見ながら、ニ人してガツガツと飯をかき込む。

 双方お代わりしてようやく満腹になった所で、勝也が神妙な面持ちで切り出した。

 

「なあ、今日はもう優菜来ないんだろ?」

 

「来ないな」

 

「そーかそーか……実はな、お土産を持ってきた訳だが」

 

「あ~、この間言ってたやつな」

 

「これだ」

 

 そして勝也が自分のリュックサックから取り出した物はビデオテープだった。

 レンタル等で見慣れたそれとは違い、作品名のラベルが貼ってないので録画用の物だろう。

 わざわざもったいぶって出した物がただの映画のビデオであるはずが無い。となると……。

 

「……もしかして、AVか?」

 

 アダルトビデオ。セックスの現場を撮影したビデオだ。

 中学生である俺達がエロ本を手に入れる機会はそれなりにあるが、AVとなると難易度が跳ね上がる。レンタルは年齢制限でひっかかるし、買おうにも売っている店が近隣に無い。そして値段が高い。

 

 自転車で片道一時間半掛けて到着した店で七千円の値段がついたAVを見た時は絶望したものだ。   

 そんな訳で、アダルトビデオは中学生が手にするにはかなり難しい高嶺の花なのだ。せいぜいが深夜番組のAV紹介コーナーを見て想像を膨らませるしかないのだった。

 

「正解だ。しかもただのAVじゃねーぞ……裏モノだ」

 

「マジかよ……」

 

 裏モノ。裏ビデオとも言われる。

 普通のAVは局部にモザイクがかかっているが、裏ビデオにはそれがない。女性器を見放題なのだ。もちろん禁制品なので入手難度は言うに及ばない。

 俺も噂には聞いていたが、まさか実際にお目にかかれるとは思わなかった。

 

「どうやって手に入れたんだこれ」

 

「三組の青野がいるだろ?そいつが裏モノ持ってるって噂を聞いてな、ちょっと交渉してみたんだわ。んで、エロ本五冊と交換って条件でダビングしてもらったと」

 

「すげぇなおい……俺、お前の事ちょっと尊敬した」

 

 実際勝也の行動力は尊敬に値する。俺達幼馴染を引っ張っていくのはいつも勝也だ。

 

「今度の旅行でおれもセックスしてぇしな、予習は必要だと思った訳よ。マンコにチンポ入れるったってそのマンコを見た事ねーしさ、本番で失敗したくねーだろ?」

 

「確かに……」

 

「つーわけでついでにゴムつける練習もしよーぜ。どーせシコるし丁度いーだろ」

 

 俺と勝也にその辺遠慮は無い。エロ本の貸し借りは日常茶飯事だし、精通を自慢しあったりもした。

 加えてオナニーも隠すどころか堂々と晒し、どちらがより遠くまで精液を飛ばせるか、連続何回射精できるかなどと競い合ったりもしていたのだ。

 今でもお互い新作のエロ本を入手すると鑑賞会を開き、相手の持ち寄った本をああだこうだと品評しながらその場でシコったりもする。

 

 そんな俺と勝也だが、同性愛的な感情は一切無い。バカをやり合える気の置けない仲なだけだ。

 長い付き合いのお陰か、互いの目の前で痴態を晒す事に抵抗が一切無くなっていたのだった。

 

 

 

 とまあそんな感じで互いのアレな所も平気で晒し合える俺達だ。腹いっぱいになった後はこっちのオカズを楽しむ番だと急いで食器を片付け、トイレも済ませてから自室への階段を駆け上る。

 

 部屋に入るとドアを閉め、カギ代わりのつっかえ棒をセットした。

 今日はもう優は来ないし、母さんもいないが念のためだ。ニ人してAVでオナニーしている所を目撃されるという目も当てられない事態は避けたい。

 

「よし、準備完了だ」

 

「オッケ!……なあ、もう勃ってるか?」

 

「かなりな」

 

 裏モノを見られるという期待でチンポは既に痛いくらい勃起してる。口はカラカラで心臓の鼓動も自覚できるほど早くなっていた。

 

「おれもだ……へへ。じゃあ先に着けてみっか」

 

 まずは今日買って来たものがちゃんと装着できるか試してみる。とても避妊具には見えない小箱を開け、少しドキドキしながら内容物を摘み出した。

 

「ん?六枚しか入ってねーぞこれ!?」

 

「こっちもだ。これで五百円かぁ……コンドームって高いんだなぁ」

 

 てっきり十枚は入ってるものだと思っていた俺達だ。

 

「こりゃ無駄にできねーな……まあいいや、とりあえずズボン脱ぐか」

 

 ニ人そろって下半身だけ真っ裸になる。

 ブリーフパンツを脱いだ途端元気に飛び出す互いのモノに自然と目が行った。

 

「あれ?お前もう完全に剥けてんじゃん!いつからだ?」

 

 俺の勃起をまじまじ見つめて勝也は言う。

 確かについ最近まで亀頭に皮が被っていた俺のチンポだったが、ここ最近は勃起するとカリの下まで包皮が下がるようになっていた。

 だが通常時は亀頭のほとんどが皮で覆われるので、エロ本の修正越しに見る大人のズルムケチンポにはまだ及ばない。

 

「前に鑑賞会した後くらいだから、先月だな。まぁ萎えると被るんだけどさ。あとシコってても被る」

 

「はぁ~……いいなぁおい」

 

 試しにと竿を握り扱いてみると、亀頭に皮が被ったり剥けたりを繰り返す。それを相手は羨ましそうに見ているのだ。

 

「勝也は俺より長いんだからいいだろ」

 

「そーか?ズルムケの方がいーけどなぁ……」

 

 腹に当たらんばかりにそそり勃つ勝也のチンポは俺のモノより亀頭一つ分は長い。

 ただ、勃起してても先端はすっぽり包皮で覆われたままなのだ。余った包皮の奥に亀頭がほんのちょっと顔を覗かせてるのが見える。

 

「おれのは自分で剥かなきゃなんねーしな。ほれ」

 

 見せつけるようにチンポの先を向けると竿を掴んで包皮を引き下げる勝也。すぐにピンク色の亀頭がツルリと顔を出すが、それも手を離した途端包皮に飲み込まれてしまう。

 

「剥けるならいいんじゃない?やっぱ長さだよ。俺もその位長くなりたい」

 

 巨根への憧れは男子共通の夢だと思う。その片鱗を見せている勝也が羨ましかった。

 

「おまえは亀頭でかいからいいだろ。カリ高っていって女がヒーヒー言うらしいじゃん?そっちの方が羨ましいぜ。包茎だと亀頭がでかくならないって話だしさ」

 

 包皮を剥いたり戻したりしながら勝也は言う。

 確かに俺の亀頭は勝也よりも大きい。カリの部分が張ってるおかげで扱いたりしなければ皮もそうそう戻ってこない。

 

 お互い相手にあって自分に無い要素が羨ましくて仕方ない。だがこればかりは努力してどうなるものでも無いというのは分っていた。

 

「まぁこれからの成長に期待って事で。じゃあコンドーム着けてみっか」

 

「説明書あるんだな。どれどれ」

 

 六枚組みの包みを一つ切り離し、封を開けて取り出した物体をまじまじと観察する。

 

「ゴムだな。ってかちょっとゴムくせーな。なんか濡れてるし。なんだこれ?」

 

「潤滑油らしいぞ。えーと、先端の袋がある方を上にしてつまんで空気を抜くと」

 

「ん?皮剥いとかなきゃいけないんかこれ……難しいな、こーやってと」

 

「亀頭の先端に当てたら、そのまま空気が入らないように巻き降ろす」

 

「するするっとな」

 

 やがて根元近くまでゴムの皮膜を被せる事が出来た。チンポ全体を包むように物を被せるなんて当然初めてなので、なんだか奇妙な違和感がある。

 

「あーここの先端に精子が溜まるのか。へぇ……」

 

 構造に感心する俺をよそに、早速勝也が竿を扱いていた。モノが長いだけに全てをゴムで包みきれず、根元は少し肌を見せている。

 

「すぐに外れはしなそーだけど、つけないほうが気持ちいーなこれ。なんか鈍い感じだ」

 

「それはしょうがないだろ。ていうか俺とお前のコンドームって何が違うのかな?値段は同じだったけどさ」

 

「解らん。色ぐらいか?」

 

 俺のはピンクで勝也は緑だ。もっと枚数があれば交換して違いを確かめるつもりだったが、無駄使いは出来そうに無い。

 

「まあいいか。そろそろビデオ見よう」

 

「おうよ」

 

 そうしてビデオテープをデッキにセットすると、俺達はベッドを背もたれにして床に座った。

 チンポを握り締めながら対面のテレビと向かい合う。逸る手でチャンネルを合わせ、再生ボタンを押した。

 

「おれらがまた一歩大人になる瞬間だな!」

 

「お、始まった」

 

 ニ人して画面に食らい付く。

 だがブラウン管に映ったのはノイズがちらつくタイトル画面だった。暗転して、AV女優が登場する。

 

「画質悪いなこれ」

 

「ダビングしまくってるだろうしなー」

 

 どういう経緯で三組の青野の手に渡ったかは不明だが、このノイズを見るに相当数のダビングを重ねて来たに違いない。

 しかし、普通に見るにはかなりのストレスであろうそれも、中学生の性欲を萎えさせる程のものでは無かった。

 

「ま、この位ならまだ大丈夫だろ。最悪マンコとおっぱいが見れればいい」

 

「そーだな」

 

 画面では服を着たままの女優がベッドに腰掛けながらインタビューを受けている。

 そんな絵面を暫く見せられていたが、チンポを扱けるような状況はなかなか訪れない。俺も勝也もだんだんイライラしてきた。

 

「インタビュー長すぎ!いらねーだろこの部分!」

 

「早送りするか」

 

 リモコンを手に早送りする。時間にして十分ほどだろうか。

 

「始まった!」

 

 瞬間、早送りを止める。ベッドに座った女優の横にパンツ一枚の男優が座り、キスを始めたのだ。

 最初は啄むだけだったそれも次第に激しくなっていき、ついには互いの口内に舌を入れだした。

 

「うわっ……ほんとにベロ入れんだな」

 

 ディープキスという行為の存在は知っていた俺達だが、映像で見るのは初めてだ。当然ながらエロ本の写真で見るそれとは迫力が違っていた。

 ナメクジのように絡まりあう舌に圧倒され、双方チンポを扱くどころでは無くなってしまう。生々しい大人の世界を目の当たりにし、軽くカルチャーショックを受けてしまった。

 

 そんな俺達をよそに画面のニ人の行為は益々激しくなっていき、互いの舌を架け橋に唾液の交換まで始めていた。

 

「……」

 

 最早成り行きを見守るしかない。

 いずれ、同じ事を優にするかもしれないのだ。

 今はまだその場面を全く想像できないが、手順は参考にすべきだろうとチンポを握り締めたまま画面と対峙する。

 

 そうして激しいキスの応酬がニ三分ほど続いた時だろうか、不意に男優の手が女優の衣服に伸びてきた。いよいよ脱がすらしい。

 そのやたらと手慣れた仕草で上着と肌着がするりと取り去られ、ブラジャーに包まれた乳房がついに現れた。

 ようやく訪れた抜きどころに興奮が胸を突き上げてくる。俺は自然とチンポを扱き出していた。

 隣の勝也も同じタイミングで始めたらしい。がっしり握られた長勃起が上下に忙しく扱かれていく。

 

 そんな俺達を焦らすように、ブラではなく下半身を剥がしにかかる男優。これまた慣れた手つきでスカートを脱がせ下着を露出させる。

 これで女優はブラジャーとショーツ、それに靴下のみになったわけだ。

 

(次こそおっぱい見せてくれるのか!?)

 

 その期待をよそに男優はブラジャーの上から乳房を揉み出した。全体を両手で柔らかく揉んだり、乳首があるだろう部分を布地の上から指で擦ったりと、細かい愛撫を繰り返す。

 その手つきは欲望任せと言うよりも、決められた手順を踏んでるような印象を受ける。恐らくこれが女性を感じさせる為のテクニックという奴なんだろう。

 

 だが、今の俺はとにかく生のおっぱいが見たい思いでいっぱいだ。細かい動きを気にする余裕がある筈も無く、只々早く下着を取り去ってくれと届きもしない念を送っていた。

 

 その想いが叶えられたのはそれから数分後だ。

 画面の前の俺達をさんざん焦らした指先が女優の背中のホックを外し、ブラジャーを胸からはらりと取り去る。

 

 途端に現れたニつの山に反応し、握り締める手を押し返すようにチンポが膨れるのを感じた。

 たわわに動くおっぱいを拝めるのは深夜番組のAV紹介ぐらいだが、それもほんのわずかな時間だけだ。バラエティー番組やドラマでもたまに生の乳房を見るが、見られるだけでエロくはない。

 

 では今画面にまろび出たAV女優のおっぱいはと言うと、間違いなくエロかった。

 大きくて形もなかなか良く、ツンと乳首を突き出しエロ本では感じられない生々しさを見せている。

 

 そんな生のおっぱいを男優は両手で揉みしだき、乳首をつまみ、指で転がし、口で吸い付き、舌で嬲った。

 カメラもそれに合わせてアングルを変え、様々な角度から翻弄されるおっぱいを映した。

 女優もかなり感じてるらしく、あんあんと声を上げながら身体をくねらせていた。

 

 いわゆる喘ぎ声というものを聞いたのはこれが初めてだ。

 大人の女性が、見た目からは想像がつかない高い声を上げ喘いでいる。その声を聴くだけで股間が熱くなるのはオスの本能なのかもしれない。

 

「すっげ」

 

 隣で呟く勝也は必死でチンポを扱いている。

 それは俺も同じだ。荒い息を吐きながら勝也にも負けない勢いで手にした勃起を扱き続ける。

 もうコンドームの違和感も気にならない。興奮に押し上げられた快感が下半身を支配する。

 だが、興奮が増すとそれに比例して限界も近くなる。精液が尿道に到達しそうな気配を感じ、俺は慌てて手を緩めた。

 

「あっぶな、イキそうだった」

 

「今出すのはもったいねーな」

 

 勝也も限界が近いらしく、休み休み扱くスタイルに変わった。

 本番はまだこれからだ。画面では男優がパンツに手を伸ばす所だった。

 

「こっから先は要注意だな。マンコの触り方とかしっかり見とこーぜ」

 

 女性器はとても繊細で、下手に触ると痛いだけで全然気持ちがよくないと聞く。

 優を痛がらせるような事は当然したくないので、熟練の技を盗むべく画面を注視しする。

 

 男優はパンツの上からゆっくり股間を撫でている。男で言うチンコの根元あたりから肛門の方に向け大きく撫でたと思うと、たまに小さい範囲を指でカリカリ掻いてみたりと、俺達にはよく理解の出来ない動きを繰り返す。

 対する女優の喘ぎ声は胸への愛撫の時よりも大きい。彼女はマンコを触られる方が感じるのかもしれない。

 

 そうして布地の上から様々な愛撫を施した後、男優はパンツの中に掌を滑り込ませた。

 直にマンコを触られて、女優の感じ方もより大きくなる。中でどんな指の動きをしてるのか見えないのがひどくもどかしい。

 

 そして、ついにその時が来た。男優がパンツの脇に手を掛けると、太ももに沿って布地を下ろし始めたのだ。

 その瞬間を俺達は固唾を呑んで見守る。

 

 まず、黒い茂みが見て取れた。陰毛は俺達よりもはるかに濃く、女優が足を閉じ気味な事もあって女性器自体は未だ良く見えない。

 抜き取ったパンツにカメラがアップで寄る。丁度マンコが当たるであろう部分に男優が指をつけて離すと、指と布地の間に粘液の糸が引いていた。

 その光景を見せられた女優が恥ずかしそうに顔を背ける。そんな仕草がひどくいらやらしく見えた。

 

「愛液ってやつか?あんなに粘つくんだな」

 

「男で言う我慢汁みたいなもんらしーぜ?」

 

 男優はパンツを脇に放り投げ、再び女優に向かい合うと脚を開くよう促した。

 すると女優は恥ずかしがりながらも少しずつ両脚の角度を広げていく。

 

 そして、俺と勝也はそれを見た。

 

「「……」」

 

 無言だ。無言で食い入るように見入る。

 この時ばかりはニ人ともチンポを扱く手が止まった。

 

 初めて目の当たりにする女性器、そのぱっと見の印象は「毛深い」だった。   

 画質の悪さに加えて未だカメラが引き気味なせいもあり、黒い茂みの中心に色鮮やかな部分があるという程度にしか分らない。

 

 やがてカメラが気を利かせたのか、段々と局部がアップになり詳細が分るようになる。

 

 陰毛の茂みは女性器を囲うようにして肛門の辺りまで続いていて、その中心にあり異彩を放つのが黒ずんだ左右対称のビラビラだ。

 男優がそのビラビラを両手でつまみ左右に開いて見せると、そこに広がるのは一転して一面ピンク色の鮮やかな粘膜だ。

 

 テラテラと濡れて光るその粘膜の下部に伸縮を繰り返す穴がある。おそらくそこが膣口なんだろう。閉じたり開いたりする度白い物が混じった液体が溢れ出している。

 その光景が妙に卑猥に映り、俺は無意識にチンポを扱きだしていた。

 

(すごい……)

 

 正直な話、初めて見たマンコはグロいと思った。冷静な時に見たら嫌悪感すら覚えたかもしれない。

 だがそんなグロいマンコが今ばかりは酷くいやらしく見えて仕方がない。理屈抜きにチンポを扱き、射精したくなってしまう。

 多分、これも本能なんだろう。

 

 男優は片手で左右のビラビラを広げたまま膣口に指を入れ愛液を掻き出したり、ピンクの粘膜の上の方にあるフードのような部分を指で撫でたりした。

 その度に女優は胸を愛撫された時とは比較にならない喘ぎ声を上げ、身体をのけ反らせている。

 

 そんな彼女を更に男優は攻め続ける。

 女優の股間に顔を寄せたと思った途端、なんと舌でマンコを舐め始めたのだ。

 

「すげぇ……舐めてる」

 

 舌先でフードの部分を嘗め回したかと思うと、マンコ全体を口でしゃぶったり、膣口に舌を出し入れしたりする。

 どれも女性を高めるテクニックなんだろうが、それがどれほどの快感をもたらすのか想像も出来ないのがもどかしい。

 

 ただ言えるのは、そのどれもが物凄くいやらしくて、チンポを扱く手がさらに加速するという事だ。

 もう寸止めはできない。一度射精しないとどうにかなりそうだった。

 

「もうだめだ、イクっ!」

 

「おれも出るっ!」

 

 女優が長い嬌声をあげ、身体を弓なりに反らせる。

 それに合わせて俺達も勃起を震わせた。精液がかつてない勢いで尿道を登り、そのまま水鉄砲のように亀頭から溢れ出す。

 どくん、どくんとチンポが脈を打つ度、コンドームの精液だまりに白濁した汁が溜まっていく。

 それがあまりにも長い間続くので、精液が溜まり過ぎてコンドームが破裂するんじゃないかと思った程だ。

 

 だが幸い、そんな軟には出来ていないらしい。

 俺が纏ったピンクのゴムは、先端を水風船みたいに膨らませつつしっかり精液を溜め込んでいた。隣で勝也のものも似たような状況になっている。

 

 そうして射精を終えた俺達は足を投げ出し、鮮烈な快感に流されるまま脱力する。

 何かを考える余裕もないまま、暫く無言の時間が流れるのだった。

 

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