頭がクラクラする程の快感を伴った射精も、たった今最後の飛沫を放出し終えた。
今回は挿入してから三分くらいは持っただろうか、お陰でなんとか優を先にイカせる事が出来た。
その優も今は絶頂の余韻の中に意識を沈めている。ついさっきまで激しく痙攣を繰り返していたのが嘘みたいに、ぐったりと背中を預けてきているのだ。
俺の手を股間に強く押し付けていた右手も今は力なく重ねられただけになっている。口中の舌もぴくぴくと震えるのみで動き回ってはいない。
その身体の一切に緊張が無くなっている。どうやらいつもの如くダウンしたみたいだ。
うっすら瞼を閉じた優は自身の全てを俺に預けると言わんばかり、ただ静かに呼吸しているのだった。
未だ重なり合う唇の中からそっと舌を抜き取り顔を離す。続けて腰も引いていき、ピンクの被膜に包まれたチンポを膣から抜き出した。
今も勃ってはいるものの、ぬるりと姿を見せた勃起の硬度は多少落ちていた。その一方で先端にぶら下がった精液の量は相変わらずだ。
勝也も既に下半身の結合を解いていたらしく、勃起の先端で俺とほぼ変わらない量の液体をぷらぷらさせている。
「運ぶか」
「だな」
もう事後の処理にも慣れたもんだ。それぞれの恋人を布団まで引きずり、仲良く仰向けに寝かせておく。
それも終わった所でようやくコンドームを取り外し自身の排出物を眺めた。
「ふぅ~出した出した……やっぱイってる時のマンコってすげーよな。あんなんぜってー耐えらんねーわ」
「あれほんと凄いよな、チンポ吸い取られるかと思った。正常位でイった時も凄いんだろうなぁ」
「絶対それも気持ちいーだろーな。…………あぁ~早くクリに頼らねーでもチンポでイカせるよーになりてぇわ。優菜とセックスしてーし」
「俺も佳奈子と早くヤりたい」
いやらしく口の端を釣り上げて笑い合う。
佳奈子とセックスしたいのももちろんだが、優と勝也がセックスしてる姿も見たかった。
そんな変態的な欲求をお互い共有してると確信できるのがとても嬉しい。
「どうするこの後、もういい時間だけど」
「ん?もう五時過ぎか……んじゃあ佳奈子達が起きたら一旦風呂入って飯にすっか」
いつの間にかそんな時間になっていた。そして、時間を意識したら急に腹が減ってきた。
ちょっと前に間食したはずなんだが、慣れない運動をして性欲もある程度解消されたせいだろうか。耳を当てればグルグル言ってそうな腹具合なのだ。
童貞の頃は想像も出来なかったが、セックスは結構体力を使う。お茶菓子を摘んだ分のカロリーは腰振りと射精であっという間に消費されたのかもしれない。
今日のエッチはまだまだ続ける予定なので、その為にも身体に栄養を補給したい。もちろん優と佳奈子にも確認するが、反対したりはしないだろう。
「二人とも汗かいてるけどさ、すぐに風呂入るし拭かなくてもいいよな?」
「いんじゃね?十分くらいで起きるだろーし」
と言う事で、以降の俺達は布団に横たわる裸体を黙って眺め続けた。
二人は眠るように目を閉じてゆっくり胸を上下させている。絶頂で火照った肌にはぽつりぽつりと玉の汗が浮いていた。
優と佳奈子の汗の味を思い出す。しょっぱいだけじゃなく、なぜだか甘くも感じた気がする。
その甘さは唾液や愛液と同様、味わってると酷く性欲が刺激されるのだ。
そういえば、フェロモンという異性を惹きつける物質があるらしい。だとしたら彼女らの体液には間違いなくそんな物質が含まれているんだろう。
汗だけじゃなくいろんな体液、色んな場所を舐め味わってみたい。セックスを覚えて以降そんな欲求が日に日に強くなっているのも、フェロモンの影響なのかもしれない。
そんな感じで二人の肌に浮く汗を眺めつつ物思いに耽っていると、勝也がぼそりと口を開いた。
「……なあ、二人が起きるまでおっぱい触ってよーぜ?……場所交換して」
今、俺と勝也はそれぞれ恋人の傍に座っている。その場所を交換するという事は、俺が佳奈子を、そして勝也が優を触るという事だ。
もちろん嫌な筈がなかった。いつでも触っていいという言質は取ってあるので、激しい愛撫をしない限りは佳奈子も怒ったりしないだろう。
「いいね。でもあんまり激しくするのはやめとこうな?二人ともイったばかりだし」
「おうよ。優しくするから安心しとけ」
互いの恋人を借りるのだから手荒な事は出来ない。
もちろん自分の恋人にもそんな事出来やしない俺達は、嬉々として場所を交換し腰を下ろすのだった。
(しかしほんっと、形がいいなぁ佳奈子は)
横たわっていてなお美しく盛り上がる二つの山を見下ろしつつ、さてどういう体勢で触ろうかと考える。
そんな俺の横でさっさと事に及ぶ勝也。寝転ぶ優に重なるようにして圧し掛かり、おっぱいの谷間へと顔を埋めていた。
さっき相手を交換した時はおっぱいだけとの接触だったが、今は全裸の身体同士が密着している。当然勝也のチンポも優の肌に触れてるだろう。嫌でもそれが判ってしまう。
(うわ、やるなこいつ……)
そんな大胆な行動に躊躇なく至れる勝也に嫉妬を覚える。
と同時に、激しい興奮が沸々と湧き上がってきた。
おっぱいだけでなく、優の素肌の大部分も勝也に犯されている。舐めしゃぶるだけでなく、チンポまで擦り付けられている。
今目の前で、俺だけのものだった部分がどんどん少なくなっていく。その事実を狂おしい程にエロく感じてしまうどうしようもない俺なのだった。
このとんでもないエロさは是非とも勝也にお裾分けしたい。俺も佳奈子に覆い被さってやろうと寄り添うように横たわり、念の為耳元へ囁きかけた。
「佳奈子、またおっぱい触らせてよ。上に乗るからね?」
気絶してる訳では無いらしいので聞こえている筈だ。少し様子を見ていると、「んん……」と小さく吐息を漏らした。それが返事なのかは解らないが、一応了解は得られたものとする。
「いくよ?」
小さく呟きつつ、おっぱいの位置に顔が来るよう佳奈子の身体へ重なった。
途端、微細に伝わって来る肌の火照りと汗の湿り気。そして前より更に色濃く香る女の子の甘い匂い。それを胸いっぱいに満たしながら、柔らかな乳房にそっと顔を埋める。
(あぁ……幸せ)
胸の谷間に鼻を押し付けるまま深呼吸を繰り返し、優とは違う佳奈子の体臭を思う存分に堪能していく。
そんな中、視線を感じて横を向いた。
視界に入ったのは巨乳に顔を埋めたままこっちをじっと見ている勝也だ。
その目にはやはり強い熱が篭っている。身体を重ねあう俺達を見て嫉妬と興奮を抱いているんだろう。
ふと、その勝也の腰がゆっくり動いているのに気が付いた。まるでチンポを優の太ももに擦り付けているかのような動きだ。
(……いや、まるでというかそのものだこれ!)
俺の視線に気付いた勝也は目だけでニヤリと笑い、軽く腰を浮かせて勃起と太ももが密着している様を見せつけてきた。
そのまま腰をゆっくり振りだすと、肌に擦れた包皮が引きずられ亀頭が見え隠れする。まるで優の太ももを使ってセックスしているみたいだと思った。
(……いい物を見せてもらった。これはしっかりお礼しないとな)
目の前の卑猥すぎる行為によって胸がぎゅっと締め付けられ、勃起が更に張り詰める。
早速対抗して腰をゆるゆると動かし、射精前と同等の硬度を取り戻したチンポを佳奈子の太ももに擦り付けていく。
もちろんダウンしている彼女に配慮して強く押し付けるような事はしない。そのためチンポへの刺激は弱いが不満は無い。恋人の優ではない、佳奈子の柔肌にチンポを密着させるという行為でもって背徳感と興奮に酔いしれていた。
果たして目論見通り下半身に強い視線を感じる。俺と同様、恋人の肌が汚されるのを楽しんでいるんだろう。
(よし、そんな勝也にはもっとサービスしてあげよう)
一つ思いついた俺、密着していた腰を浮かせて亀頭の先端を太ももに擦り付けていく。
その様子を見ていた勝也が目を剥いた。俺が何をしたいのか理解したんだろう。
そう、俺は鈴口から滲み出る我慢汁を佳奈子に塗りつけているのだ。
腰を掬い上げるように動かして亀頭を何度も擦りつけ、我慢汁が途切れると腰を落とし、塗りつけた粘液を竿でもって延ばしていく。
太ももでチンポを擦るよりも更に強まる背徳感に、心臓がバクバクと鼓動してるのが解る。
一連の犯行をつぶさに見ていた勝也は当然のように真似をしだした。
腰を浮かせると手で包皮を剥き、亀頭の先端を優の太ももに擦り付ける。まるでチンポを筆に見立てて文字を書いてるみたいだ。
加えて亀頭が肌を離れる度、太ももと鈴口の間に我慢汁の糸が伸びていくのが酷くいやらしい。
その糸が途切れる間もなく再び優と自身の腰を密着させ、腰を緩く動かし出すのだ。
(あぁ……優の身体が、勝也の色に染められてる……)
こんなモノを見せつけられたら、普通なら激怒して相手をぶん殴っているだろう。
だがしかし、多分普通じゃ無い俺にとっては良質なオカズでしかないのだ。
今も湧き上がる興奮にむかむかしながらチンポを柔肌に擦り付け、勝也と優が協力して提供してくれた光景を目に焼き付けつつ美乳を優しく揉んでいく。
時折乳首を口に含むが、強く吸ったりはしない。乳頭と乳輪を舐める程度に留めておいた。
そんな感じでしばらくは無心におっぱいを舐めつつ腰を動かしていた俺達。時折隣の様子を覗き見て興奮のボルテージを上げるのも忘れない。
この後はダウンしてる二人が起き次第風呂に行く予定だったが、正直な所、また射精欲が高まってきてしまった。
ほんの少しおっぱいを触るだけのつもりが少々余計な事をしたせいだ。我ながら性欲が強すぎると思うが、優と佳奈子が魅力的すぎるのもいけないと思う。
さてどうしたものかと考えてると、俺の頭に手が置かれた。それはもちろん佳奈子の手だ。
佳奈子はその手で俺の頭を撫で始めた。勝也と違う髪の感触を確かめるような、ゆっくりとした優しい手つきだ。
優にされるのと違って佳奈子に頭を撫でられるのは、なんというか、妙に恥ずかしくなってしまう。
おっぱいに顔を埋めていて幸いだった。顔を見ながら撫でられていたら恥ずかしさで逃げ出してしまったかもしれない。
なんだか黙っているのが耐えられなくなり、柔らかな胸に顔を埋めたまま話しかけていた。
「あ……おっぱい触っちゃってるけど……いいかな?」
「別にいいわよ。いつでも触っていいって言ったしね」
穏やかにそう言いつつ、俺の頭を撫で続ける。
「……この後さ、一旦風呂に入って飯にしようって勝也と話してたんだけど、どうする?」
なんとなく、また射精したくなったとは言い辛かった。
まぁキリが無いし我慢すればいい。頭を切り替えようとこの後の予定を話した。
「そうね。もうこんな時間だし、いいんじゃない?……いいんだけど……」
一拍置き、撫でる手を止める。
「陽一、おちんちん辛いんじゃないの?」
「……あ~……まぁ、な」
しっかりバレていた。
そりゃそうだ、勃起チンポをずっと擦り付けてたしバレないはずが無い。
「かっちゃんもだよね。ずっとスリスリしてるし」
「お!?おう……」
優も既に起きていたようだ。気付いてなかったらしい勝也がびくりと反応していた。
「ねぇ陽一……私が……してもいい?……陽一のおちんちん、触ってみたい」
言葉に詰まりつつ、そう言ってくれる佳奈子。
反射的におっぱいから顔を上げた俺はその持ち主と目を合わせる。
相当恥ずかしいのだろう。彼女は顔を真っ赤に染めていたが、しかし目は反らさずじっと俺を見つめ返していた。
「あ、あぁ!もちろん、嬉しいよ!」
佳奈子とはいずれセックスまでする約束をしているが、こうして彼女の方からエッチを誘ってくれるのはもっと先の事だと思っていた。
恥ずかしさに耐えて言葉にしてくれた佳奈子がとても愛おしく思えてくる。思わず抱き締めたくなるが、寸前でぐっと気持ちを押さえつけた。
(…………あっぶねぇ)
佳奈子は、勝也の恋人だ。身体では繋がっても、女の子として好きになる訳にはいかない。
そうは思っても、俺の返事に嬉しそうに微笑むその顔がとても魅力的に見えてしまうのだ。
そりゃ勝也も惚れる訳だと改めて納得させられた。心を強く持たないと俺もどうにかなりそうだった。
「じゃあ、わたしはかっちゃんにしてあげたいな。いいよね?」
俺の恋人は佳奈子と違い、表情には羞恥よりも好奇心と欲情の色合いが強い。
その魅惑の上目遣いを駆使して俺の目の前で勝也を誘惑してくれるんだから本当に堪らない。
そんなエッチな優が狂おしいほど愛おしい。
佳奈子も凄く魅力的だが、やっぱり俺は優じゃないとだめだと実感した。
俺の大切な、エッチで可愛い恋人だ。
今も無邪気さと妖艶さの入り混じった表情でじっと俺じゃない相手を見つめている優。
そんな彼女に惹き込まれ、生唾を飲み込みつつブンブンと首肯する勝也なのだった。