※この作品はR-18です。

仲良く楽しくみんなでエッチ!   作:諏訪部始終郎

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チンポで性感開発訓練 その5

 世間はまだ五月になったばかり、熱くも寒くもなく実に過ごしやすい季節だが、それも伊多海のような南国ともなると既に随分と蒸し暑い。締め切った部屋の中、多人数がちょっとした運動なんてしていれば尚更だ。

 その為この部屋では強めの冷房が効いている。冷涼な風が五つの裸体をふわりと撫でて、汗を噴き出す余分な熱を取り去ってくれていた。

 

 だが今、俺は自分の身体、特にその前面からじわじわと汗が滲み出るのを感じていた。それもすぐには乾きそうもない。なぜならば、優と言う名の肉布団に全身を包まれているからだ。

 

 絶頂の痙攣が収まった後もチンポを抜かずにいる優は、上半身をピタリと重ねたまま俺を押し倒し続けている。

 冷房が効いてるにも関わらず、慣れない腰の上下運動とその末の絶頂で彼女の身体はかなり火照っていた。その熱が俺にも及んで汗を吹き続けるほどに身体が温められているのだ。

 

 繋がってるのはチンポだけじゃない。口の中では相変わらず俺の舌をねぶっているし、両手もいつの間にか恋人繋ぎに握り締め、俺を布団に縫い付けるようがっちり押さえつけていた。

 

 それ自体は別にいい。というか、気持ちいいくらいだ。

 だけど優の身体を俺の汗で汚すのはちょっと憚(はばか)られるので、そろそろ起き上がろうと軽く身じろぎしてみせた。

 

(……あれ?)

 

 しかし身体は僅かにしか動かせない。非力な優にしては意外な力強さで、離れるのが嫌だとばかりに俺の身体をしっかり押さえ込んでいるのだ。強引にどかす事は出来るだろうが、そうするのも何だと思い俺は身じろぎするのを止めた。

 

 そうまでして俺を求めてくれるのは少し、いやかなり嬉しい。男として誇らしく、そしてちょっとくすぐったい気持ちになった。

 それなら気の済むまで好きにさせようと全身の力を抜くが、そこに外野からの干渉が入る。

 

「優菜、そろそろ陽一離してあげないと。苦しそうよ?」

 

 隣の二人は既に結合を解いていたらしい。

 女の子座りで俺達を見下ろしながら優のお尻をぺちぺちタップする佳奈子。その胸には勝也が甘えるように縋りついているのだ。男としての恥も外聞も知った事かと言わんばかりに乳首へしゃぶりつく恋人を、愛おしそうにもう片方の手で佳奈子は撫でている。

 

「あ……ごめん陽ちゃん、すぐどくからね!」

 

 夢から覚めた様子で目を見開くと、優は申し訳なさげな顔色を浮かべ俺から離れようとする。

 そんな表情が目に入った途端、無意識に背中へ手を回し押し留めていた。

 

「あぁいや大丈夫、苦しくは無いよ。俺の汗が付くの悪いと思ってちょっと身体ずらそうとしただけだから」

 

 そこまで言うと優は俺の目を覗き込み、ふにゃっと表情を和らげ再び体重を預けてくれる。

 

「そうだったの?……ごめん、邪魔しちゃったわね」

 

 体勢を変えようと身じろぎしたのが苦しそうに見えたんだろう。今度は佳奈子がすまなそうな顔になった。

 

「いいって。気にしないでよ」

 

「そうそう、わたしもつい夢中になっちゃってたし……あ、陽ちゃん」

 

 改めて真っ直ぐ向き合うと、俺の目の奥を至近距離で覗き込んでくる。

 こっちの顔が映り込むほど澄んだ二つの瞳には再びとろりとした欲情が灯りつつあった。

 

「陽ちゃんの汗、別に嫌じゃないよ?……ていうかむしろ好きかな。男の子の匂いがして、すっごくドキドキする……」

 

 そして優は俺の額に浮かぶ汗をぺろぺろと舐めだした。その舌は額だけでなく頬、首筋、鎖骨、と肌を這いながら徐々に身体を降りていく。

 

「うぁっ!……優っそれ気持ちいい……うぅっ」

 

 指先でなぞられるのとは違う、軟体生物に這われるような何とも言えない快感が素肌を伝っていく。

 俺の悶える様を上目遣いに覗き見ると、優の舌は更に大胆に動き出した。顔から肩にかけてを行ったり来たりしながら、浮き出た汗を嬉々として舐め取っていくのだ。

 俺は漏れ出してしまう呻き声を抑える事も出来ず、また一つ覚えた新たな快感を享受し続けた。

 

「……勝也」

 

 そんな俺達の様子をじっと見つめていた佳奈子。視線をついと下に向けると、自身の胸に顔を埋める恋人に声を掛ける。

 しかし勝也は気付いてないのか、夢見心地で乳首にしゃぶりつくままだ。

 

「…………ねぇ勝也!」

 

 焦れたのかもう一度強めに名を呼びつつ、乳房に押し付けられる頭を両手で掴み、グイと自分に向けさせる。

 そこでようやく勝也の意識がおっぱいの持ち主に向いたようだ。

 

「……ん?どした?」

 

「もう一度寝てくれない?……ちょっとやりたい事があるの」

 

「……あぁ。いいぜ!ほれ」

 

 俺と優を横目にチラ見しながらのお願いで勝也も察したようだ。期待に満ちた顔で大の字に寝転がると、早速そこへ佳奈子が覆い被さる。

 顔と顔が至近距離に近付くとすぐにでも舐め回すかと思ったが、まず触れ合ったのは唇だった。その狭間から舌が絡み合う様子が見られたが、それも長くは続かない。

 

 やがてそっと離れた唇が勝也のおでこに移動すると、チュッと小さな音を立てて肌に吸い付いた。続いてチロリと顔を覗かせた舌先が遠慮がちに狭い範囲を舐め回す。

 

「……汗かいてないのね」

 

「あぁ、乾いちまったな」

 

「でも、ちょっと汗の味がする……しょっぱい」

 

「うまいか?」

 

「…………うん」

 

「そっか。じゃあもっと舐めてくれ」

 

「わかった」

 

 勝也からも求められ安心したのか、遠慮が消えた佳奈子の舌が薄く日焼けした顔を這い回る。

 舌先だけでなく舌の腹も使い、額と頬をぺろぺろと慈しむように舐め回すのだ。

 

「あぉうっ!」

 

 その舌先が首筋を通った途端、勝也が変な喘ぎ声を漏らした。

 佳奈子は少しびっくりしていたが、先にその刺激を体験していた俺はやっぱりかと安心する。

 

「凄いよな、その辺舐められるの」

 

「あぁ……なんだこれっ、ゾクゾク来るな」

 

 濡れた粘膜が首筋や鎖骨周りの敏感な場所を通る度、ぴくぴく震えて悶える勝也。

 そんな反応が面白いらしく、佳奈子の舌はいっそう元気に動き回る。

 

「性感帯って程じゃないけど……んっ……男性も身体舐めてあげると喜ぶわねぇ」

 

 俺達がイって以降、黙ったままずっとやり取りを見ていた綾子さんが久しぶりに口を開いた。

 後戯をする俺達をオカズにオナニーを続けてたのは視界の端で捉えていたが、その指使いの激しさからして絶頂に近付いてるようだ。

 

「イキそうなんですか?」

 

「うん、いい感じっ。もうすぐよ!」

 

 絶頂の気配を感じたのは優も同じらしく、尊敬する姉貴分が自分達をオカズにイッてくれる事への期待感がありありと浮かんでいる。

 それを感じた綾子さんも、弾む吐息と共に妖艶な笑みを妹分へと送るのだ。

 

「じゃあまたチンポ入れっか。その方がオカズになんだろ?」

 

「ううん、そのまま続けて!セックスしてる所もいいんだけど、そうやってみんなが仲良く愛撫し合ってるのも好きなの!すっごくエッチよ!」

 

 股間と乳房を掻き回しつつ、もう堪らないとばかりの熱視線をよこす綾子さん。

 綺麗なお姉さんからそんな情熱的に見られるのはとにかく照れ臭い。それは従姉弟である勝也も同じらしく、返事はどもってしまっていた。

 

「お、おう。そっか、じゃあ続けっか」

 

 その合図で佳奈子と優の舌愛撫が再開される。

 二人の舌は首筋から下を攻める事が多くなっていた。顔を舐めるよりも俺達の反応が露骨に違うからだろう。

 

 佳奈子の舌は更に下方へと降りて行き、やがて勝也の乳首の手前に到達していた。そこで一旦舌の前進が止まってしまう。

 上目遣いに恋人を見るその顔には、「いいのかな?」という躊躇が伺える。

 だが当の勝也はそんな視線に気付いていない。乳首の寸前で這い回る舌の刺激で変わらずアヘアへと気持ち良さげな吐息を漏らしているのだ。

 

 それで佳奈子も吹っ切れたらしい。「ま、いっか」とばかりに一瞬苦笑を浮かべると、唇でパクリと乳首に吸い付いていた。

 

「おぁあっ!?か、佳奈子!?……うおっ!」

 

 勝也の口から再び変な喘ぎ声が飛び出した。

 慌てて乳首に吸い付く恋人を見下ろすが、直後に与えられた刺激によって頭が後ろに反り返る。

 

「いいわぁ佳奈子ちゃん!もっと乳首攻めてあげて!」

 

 もう堪らないという顔をした綾子さんがそんな風に佳奈子を煽る。

 と同時に、未だ優と繋がったままのチンポがキュッと膣壁に締め付けられた。

 その蠢く膣の持ち主を見上げると、綾子さんに負けずとも劣らない欲情の眼差しを隣の二人に向けている。やがて俺へと向き直り、静かながらも強い感情を滲ませた声色で囁くのだ。

 

「……陽ちゃん、おちんちん抜くね?」

 

 言うなり俺の返事を待たずに腰を浮かせた。チンポを入れたままだと乳首を舐めるのに身体の位置が合わないらしい。

 

 膣壁に扱かれつつ抜き取られた勃起がペチンと音を立て腹に触れる。射精で一度落ちた硬度も、長い後戯の間にすっかり硬さを取り戻していた。

 優の膣で長い事温められていただけに、エアコンの効いた部屋の空気がやけに冷たく感じられる。

 だがそれも再び重ねられた素肌によってすぐに暖を取る事が出来た。

 

 しかし一息つく間もなく俺の乳首へ強い刺激が伝わってくる。

 ちろちろと這い回る舌の感触は、首筋や鎖骨周りに受けるものより明らかに刺激が強い。

 

「うわぁっ!」

 

 そんな悲鳴にも似た声を出してしまう。

 が、優の舌は止まらない。胸に感じる吐息は荒く、かなり興奮してる事がそれだけで分かる。

 

「ね?凄いでしょ?やっぱり男の子も乳首は敏感なのよねぇ」

 

 実に嬉しそうに綾子さんが言う。

 お互いの肌を愛撫し合った時にも言っていたが、確かに乳首は敏感だ。指で触られるだけでも他の肌より刺激が強かったが、ぬるぬるした舌で舐め回されるとゾクゾクするようなむず痒い刺激が走るのだ。

 

「どう?二人とも気持ちい?」

 

 期待の眼差しで俺達の顔を覗き見る綾子さん。

 だがその質問に対しては、双方共に首を左右へ振っていた。

 

「うぅ……刺激はすげぇけど……気持ちいいってのはねーな」

 

「俺もです……あっ……すごく、ゾクゾクするんですけど……」

 

 確かに乳首への刺激は強い。だけど、そこに快感を感じるという訳でも無いのだ。

 そんな俺達の反応が不服だったのか、二人の愛撫に更に熱が入ってくる。

 

「ん~、やっぱりまだ性感帯にはなってないのね……ま、それも今後の開発次第よ。佳奈子ちゃん、優菜ちゃん、頑張りなさいね?」

 

「「はい!」」

 

「や、そこはあんま頑張んなくていいっつーか……おぉうっ!」

 

「優もそんなに……うっ、うぁっ!」

 

 綾子さんの激励でやる気を漲(みなぎ)らせる二人。

 乳首で気持ち良くなる事には未だ抵抗があるんだが、そんな消極的姿勢はねじ伏せてやる。とばかりの荒々しくも情熱的な愛撫が加えられ続けるのだった。

 

 

 

「いいわっ!二人ともすっごく可愛いっ!……もうっ、イっちゃいそっ!……イクっ!イクイクッ!!」

 

 悶える俺達をオカズに乳首とクリトリスを捏ね回していた綾子さんだったが、ついに身体をビクビク震わせ始めた。

 

 寝転がる俺達のすぐ傍にある肢体からは、絶頂の痙攣と共に大人の女性の体臭と愛液の匂いが更に強く香って来る。

 それはオスの本能を直接刺激する媚薬だ。お陰で強い射精欲求がぶり返してきた。限界まで硬くなったチンポをその肌で感じ取ったらしい。優が俺の乳首を解放しつつ言う。

 

「陽ちゃん、ちんちんがぴくぴくしてるね……」

 

「勝也も。すっごく硬い……また入れたい?」

 

「あぁ……綾子姉からすっげぇエロい匂いがしてさ、堪んなくなった」

 

「俺も。綾子さん、入れていいですか?」

 

「そうね、騎乗位の授業が途中になってたし、続きをしましょ。じゃあ二人ともゴム変えちゃって」

 

「「はーい」」

 

 絶頂の余韻からあっという間に素に戻った綾子さんに促され、女子二人が次のセックスの準備を始める。

 精液をたっぷり収めたコンドームを外そうとした所で、優が俺の股間回りを見て言った。

 

「あ……陽ちゃんごめんね、こんなに濡らしちゃった」

 

 釣られて見ると、確かにチンポの周辺が愛液に塗れている。騎乗位の体勢だと俺の身体が排出された体液の受け皿になるようだ。

 それを気にしてティッシュを手に取ろうとする優を止める。

 

「全然いいよ。なんかすごくエッチだし」

 

「優菜も濡れ方すげぇよなぁ。……ほれ見てみ。おれもびっしょびしょだ」

 

 そう言う勝也のチンポ周りもやはり凄い。俺と同様透明白濁入り混じった愛液がべっとり付着しているのだ。

 

「やだもう……拭くわよ?」

 

 流石に恥じらう佳奈子もティッシュに手を伸ばそうとするが、その前に薄ピンクの布地を手渡される。彼女のパンツだった。

 

「拭くならこれで頼むぜ!」

 

「あ、優もパンツで拭いて欲しい。はいこれ」

 

 白地に黒の縁取りが付いた可愛いパンツを手渡した。

 二人は照れ顔を浮かべつつも、自身が排出した愛液を丁寧に拭ってくれる。

 もう大分濡れてる布地が更に水気を吸い、水に浸したようになってきた。鼻を近付けなくても卑猥な匂いが漂って来るようだ。

 

 やがて水気の処理を終えた二人はパンツを布団の端に置き、今度はコンドームを付け替える。

 こっちの作業には照れが一切無く実に楽しげなのが面白い。

 

 そうして滞りなく装着されたゴムを纏い、勃起は準備万端とばかりに反り返った。

 そんな二本の肉棒を満足げに眺める綾子さん。

 

「よし、それじゃ今度は自分でおチンポ入れてみて」

 

 そう言うと俺達の足元に回る。ちゃんと挿入できるか確認してくれるらしい。

 

 優と佳奈子は頷き返し、早速それぞれ勃起の上に跨(またが)った。右手で竿を摘み、亀頭に膣口の位置を合わせて腰を前後させる。

 そんな仕草を下から見上げると物凄くエロい。俺は顔を緩ませながら、エッチな光景と亀頭の先が擦られる感覚を楽しんだ。

 

「いくよ?」

 

 掛け声と共にチンポが温かい粘膜に包まれていく。

 綾子さんの介助は無いが、騎乗位での挿入に支障は無かった。ずぶずぶと肉を掻き分ける感触と共に勃起が姿を隠していく。

 

「んっ……ふぅ……よかった、入ったぁ」

 

 隣で心底ホッとしたような佳奈子のお尻と、その下で快感に耐える勝也の腰が密着している。今回も長勃起を余す事無く飲み込めたらしい。

 

 もちろん俺のチンポも全て優の膣に収まっている。

 竿全体が優しく膣壁に揉まれ、その蠕動(ぜんどう)で愛液が膣中から押し出され、一旦乾いた股間周りが再び濡れ始めていた。

 

 そうして二組とも無事挿入出来たのを見届けると、綾子さんが俺達の枕元に戻ってきた。

 

「うん、二人ともちゃんと出来たわね!それじゃ私が教える最後の最後、騎乗位でのGスポット開発をしてみましょ!」

 

 言うなり綾子さんは枕を一つ手に取ってそこに跨った。俺達の身体に見立てているらしい。

 

「今回はさっきみたいにピストンはしないわ。おチンポを浅く入れたまま上体を倒すの。で、腰をこぅ……強く擦り付けるように押し付けてみて」

 

 肘を立てて布団に突っ伏すと、腰の前面をぐりぐり枕に押し付ける。

 

「こうする事でGスポットに亀頭を擦り付けられるのね。ついでにクリトリスも相手の腰に押し付けられて一石二鳥と。やってみて」

 

 解説を真剣に聞きながらふんふん頷いていた女子二人、ゴーサインを受け俺達に向き直る。

 「するね?」という優の視線に頷くと、早速身体を倒してきて顔同士が一気に近くなった。続いて腰が圧迫される感覚と共に甘い吐息が顔にかかる。

 

「まずはクリトリスを擦り付けて気持ち良くなる事を意識してみて。そうすれば自然とGスポットも刺激されるから」

 

 腰を押し付けるだけで気持ち良くなれるのかちょっと不安だったが、それは杞憂だったらしい。アドバイスを受け腰の動きが変わってくると、すぐにその口から悩まし気な声が漏れてきた。

 

「あっ、んんっ……んっ……あんっ」

 

「あっ、あっ、んっ、んんっ……ンむっ」

 

 隣で佳奈子も腰をぎこちなくもいやらしく動かし悶えている。時折すぐ傍にある唇に吸い付きながら、クリトリスへの刺激を楽しんでいるようだ。

 

「肘で支えるのが大変なら身体をぴったり重ねてもいいわね。その体勢でも腰は動かせると思うわ」

 

 途端に優が折り重なって来る。そして我慢できないとばかりに俺の唇へ吸い付いた。

 腰も狭い範囲でしっかり動いていた。亀頭のカリが膣壁のざらざらに擦られるのが感じられる。

 

「……これ、凄くいい……」

 

「ほんとね……気持ちいい……」

 

 恍惚としながら呟く二人。

 俺と優はさっきの絶頂直後と似たような体勢になっていた。柔らかい身体で腰から上をすっぽり包まれながら、好きなように貪られる。

 

 優が気持ち良くなれるよう背中でも触ろうと思ったが、その前に両手を拘束された。やはり前と同様、がっちり恋人繋ぎで布団に縫い付けられてしまう。

 

「勝也、私もずっとキスしていい?」

 

「いーぞ、好きなだけやってくれ。……手も繋ぐか?」

 

「うんっ」

 

 貪るような優の愛撫は当然ながら佳奈子にも影響を与えたらしい。おねだりを快く受け入れられ、その声に喜色が浮かんでいる。

 顔を横に向けられないのでそんな二人を見る事は出来ないが、俺達同様ぴったり重なり合っているんだろう。

 

「おチンポでGスポット開発するならこの体位が一番おススメかなぁ。女の子が自分のペースで気持ち良くなれるのがいいのよね」

 

 頭の上から綾子さんの声が投げかけられる。股間を掻き回す水音も相変わらず聞こえているんだが、一回イって落ち着いたのかその声色は穏やかだった。

 

「そうやって恋人とぴったりくっつくのも凄く重要なの。……女の子にとってはね、肉体的な快感だけじゃなく精神的な充足もとっても大事なのよ。好き好き~って気持ちが強ければ強い程もっともっと気持ち良くなれるのよね」

 

 握られる両手にキュッと力が入った。口内を這い回る舌の動きも、押し付けられる腰の圧迫も更に強くなる。

 

 もちろんその気持ちに俺も応える。柔らかな両手を握り返し、貪るように口内を舐め回し、もっと強く膣壁を擦れるようチンポへ血流を注ぎ込む。

 

「ただ、お互い刺激はちょっと弱めなんだけどね。この体位は。でもその分長く楽しめるわ。まったりとしたセックスもいい物よ」

 

 確かにチンポは浅い位置で揉まれるだけなのでそこまで刺激は強く無い。クリトリスも押し付けるだけだと指先で刺激されるより快感は少ないだろう。

 

 だけどそれで不満な訳じゃ無い。亀頭をじっくり粘膜で捏ね回され着実に蓄積される快感と共に、相手と広く長く繋がり合える喜びがある。激しく動くだけがセックスじゃないんだと俺は知る事になった。

 

 

 

 そうして折り重なり貪りあうまま五分ほど過ぎた頃だろうか。俺の口から舌を引き抜き優が言う。

 

「んぁ……陽ちゃん、わたし、もうすぐ」

 

「よかった、俺ももう限界だよ」

 

 与えられる快感が少ないだけにイくタイミングが合うか心配だったが、珍しく俺より先に限界が来たようだ。

 セックスで挿入してから経過した時間としては今までで最長だ。激しく抜き差ししてないお陰で俺もここまで持たせる事が出来ていた。

 

「私も……んっ……合わせられそう……勝也は?」

 

「もうちょっとだ……佳奈子、ちょいとマンコで扱いてくんねーか?」

 

「んっ……こう?」

 

 奇麗なお尻がクイクイ上下し、腰のあたりからにちゃにちゃと粘液を掻き回す音が聞こえてくる。

 

「あ~そうそうっ!……すげっ!イクっ!もうイケるぞっ!」

 

「……勝也っ!」

 

 そして溺れる者が水面に空気を求めるが如く、二人の唇が再度重なる。

 

 なんとか絶頂を合わせる事が出来そうだと安心した所で、俺にもダメ押しのような刺激が与えられた。優の膣が上下して俺の竿を扱いているのだ。

 と同時に勝也達を覗き見ていた俺の頬へ優の顔が擦り付けられ、強引に唇を奪われた。

 

 そんな刺激の数々に耐えられる筈も無く、チンポの根元の枷が決壊する。

 亀頭の先からビュッと第一射が飛び出るのと、強く腰が押し付けられ、搾り取るような膣壁の圧迫が加わるのはほぼ同時だった。

 

 二つの腰の狭間で陰毛同士がさらさらと絡み合う。真っ白になりつつある頭の中でその感触がぼんやりと感じられた。

 四人分の絶頂の呻きも聞こえた筈だが、それも真っ白な快感に飲み込まれていく。

 

「みんな、お疲れさま。……これでセックスの初級は卒業ね」

 

 優の体温といい匂い。それだけを感じる絶頂後の凪いだ心の外側で、綾子さんの優し気な声がぼんやりと響いていくのだった。

 

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