今、俺の目の前では優がにこにこと本当に楽しそうに指先へ愛液を絡ませ、アホ面した勝也の口元へ運びしゃぶらせている。
その光景をしばし横目に見ていてようやく気付いたが、一連の行為は俺と優の間では未だ体験していないものだった。
そう。有ろう事か、恋人の俺ではなく勝也に優の初めてを奪われてしまったのだ。
焦燥と共に独占欲が悲鳴を上げる。心に今までの比じゃない重石が圧し掛かってきた。
だが。だがだ。それと同じくらいの大きな甘い疼きも感じてしまうのだ。
(ああくそ!心がぶっ壊れそうだ!)
それは優の裸を見られる事で感じる疼きともまた違う、初めて体験する心の嵐だった。
自分だけがそんな暴風雨の中に晒されていてはすぐに心折れ、倒れ伏してしまうかもしれない。
それが悔しくて心細くて、俺は半ば助けを乞うように言葉を紡いでいた。その嵐の中で縋りつき、共に翻弄される仲間が欲しかった。
「なあ佳奈子、勝也に指しゃぶられた事ある?」
「え?無いけど……」
何気ないフリで聞いた俺にキョトンとした顔で答える佳奈子。その言葉が俺の口角を上げてくれる。
俺も佳奈子の『初めて』を貰えた。その事実に安堵と満足感が湧き上がって来るのを感じつつ、親友の様子を伺った。
直後は佳奈子と同じように呆けていた勝也だが、それが徐々に驚愕へと変わり、やがて歯を食いしばった実に悔しげな表情に変わってきた。
(ああ、そうだよな。気持ちは解る。俺もそうだった)
こいつが同じステージに来てくれた事がとても嬉しい。
優の初めてを奪われたのは悔しいが、それ以上に佳奈子の初めてを貰って勝也と対等になれた事が嬉しい俺なのだった。
「陽一、場所変わろーぜ」
「そうだな。チェンジだ」
次に考える事も同じらしい。
マンコを拝ませてもらった相手に礼を言ってから立ち上がる俺達。その股間のモノも萎えるどころか前にも増してビンと勃ち上がっている。
あんなに心を乱されてもやっぱり興奮の方がはるかに大きい。そんなどうしようもない俺達だった。
「ただいま」
「おかえり」
さっきまで勝也が座っていた場所にどかりと腰を下ろす。
俺の大事な恋人はにっこり微笑んで迎えてくれた。
「勝也、これ」
「おう、サンキュ」
移動ついでに手に取った物、事前に用意してあった濡れタオルを勝也にも手渡した。
「優、右手出して」
「はい」
これから俺がする事を解っているんだろう。何も言わずに手を差し出してくれた。
俺は濡れタオルで優の右手の指、勝也がしゃぶっていた人差し指を丁寧に拭っていく。
そうして指先に勝也の痕跡がなくなったのを確認すると、パクリと咥えてしゃぶり出す。
優の指もやっぱり細い。女の子の指だ。その指を初めて舐めた勝也の記憶を上書きするようにしゃぶり尽くす。
「かっちゃんに先に指舐められたの、そんなに悔しかったの?」
「ははりまえら」
苦笑と嬉しさの混じった顔で優が聞いてくる。
俺は指を咥えたままそれに答えた。今は一瞬でもこの手を離したくない。
「指くらいでそんなに必死にならなくても……」
「佳奈子の初めては全部おれが貰うんだ!」
呆れた様子の相手に対しムスっとした膨れっ面で返す勝也。すぐに指を口に入れ直し、尚も念入りにしゃぶりつく。
そんな様を見せつけられ、「もぅ……」なんてやれやれ感を出す佳奈子だが、ニマニマしそうな顔を必死で抑え平静を装ってる事からもまんざらでもないのが分かる。
「他の指の初めても貰うよ」
俺はそう宣言して五指を次々にしゃぶり出した。
気持ち悪がられるかな?とも思ったが、優は気にせず好きにさせてくれる。
「佳奈ちゃん、指舐められるのって結構気持ちいいね」
「ほんとね。ちょっとドキドキする」
どうやら二人も気に入ってくれたらしい。
「佳奈子、そっちも」
「はいはい」
「優」
「どーぞ」
もちろん左手もだ。念入りに全ての指を舐めしゃぶり、自分達だけの痕跡を付けて回るのだった。
「これでよしと」
やがて両手の指は全て俺の物になった。右手の人差し指も上書きしたので良しとする。
「後は……」
と、俺と勝也の視線が足元に向かう。だがそれに気付いた二人は慌てて両足を座卓の下に隠してしまった。
「こ、こっちはいいから!」
「駄目よ!?絶対駄目よ!?」
(駄目なのか。ちょっと興味があったんだけど)
まぁそんなに拒むなら深追いはしない。実際足の方は土下座して頼むほど執着がある訳でもないのだ。
「わかったわかった。足はいーから」
「そろそろマンコ舐めさせてよ」
元々そっちが目的だったのだ。大分脇道に逸れてしまった。
「「……」」
二人も本来やろうとした事を思い出したらしい。黙ってテーブルの下から足先を出す。
だが、意識した為かちょっと脚が閉じてきた。俺達の身体があるから完全には閉じられないのだが太ももにちょっと力が込められる。
「もうちょっとお尻前に出して。舐めにくいから」
少し躊躇するかと思ったが、二人とも素直に座卓の端ギリギリまで移動してくれた。
顔のすぐ前にマンコが来る。愛液の匂いがより一層強くなった。
「陽一、最初は穴のあたり舐めてみようぜ?」
「オーケー」
一番刺激の強い所は後回しにして、まずは周囲から徐々に攻めていく。
クンニもまた愛撫の一貫なのだ。その基本はおろそかにしない。
「いくぜ?」
双方股間に半ば顔を埋める形のまま、上目遣いに相手の様子を確認する。
佳奈子はもちろん優でさえも大分緊張してるように見えるが、それは舐める側の俺達も同様だ。
ずっとやってみたいと焦がれていた行為、クンニリングスをようやくする事が出来るのだ。期待と興奮が胸の内ではち切れそうだった。
やがて俺達に負けない位の期待と興奮を羞恥の中に滲ませながら、女子二人が小さく頷く。
それを合図に舌を突き出し、膣口の周辺へぺとりと当てた。
「はぁん!」
「んあっ!」
いきなり大きな反応だ。すぐには動かず舌を当てたままちょっと待つ。
女性器の芳香に包まれながら数秒間様子を見るが、二人からストップはかかならい。問題無しと判断し、少しずつ舌を動かし始めた。
まるで口の中のように濡れた粘膜を舌先だけでチロチロと舐めていく。
愛液の酸味を感じながら穴の周辺をなぞるように舌を動かすと、優は身体をくねらせ、大きな喘ぎ声を上げ始めた。
「あっ……んっ!んぁっ!……あっあっ……あぁんっ!」
想像以上に感じてくれるのが嬉しくなって舐める範囲を広げてみた。尿道口や小陰唇、大陰唇の辺りまで舐め上げるが、反応が強いのはやはり膣口周辺だ。
舐め方も工夫してみる。舌先で細かく動くだけでなく、舌全体でベロリと広い範囲を舐め上げたりと、優の様子を見ながら変化をつけてみた。
その度に可愛い反応を返してくれるのが楽しく、そして嬉しい。
「優、どう?気持ちいい?」
「んっ!きもち、いぃ!」
真っ赤な顔を蕩けさせながらそう答えてくれた。
「おーい、ちょっと見てみ」
声を掛けられ目を向けると、両手で佳奈子のお尻を抱え込んだ勝也が舌を膣口に挿入していた。
そのまま俺に見せつけるよう顔の前後し舌の出し入れを始める。たまに奥まで舌を入れたまま膣壁を舐めたりもしているようだ。
「あっ!あっ!あっ!あぁあっ!」
ピンと突き出された舌が出入りする度に佳奈子が喘ぎ声を上げる。それは舌をチンポに見立てた擬似セックスのようだった。
「すっげぇエロい……」
ついさっきまで間近で見ていた膣口が勝也の舌に犯されている。俺も、そして優も卑猥すぎるその光景に見入ってしまった。
「佳奈ちゃん、どんな感じ?」
具合が気になったのか、舌が出入りする膣口を覗き込みながら優が尋ねる。
「あっ!ぬるぬるしたのが、んあっ!入ってきて、変な感じぃ!」
「おまえらもやってみろよ」
喘ぎながらも律儀に答えてくれる佳奈子に感化されたか、優がこっちに向き直り期待を込めた視線で見つめてくる。
もちろんその期待を裏切れる訳がない。というか俺自身が試してみたくて仕方ない。
早速勝也を真似して両手をお尻に回した。なるほど、確かにこうすると頭を動かし易そうだ。
舌を膣口周辺で転がして、愛液をまぶす。そして目一杯唇から突き出し、膣中に埋めていった。
「はぁん!」
優の喘ぎと共に、舌がぬくもりと酸味に覆われる。
そのまま膣の最奥目指して進もうとするが、舌が半分も入った所で唇がマンコに触れてしまった。舌はチンポほど長くは無い。これ以上奥へは行けなそうだ。
(それなら……)
最奥への侵入を断念した俺は舌先をツンと突き出して顔の前後運動に切り替えた。
ぬるぬるした舌が、更にぬるぬるした膣を出入りする。同じ舌を使うにも、ディープキスで吸われるのとははまた違った感触だ。
「あぁん!ほんとだぁ、これ、んあぁ、変な感じだぁ!」
それがどんな感じなのかは男の俺には分らないが、悪くは無いのだろう。
悦んでくれるのが嬉しくてそのまま続けてみるが、舌を尖らせたまま顔を前後するのは中々に疲れる。
唇は粘膜へ押しつけたまま、休憩がてらに力を抜いた舌をちろちろ動かし、周りの膣壁を舐めてみた。
「はぁ~~!……それもいいよぉ!」
中々いいらしい。
ふと思いついた俺は膣口を覆うように唇を密着させ、穴の奥から愛液を吸い上げてみた。
ずぞぞぞぞっと、まるで掃除機で啜り取るみたいな音を立てて液体を吸い上げると、口の中いっぱいに複雑な酸味が広がっていく。
「ふぅあああぁぁ~~~!!!」
優は結構な反応を返してきた。ちょっと強すぎるかな?と思い、一旦止めて様子を見る。
「強すぎた?」
「ん……大丈夫だよ、ゾクゾクしたぁ」
ふにゃりと蕩けた表情をしている優。
どうやらかなりいいみたいだ。これは今後もクンニレパートリーに加えてみようと決めた。
「ほ~……佳奈子、おれも思い切り吸ってみていーか?」
「いいよ。やってみて……んぁ!?はあぁああぁぁ~~~!!!」
勝也も真似して下品な音を立てながらマンコに吸い付いた。
その刺激に背をのけ反らせながら佳奈子は震えている。
「っぷあ~……すっげ、口ん中が愛液だらけだ。佳奈子、どうだった?」
「すっごくゾクゾクする……結構いいかも」
「ね!いいよねぇ」
(……なるほどなぁ)
ふと思う。こうして勝也達と一緒にエッチをするのは、見せ合いでより興奮する以外にも自分では思いつかないやり方を参考に出来るというメリットがあると気付いたのだ。その点セックスの上達を目指す身としてとても有難い。
以降、俺達は互いの痴態をより注意深く観察し、行為を見せ合いながら舌や唇を使った愛撫の試行錯誤を重ねていく。
優と佳奈子もその度に正直な感想を言ってくれて、それを参考に二人がもっと気持ちよくなれる工夫を凝らしていった。
やがて止めどなくあふれてくる愛液の中に若干の苦味が混ざるようになる。
これはと思い良く観察してみようとした所で、荒い息使いの優から声が掛かった。
「陽ちゃん、そろそろ、クリちゃんもしてほしいな」
「勝也ぁ、私も……」
いい感じに昂ぶって来た二人からそんな注文が入る。
本格的にイキたくなったんだろう、一番感じるクリトリスへの愛撫をご所望だ。
「フードの上からの方がいいよな?」
「最初はそうだね。大丈夫そうなら言うから」
「佳奈子も直接舐めてよさげなら教えてくれ」
「わかった。優しくしてね?」
ここからは一気にイクまでする事になるだろう。改めて全員で舐めやすい、舐められやすい体制を整える。
「あ、わたし多分クリちゃん舐められたら脚閉じちゃうと思う」
「じゃあ最初から閉じといていいよ。俺の頭挟んでみて」
「ん、わかった」
優のマンコすれすれに口を寄せた状態で太ももに頭を軽く挟まれる。
両頬に柔らかい肌の感触を受け、鼻いっぱいに愛液とマンコの香りを感じた。
見て良し、嗅いで良し、感じて良しの天国だ。
「これ凄く気持ちいい」
「そうなの?」
はてな?といった感じの優の横で、佳奈子も勝也にせがまれていた。
「佳奈子、おれもおれも!」
「ん~……こうかな?」
「うひょー!」
大はしゃぎの勝也。そんな光景を見て「あっ」と思い出してしまった。
そういや優に太ももで挟まれたのも勝也が先じゃんと。
「どうしたの?何かあったかな?」
「あ、ううん。大丈夫だよ」
俺が声を出したもんだから自分のアソコに何か問題でもあったのかと思ったらしい。
いらない心配をさせてしまった。それにもう今更言ってもどうしようもない事だ。今こうして挟まれてるのは俺。それで良しとしなければならない。
「それじゃ始めるよ。イケるまで気持ち良くするから」
「うん。よろしくね」
心配させたお詫びだ。その分沢山感じさせようと気合を入れる。
「よし、おれも始めっぞ」
「ん、来て」
俺は一つ息を吸い込むと、クンニを始める前よりも心なし肉莢から顔を覗かせたように見えるクリトリス、その真上に唇を寄せ包皮の上から舐め上げた。
「ぁはあっ!」
「んあぁっ!」
予想通りの大きな反応だ。頭を挟む太ももにも強い力が込められる。そうして顔を股間に押し付けられたせいで、陰毛が鼻をくすぐりこそばゆい。
その鼻でもって塞がり気味の口の変わりに呼吸をすると、ムワっと匂い立つような優の体臭を強く感じた。もちろん臭くは無い。性欲を酷く刺激するいやらしい匂いだ。
濃厚な性臭で鼻孔を満たしながら、フードの上から舌先を小刻みに動かしたり、押し付けたりと愛撫を施す。
舌の感覚はやっぱり繊細だ。指で触るよりも皮の下のコリコリしたクリトリスの存在を強く感じられた。
「はぁっ!あっ!いいよっ!きもちっ!きもちいっ!」
「あっ!いっ!いいっ!いいっ!そのまま、もっと!」
喘ぎ声だけじゃなく気持ちいいとも言ってくれる。
そうしてくれるとこっちも益々やる気がでる。もっともっと感じてもらおうと、薄皮一枚隔てた肉のポッチをくるくると舌で転がすように弄り回した。
俺の舌が動くたび、それに合わせて甘い喘ぎ声が響き渡る。
それが何とも嬉しく、そして楽しくて、息継ぎするより夢中になってレロレロと舌を動かし続けた。
しかしだ。頭をぎゅっと挟まれながら一分ほど舐め続けてると、さすがに舌先を動かし続けるのがしんどくなってきた。
一旦少しだけ休ませてもらおうかな……と思ったタイミングで、しかし次の段階へのゴーサインが出てしまう。
「かつやっ!クリっ!してっ!」
「ようちゃ!ほしいよぉっ!」
もう堪らない、トドメを刺して欲しいとばかりに息も絶え絶えなおねだりが来た。
こうなったら休んでる場合じゃない。ここが正念場だ。
疲れた舌に活を入れ、クリトリスのフードをほじるようにして肉豆を剥き出してやる。
しかしここからはさっきみたいな激しい動きはしない。豆を軽く撫でるような感じで舌を動かしてみた。
「はぁああぁーーー!!!すごっ!すごいぃい!!!」
「すごいっ!!!これだめっ!!よすぎるぅっ!!!」
やっぱり直接刺激されるのは段違いに気持ちいいらしい。
指と舌どっちがいいのか聞いてみたいが、今は無理だ。太ももでがっちり頬を挟まれているのに加え、逃がさないとばかりに両手でもって頭をマンコに押さえ付けられていた。多分無意識にそうしているんだろう。
陰毛の茂みから感じる体臭もさっきより強くなった気がする。その匂いと興奮と頭部への圧迫で俺も頭がクラクラしてきた。
心なしさっきよりピンと張りつめた小粒の豆に唾液と愛液をたっぷり塗り付け、チロチロチロチロと舌先で撫で続ける。優は無意識に腰をくねくね動かすので、両腕でがっちりお尻をホールドしながらだ。
しかし流石に長時間この体勢が続くときついと思ったが、幸いそれは杞憂だった。直後に二人は絶頂を迎えてくれたのだ。
「はぁっっっ!!!イクっ!イクっ!!いっっっ!!!」
「あぁああぁあーーーーー!!!イクぅぅぅーーーー!!!」
二人とも身体をガクガク痙攣させながら、優は俺の頭を抱え込むように前傾し、佳奈子は身体をのけ反らせて座卓の上に倒れ込む。
直後、体臭に加えマンコから漂ってくる匂いも更に強くなった。
その芳香を胸いっぱいに吸い込みつつも、舌はクリトリスから離す。イった後も刺激され続けるのはきついだろうと思ったからだ。
代わりに絶頂の痙攣が終わるまでの間、クリトリスを除いたマンコ全体を優しく舐め回す事にする。
膣口から新たに溢れてくる愛液には、いつもの苦味が混じっていた。
やがて長く断続的な痙攣も治まってくると、優は丸めていた身体を反らし、佳奈子と並んで座卓の上に仰向けになった。
直後に脚の拘束も緩んだので、股を開いて自身の頭を解放する。そのまま顔を上げ様子を伺うと、昨日と同じように二人とも気を失っているようだった。
二人の荒い呼吸に合わせて汗ばんだ胸が上下している。
優は巨乳故に仰向けになると乳房が身体の左右に広がるが、佳奈子のそれは形があまり崩れない。綺麗な山の頂にぷっくりとした乳首が鎮座している。やっぱり美乳だ。
もちろん優の仰向けおっぱいもエロくていいものだ……なんて、誰に言うわけでもないのに心の内で取り繕っていた。同時に頬を膨らませる優の顔が浮かんでくる。
仲良く寝転ぶ二人を見ながら、俺は声を出さずに苦笑した。
そうして少しの間様子を見ていたが、二人とも倒れたまま起きてこない。昨日もそうだったので意識はあるんだろうが、今回もしばらくはダウンしたままかもしれない。
彼女らが復活するまでどうするかと考え込む。もちろんその身体へ昨日みたいにイタズラするのは無しだ。代わりにあられもない姿の二人を存分に眺める事にした。
勝也も俺と同様暫く二人を眺めていたが、その内手持ち無沙汰になったのか話しかけてきた。
「すごかったな」
「な」
「起きるまでどーすっか」
「ん~……汗かいてるし拭いてあげるか」
「そーだな。そっちのタオル取ってくれ」
「あいよ」
さっき指を拭ったタオルを投げて渡すと、勝也はそれらを洗面所で濡らしてきてくれた。礼を言って受け取り、優のおでこに宛がった。
「優、汗拭くよ?」
「……ん~」
聞こえているのかいないのか、そんな風に唸り声が返って来る。
とりあえず了解は取れたものとし、濡れタオルで額の汗を拭いていく。そのまま顔、首、肩、腕と続き、乳房に到達した。
マシュマロよりも柔らかいそれを優しく拭いていく。乳首にちょっかい出したい衝動に駆られるが自重し、おっぱいの下側にも汗かくんだなぁと感慨に浸りつつ、股間を除き足の方まで拭きあげた。
「なぁ、マンコ拭いても大丈夫だと思うか?」
「いや、止めとこう。イったばかりだし刺激が強いかも」
「だよな」
それに佳奈子の白い愛液も舐めさせてもらう予定なのだ。拭き取ってしまったらもったいないと思うのだった。
その後暫くの間、俺と勝也は恋人の身体を優しく撫でていた。滑らかな肌の感触を楽しみつつ、二人の綺麗で淫靡な身体を視姦する。
そうして五分ほど経った頃、ようやく優が薄く目を開けた。絶頂してからは十五分くらい経っただろうか。
「……ん、ありがとね……」
「もう大丈夫なの?」
「うん……よいしょっと」
上半身を起した優は横で寝転ぶ佳奈子のお腹をぺしぺしと叩いた。
「佳奈ちゃん、おーい」
「ん~……」
佳奈子も唸りながら薄目を開ける。そしてのっそり両手を持ち上げ勝也に向けた。
「起こして」
「おう、ほらよっと」
その手を取って引き寄せ、佳奈子の上体を起こす。
二人とも目を覚ましたとは言え、未だにボーっとしている。
濡れタオルで拭いた肌には新たな汗の玉が浮かんでいた。
「麦茶でも飲むか?」
「うん、飲む」
「わたしも」
今日のエッチは長丁場になりそうだったから予め色々用意しておいた。始まってからあれが無いこれが無いとばたばたするのは白ける。
ポットに入れておいた麦茶を湯飲みに注いで渡した。喉が渇いていたのか、コクコクと中々の勢いで喉を鳴らす二人。
「で、どうだった?指でするのと比べて」
大分落ち着いた所で、一番気になっていた事を聞いてみた。
「私は……こっちの方が好きかも」
最中を思い出したのか視線を外し照れてはいるが、それでも佳奈子はしっかりと答えてくれた。 余韻が続いているのか、その表情は未だポーっと夢でも見ているようだ。よっぽど勝也の舌愛撫とその後の絶頂での快感が凄かったんだろう。
「わたしも!指は指でいいんだけど、舌はぬるぬるして凄かった!そのぬるぬるが動き回るとすっごくゾクゾクしたよ」
優もまた頬を染めてはいるが、こっちは覚めやらぬ感動のせいらしい。自身が受けた快感の素晴らしさをうまく表現できないのがもどかしいとばかりにキュッと拳を握りしめている。
(そっか、上手く出来たんだ)
二人とも指でされるより随分と良かったみたいだ。初めてのクンニだったが満足してくれたようで俺も安心した。
やる方としても興奮するし楽しいので、セックスの定番にしていいかもしれない。ちょっと舌が疲れるが、そこは経験でカバーしていきたい。
「じゃあまたやってもいいか?クンニ」
次への期待も込め勝也が問いかける。
「うん。またしてほしい……恥ずかしいけど」
「わたしもお願いね?陽ちゃん」
「ああ。まだ加減が分からないからさ、こうしてほしいとかあったら言ってな」
「佳奈子も遠慮しないで教えてくれ」
「うん」
「わかった」
初めての行為を互いに満足で終える事ができた俺達。それぞれの顔に相手への信頼と愛情とで形作られた笑みが自然と浮かび上がる。
実際やってみて解った事だが、セックスは共同作業だ。
極論、優の身体さえあれば自分本位な性欲は満たせてしまう。確かにその場ではとてもすっきりするだろうが、しかしそんなのは空しいだけだ。後で激しく後悔するだろう。
ここ数日間のエッチを通して、俺は強く望むようになった。自分だけじゃなく、相手にも同じくらいかそれ以上に気持ち良くなって欲しいと。
なぜならその方が絶対楽しいからだ。俺は自分の性欲を満たすだけじゃ無く、相手と、みんなと楽しく、気持ちよくなりたいのだ。
その為にはパートナーである優の協力は欠かせない。
より楽しく、より気持ち良くなる為の優との共同作業だ。そしてそこに勝也と佳奈子が加わればもっともっとエッチが楽しくなるだろう。
(あぁ、チンポで優を満足させられるようになりたい。もっとセックスが上手くなりたい)
つくづくそう思う。
優は気にするなと言ってくれるが、セックスで自分だけが気持ちいいのはやっぱり大きな負い目なのだ。どうにかして、早いとこ優を満足させられるようになりたい。
幸いにして優自身がとても協力的だ。そして何でも相談できる友人達もいる。
改めて、自分は友達に恵まれてると思うのだった。
「次は陽ちゃん達が気持ちよくなりたいよね?」
「もうこんなにパンパンだしね」
一息つき湯飲みを置いた優と佳奈子。物欲しげにチンポを手に取り撫で擦る。
「フェラチオ、する?」
上目遣いで誘うように見つめてくる優は凶悪なまでにエロ可愛い。さっき一回出してなかったら、それだけで射精してしまったかもしれない。
その艶姿に誘われるように、我慢汁が鈴口の先から滴り落ちた。
「やってもらおーぜ?」
「うん、やってほしい。……あ、その前に!」
フェラチオの前にやっておきたい事があるのを思い出した。
「佳奈子、白い愛液舐めさせてよ」
「あ~、そうだったな」
勝也も思い出したようで優に期待の眼差しを送る。
二人の股間を見てみれば、透明だった愛液に代わり白濁液が溢れていた。途中から味が変わっているのに気がついていたが、やっぱり気持ち良くなると出てくる物らしい。
「しょうがないわね」
そう言いつつも指先へ丁寧に愛液を絡め、頬を染めつつ俺に差し出してくれる佳奈子。
吸い寄せられるように首を伸ばしてその指を咥える。
「ありがと。……んむ」
「かっちゃんもどーぞ」
「サンキュー!……あーん」
優も羞恥と興奮相半ばの様子で、たっぷり掬い取った白濁液を勝也に舐めさせた。
そんな俺達はなんだか弁当の回し食いでもしてるみたいだなと思いつつ、佳奈子の指からこそげ取った愛液を味わう。
「ん~……やっぱさっきと味が違うな」
「うん。苦くなってる」
「じゃあまずいでしょ?」
「いや、美味いよ。もっと舐めたいくらいだ」
「だな。優菜、お代わり」
「佳奈子、俺も」
そうして雛鳥のように口を開けて待つ俺達へ、苦笑と共に追加の愛液が与えられるのだ。
女の子の秘所から溢れる透明な汁と白い汁。それぞれに味の違いがある事を不思議に思いながら、この複雑な味わいを堪能していく。
「そういえばさ、白いのが出る時ってそれと分かるもんなの?」
ふいに湧いて出た疑問をぶつける。男で言う精液みたいに出すと気持ちが良かったりするんだろうか。
「ううん、自覚は無いわね。いつのまにか出てる感じ」
「そうだね。その時の気持ち良さで、そろそろ出るんだろうなって分かるくらいかな?」
「「へぇ~」」
何故時間差で種類の違う物が出てくるんだろうか?
恐らくチンポを入れ易くする以外にも何かしらの役割があるんだろう。人体は不思議の塊だ。
「ごっそさん。そんじゃあ佳奈子、ここ綺麗にしてやるからな」
優の愛液の味見を終えた勝也が目の前の股座に潜り込む。そしてマンコやその周辺に付着する愛液を舐め取っていった。
「ちょっと!……あぁん!もぅ……んぅっ」
最初は驚いた佳奈子だが、舌の動きに反応して吐息を漏らした後は諦めたように好きにさせている。
「優」
「ん、じゃあお願いします」
自分もされると解っていたんだろう。素直に受け入れ、舐めやすいようテーブルの端に座り直してくれた。
優のマンコに顔を寄せる。あえてすぐには膣口周辺を舐めず、太ももに垂れ広がる汁から舐め取っていった。そこから大陰唇、クリトリスは避けて小陰唇、尿道口、そして膣口下側へと舌を進める。
肛門との中間地点のあたりを舐めた時、強く身体が痙攣して甘い吐息が漏れた。
優が感じるポイントなのかもしれない。後々の為に心に留めて置く事にする。
ちなみに勝也との事前の打ち合わせで、アナルには一切触れないでおこうと決めていた。
肛門に関しては愛液を舐めたりマンコの匂いを嗅いだりするより更に強い拒絶があるだろうと予想したからだ。
教本にもアナルは熟練者向けと書いてあった。下手をすれば裂傷などの怪我をするらしい。初心者の俺達は尚更避けるべきだろう。
そして何より俺と勝也は、今の所アナルへの愛撫や肛門性交に興味が薄かったのだ。
将来的にはどうなるかは解らないのだが、今はアンタッチャブルな場所として興味を持たないようにする。
そうしてキュッと窄まる肛門を避け周辺を粗方舐め終わり、最後に膣口に吸い付いた。
残りの愛液を全て舐め取ろうとするが、しかし舐めたそばから滾々と沸き出てくる。
「陽ちゃん、キリが無いから……」
「勝也も、もういいよ」
やがて女子二人からストップが出てしまう。
最初は奉仕のつもりだったが、途中からは興奮が勝りつい夢中で舐めてしまった。綺麗にするためにやったのにこれ以上濡らしてどうするという話だ。
最後に濡れタオルで女性器周辺を軽く拭き、満足して顔を離す俺と勝也だった。