二つの舌が絡み合う口内で強く存在を主張していた愛液の味、その名残が薄れると共に脳を焼いていた興奮も少し落ち着いてくる。
キスの相手である優もそれは同じなのか、一旦区切りをつけるように舌をひっこめると満足げな笑みを浮かべてくれた。
「お疲れさま!みんなありがとね!」
勝也達は先にキスを終えていたようだ。俺達の方もようやく一段落したと見るや、大きく両腕を広げた綾子さんが一同を抱き寄せる。そして実に上機嫌な様子で全員のおでこへチュッチュと口付けしてくれるのだ。
「あんなに気持ち良くイケたのホント久しぶり!みんなとっても上手だったわ!」
満面の笑みでそう言いつつ一同を抱きしめる腕にギュッと力を込める。
エッチの師匠とも言える人にここまで褒められるのはくすぐったくも誇らしい。それは俺だけじゃなく他の三人も同様で、同じ笑みの中にも自信の芽が確実に芽生えているのが判る。
ほんとに、俺達の方こそ大いに感謝しないといけないだろう。
未だ拙い愛撫でも、ちゃんと手順を踏めば百戦錬磨の相手をイカせる事が出来る。それが解っただけでも大きな収穫なのだ。
「さぁて、みんなのお陰でスッキリしたし、授業の続きといきますか!」
腕の中から俺達四人を解放し、切り替えるようにパンと一つ手を打って言う。
「次は何を教えてくれるんだ?」
「ふふ~……みなさんお待ちかねのおマンコでイク方法、性感帯のトレーニングね!」
「おぉ!ついにか!」
優を俺のチンポでイカせ、満足させる。それは恋人としての義務であり、ひいては佳奈子や綾子さんともセックスする為の絶対条件だ。
その為の知識と技をこれから習得出来るとなれば、期待と共に学習意欲というものがこれまでの人生で一番と言っていいほどに高まるのだった。
「まずは私の身体を使って説明するから……よいしょっと……ハイみんなここに座ってー」
綾子さんは座卓に浅く腰掛けながら手招きし、俺達を目の前へと座らせた。
そして全員の注目が股間に集まるのを意識しながらパンツの両サイドに手を掛け、見せつけるように足元へと下ろしていく。
「うわーぐっしょりだわ……ま、これで一枚おみやげパンツ完成っと。……嗅ぐ?」
四人の眼前に向け、水に浸したかのように濡れそぼる布地を差し出した。
そこへふらりと吸い寄せられ、まずは勝也が鼻を近づけた。俺も負けじと顔を寄せる。そして男の顔が近くにあるのを気にする余裕も無く、立ち昇る芳香を胸いっぱいに吸い込んだ。
「……あ~~~」
「…………」
感嘆のため息が勝也の口から吐き出される。俺に至っては言葉も無い。
鼻孔から侵入した女性特有のいやらしい匂いが脳内全体を埋め尽くすように満ち、それによって思考を奪われたように中空を仰ぐのだった。
「すごい……」
「はぁ~……エッチぃ」
匂いを嗅いでるのは俺達だけじゃない。優と佳奈子もまた誘われるようにびしょ濡れのパンツへと顔を寄せていた。形のいい鼻をスンスン鳴らす二人の表情もまた夢見心地な様子だ。
言うまでもなく、全員股間に手をやりオナニーしている。女子二人も開き直って以降手が空いてれば常にマンコを弄ってるような状態だったが、綾子さんのパンツの匂いを嗅いだ途端、その水音が露骨に増すのが分った。
「ハイ終わり。じゃあしまっとくわね~」
お預けとばかりにさっと手を引くと、ビニール袋にパンツを入れ口を縛る。そして突然餌を取り上げられたペットの如くその手元を見つめる俺達へ向け、いたずらっぽい笑みを見せつけるのだ。
そんな中、堪り兼ねた様子で佳奈子が呼びかける。
「あ、あの!綾子さん……」
「ん?なぁに?」
優しく聞き返す。何を求められるのか解ってると言わんばかりの表情だ。
「あの……私も、貰えませんか?綾子さんの、パンツ……」
「わたしも!欲しいです……だめですか?」
少し必死ささえ覗かせてお願いする佳奈子に優も続く。
そんな二人の妹分に向け、姉貴分たる綾子さんはパッと咲いたような笑顔を見せた。
「ダメなんて事無いわよ!いいに決まってるじゃない!……ふふ、そう言ってくれたらいいなーと思って全員分持ってきてたしね!」
持参のバッグを手に取ると三枚のパンツを取り出しひらひらと振る。それを見て優と佳奈子の表情にも笑顔が咲いた。
「じゃあさ、代わりと言っちゃなんだけど私もあなた達のパンツ貰っていいかな?」
「あ、もちろんですよ!貰ってください!」
「私も綾子さんと交換できるなら嬉しいです!」
「ありがと!私も嬉しいわ。じゃあこれ、まずは佳奈子ちゃんにね」
「あ……ありがとうございます!」
手渡されたそれを大事そうに懐へと抱く佳奈子。
「それでいっぱいオナニーしてね?」
「はい!」
佳奈子は元気良く頷いていた。実際地元に帰った後はそのパンツの匂いを嗅ぎながら心ゆくまでオナニーする筈だ。
ここにいる全員がそれを少しも変だと思わないし、各々の性的な欲求に眉を顰めたり、からかったりしない。その確信があるからこそ恥ずかしがりの佳奈子をして何の迷いもなく頷かせるんだろう。彼女がそこまで出来るほど関係を進められた事に、大きな達成感と喜びを感じるのだった。
「それじゃあおマンコ御開帳するわよ~。ほらみんな寄って寄って」
剥き出しの股間をもったいぶるように両手で隠しながら、綾子さんは脚を大きく開く。
みんなして引き寄せられるようにその足元へとにじり寄ると、四人がぴたりと身を寄せ合って股間を覗き込み、その手が退けられるのを固唾をのんで見守る。
「行くわよ~?…………はいっ!」
掛け声と共に両手がぱっと取り除かれ、俺達の眼前にナマの大人の性器が晒された。
「「お~……」」
勝也と二人、揃って感嘆の声を上げる。
優と佳奈子も声には出さずとも、目の前の光景にじっと見入っている。
直に観察するのはこれが初めてな大人の女性の性器、その第一印象は『複雑』だった。
と言っても複雑な気分という訳じゃ無い。優や佳奈子に比べて凹凸が多く、構造が複雑に見えたのだ。
やはりその形状は同じ大人であるAV女優のモノに近い。だが画面の中の彼女と違い、一見して明らかに陰毛の生えている範囲が狭かった。主に性器の上部に茂っているのみで、女優のように性器全体を覆うように生えてる訳じゃ無い。そのお陰か、グロテスクな印象は抱かなかった。
「AV女優はボーボーだったけどさ、綾子姉はそーでもないんだな」
「ちゃんと手入れしてるからね。私もほっといたらボーボーよ」
「へぇ~……」
言われてみると性器の左右に剃り跡が見える。
毛の密度は俺達の誰よりも濃いが、その範囲があまり広くならないよう整えているらしい。
「すごい……クリちゃん、おっきぃ」
「ほんと、私と全然違う……」
優と佳奈子はクリトリスにじっと見入っていた。
二人が言うように、そこはかなり大きい。小指の先ほども無いサイズの二人と違い、その倍以上はありそうな程だ。
違いは大きさだけじゃない。形状もまた大きく異なっていた。その驚きに思考が言葉となって自然と漏れてしまう。
「なんか、亀頭みたいな形してる……」
手で剥かずともほとんど顔を見せているそれは、俺や勝也の亀頭を小さくしたような形だった。
優と佳奈子はもちろん、AV女優とも大きく異なる予想外の形状にじっと見入ってしまう。
「そうね、実際亀頭なのよ。男の子の場合、お母さんのお腹の中にいる間にここが発達しておチンポになるからね」
「「「「へぇ~……」」」」
今度は全員の声が重なった。
そういえば保険の教科書にもそんなような事が書いてあった気がする。絵空事だった人体の不思議も、こうして目の当たりにする事でようやく本当の事なんだと理解できた。
「こっちの方がエッチでいいなぁ……」
「私達も綾子さんみたいになれますか?」
ぽかんと口を開けて見つめる俺と勝也の横で、優と佳奈子は自身の股間を覗き込みながら目の前の大きな肉豆と見比べていた。
「ん~どうかなぁ?……これも個人差があると思うのよねぇ。おチンポと同じで成長はすると思うんだけど……」
思案顔の綾子さんだが、すぐにニヤリと笑って言葉を続けた。
「異性に刺激されるとその部位は発達しやすくなるって説もあるわよ?実際私も今まで沢山触られてきたしね」
「こんな風にね?」とでも言うように、おっぱいとクリトリスを弄る様を見せつけながら言う。
正直胡散臭い説だと思うが、綾子さん自身が爆乳と大きなクリトリスの持ち主なだけに一定の説得力があるような気もする。
「じゃあおれらが触りまくって大きくしてやらねーとな!」
「あんっ!」
話に乗っかった勝也が佳奈子の背後から抱き着き、おっぱいを揉みつつパンツの上からクリトリスの刺激を始めた。
そんな様子を見てるだけで済む訳がない。俺も負けじと優に抱き着き、片手で巨乳を、もう片方の手でぐっしょり濡れたパンツに手を這わす。
「優のおっぱいとクリトリスも俺が責任持って大きくするからな!」
「んっ!……うふふ、お願いね」
「勝也も、責任取ってよね!」
「あったりめーよ!」
責任という言葉が気に入ったのか、佳奈子が念を押していた。
もちろんそれに怯むような勝也じゃない。どんとこいとばかりに抱きしめる腕へ力を込めるのだった。
そんな感じで戯れながらも大人の性器の観察は続く。
「クリだけじゃなくてビラビラもでっけぇよな。なんかすげぇエロい」
勝也の指摘通り、綾子さんの小陰唇はまるでアワビのように左右のヒダが大きく発達していた。そこに沈着した色素も優達よりも濃く、形状も含めてAV女優の物に近い。
正直なところ『美しさ』とは程遠い見た目なんだが、しかし嫌悪感は一切湧かない。何故だか男の本能に強く訴えかけてくるエロい造形なのだ。
「なぁ綾子姉、ここ、パカって開いてみてくれよ」
「オッケー。……あ、じゃあ佳奈子ちゃんと優菜ちゃんにお願いしようかな?片方ずつ開いてくれる?」
小陰唇を指差す勝也のリクエストを受け股間に手を伸ばそうとした綾子さんだが、良い事思い付いたとばかりに正面の二人へ笑顔を向ける。さっき見せ合いしていた優達を真似たのかもしれない。
「触っていいんですか!?」
「もちろん。触ってみて」
優が期待を込めて問いかけると、綾子さんは頷きながら腰を少し突き出した。一転二人は緊張と興奮をその目に宿しつつ、目の前の股間へ向け手を伸ばす。
「んっ」
左右の陰唇がそれぞれの指先に摘まれると、綾子さんの口から小さな吐息が漏れる。
それに気付かないほど真剣な様子のまま、二人はその肉ヒダを左右へと広げていった。
「わぁ……」
優と佳奈子、どちらの物とも解らない感嘆のため息と共に、俺達の眼前に鮮やかなピンク色の粘膜が広がった。
ここの色は二人とそう違わない。一面がぐっしょり濡れ、ぽっかりと空いた膣口から白濁液の混じった愛液を絶えず溢れさせてるのも一緒だ。
俺達一同魅入られたようにこの卑猥な穴を凝視している。その視線を感じてか、大きく伸縮した膣口から新たな愛液が流れ落ち、重力に引かれて肌を伝っていった。
その大きな雫がお尻の下のタオルに吸い込まれた後、ごくりと唾を飲み込んでから勝也が言葉を発した。
「綾子姉、おれも指入れてみてぇんだけど……」
「ん、そうね。勝也にもGスポットの位置覚えて貰わないとね」
やや緊張しながらお伺いを立てる弟分にあっさりOKを出した後、綾子さんは優と佳奈子にも目を向ける。
「二人は自分のGスポットの位置は……解らないわよね。オナニーで指を入れた事はあるかしら?」
「試した事はあるんですけど……なんだか怖くなってすぐに止めちゃいました」
「わたしもほとんどないです。やっぱり怖くて」
「なるほど……じゃあいつもクリトリスでイってる感じかな?」
「はい。クリちゃんとおっぱいでしてます」
「私も同じです」
普通なら返答に困るであろうエッチな質問にも臆する事無く、オナニー事情を赤裸々に語る。
そんな二人に綾子さんも至って真面目な口調で応答している。その真面目な空気が、かえって無性にエロさを感じさせた。
「じゃあ勝也の後にあなた達も指を入れて場所を覚えて頂戴。オナニーの時にもクリトリスと一緒に刺激した方が早く感じられるようになるから」
「は、はい!」
「お願いします!」
緊張気味に返事をする女子二人の横から鼻息荒く勝也が身を乗り出す。
「じゃ、じゃあいいか?入れても……」
「ん、どーぞ」
優と佳奈子が綾子さんの正面を譲ると、何故か勝也はピシッと正座をしてから右手を股間に近付けた。そして掌を上に向け、中指以外の指を曲げる。
「勝也、思ったより手前にあるぞ、Gスポット」
「りょーかい」
正面の股間から目を離さないまま頷く。次いでぽっかり開いた膣口に中指を宛がい、ゆっくりと収めていった。
「おぉ……あったけぇ……」
僅かに声を震わせながら呟く。その間も指先は少しずつ肉穴に飲み込まれていった。
「……ストップ!その辺りね」
「もうか!?ほんとにすぐだな……えーと……お、この辺か?」
「んっ!そうそう、そこよ!」
上手くポイントを探れたらしく、綾子さんの身体がピクリと震える。
「確かになんかざらざらすんな……ここを、トントントンだっけ?」
「あんっ!そうよ!そうやって刺激するの!……んんっ!」
「うわっ!すっげ締まる!」
「だろ?凄いよな……」
身体がヒク付き艶やかな声が上がった途端、勝也も驚愕の声を漏らした。
俺も味わった膣の入り口の締め付けだ。その未知の刺激とエッチな吐息に誘われ尚も愛撫を続けようとする勝也だが、すぐに待ったの声が掛かる。
「も、もういいわよ……これ以上はまた欲しくなっちゃうから」
「お、おう。じゃあ抜くぞ」
甘い声色の姉貴分にドギマギする様子を見せつつそろそろと指を抜いていく。
そしてぬるりと肉穴から姿を見せた指先は、やはりぐっしょりと白濁した愛液で濡れているのだ。それを舐めながら勝也が呟く。
「締め付け凄かったなぁ……チンポ入れてみてぇ~」
「私としてはいつでもオッケーだけどね。入れてみる?」
あっという間に余裕を取り戻した綾子さんがちょっと意地悪な表情で問うが、勝也は苦笑いだ。
「や、色々揺らぎそうになっちまうだろ、勘弁してくれよ……」
「うふふ~ごめんごめん。はいじゃあ次は女の子の番ね。どちらでもどーぞ」
パッと切り替えると、優と佳奈子に水を向けた。
「佳奈ちゃん、わたし先でいいかな?」
「うん、いいよ」
今度は優が勝也に代わり、その複雑でいやらしい女性器の前に陣取るのだった。
そうして女子二人も順番に綾子さんの膣中へと指を潜らせた。やはり俺や勝也と同様その締め付けに驚いていたが、しっかりとGスポットの場所は把握できたようだ。
二人とも同性の性器を触る事、そして感じさせる事への躊躇はもうほとんど感じられない。むしろ興味と興奮を露わにして憧れのお姉さんの性感帯を刺激していた。
膣中に指を収めていた時間も勝也の時より長かったと思う。その間綾子さんは制止の声を掛けず、二人が自分から指を引くまで見守っていてくれた。
それは同性を愛撫する事への抵抗を完全に無くす為、ひいては二人をよりエッチ好きにする為の計らいなのかもしれない。師匠としてのそんな心遣いがとても有難いと思えた。
「今は指一本だったけど、おマンコが慣れてきたら入れる指の数を増やしてもいいわね」
「……ちなみに綾子さんは何本入るんですか?」
「そうねぇ、気持ちいいのは三本までかしらね」
「そんな入るのか!?すげぇな!」
「三本も入れたら私、あそこ裂けちゃうかも……」
「わたし達は一本だけにしとこうね……」
「そうね、慣れない内から無理はしちゃだめよ?何本も入れた所で気持ちいいとも限らないしね」
続けて俺と勝也に向け、生徒へと教え諭すように告げる。
「いい?エッチは相手の様子を見ながら少しずつ、それが基本だからね?女の子が痛がったり嫌がるような独りよがりなエッチは厳禁よ?」
「はい」
「おう」
元よりみんなが楽しめるエッチを目指す身として、独りよがりな行為なんてしたくない。
その意思をしっかりと伝えるべく、俺達もまた真っ直ぐに目を見て頷いた。
その覚悟を読み取ってくれたのか、綾子さんはパッと笑顔を浮かべて俺達の頭を撫でてくれる。
「うん!あなた達なら上手くやれるって信じてるわ。……じゃあ、次は佳奈子ちゃんと優菜ちゃんの番ね。二人のGスポットがちゃんとあるか調べてみましょ」
そうして、エッチの授業は次のステップへと進んで行く。