優と佳奈子は金縛りにでもあったように身じろぎもせず、ただ顔を真っ赤に染めている。
それもそのはず、俺達が手コキで悶える様をオカズにしてオナる姿をばっちり見られてしまったのだ。
シンと静まり返った部屋の中に気まずい空気が流れる。
が、それも長くは続かない。綾子さんがすかさずフォローに回ったのだ。
「あ~……解るわ。そうなっちゃうわよね。私もさっきあなた達がおチンポ弄ってる所見て思わずオナニーしちゃったもの……」
こういう時、異性である俺と勝也が何か言った所で空々しくなるだけだ。
同性であり頼れる姉貴分の綾子さんだからこそ二人の心まで言葉が届くんだと思う。
「私もね、あなた達がエッチしてる所見てたらまた我慢できなくなると思うのよねぇ……それに教え教わりながらだと、どうしても見てるだけの手持ち無沙汰な時間ができちゃうじゃない?だから、こうしましょ!」
空気を切り替えるように、パン!と手の平を合わせる。
「ムラムラしてきたらどんどんオナニーする!どうせみんなでエッチな事してるんだもの、その方がもっと楽しくなるわ!」
自慰行為は女性にとって最も隠したい事の一つな筈だ。昨日の二人の怒りっぷりからしても、その姿を拝めるのは当分先の事だろうと思っていた。
だが、尊敬する綾子さんから誘われれば二人も頷いてくれるかもしれない。そんな希望が見えてきた。
「勝也と陽一君はどう?いいと思わない?」
大胆な提案に一同が唖然とする中、綾子さんは異性の俺達にも水を向けてくる。俺と勝也という賛同者を得て、多数派によるそういう雰囲気で押し切るつもりなのかもしれない。
もちろん男の俺達はみんなの前でシコる事に今更何の躊躇もない。喜んでこの波に乗る。
「そうだな、いいと思うぜ!」
「俺も賛成です!」
「だよね!佳奈子ちゃん、優菜ちゃん、どうかな?やってみない?」
名指しで誘わてしまい、二人は互いにちらちらと目配せしながら戸惑っていた。エッチには積極的な優だが、さすがに人前でのオナニーには躊躇するんだろう。
同じくかなり吹っ切れてきた佳奈子にしても、元は相当な恥ずかしがり屋なので抵抗感は優以上にあるはずだ。
だが、両者とも即座に拒否をするでもない。二人とも嫌な事に惰性で従う性格ではないので、絶対に何が何でもやりたくない、という訳でも無いみたいだ。何か背中を押すきっかけさえあれば乗ってくれるんじゃないかと思えた。
そんな二人に向け、綾子さんは尚も続ける。
「もちろん言いだしっぺの私が最初にするわ。あなた達もしたくなったら我慢しないでいいからね?」
そう言って自らの浴衣の帯に手を掛け解いていく。
「さて、本気でオナニーするとなれば私も服を脱がなくっちゃね。勝也、陽一君。私の事オカズにしていいからね?でも精子は出しちゃだめよ?」
「お、おう。じゃあ遠慮なく」
自らの竿を握り締める俺達。優と佳奈子をこの波に乗せる為にも、まずは自分達が率先しないといけない。
……という気持ちも確かにあるが、あの綾子さんがこれから裸を見せてくれると言うのだから、シコらずにいられる訳が無いのだ。もちろん勝也もそうだろう。
そんな俺達へ妖しく微笑み返すと、俺の憧れの人は躊躇無く浴衣を脱ぎ去るのだった。
そして今、四人の目の前に均整の取れた大人の女性の肢体が解き放たれた。
思わず全員が目を見張る。想像以上に凄すぎてうめき声さえ出やしない。
黒いレースの下着のみを纏った綾子さんの身体は、グラビアアイドルにも引けを取らない程に魅力的なのだ。
何年も前、まだ俺も勝也も女湯に入れた頃、この旅館に泊まりに来た時に一度だけ一緒に風呂に入ってもらった事があった。当時綾子さんは中学生だったが、それでも十分『大人の女性の身体』だと感じた覚えがある。
その時の朧気な記憶と比較しても、今目の前にある肢体は見違えるくらいに凹凸の差が激しくなっていた。優や佳奈子に見られるような成熟途中の青さは欠片も無く、完成された成人女性特有の骨格と肉付きの良さが見て取れる。
服の上からでも解っていたが、胸もお尻もとても大きい。そして反面、腰はキュッと締まっているのだ。
どこからどう見ても魅力的な大人の女性だ。前にも思ったが、本当に勝也と血の繋がりがあるのか不思議なくらいなのだった。
「「……」」
俺と勝也は無言のまま魅入られたように竿を扱いている。
風呂で見ているはずの優と佳奈子にしても、眩しい物でも見るかのようにその身体を見つめていた。
「ふふ、じゃあ下着も取るわね」
そんな俺達の反応に満足気な綾子さんがパンツに手を掛けた。浴衣の時と同様、自室で着替えでもするかの如くの自然さで脱いていく。
そうして下半身を纏う物は何も無くなったが、見えたのは黒い陰毛だけだった。
大人なだけあって、そこは優や佳奈子よりもはっきりと濃い。脚を閉じてるので性器を見られないのがもどかしかった。
「ここは後で見せてあげるからね。先にこっち」
俺の心を読んだかのように言い放ち、両手を背中に回す。そして背後に付いてるホックを外すと、躊躇う事無くそのまま一気に布地を取り去った。
「おぉ!」
「すごい……」
瞬間、俺達はチンポを扱くのも忘れて見入ってしまった。今度は口から感嘆の言葉が漏れてしまう。
世間では巨乳の事をボインなんて言う事もあるが、今目の前にある物は正にそのボインという言葉に相応しい、風船のように丸く膨らんだ大きな乳房だった。
その先端にはこれまた大きい乳輪が鎮座していて、その直径は優よりも更に一センチ程は大きい。
大きすぎる乳輪には下品な印象を抱いてしまう俺だが、目の前のそれからは全く下品さなんてものを感じない。その土台の大きな乳房との神がかったバランスが取れていて、むしろおっぱい全体の見た目の良さを更に引き立てているのだ。
ぷっくりとなだらかに盛り上がった乳輪の色は優や佳奈子よりやや濃いが、下品にならずにエロさだけを訴えかける見事な色合いだ。
そして、勃起しているんだろう。二つの山の頂には乳頭がピンと存在を主張していた。舐めしゃぶられるのを今か今かと待ち望んでいるような佇まいのそこも、やっぱり優達より大きくていやらしい。
(ほんと凄いや……)
文句の付けようがない。
目の前のおっぱいは、大きさ、形、色合い、どれをとっても今までの人生で見た中で一番と言っていい程の物だった。
全ての美点を兼ね備えた、言わば爆乳とでも言うべきおっぱいだ。
優と佳奈子のおっぱいを見た時も感動したが、しかしそれは中学生相応、発展途上の良さだった。
だが綾子さんの持つそれはおっぱいとしての完成品だ。人という種の設計上、こうあるべしと定められた究極形が綾子さんのおっぱいだ。少なくとも俺はそう思うのだった。
「ふふふ、どう?私の自慢のおっぱいは!」
そう言ってポーズを取る綾子さん。俺達は思い出したようにチンポを激しく扱きだす。
今目の前にあるのは、小さい頃からの憧れの人のおっぱいなのだ。興奮しない訳が無い。
そんな俺達とその目線の先のおっぱいを交互に見比べ、優と佳奈子が呟いた。
「はぁ……なんか自信無くなっちゃうなぁ」
「……理不尽よね……」
瞬間、俺達の思考がクールダウンする。
「……やべ」
「あ……ゴメン、その、夢中になりすぎた……」
チンポから手を離し反射的に謝ってしまうが、それに留める。
ここで「優のおっぱいも好きだよ」なんて取り繕うのはさすがに違うと思った。
「ん~ん、違うの。嫉妬とかじゃなくてね……お風呂でも思ったけど、やっぱり敵わないなぁって。わたしも自信あったんだけどなぁ」
「そりゃ私は大人であなた達はまだ成長中だもの、これからよ。二人とも私よりもいいおっぱいになる可能性あるわよ?見た感じ、素質はあるしね」
「ほ、本当ですか?」
縋るように佳奈子が問いかける。
「本当よ!こういう事で嘘は言わないわ。私だって中学生の頃はあなた達とそう変わらない位だったしね。大事なのはしっかり食べてしっかり寝て、適度な運動をする事。あと、カップの合ったブラを着ける事ね。おっぱいを大きくするエクササイズもあるから、後で教えてあげるわ」
「はい!お願いします!」
「わたしもお願いします!」
さっきまでの凹みっぷりはどこへやら、二人とも希望に燃えている。実際に見事なおっぱいを持つ綾子さんだからこそ説得力があるんだろう。
「オッケー!そんなに難しい物じゃないからね。みんなが帰る前に教えてあげるわ……ってな訳で、次は佳奈子ちゃんと優菜ちゃんが脱ぐ番ね!」
そう言われると二人は互いに頷き合い、帯を解いていく。
と、そこに勝也が待ったをかけた。
「ちょっと待ってくれ。俺らが脱がせるわ」
「そうだな。優、脱がせるよ」
もちろん俺がやらない理由は無い。
だが優の浴衣に手を伸ばそうとすると、更に待ったがかかるのだ。
「待て待て、いい事思いついたんだ。交換しよーぜ?脱がせる相手」
「!!!」
それを聞いた全員が息を呑む。
確かにいい考えだ。女の子の服を脱がせる行為自体もまたエッチで楽しいのは優で実感している。
佳奈子でもその興奮を味わえ、尚且つ優が脱がされる様も楽しむ事ができるのだ。やっぱりスワッピングって凄い。
「いいわねぇすっごくエッチ!やってやって!」
俺達以上に綾子さんがノリノリで催促してくる。
思わずあっけに取られてしまったが、気を取り直した優と佳奈子が並びを変えて目の前に来た。
「じゃあ陽一、お願いね?」
「ふふ、かっちゃん、脱がして?」
全員否は無い。
これから始める行為に期待を膨らませ、俺達は浴衣を掴みするりと取り去った。
そして現れた二人の下着姿を眺める。
「あ、これ」
「一昨日の」
「そ。また着てみたの。勝負下着だしね」
優が身に着けているのは最初にセックスした日に着ていた物だ。上下とも薄ピンク色の刺繍が綺麗な高級品。
佳奈子の下着にも見覚えがある。薄黄色でレースをふんだんにあしらったこれまた高級そうな代物だ。ちゃんと着けている姿は初めて見た。
「どう?かっちゃん、似合うかな?」
「おう!すげぇいいぞ!」
「そっか、えへへ」
「佳奈子もいいな。凄く似合ってるよ!」
「ふふ、ありがと」
二人とも背伸びした感じが可愛らしくて、お世辞で無く本当に似合っていた。
綾子さんのスタイルの良さには驚いたが、それでもやっぱり優と佳奈子も魅力的だ。
これは前に勝也が言っていた『カレーとラーメンどっちが優れているか』という例えと同じなんだろう。
どっちが優れどっちが劣っているというものではなく、それぞれがそれぞれの方向性で違う良さを持っているのだ。
「二人とも随分と高そうな下着よね?お小遣いで買ったの?」
大人の女性でもやっぱりそういう疑問は抱くらしい。
「……それが、お母さん達が選んでくれたんです。これで勝也達を落として来いって」
「あら!うふふふ……良かったわねぇあなた達、親御さん公認じゃない!」
なんて言われるが、俺と勝也は反応に困って目を反らす。
そんな姿を綾子さんは楽しそうにニヤニヤと眺めてくる。優と佳奈子も苦笑いだ。
というか、今までその辺を忘れていた。いや、考えないようにしていた。
明日にはもう俺達がセックスした事が叔母さんにバレてしまうかもしれないのだ。優は自分から報告したりはしないだろうが、叔母さんから聞かれたらそのものズバリは答えないにしても態度で解ってしまうだろう。
実質詰んでいる。更には叔母さんから母さんにまで話が行くのも時間の問題かもしれない。
「ま、まぁ今は考えるの止めとこーぜ……それよりも下着、脱がすぞ?」
「あ、うん。どうぞ」
勝也は再び問題を先送りにしたらしい。優に抱きつくようにしてブラのホックに手を伸ばしている。
実際それが正解だろう。これから女の子を脱がそうって時に悩む事じゃない。
「佳奈子」
「うん」
頷く相手に俺も身を寄せた。
あえてぴたりと上半身をくっ付け、その体温を感じ取る。
「佳奈子の身体、あったかいな……それにいい匂い」
「陽一もね。温かくていい匂いよ?」
俺の背中に手を回すと首筋に顔を埋め、すんすん匂いを嗅いでくる。
恋人じゃないのに恋人のように身体を重ね、互いの体温を感じ合う俺達だった。
「……かっちゃん、えいっ!」
「おぉ?優菜?」
「わたし達もしよ?……ん~あったかい」
「おう、優菜もあったけぇなぁ……あ~すげぇいい匂い」
身体を密着させたまま優のうなじに顔を埋め、くんかくんかと鼻を鳴らす勝也。
優も優で勝也の胸板におっぱいを押し付け、更には首筋に鼻を擦り付け大いに甘えいる。
そんな二人の姿を鼻息荒く見つめる俺の耳元に、佳奈子の甘い囁きが届いた。
「陽一……ブラ、取っちゃって」
ゾクゾクするような吐息に導かれ、ホックに手を伸ばし、外す。
身体は極力くっつけたままブラ紐を肩から外し、そのままストンと畳に落とした。
約二時間ぶりの佳奈子のおっぱいとの対面だ。俺の胸に乳首が触れそうなくらい至近にあるそれは、見る角度が違ってもやっぱり美しい造形だった。
なにも考えずとも自然と手が伸びてしまいそうになるが、肌に触れる寸前で意志力を総動員して手を引き戻した。
おっぱいはまた後でだ。今は下着を脱がすのを優先しなければならない。
「……」
佳奈子は何も言わないが、愛撫を期待してたのか凄く残念そうな顔をする。
もちろん俺だって同じ気持ちだが、いちいちお触りしていたら授業が進まない。心を鬼にしてパンツへ手を掛けようとすると、佳奈子が隣を指差した。
釣られて目に入ったのは、抱きつくように優の胸の谷間に顔を埋める勝也だった。
「はぁ~……落ち着く」
なんて言いながら顔をおっぱいに擦り付けている。
優もそんな勝也の頭をふわりと包み込み、満足気な表情を浮かべていた。
なんだか拍子抜けしてしまう。
そもそも綾子さんも隣の二人に待ったをかけてないし、もっとしたいようにしていいのかもしれない。
ならばと佳奈子を見ると、小さく頷いた後に少し腕を上げ、俺が抱きつき易いように両脇を空けてくれるのだ。
遠慮なくその好意に甘えさせてもらう。
二つの膨らみの間に顔を埋め、両手をその背中に回した。すると佳奈子も俺の頭を抱き寄せてくれたので、おっぱいによって俺の顔が包まれる形になった。
(これ、いいなぁ……)
柔らかさと暖かさといい匂いで顔全体が覆われている。
興奮は当然するんだが、同時にとてもリラックスできるのだ。セックスで射精した後に寝転がりながらやって貰えたらすぐに眠れるかもしれない。
(今日寝る時、優にお願いしてみようかな?)
女の子のおっぱいに包まれたまま眠れるなんて、人生でも上位に入る贅沢に違いない。今からその時が楽しみなのだった。
「はぁ……はぁ……んんっ」
そうして相手を変えイチャイチャする俺達とは別の場所から艶のある吐息が聞こえてきた。クチュクチュという水音もセットでだ。
音の出所が気になったのか抱擁する佳奈子の腕から力が抜け、その拍子で俺も胸元から顔を離し後方へと振り返る。隣の優と勝也も同様だ。
そして俺達四人の目に、膝立ちになり胸と股間に手を忍ばせる綾子さんが映るのだ。
「ふふ……約束通り、私もしてるわよ?」
四つの視線を集めるままにそう言い、むしろ見せ付けるようにその爆乳を揉み込んでいく。
更に右手で激しく股間を揉み擦ると、卑猥な水音がより強くなった。太ももには既に愛液の筋が流れている。
「あ、これヤバイかも……みんなに見られながらするの、凄くいい……」
俺達の目は綾子さんの痴態に釘付けだが、当人はその俺達よりも更に強い眼差しで見つめ返してくる。
見間違えようも無いくらい発情したその瞳に射止められ、四人は金縛りにあったように動く事が出来なかった。