そっと重ねられていた唇がゆっくり離れ、そして勝也と佳奈子は穏やかに微笑み合う。
互いへの愛情が確かに感じられるその光景は見てるこっちも心が温かくなる。対照的にぴちゃぴちゃ卑猥に舌を絡めていた俺達でさえ、キスを中断して見入ってしまうほど魅力的な姿だった。
そんな二人へ尊い物を見るような眼差しを向けていた優だが、やがてその雰囲気に湿度と艶が帯びてくる。
(あ、何かエッチな事考えてるな?)
いつもニコニコしてるので却って心の内が解りにくい優だが、一線を越えて以降、その笑顔の奥に宿る様々な感情が読み解けるようになったと感じる。
と言っても女心への理解力が増したと自惚れてる訳じゃない。鈍感な俺でも判ってしまう程に、彼女が無防備な姿を見せてくれるお陰なのだ。
無防備な姿を見せてもいいと思える程、優は心を開いてくれている。それをしみじみ感じるのだ。
ともあれ、そうして読み取れたもの。今、優の瞳に宿っているのは『興味と欲情』で、その対象は佳奈子だと俺の予感が告げていた。
「ねぇ佳奈ちゃん、ちょっとお願いがあるんだけど」
「ん?お願い?」
「うん。あのね、わたしも佳奈ちゃんのあそこの匂い嗅いでみたいな」
そういえば、と夕食前のエッチでもそんな事を言ってたのを思い出す。
今し方の綾子さんの行為を見て触発されたんだろう。淡々と話し掛けてはいるが、瞳に篭る熱量はかなり強くなっている。
俺の予想通りだ。優への理解が深まった事が素直に嬉しい。
そして当の佳奈子だが、当然恥ずかし気に俯くものの約束を違えるつもりは無いらしい。続けて発した言葉は肯定だった。
「い、いいけど…………じゃあ、私も優菜の、か、嗅がせてよ……」
後半は消え入りそうな声だったが、佳奈子もまた己の欲求を正直に申し出てくれた。やっぱり興味自体はあったらしい。
「もちろんだよ!ありがとね佳奈ちゃん!」
快諾した優は満面の笑みを浮かべる。
普通ならドン引きされる性癖でも、ここにいる面子なら理解してくれる。しかも佳奈子と綾子さんとは理解だけでなく、その喜びを分かち合えるのだ。
同好の士がいるという安心感は心の大きな支えになる。スワッピングという特殊性癖をみんなに受け入れてもらえた俺だからこそ、それを大いに共感できた。
「じゃあ場所変わりましょっか。優菜ちゃんここどーぞ」
「あ、はーい」
佳奈子の脚の間に陣取っていた綾子さんが腰を上げ、代わりに優を招き入れる。
「二人ともついでにパンツ脱いじゃったら?もう大分濡れちゃったでしょ」
その言葉で各々の視線が二人の股間に注目する。
確かに凄い濡れ具合だ。どちらの布地も既に愛液を吸いきれず、滲み出た液体が太ももに幾筋もの水跡を残している。
「そうですね。じゃあ佳奈ちゃん、脱いじゃおっか」
「うん」
パンツに手を掛け脱ぎ下ろすと、どちらの股間にも愛液の水糸が垂れ下がった。性器とクロッチを繋ぐその線は布地が膝下まで下りてもなかなか途切れない程に粘度が強い。
そんな光景がひどくいやらしく見え、思わず生唾をゴクリと飲み込んでしまう。
「ほら、ビニール袋持ってきたから。これに入れちゃいなさい」
持参の手提げから何枚か取り出し二人に手渡す綾子さん。
消臭スプレーもそうだけど用意がいい。この気の配り方は俺も見習いたい所だ。
「綾子姉はまだ脱がないん?」
「そうね。私はまだ一回しかイってないから。いっぱいエッチなお汁付いてた方がいいでしょ?」
「おう。ツユだくで頼むぜ!」
「オッケー!勝也と陽一君もお汁いっぱい付けてね?」
「任せとけって!」
「結構いい感じになってますよ。我慢汁だけですけど」
手元に置いたパンツでこまめにチンポを拭ってるおかげか、大分布地が湿ってきている。自分で確かめたくはないが、臭いもかなり強くなったんじゃないだろうか。
「陽一、はいこれ」
「かっちゃんも、はい」
「あ、ありがと」
「サンキュー!」
二人がビニール袋に入れたパンツを渡してくれた。俺と勝也は両手を捧げて恭しく受け取る。
(おぉ……)
ビニール越しにも伝わってくる脱ぎたての仄かな温かさがとても生々しい。
パンツの内側を広げてみると、股間が当たりそうな部分はほぼ完全に濡れきっていた。そしてそのぬかるみ、クロッチの中心部に所々白濁した粘液が付着しているのに気付く。
これはイキそうになると出てくる苦い方の愛液だろうか。一見精液のようにも見えるが、立ち昇る香りからして全く別の物だと分かる。
このまま粘液を舐め取りたい衝動に駆られるがぐっと我慢だ。これは家での孤独を紛らわす為のお土産なのだ。
「どれどれ?……おぉ!佳奈子のもすっげぇびしょ濡れだな!陽一、こっちも見てみ」
「うわぁ……すご、エロすぎ」
手元を覗き込んで来たので濡れ具合を見せてやると、お返しにと優のパンツも広げて見せてくれた。
それは佳奈子の物と同様水に浸したかの如くに濡れていて、白い愛液も沢山付着していた。誘うようないやらしい匂いも強く香っている。
「あはは……さすがに恥ずかしいね」
「ちょっとあんた達、見るなとは言わないけど配慮はしてよね!」
自身の体液がべっとり付着した下着をまじまじと観察され、さしもの優もちょっと困ったような苦笑いだ。当然佳奈子にも注意されたので俺達は慌てて顔を遠ざける。
「じゃあさ、一回だけ思い切り嗅いでいーか?そしたらこれしまうから」
「あ、俺も嗅ぎたい」
「もぅ、じゃあ一回だけよ?」
「よっしゃ!」
我慢しようとした側から、勝也も嗅ぐなら……と誘惑に負ける俺。
幸いやれやれといった感じで許可してくれる佳奈子に続き、優も頷いてくれた。
早速俺達は吸い込まれるように袋の口へと顔を突っ込み、クロッチぎりぎりまで鼻を寄せ立ち昇る芳香を思い切り吸い込んだ。
「あぁ~~~……」
「すっげぇ~……」
女の子の素肌と性器の残り香、そして強烈な愛液の香り。
それら濃厚な佳奈子の性臭が鼻孔を通過した途端、くらりと目の前がぼやけると同時に身体全体が強い多幸感で包まれた。同時に押し寄せてきた津波のような興奮で頭が更にくらくらしてくる。
これ、もしかして麻薬なんじゃないだろうか。俺はとんでもなく危険な代物を手にしてしまったのかもしれない。
「あ、陽ちゃんお汁零れそう」
「勝也も……ちょっとパンツ貸して、拭いてあげるから」
薄い
色濃く香る佳奈子の匂いの影響でチンポは限界まで張りつめている。我慢汁が大量に溢れ出るのも当然だ。
「はぁ~やっべぇ~~……こんなん一生おかずに出来るわ」
「家宝にしたい……」
ようやく晴れてきた頭で幸せな時を反芻しつつ、匂いを逃がさないよう袋の口をしっかり縛り、抱きしめるように胸へ
「ちゃんと返しなさいよ?きれいな物じゃ無いんだから病気になっちゃうわよ」
「代わりのもまた貸してあげるからね」
トリップする俺達に向けられる二人の眼差しには、羞恥と共に喜びと興奮の色も混じっていた。
最初にマンコの匂いを嗅いだ時の強い拒絶を思えば大きな変化だと言える。
「こりゃおれ達も気合入れてザーメン出さなきゃな!」
「だな。楽しみにしててな」
「うん!楽しみ!」
「期待してるからね?」
「んふふ、頑張ってね~!」
ニコニコ顔の綾子さんが両手を伸ばして俺達のモノを扱いてくれる。
心地よい刺激と女子三人からの期待を受け、肉棒は更に反り返るのだった。
「それじゃ改めて。佳奈ちゃん、いいかな?」
替えのパンツを履き終えた優が再度問いかけると、表情に若干の緊張を戻して頷く。
「うん……勝也、さっきみたいに後ろから抱っこしてて」
「おう。じゃあほれ」
座卓の上で広げられた脚の間にちょこんと腰掛け、佳奈子は恋人の胸に背中を預ける。
そして抱き寄せるように両手が回されると、その上に自らの手を重ねて置いた。
現在佳奈子はパンツを履いていない。匂いが解りやすようにと優にお願いされ、生まれたままの姿になっている。もちろん恥ずかしそうにはしていたが、渋る事無く同意してくれた。
そんな彼女の両脚が遠慮がちに開かれていく。それが人一人入れそうな位まで開くと、待ってましたとばかりに優が両脚の間へ腰を降ろした。
「私も近くで見させて」
綾子さんも佳奈子の脚を挟んだ右隣に座り込み、太ももに手を置いて股間を覗き込む。
俺も優の左隣に座るが、女性陣の邪魔はしたくないので少し距離を置いた。今だけは割り込まず、『
優は既に目の前の股間にじっと見入っている。
同性の性器を間近に見たのは初めての筈だ。気軽に見せ合いしていた俺や勝也とは違い、親しい幼馴染とは言え女子の二人はそんな遊びをした事は無いと思う。
息を殺して性器の観察を続ける親友と、そんな様子も含め興味深げに見物する姉貴分。二人の熱視線を受け、佳奈子は落ち着き無く目を泳がせていた。
「これが、佳奈ちゃんのなんだね……」
「あらぁ可愛いわねぇ」
感慨深げに呟く二人の言葉は、見られてる当人の顔を益々赤く染めていく。
「佳奈子ちゃんは毛が薄くて羨ましいわぁ……」
なんて言いつつ陰毛へと手を伸ばす綾子さん。そのまま躊躇なくふわふわの茂みを撫でているが、まるで頭でも撫でるように自然な手つきのせいか、佳奈子も拒絶はしていない。
「わたしも同じくらいですけど、綾子さんは違うんですか?」
「うん。大人になるとおマンコをぐるっと囲むように生えるのよ。そのお手入れがまた面倒なのよねぇ……二人もじきに同じ悩みを持つようになるわよ?」
優と佳奈子は今の所性器の上部に生えるのみだが、AV女優は綾子さんが言うような生え方をしていた。女優のマンコが一見グロく見えたのは処理をしてない陰毛のせいでもあるんだろう。
「クリちゃんと小陰唇も小っちゃいわねぇ。色も奇麗だし、ホント成長中って感じ」
「ビラビラはわたしよりちょっと大きいのかな?」
「それでもまだまだ可愛いもんよ。人によってはアワビみたいになるしね」
性器の細部まで実況されてる佳奈子は最高潮まで顔が赤くなっていた。
だが、視線はもう二人から逸らしていない。どころか段々と瞳に興奮が宿りつつあるようにも見える。
そんな彼女の顔を優が見上げた。
「佳奈ちゃん、ここ、開いてみていいかな?」
左右合わさるように閉じる小陰唇を指さして言う。
親友の間柄とはいえ、同性の性器に直接触れようとする優。だが当の佳奈子を含めみんなに驚きは無い。
性器の匂いを嗅がせて欲しいとか言う位だ。エッチな事に興味深々の彼女なら訳も無いだろうと確信していた。
「……いいよ」
果たして恥じらいながらも小さく頷く親友に、優もふんわり微笑み返す。
「ありがと。じゃあ、触るね」
目の前の可憐な性器へ両手を寄せると、愛液に塗れた薄茶色のヒダをそっと摘む。
敏感な場所に触れられ、反射的に小さく震える佳奈子。上目遣いにその様子を見て拒絶が無いのを確認すると、優はゆっくり左右の陰唇を開いていった。
「わぁ……」
「奇麗ねぇ……」
鮮やかな薄ピンクの粘膜を目の当たりにし、感嘆の声が上がる。
小陰唇を左右に引っ張られたおかげで膣口がぽっかりと口を開き、その少し上にある尿道口の小さな穴も姿を見せていた。
「すごい、お汁が溢れてきた」
「見られて感じちゃってるのかしら?」
「うぅ……」
羞恥が呻きの形で口から洩れる佳奈子だが、最早恥ずかしさよりも興奮の割合の方が多いように見える。優と同じく、見られる事の悦びを覚えつつあるのかもしれない。
その股間は既に膣口周辺はもちろん、肛門付近や太ももの付け根に至るまで愛液でびっしょり濡れていた。
呼吸をするようにゆっくり伸縮を繰り返す膣口からは、未だに白濁交じりの愛液が溢れ出している。
重力に従いトロリと零れ落ちた液体がすぐ下の肛門を通過し、お尻を伝ってその下のバスタオルに染み込んでいった。
その光景が、「もったいない」という感情を俺に抱かせる。
佳奈子が排出した体液は全てパンツで拭き取りたい。そんな強い衝動が湧き上がるが、しかし俺は動かず三人の痴態をただ見守り続ける。
今は彼女らの邪魔をしてはいけない。俺が欲望に任せてしゃしゃり出るのは無粋が過ぎると思うのだ。
「それじゃ佳奈ちゃん、匂い、嗅ぐね?」
やがて小陰唇から指を離すと、再び上目遣いに親友の顔を覗き込む。
その瞳に最早隠しようがない程の欲情と期待を浮かべた佳奈子は、声を出さずに頷いた。
優は両手を畳に置くと、顔を徐々に股間へと寄せていく。
その前進はなかなか止まらず、鼻先が性器に触れるんじゃないかと思われた所でようやく停止した。ほんの少し頭を押してやれば鼻の頭が膣口に触れそうな程の至近距離だ。
そんな状態で数秒様子を見た優だったが、やがて匂いを嗅ぎ始めたらしい。スンスンと鼻で息を吸う音が微かに聞こえてきた。と同時に、匂いを嗅がれる佳奈子の呼吸が荒く小刻みになってくる。羞恥と興奮の度合いは最高潮になっているようだ。
「どう?優菜ちゃん。佳奈子ちゃんの匂いは」
そんな佳奈子に負けない位の欲情を美貌に浮かべる綾子さん。パンツの中で指を蠢かせながら問いかけると、優は顔を上げ振り返る。
「わたしと似てるけど、少し違う、いい匂いです……」
続けて佳奈子を見上げた。
「これが、佳奈ちゃんの匂いなんだね……すっごくエッチで、ドキドキする」
そう言葉を紡ぐ表情もまた、二人と同様欲情に染まりきっていた。
同性の性器の匂いで欲情してしまう優。そんな彼女に対し、俺もまた激しく欲情を抱いしまう。
仮に俺と勝也で似たような事をするのは考えるのも嫌だが、優と佳奈子、そして綾子さん。女性同士でするエッチな行為は物凄くエロく魅力的に感じるのだ。
今この瞬間、俺はスワッピングに次ぐ新たな性癖に目覚めたのかもしれない。
「もうちょっと嗅がせてね?」
言うなり返事も待たず股間に顔を埋める優。
佳奈子も拒否はせず、相変わらずの興奮の面持ちでそんな親友を見守る。
今の二人を傍から見ると、まるで優が佳奈子にクンニをしているみたいだ。ぴちゃぴちゃとマンコを舐める水音が無いのが不思議なくらい、とんでもなく卑猥な光景だった。
「優菜ちゃん、次私ね。いい?佳奈子ちゃん」
「……はい」
掠れ声の返事だが、期待と興奮の面持ちは変わらない。同性に性器の匂いを嗅がれる嫌悪感はまるで感じられない佳奈子なのだった。
「はぁ~~……ありがと佳奈ちゃん。また嗅がせてね?……綾子さん、どうぞ」
その後一分ほど匂いを嗅ぎ続けると、満足げな表情と共に優は顔を上げた。そのまま佳奈子の脚の間から退くと、半歩後ろの俺に寄り添うように腰を下ろす。
「ありがと!それじゃ早速……」
そんな優と入れ違いでいそいそ場所を移動し、脚の間に陣取るとすぐさま股間に顔を寄せる綾子さん。やはり躊躇も見せずマンコすれすれまで鼻を近付け、大胆に匂いを嗅ぎだした。
「すぅ~……はぁ~……あ~いいわぁ……女の子の匂いもやっぱいい物よねぇ」
なんだかこういう事にも慣れてそうな様子を感じる。恐らく女性同士のエッチも経験済みで、尚且つ嫌いじゃないんだろう。
そう思わせる程には恍惚とした蕩け顔で、時折「いいわぁ……」なんて呟いてるのだ。自身の股間を水音立てながら掻き混ぜつつ鼻を吸う姿は、綾子さんの性嗜好の一端を雄弁に物語っていた。
もちろんそんな光景も極上のオカズになる。イカないよう加減しつつも鼻息荒く勃起を扱く俺の手に、スッと優の手が重ねられた。
顔を向ければ興奮冷めやらぬ物欲しげな眼差しが俺を見つめている。意図を察して差し出した勃起はすぐさま掌で包まれ、しゅりしゅりと優しく扱かれる。
俺も負けじとパンツの中に手を突っ込み、愛液でぐちょぐちょの粘膜を揉み解していった。
「どうだった?佳奈子の匂い、興奮した?」
もちろん答えは解かりきってるんだが、あえて聞いてみたくなった。
「あふっ!んっ、すっごく、ドキドキしたぁ」
クリトリスのフードを軽く叩くと、その度に身体を震わせながら恍惚の面持ちで答える優。その誘うようなぷりぷりの唇を一度吸ってから言う。
「俺も。優が佳奈子の匂い嗅いでる所見て、すっごくドキドキした」
そして再度唇を奪い、今度は舌を侵入させる。さっきの光景がどれだけいやらしく興奮したか、その想いをこれでもかとディープキスで伝えた。
「なんつーか、女同士ってのもいーよな!すげーエロい」
同じ男として、勝也もまた女性同士での交わりのエロさに共感してくれたようだ。
性癖を理解、そして共有できる相手がいるのはやっぱり嬉しい。と同時に心底ホッとするのだ。
その勝也だが、いつの間にやら佳奈子のおっぱいをやわやわと揉んでいる。そして佳奈子自身も右手を後ろに回し何かを弄っているのだ。
俺からは見えないが、手の場所からして勝也のチンポを愛撫しているらしい。時折右手を顔の前に持ってきては指先についた粘液をぺろりと舐めていた。
そんな友人達のまさぐり合いも当然エロい。綾子さんの痴態も含め鼻息荒く横目に見てると、ふいに俺の口中で暴れていた優の舌がぴたりと止まる。
気になってその目を覗き込めば、「いい事思いついた!」とでも語るように瞳が輝いてるのだ。
やがてスッと目が合った。瞬間、俺は何とも言えない嫌な予感を抱く。
果たして優はキスを中断すると、俺と勝也に向けウキウキと弾んだ声で言い放つのだ。
「ねぇねぇ!陽ちゃんとかっちゃんもちんちんの匂い嗅いでみようよ!」
「……」
「……」
予感は当たった。が、恋人への理解が深まった事への喜びは今回は湧いてこない。
百パーセント善意の勧めなんだというのは判る。だが、俺も勝也も硬直せざるを得ない。
そんな反応に優がハテナを浮かべた所で俺達の時が動き出す。そして、口を開いて出てきた言葉はピタリと重なるのだ。
「「絶対に嫌だ!」」