※この作品はR-18です。

仲良く楽しくみんなでエッチ!   作:諏訪部始終郎

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買出しと予習3

 ビデオは男優が射精した直後から再開だ。

 精液を吐き出す為の脈動が大方終わると、勃起がゆっくり引き抜かれていく。一戦終えた巨根は前にも増して愛液に塗れていた。

 膣口は巨根が去った後もぱっくり開いたままだ。泡立った愛液でべとついた穴の奥から後を追うように白濁した汁が溢れ出す。男優の精液だろう。

 

「えっろ」

 

 フェラチオの時もそうだが、女性の身体から精液が溢れる様は物凄く卑猥だ。だが今は別の事が気になった。

 

「避妊してないけど大丈夫なのかな」

 

「安全日なんじゃね?よく知らんけど」

 

 安全日、妊娠しにくいと言われる日だ。その辺の詳細は俺も知らないが、向こうは大人だしなんらかの安全策があるのだろうと思考を放棄した。

 

 それより次はどんな痴態が行われるかと見守っていた俺達だが、画面では精液を吐き出す膣口を接写したままブラックアウトしてしまった。映像はもう終わりのようだ。

 

「あ、終わりか」

 

「みたいだな」

 

 射精する気満々だったので肩透かしを食らった気分だ。

 

「どうする?これ」

 

 勃起したままのチンポを見ながら勝也に問う。

 

「よさそーな場面でもう一回抜いて終わりにすっか」

 

「そうだな。どれにしよっかな」

 

 一番抜ける場面について協議する。マンコの愛撫やフェラチオもよかったが、やっぱりセックスしてる場面だろうとの事で意見の一致を見た。

 細かい体位の好みでいうと、俺が四つんばいで後ろから突く体位、勝也が後ろから抱っこする体位だが、とりあえずは挿入シーンの最初から流す事にした。

 

 ビデオを巻き戻し、再生しようとした所で勝也が言い出す。

 

「……なあ、もう一度テーブルにザーメン出していーか?」

 

「え?やだよそんなの」

 

 当然断ろうとする。が、勝也は食い下がってきた。

 

「そう言わずにさ!イク時ティッシュでチンポ包むやり方だと物足りねーんだよ。出しながら思い切り扱けないじゃん?お前だってティッシュ使わないでそのまま出す方が気持ちよかったろ?」

 

 確かに、射精が終わる瞬間まで扱き続けるのはとても気持ちが良かった。オナニーを覚えて以来、射精の的はほぼティッシュだったので新鮮な気分だったと言える。

 結局、新しい快感への興味に負けた。

 

「……後片付け全部お前がやれよ。水拭きもだぞ?」

 

「オーケーオーケー!」

 

 喜色満面で早速チンポを扱き出す勝也。

 その一方でテーブルの上からティッシュ箱とリモコンを退避させ、俺はビデオを再生する。カエルの格好の女優に巨根を挿入した所からだ。

 

 びっしょり濡れた膣穴へ巨根を激しく突き込む男優。その勢いに負けじと俺達も手首を前後させ、射精しそうになったら我慢を再び繰り返す。

 だがカエルの体位では続けられたそれも、四つんばいの体位では我慢できなくなった。やっぱりこの体位は堪らない。

 

「出るっ」

 

 なるべくテーブルの中央に着弾するよう精液を吐き出した。射精でチンポが脈打ってる最中も激しく扱き続ける。

 ちょっと癪だが、確かにこれは気持ちがいい。癖になってしまいそうだ。

 

「……っ!」

 

 見ると勝也も無言で射精していた。再びテーブルがニ人分の精液まみれになる。

 勝也が好きなのは抱っこの体位だしわざわざ付き合わなくてもいいのに、と思うのだが、向こうが先に出していたら俺もそれに続いただろう。

 

 射精が落ち着いた所で、互いにチラと目が合う。

 すぐに画面へ視線を戻し、精液も碌に拭わずオナニーを再開した。

 勃起も最初と比べると幾分か硬度が落ちたが、まだ身体には射精欲が残っているのだ。

 

 そうして射精の寸止めを何度も繰り返し、抱っこの体位の場面になるのを待つ。

 ここまで来たら男優の射精に合わせたい。勝也も恐らくそうするだろう。タイミングが合うよう手の動きを加減し、且つ快感が一定以下にならないように調整する。

 

 そうして七合目から八合目あたりをなんとかキープしていると、うめき声をあげながらようやく男優が射精を始めた。直後、俺と勝也もほぼ同時に激しくぶち撒ける。

 これで終わりとばかり、チンポがもげそうな勢いで手を上下させ精液を搾り出す。

 都合六回目の射精だが、今までに劣らないくらい気持ち良かった。精液の量も相変わらずだ。

 

「はぁ~出した出した。連続六回は最高記録だな」

 

「俺もだ……一年前は四回だったか」

 

 精通して以降、たまにニ人して連続何回射精できるか試す事がある。前回は双方なんとか四回出した所でチンポが痛くなってやめた。

 

「四回だな。おれらが成長したってのもあるだろーけど、やっぱオカズがいいと違うな~」

 

「だな。青野に感謝だ」

 

 中学生がこんな物手に入れたら猿になるに決まってる。オナニーライフを充実させてくれた青野を心中で真面目に拝むのだった。

 そんな俺に勝也が遠慮がちに聞いてくる。

 

「……もう一回くらいは出せそうなんだけどさ、お前どう?」

 

 少し悩む。実を言うと俺もまだ出来そうではあるんだが……。

 

「やろうと思えば出来るけど、やめとく。これ以上出したらチンポ痛くなりそうだし。俺、風呂入るからテーブルの上片付けといてな」

 

 そう言って脱ぎ捨てたパンツを持ち下半身裸のまま部屋を出た。

 かなり汗をかいたし、何はともあれさっぱりしたかったのだ。「あいよー」という返事を聞きつつ風呂場に向かうのだった。

 

 

 

 俺の入浴時間は短い。身体を洗った後は短時間湯船に浸かれば十分なのだ。ついでに台所で水分補給も済ませると自室への階段をすたすたと昇っていく。その間十五分くらいだろうか。

 性欲も解消したし、さてこの後はどうするかと考えながらドアを開けると、まず感じたのは強烈な精臭だった。

 

「くっさ!ってお前、まだやってたのか!」

 

 目の前には今まさにテーブル目掛けて射精する勝也がいた。テレビには抱っこの体位で射精されるマンコが映っている。

 当然ニ人で吐き出した都合四発分の精液はそのままだ。思わず剥き出しのケツに蹴りを入れる俺。

 

「あいてっ」

 

「この猿!片付けとけって言っただろ!」

 

「や、雑巾どこにあんのか分んなかったからさ」

 

 そういえばそうだった。俺はため息吐きつつ脱衣所に向かい、雑巾を濡らしてから部屋に戻る。

 勝也がティッシュで大まかにテーブルの精液を拭い取ったので雑巾を放り投げて渡した。都合七発分の精臭を放つテーブル、その痕跡を消し去るように濡れた布地が何度も往復していった。

 

 部屋の精液臭さも何とかしたいので、窓を開けて換気する。臭いの元のゴミ箱のティッシュも後でまとめて捨てなければならないだろう。

 

「じゃあおれも風呂入ってくるわ」

 

「雑巾は水洗いしてから洗濯機に入れといてな」

 

 それに返事をした勝也が素っ裸になりさっさと階段を下りていった。ここで脱いで行くなと言う間もなかった。

 

 その後、隣の物置になってる部屋から来客用の布団を持ってきた。

 テーブルをどかして布団を敷くが、室内どころかテーブルからも未だ精液臭さを感じる気がした。鼻がバカになってるのかもしれないが、何だかんだで嗅ぎなれた匂いだ。その内気にならなくなるだろう。

 

 セットしたままだったビデオを巻き戻しデッキから取り出す。テレビはそのまま適当なチャンネルに合わせて垂れ流しておく。

 そうして一通り寝る準備が整うと、ベッドに仰向けになりながらぼんやりと天井を見続けた。

 

 今日ビデオで見た光景を自分と優に置き換えようと試みるが、上手くいかなかった。自分がセックスしている姿がいまいち想像できないのだ。

 そもそも恋人になれると決まった訳じゃない。勝也は大丈夫だと言っていたしその時はいけそうな気もしたが、時間が経った今考えてみるとやはり不安が鎌首をもたげてくる。

 

(こういう所だよなぁ……)

 

 ついつい弱気に考えてしまう自分にため息を漏らしつつ、どうやって、何と言って優に思いを告げるか考えを巡らせた。

 

 

 

 そんな感じでつらつら物思いしつつテレビ番組をボーっと眺めていた俺だったが、身体を横たえていると段々と瞼が重くなってきた。六回も連続で射精したせいで結構疲れていたらしい。

 いっそこのまま寝てしまおうかと迷っていると、階段を駆け上がる音を受け睡魔が引き上げて行く。

 すぐに素っ裸の勝也が姿を見せた。もちろんそのままで過ごす訳もなく、リュックサックを漁ってTシャツとブリーフパンツを身に着けている。俺も勝也も春以降はそれが寝巻き代わりなのだ。

 

 時計を見ると時刻は夜の十時になろうとしていた。寝るにはちょっと早い中途半端な時間だ。

 

「どうする?ゲームでもやるか?」

 

「や、流石に疲れた。もう寝てーわ」

 

「……そうだな。疲れたな」

 

 天井の明かりを消してニ人とも布団に入る。沈黙が少しの間続いたが、やがてぼそりと勝也が呟いた。

 

「なぁ、セックス上手く出来ると思うか?」

 

「どうだろうな?なんとなくの流れは掴めたけどさ……身体を触って気持ち良くするとかは、ちょっと、いやかなり自信ない」

 

「……だよな。AVはレベルが違うっていうかさ、初心者向けじゃねーよな」

 

「童貞向けの参考資料が欲しいな」

 

「……一応あるらしーぜ?『セックスのやり方』みてーな本」

 

「マジか!?じゃあ明日買いに行こう!」

 

「そーだな。でも、でかい書店じゃないと売って無いかもしれん」

 

「じゃあ隣の市の星新堂書店か……ちょっと遠いけど仕方ないか」

 

「佳奈子と優菜の為だ。行ってみよーぜ」

 

 そんな感じで初体験を成功させる為の算段を講じる俺達。

 それは他愛もない話を交えながら、瞼が自然と閉じるまで続けられるのだった。

 

 

 

 明けて日曜だ。ぐっすり寝た俺達は七時過ぎにはどちらともなく起き出していた。

 今日はセックスの参考書を買うという重要任務がある。それを確実に遂行する為、自身のコンディションを万全に整える必要があった。

 

 というのも、件の本が売っているであろう店は遠い。鉄道網の発達していない地方では中学生の足はほぼ自転車のみと言っていい。その自転車で片道一時間はかかるのだ。

 当然体力勝負になるのだが、過去最多数の射精で消費したそれも十分な睡眠のお陰ですっかり回復している。加えて途中で腹が減らないよう朝飯もしっかり食べる事にした。と言っても昨日の残りのカレーなのだが。

 

 念の為、母さんも一緒に食べるか聞いてみる事にする。

 週末の夜は付き合いで遅くなる事が多い母さんだが、昨日も俺達が寝静まった後に帰ってきたらしい。玄関に脱ぎ捨てられていた靴を揃えてから一階の母さんの部屋に向かい、音を立てないようそっとドアを開いた。

 

 カーテンが閉められ薄暗い室内には深く布団にくるまる母さんがいた。寝息と共に掛け布団がゆっくり上下している。

 俺はそっとドアを閉じ、音を立てないよう抜き足でリビングまで戻る。母さんにはメモ書きで勝也と出かける事と、カレーが作り置きしてある事を書き残しておいた。

 

 

 

 そうして朝食をがっつり食べた俺達はエロ本購入用装備に身を包み、愛車に跨り隣町の本屋へと向かった。

 

 結論から言うと、セックス教本は確かに売っていた。近隣で一番大きな書店の中の、なかなか充実したエロ本コーナー。その一角にそれはあったのだ。

 

『初心者の為のセックス入門』

 

 マンガ調のイラストで男女が絡み合っている表紙の本だ。周りに人がいないのを確認してからパラパラめくると、イラスト入りで女性の身体の触り方や各種挿入体位が解説されている。

 

 これだと思い勝也と目を合わせる。無言で頷き合い、それぞれ一冊手に取ってレジに向かった。

 レジのお姉さんとは目を合わせないように支払いを済ませ、急ぎ足に退店する。

 

「よし、帰るか!」

 

 一仕事終えた気分の俺達はペダルを踏む足取りも軽く、遠い道のりもなんのそのと帰路に着いた。

 そして自宅への分かれ道で勝也が言う。

 

「ビデオはお前が預かっといてくれ。どーせおれんちじゃ見れないしな」

 

 そしてニヤニヤしながら続けて言うのだ。

 

「抜きすぎるなよ?」

 

「言っとけ。お前もしっかり勉強しとけよ」

 

 もちろん学業ではなくセックスの事だ。

 

「あったりめーよ!じゃあな」

 

 手を振り、お互い自宅への道を進む。

 

(帰ったら早速勉強だ。合間合間に参考資料のAVも観賞しよう)

 

 昨日散々オナニーしたにも関わらず、既にチンポには芯が入り始めていた。

 人の事は言えない。俺自身も間違いなく、やりたい盛りの猿なのだった。

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