少し前とは打って変わり静まり返った旅館の一室。
今は触れ合う身体の火照りと荒く息を吐く音だけが濃密だったセックスの名残を伝えていた。
(きもち……よかったぁ……)
精液を全て出し終え脱力した俺は、覆いかぶさるように優の身体へ身を預ける。重さで負担を掛けるかも、なんて考えに至れない程、強烈な快感の余韻の中で思考は鈍りきっていた。
呼吸に応じて上下する染み一つ無い背中、その火照った肌からは女の子のいい香りがいつもより強く感じられる気がする。
大分汗もかいてるようで、今も目の前で玉になった雫が背中を伝わり、二人の肌の狭間へと消えて行った。
何と無しに、背筋に浮かぶ汗の玉をぺろりと舐めてみた。
途端にびくりと震える優の背中、舌に感じる仄かな塩気と甘み、そして背徳感。
(全部舐めたいな……優の汗……)
瞬間的に湧き上がったそんな衝動を、大分はっきりしてきた思考力で押さえつける。
いつまでももたれ掛かってはいられない。上半身だけだといっても絶頂直後の優には負担な筈だ。その肌の感触は名残惜しいが、よいせとばかりに身体を起こした。
ついでに隣の様子を伺うと、勝也が佳奈子の上半身を抱えている所だった。
「とりあえず布団に寝かそーぜ」
目が合うとそう言われる。
絶頂で意識が朦朧としてるであろう佳奈子はされるがままに布団まで引きずられ、仰向けに寝かされた。
俺も未だ座卓に突っ伏す恋人に話し掛ける。
「優、布団に寝かせるからね」
返事は期待できないので後ろから抱きつくように上体を起こす。そのまま布団まで引きずって運び、佳奈子の隣にそっと寝かせた。
途中何かむにゃむにゃ言っていたみたいだが、良くは聞き取れなかった。
佳奈子を運び終えた勝也はそのまま洗面所に向かっていた。タオルを濡らしてくるんだろう。
俺は座卓から持ってきた枕を二人の頭の下に差し込み、優の隣に腰を下ろす。
そのタイミングで戻ってきた勝也が濡れタオルを投げてよこした。
「ほれ」
「さんきゅ」
礼を言ってタオルをキャッチし、優の汗を拭いていく。クンニでイカせた時と同様、マンコと背中を除いて全身を丁寧に拭いていった。
汗も拭き終わり一息ついたところでコンドームを付けたままだった事に気付く。
それは勝也も同様で、未だに萎えない勃起の先で精液溜りをぷらぷらと揺らしていた。お互いの間抜けな姿に苦笑いだ。
本日都合四回目の射精だが、コンドームの先端にはそうとは思えないほどの白濁液が溜まっていた。
中身が零れないようにピンク色の被膜を外す。久しぶりに外気に触れるチンポにエアコンのひんやりした風が当たって心地良い。
外した物は口を縛ってゴミ箱に放り込み、優の隣に横向きで寝転がった。片肘立てて頭を支え、恋人の寝顔を眺め続ける。
ふと、空いた手で髪の毛を撫でてみた。そのさらさらした触り心地は子供の頃から変わらなくて、なぜだかとても安心する。安堵と手触りが心地よく後を引き、心の赴くままゆっくりと髪を撫で続けた。
一方、優と佳奈子を挟んだ対岸に寝転がる勝也。仰向けで天井を眺めながらも、片手で佳奈子のお腹を労るように撫でていた。
時折おっぱいにも手が伸びるが、乳房を揉んだり乳首を弄ったりはしていない。佳奈子の微睡みを邪魔しないよう強い刺激は与えないようにしているみたいだ。
俺も何となく優のお腹に手を伸ばす。汗は既に乾いていて、すべすべと滑らかな質感に戻っている。
その触り心地はやっぱり極上で、手の平には性的刺激とはまた違う快感が生まれていた。
「ん……」
肌の上を動き回る感触に意識を刺激されたのか、優がゆっくり瞼を上げた。
顔を覗きこむ俺と目が合うと、口を小さく開け舌の先端を覗かせる。
その意図を俺は即座に察した。
顔を寄せ、唇を重ねる。早速浸入してくる優の舌を自らの舌で迎え撃ち、唾液を絡ませ合う。
そうして甘く柔らかい粘膜を味わいながら、優が満足するまで唇を押し付け続けた。
それから何分経っただろうか。優の舌が引っ込んだので、俺も少し顔を離す。
「もういいの?」
耳元で囁くと優もこくんと頷いた。
それを受けて上半身を起こすと、唇を重ねる勝也達の姿が目に入る。佳奈子もいつの間にか起きていたらしい。
見られているのに気付くとどちらともなくキスを切り上げる二人。空中に突き出された舌と舌の間に唾液の橋が架かっていたが、すぐにそれも途切れていった。
「このまま少し休憩すっか」
起き上がって胡坐をかいた勝也がそう提案する。
時計を見ると時刻は午後の四時を少し回っていた。夕食にはまだちょっと早いが、運動をして小腹も空いた。休憩も兼ねておやつの時間にするのもいいだろう。
「そうだな、ちょっと休もう。……よいしょっと」
俺は立ち上がりお茶の準備をする。人数分の湯飲みに麦茶を注ぎ、お茶菓子も用意した。
それらをお盆に載せて皆が休憩してる布団まで戻る。
「はい麦茶。饅頭もあるよ」
「サンキュー」
「ありがとう」
「ありがと陽ちゃん」
四人で車座になって座り、麦茶で喉を潤しながら饅頭をパクつく。
食べ慣れた味の筈だがやけに旨く感じた。良く動いた身体に水分と糖分が染み渡るようだ。
「二人は饅頭食べないん?」
「今食べると夕ご飯入らなくなっちゃうから。わたしの分は陽ちゃんにあげるよ」
「私も。はい勝也」
「おう。いただき」
女子はやっぱり胃が小さい。それじゃ遠慮なくとばかりに二つ目の饅頭にかぶりつく。
そうして喉を潤し腹もこなれた所で、先程のセックスを振り返る事になった。
「で、どうだった?チンポ入れながらクリ弄るのは。上手く出来てたかな?」
最中は腰を動かすのとクリトリスを弄るのに必死だったが、今振り返るとそれぞれの動きが随分雑だった気がして心配だったのだ。
だがそれは杞憂だとすぐに判明する。気を遣うようなそぶりは見せず、優の表情は明るいままだ。
「うん!すっごく気持ち良かったよ!ちんちん入れながら弄られる方が手だけの時より良かったかも」
「ほんとに!?なら良かった!」
満足させられたようで俺はほっとした。そしてとても嬉しかった。
それを態度で伝えるようにそっと抱き寄せ、柔らかな髪を撫で回す。
優もえへへとはにかみながら俺の肩口に頭を預けてくれた。
そんな俺達を羨まし気に見ながら勝也も真面目な顔で問いかける。
「佳奈子はどうだったんだ?」
「うん、私も凄く良かった。……クリトリス、触られてると、おちんちんで奥を突かれても『うっ!』ってならないのよね。不思議」
「そっか……控えよーとは思ってたんだけどな、気が付いたら気持ち良過ぎてガンガン突いてた。ごめんな」
「ううん、いいよ。私も気持ち良かったから」
無理をした侘びと感謝を込めて慈しむように頭を撫でる。
そんな勝也に身を寄せて、佳奈子も柔らかい笑みを浮かべていた。
(佳奈子も大分慣れたみたいだな)
少し前なら「クリトリス」や「おちんちん」など口に出すのも
親友の優がその辺りに全く物怖じしないのと、勝也や俺が好奇の目で見たりからかったりしないと分かってくれたお陰だろう。
「陽ちゃん達は気持ち良かったの?」
「うん、凄く気持ち良かった。まずバックで入れるだけで全然違うしな」
「そーそー!正常位の時と違う場所が擦れるのがいーんだよな!」
「へぇ~そんなに違うんだ」
「身体が反対になっただけなのにね」
自分達では決して分かり得ないその感覚が何とも不思議だ。と、言葉だけでなく表情で物語る女子二人。
「そんでな、クリ弄り出したらすっげぇうねるんだわ。中でチンポがぐちゃぐちゃに揉まれてる感じだったな」
「優も凄かったよ。クリトリス弄るだけでこんなに違うんだって思った。あれって意識してやってるの?」
「意識はしてないよね?」
「そうね。気持ち良くなると自然とお腹がキュ~ってなるんだけど、中でどう動いてるかは解らないもの」
「なるほどなぁ……何にしても、一緒に気持ち良くなるのってやっぱ大事なんだなぁ」
「そうだねぇ。さっきわたしがイった時もさ、陽ちゃんのちんちんが入ってるだけでいつもよりすっごく気持ち良かったし」
「確かにね。強くイっちゃう時ってちょっと怖くもあるんだけど……おちんちんが入ってると、何ていうか、安心感があるわね。安心して気持ち良くなれる」
「あ~、佳奈ちゃんは怖いって感覚なんだ。わたしは凄く切なくなっちゃうな。だから陽ちゃんとくっ付きたくなるしキスもしたくなるんだけど、ちんちんが入ってると確かに安心するよね。心がふわふわする感じ」
「「へぇ~~……」」
チンポを入れていると安心感がある。
それは思いがけない感想だった。今の所挿入行為自体は俺と勝也が一方的に気持ちいいだけで、優と佳奈子にはさしてメリットがないと思っていたのだ。
肉体的な快感が少なくても精神的にプラスがあるのなら、自分だけが気持ち良くなってるという負い目も少しは軽くなる。俺もまた安心してセックスが出来るのだ。
「ま、バックでやって正解だったな!ほとんど同時にイケたし今度からフィニッシュはこれにすっか!」
試行錯誤を経て、また一歩エッチの道を進む事が出来た俺達。
その喜びが言葉に乗る勝也だが、しかし優は眉根を寄せるのだ。
「うーん……でもなぁ」
「ん?なんかまずかったか?」
「んーん。まずいって事は無いんだけど、この体位ってキスが出来ないなって」
「そうそう。気持ちはいいけど顔が見えないのがちょっと不満なのよね」
「ああ~キスなぁ……」
そういえば、優はイく寸前に切なそうな眼差しを俺に向けていた。絶頂後の気絶から目を覚ました直後、朦朧とした意識で真っ先にキスをねだってきたのはそういう事なんだろう。
バックはお互い同じ方向を向いてるし、女性側は前に突っ伏してるから顔の距離も遠い。キスがやりにくい体位だと言えた。
(あ、でも確か……)
ふと思い出す。
「勝也、AVだとバックでキスしてなかったか?こう、女優が振り返る感じで」
「あ~やってたやってた!ちょっと試してみっか」
俺達はそれぞれの恋人の後ろに回って密着する。
「佳奈子、後ろ向いてくれ」
「優も……ん……」
首をひねり振り返った優の唇に吸い付く。確かにキスは出来た。
「出来たは出来たけど、これ優の方は大変じゃない?」
「ちょっと大変かもだけど、出来ないよりは全然いいよ」
「そうよね。勝也、私が後ろ向いたらキスの合図だから。宜しくね?」
「おう!そういやこの体勢だとおっぱいも揉み易そうだよな。ほら」
両腕を前に回し、美乳を鷲掴む。
「あん!……もぅ、いいけど……あっ」
不意を突かれた佳奈子はびっくりするが、勝也の手を拒んだりはしない。乳房を揉まれピンと突き出した乳首も摘まれ、すぐに表情を蕩けさせた。
「優もするよ」
「うん……あ……はぁっ」
巨乳を下から掬い上げて持ち、たぷたぷと乳房の柔らかさを楽しむ。
その様子を正面の勝也と佳奈子が揃って注視するのが分かる。そんな二人に見せ付けるようグミのような弾力の乳首をこね回した。
後ろから抱きついて巨乳を揉むのは興奮するし楽しかった。いつも正面から見ていたおっぱいを優の肩越しに覗き見るのが新鮮だ。
鼻腔に漂う芳香に釣られ、目の前にある優の後頭部に顔を埋める。
髪の毛のいい匂いを胸いっぱいに吸い込みながら、視覚に頼らずおっぱいを愛撫していく。
(おぉ~、これもいいなぁ)
目を閉じたことによって掌に受ける感覚がより鋭敏になり、おっぱいの柔らかさ、肌のキメの細かさ、乳首の弾力がより生々しく伝わる気がした。
やがて優が胸の刺激に身を悶えさせながら振り向いた。欲情に染まった顔で舌を覗かせている。
すかさずその口に吸い付く。舌で唇を一撫ですると、ようやく来たとばかりに彼女の舌が絡まり出した。
「あん……んむ……えぁ」
「んんっ……はぁ……んむ」
おっぱいを揉み乳首を弄りながら、舌をたっぷり絡め合う。
視線をやれないが、吐息の感じからして勝也達もキスを楽しんでるみたいだ。情熱の籠った二人の吐息もBGMにしながら、優の温かく柔らかい舌を貪り続けた。
そうして優の唾液を啜りつつ心地よい弾力の乳首を弄っていてふと気付く。この体勢だとおっぱいを吸えない。
揉むのはもちろん、舐めるのも吸うのも大好きな俺にはもどかしい体勢だと今更気付いた。舌を引っ込めて顔を離す。
「優、おっぱい吸いたいから寝転がってくれないか」
「ん、いいよ」
すると勝也もちゅぽんと唇を離し、くりくりと左右の乳頭を摘みながら言う。
「佳奈子、おれもおっぱい吸いたい」
「んぁ……わかった」
俺達の要望にも快く頷き、二人並んでこてんと仰向けに寝転がってくれた。
その肢体の上、おっぱいの位置に頭が来るように俺達は身体を重ねる。
「重くない?」
「だいじょぶ」
確認を終えると少し左右に広がった乳房を両手で寄せ、右の乳首にかぷりと吸い付きしゃぶり出す。もちろん左の乳首も放っておかずに指で摘みこね回した。
「はぁん!……んっ、んっ、きもちぃ!」
途端に艶の入った吐息が吐き出され、嬉しくなった俺はより強く乳首にしゃぶりつくのだ。
「んぁっ!あっ、それいいっ!……んぅっ!」
隣で勝也も美乳に顔を埋めていた。こんもり盛り上がった乳輪を口に含み、乳房ごと引っ張るように吸い付いている。頬が凹むほどの強い吸引に佳奈子も遠慮無く喘ぎ声を出していた。
「あんっ!……ふふ、なんだか陽ちゃんもかっちゃんも、んっ、赤ちゃんみたいだね」
「ほんとね、あっ!ああっ!そんなに吸っても、お乳は出ないわよ?」
二人は無心でおっぱいを吸う俺達の頭に手を置くと優しく撫でてくれる。
乳首に流れる刺激に喘ぎ声を上げつつも、その表情には慈愛が浮かんでいる。
「そうだけど、なんだか出そうな気がするんだよ。二人ともおっぱい大きいしさ」
「だよなー。こんだけありゃそのうち出るんじゃねーか?」
その感覚を持ち主にも解ってほしくて、たわわな乳房を両手で揺らす俺達。
それに合わせて優はたぷんたぷんと、佳奈子はぷるんぷるんとおっぱいを揺らす。
当然、「そんな訳ないでしょ!」みたいな反応が返って来ると思っていた俺達だが、しかしその当ては外れるのだった。
「私……そんなに大きいかな……」
慈愛に満ちた面持ちから一転、僅かに表情を曇らせながら佳奈子が言う。横目でちらりと優の乳房に視線を送りながらだ。
勝也が即座に声を上げ、俺もそれに続いた。
「いやお前、十分でかいって!そりゃ優菜は凄いけどさ」
「俺も大きいと思うよ。学年でも上の方だろ?少なくとも平均以上はあるよ」
相変わらず自身のおっぱいにだけは懐疑的な佳奈子だ。
そんな彼女の乳房から顔を上げ身を乗り出すと、勝也は真面目な顔で問いかけた。
「なぁ佳奈子、何でそんなに気にすんだ?何か、あったのか?教えてくれよ」
やっぱり勝也も気になっていたのか、こういう関係になってから度々見え隠れする佳奈子のコンプレックスに踏み込んできた。
恋人の勝也には聞く権利もあるだろう。優からは色々あると言われていたが、俺も親友として出来る事があれば彼女の力になりたかった。
好きな相手からの真剣な問いかけ。しかし佳奈子は数秒その瞳を見つめた後、プイと顔を逸らしてしまう。
そして何か迷うそぶりを見せ、もう一度勝也をチラ見し、やがてちょっと不貞腐れたような声でぼそりと話し出すのだった。
「…………だってあんた、昔からいっつも優菜の胸ばっかり見てるんだもん……」
「……あ」
「あ~」
「見てるねぇ」
びくりと固まる勝也、納得する俺、優も苦笑しつつ同意していた。
優の胸が大きくなり出したのは小学五年生の頃だったろうか。
既にその頃からクラスでも一二を争う大きさだったおっぱいは、数年たった今でも同年代でのトップ争いを続けている。当然、俺や勝也を含めた男共の視線を釘付けにしていたのだ。
好きな相手が一番身近な自分を差し置き他の女子の胸ばかり見ていれば確かに傷付くだろう。
しかもその女子は周囲で一番の巨乳であり、自分の一番の親友なのだ。そんな状況が何年も続けばコンプレックスになってしまうのは仕方ないのかもしれない。
「や、それは……あれだ、やっぱでかいと見ちまうってゆーか、仕方ないってゆーか……」
自覚があるんだろう。視線を泳がせながらしどろもどろに弁解をする勝也。
なんだか見てられなくなって、割り込むように弁護に加わる。
「俺もそうだけどさ、男のそういう所は絶対に逆らえない本能なんだと思うよ。だからそこは許してやってよ。……それに、優しか見てないって訳じゃないだろ?勝也も俺も佳奈子のおっぱいだってずっと見てきたしな?」
「そーそー!佳奈子のおっぱいが大きくなってきて、おれすげぇ嬉しかったんだぜ?確かに優菜のおっぱいは見てたけどさ、佳奈子のだって同じくらい、いやもっともっと見てたぜ!マジで!……それにさ、おっぱいの良さって大きさだけじゃねーからな。形の良さとか乳首とのバランスとかさ、その辺でも佳奈子のおっぱいはすげぇと思うぜ!」
普段のちゃらけた様子はかなぐり捨て、本音を全て吐き出さんと必死にまくし立てる勝也。
その気持ちは手つきにも現れている。真摯に、そして慈しむように美乳を撫で回していた。
「俺も佳奈子のおっぱいは綺麗だと思うよ。もっと自信持ってもいいんじゃない?」
「つーかお前この大きさで自信無いとか、
ちなみに橋中とは、同じ部活で同学年の
明るく社交的で笑顔の可愛い人気者だが、おっぱいが控えめなのだけが玉に瑕だ。本人もそれをいたく気にしてるらしい。
さておき、その素晴らしい造形に自信を持ってもらうべく男二人で必死に佳奈子を励ます。
一見拗ねたように目を逸らしていた彼女も聞く耳は閉ざさずにいたらしく、次第に表情が照れ臭そうなそれへと変化してきた。
「美紀はそんな子じゃないわよ……でも、そうね。あんた達がそこまで言ってくれるなら自信持っていいのかな」
苦笑したのち、ようやく照れ混じりの柔らかい笑みを浮かべてくれた。
「おう!持っとけ持っとけ!」
恋人の笑顔を取り戻せて喜色満面の勝也。
直後に真面目な顔に切り替え佳奈子と向き合う。
「その、不安にさせてごめんな?よそのおっぱいに目が行っちまう事はあるけどさ、でも、おれが好きなのは佳奈子だからさ、そこは信じてくれよ?」
「うん、それは信じてる。私もめんど臭くてごめんね?」
「そんな事ねーよ。おまえはおれの自慢の彼女だからな!」
そう言って軽くキスすると、照れ隠しついでにおっぱいへと顔を埋める勝也。左手で乳房を揉みつつ口でちゅぱちゅぱと乳首を吸いだした。
そんな幼馴染兼恋人の坊主頭を愛おし気に撫でながら、佳奈子も今は幸せそうな笑みを浮かべているのだった。
(よし!)
いい感じに丸く収まってホッとした。
ずっと黙って見守っていた優も、今はニコニコと本当に嬉しそうに二人を見つめている。
俺も勝也に倣って自慢の彼女の自慢の巨乳に顔を埋めた。
そしてうっすら膨らんだ乳輪と共にぷにぷにの乳頭を舐めしゃぶる。母乳は出てない筈なのに、なんだかほんのり甘く感じるような気がする。
そうして乳首を吸いながら隣の二人を横目に見る。勝也は相変わらず美味しそうに佳奈子の美乳に吸い付いていた。
そんな姿を見せられてると考えてしまう。佳奈子は可愛いくてエロい。もしも彼女が俺の恋人だったらやっぱり自慢に思うだろう。
もちろん優の巨乳は大好きだが、同じくらい佳奈子の美乳も好きだ。その美乳を好きに出来る勝也が、悪感情無く、純粋に羨ましいと思った。
ふと、優の掌が俺の頭髪をゆっくり往復しているのに気付く。
おかげで気分がとてもゆったりと落ち着いてくる。チンポはビンビンに勃起しているのに、だ。
おっぱいに顔を埋めながら頭を撫でられるのは、母親に抱かれる赤ん坊のようにリラックスできるみたいだ。
そのせいだろうか。普段なら胸の内に留めておく言葉が、口からぽろりと零れ出してしまう。
「いいよな~……俺も佳奈子のおっぱい揉みたい」
意識せずに放った、なにげない呟き。
しかしそれは、この場の空気を一変させるだけの力があるのだった。