「それじゃいきまーす」
クリームを塗りつけた両手を見せ、優が宣言する。
俺は左右重ねた手の甲に額を乗せて瞼を閉じた。そして全神経を背中に集中し、その時を待つ。
「うわっ!」
「おぅっ!」
温かな感触が肩甲骨の下あたりに触れた瞬間、情けない声が漏れてしまった。が、優はほんの少し様子見しただけで構わず両手を動かし始める。
(うわこれっすごい!)
ヌルヌルの指先が敏感な背中を這い回る感触は、今まで感じた事の無い新鮮かつ鮮烈な気持ち良さをもたらした。
自然と声が漏れそうになるのを必死で我慢する。うつ伏せで良かった。さっきよりもチンポが酷い事になっている。
「ふたりともさ、背中大きくなったよねぇ」
「……ほんとね」
頭の後ろから感慨深げな呟きが聞こえてくるが、こっちは正直それどころじゃ無い。
チンポを思いきり扱きたい欲求と戦いながら心で念仏を唱え、優の手が止まる前に少しでも股間を鎮めようと努力する。
隣で勝也も凄い形相だ。歯を食いしばり、言う事聞かない息子を必死に説得してるのがありありと解るのだ。
「はい終わり。後は自分達で塗りましょ」
そんな天国とも地獄ともつかない時間も佳奈子の一声で終わりを告げ、温かくぬるぬるな感触が背中から去っていく。
ようやく終わってくれた、もう終わってしまった。
そんな二つの感慨が心中で複雑に絡み合うが努めて平静を装う。そうする事で股間の猛りも収めようとするのだがやっぱり効果は薄く、言う事を聞かない勃起が海パンの布地を押し上げている。
しょうがないので優達から股間が見えない位置取りで座り直し、日焼け止めを肌の露出部に塗っていくのだ。
「……んじゃ準備運動すっか!」
そんな中、なんともぎこちない空気を振り払おうと勝也は覚悟を決めたらしい。未だチンポはばっちり勃起しているが、いつまでも気にしちゃいられんとばかりに堂々と体操を始めた。
そうなると俺もボーっとしてはいられない。勝也に続き思い切って立ち上がり、部活でやりなれたストレッチを次々こなしていくのだ。
「……」
なるべく見ないようにしているのだが、それでもつい女子二人の肢体に目が行ってしまう。身体を動かす度にあちこちがプルプル揺れて実に目の毒だ。
そんな彼女らも俺達の股間にチラチラ視線を送って来るのを感じるが、努めて気付かないフリをして身体の各部を解していく。
幸い二人は勃起を目にしても口では何も言わないでいてくれる。それが何より有難かった。
「よっしゃ!いちばーん!」
程なくして準備運動を一通り終えた勝也。すると我慢の時間は終わったとばかり、弾けるように海に向かって走り出す。
「おい陽一ぃ!あそこのテトラポットまで競争しよーぜー!」
途中で振り返るが俺を待つ気配は一切ない。水に入るなりさっさと泳ぎ出した。
元々勝也の方が泳ぎが得意な上にフライングしてるのだ。となれば競争も何も無いだろうと思いつつも、俺も後に続いて一歩を踏み出す。
が、ふと思い留まり後方に声を掛けた。
「二人はどうする?」
「私達も行ってみるわ。これ使うけどね」
佳奈子と優は既に浮き輪に身体を通していた。
どちらも勝也ほど熱心で無いとはいえ水泳部所属だ。泳ごうと思えば百メートルほど先に見えるテトラポットまでは十分泳げるだろう。
しかし今の自分達は遊びで来ているのだ。そこまで本気になる事も無い。無いのだが、男子の俺としては中学生にもなって浮き輪に甘える事は出来ない。本音で言えば乗ってプカプカ浮いていたいのだが、意中の女の子の手前、身一つで勝也の後を追わざるを得ないのだ。
幸い波自体は穏やかなのが救いだった。勝也に大分遅れたものの、クロールで波を掻き分けてそう苦労する事無くテトラポットまで辿り着いた。
「おっせーぞ!」
「……無茶ゆーな」
まきびし状のブロックに上がって腰掛ける。浜辺の方を振り返ると、優達は未だここまで半分位の距離にいた。
多少疲れたので二人が来るまでは大人しく休憩をとる事にする。そうなると始まるのはやっぱり猥談なのだった。
「……優菜のおっぱいさ、やっぱすげーよなぁ……揉みしだきてぇ」
両手を空中でわきわきさせながら勝也が言う。
「だよな。俺さ、日焼け止め塗る時横乳ちょっと触っちゃったよ。くっそ柔らかかったなぁ……」
「マジかよ羨ましっ!……まぁおれもどさくさで佳奈子の尻触ったけどな」
「いいなぁ俺も触りたい。あの尻に顔埋めたい。おっぱいも揉みたい」
海水に浸かったお陰で萎んだチンポだが、さっきまでの光景と感触を思い出し再びふっくらしてくる。
「女の肌ってすっげぇ滑らかだよな。何でこんな違うんだろな?」
「女だから、としか言えないな。あ~……クリーム塗ってない肌も触ってみたいよなぁ」
さっきまで両手に感じていた質感を思い出しつつ、自分の身体をぺたぺた触って比べてみた。
当然、全くもって感触が違う。
「はぁ……シコりたい」
「もう四日も出してねーもんなぁ」
極上の女体に触れた事で、ここ何日かご無沙汰だった射精欲求が湧き上がっている。
だが今はどうにも出来ない。シコりたくてもシコれないもどかしさに耐えながら、女子二人の肉体に思いを馳せる俺達だった。
そうこうしてる内に優と佳奈子も到着しそうだ。俺達は勃起を鎮めるべく、海を眺めて邪念を追い払う。
やがて泳ぎきった彼女らの手を引いてテトラポットの上へと上げた。
「ふぁ~~~!」
「いい眺めねぇー!」
感嘆の声をあげる女子二人。確かに周りに陸地がない分砂浜よりも眺めがいい。後ろさえ向かなければ大海原にぽつんといるような感覚に浸れるかもしれない。
別世界と言ってもいい光景を前にみんなで座り込み、しばらくは水平線を眺め続けた。
その後はたまに通るボートに手を振ったり、海中に魚を見つけてはしゃいだり、高速で這い回るフナムシに悲鳴をあげたりと一通り騒ぎ、さて戻るかと海に入ろうとした所で優が言う。
「ねぇ陽ちゃん、わたし浮き輪に乗っかるから後ろから押してってよ」
「あ、いいわねそれ。私も」
砂浜まで競争したそうな勝也は不満げだったが、俺は了承した。ひらめいたのだ。
優達に見えないよう勝也に向けてお尻を指差す。すると向こうもニヤリとして意図を汲んだようだ。
浮き輪の中にお尻だけ沈めて乗っかった二人を砂浜に向けて押して行く。
そんな中、俺と勝也は極力水中に顔を沈め、浮き輪を通して海中に突き出されたお尻をゴーグル越しに眺めていた。
(お~……どっちもなかなか)
実にいいお尻っぷりだ。たまに息継ぎしながら水着から余るぷりぷりした尻たぶを存分に楽しむ。
水上の二人はそれに気付かずキャッキャと煽ってくるが、俺達は努めてローペースで進んでいくのだった。
そうして砂浜についた頃には大分お腹が減ってきた。時間的にも丁度いいので、海の家にて昼食をとる事にする。
昼飯時だけあって店内は混んでるが幸い待たずに席に着けそうだ。軽く水気を拭くと、水着姿の人々に交じり座敷席の一つに座り込む。
やがて注文を取りに来た店員さんに旅館名と叔父さんの名前を告げると、「ああ、聞いてるよ」と見事に日焼けした笑顔で返してくれた。有難くタダ飯を頂く事にする。
俺は大盛り焼きそばから揚げ付き、勝也は大盛りカレー、優は味噌ラーメン、佳奈子は醤油ラーメンを注文した。
それら料理が来るのを待つ間に雑談しつつ店内を眺めるが、すぐに俺達一行が周囲の視線を集めている事に気が付いた。それも主に若い男性客から優と佳奈子へ、だ。
勝也もそれに気付いたようで、一緒に周囲を見回すと一斉に目を逸らされてしまった。
(やっぱ目立つんだなぁ)
二人が注目を集めるのもしょうがないだろう。なにせ物凄く可愛くてスタイルもいい女の子達が大胆な水着を着ているのだ。
なんだか胸を張って自慢したい気分になると共に、自分達以外の男に二人の水着姿を晒したくないという矛盾した感情が生まれる。
一先ず料理が来るまでは勝也と共にちらちら周囲を警戒し、野郎どもの視線を牽制する任務に勤しむのだった。
「おっ!きたきた!」
そうこうする内に注文した料理がやって来た。全員分揃ったところで頂きますの声と共に箸をつける。
そうして二口三口摘んだ所で、皆を代表し勝也が感想を述べた。
「普通だな」
皆して頷く。普通な感じにうまい。
まぁこういう所ではこんなもんだろう。旅館の食事と比べるのもなんだ。
「そうだ、みんなで少しずつ交換しようよ」
「いいね。佳奈子、そこの受け皿とってくれる?」
「うん」
優の提案に賛同し、それぞれの前に並べた小皿に自分の料理を少量ずつ置いていく。
だがラーメンだと麺だけになる事に気付いた。
「スープも飲んでいい?」
「いいわよ。はい」
俺に自分のレンゲを渡してくれる佳奈子。それで醤油ラーメンのスープをすくって飲む。
「あ、なかなか美味い。好みの味だな」
「かっちゃんもどーぞ」
「さんきゅー」
勝也も優のレンゲで味噌ラーメンのスープをすくって飲んでいる。
こんな感じに四人の間で回し食いはごく普通の事だったりする。さっきみたいに自分の食器で相手に食べさせる事にも抵抗はないし、勝也が優の食器を使ったとしてもいちいち嫉妬などしない。
普通だったら間接キスにドキドキしたりするんだろうが、俺達は良くも悪くも距離が近すぎるんだと思う。
ただ、これが一般的ではないと全員が認識してるので、学校で一緒に食事する事はあっても他人の前で回し食いする事は無かった。
自分達が周りと比べ異質な集団だと自覚してるからこそ、極力後ろ指刺されるような振舞いはしないよう心がけているのだ。
しかし、そんな気遣いも地元の知り合いが一切いない南国の島では関係ない。日常の窮屈さは忘れ、小さい頃のような気楽な付き合いに終始する事が出来る。
(……いや、気楽って訳でもないか)
小さい頃とは違い、中学生になった俺達は男女の違いを強く意識していた。今だって目の前にいる水着姿の二人に目を奪われているのだ。
それに、今日はこの後優に告白するのだ。成功しようと失敗しようと、もうただの気楽な幼馴染ではいられなくなるだろう。
それは別に悪い事でも無い筈なのだが、しかし何故だか心にちくりととげが刺さる。無邪気だったころの自分達に対し、僅かながらも罪悪感を抱いてしまうのだ。
そんなモヤモヤを心の隅に抱えてはいるが、この四人で頂く食事は美味いし、何より楽しい。これがカップ麺だったとしても一緒に食べればご馳走になるだろう。
という訳で心身ともに満腹になった俺達だが、食後すぐに身体を動かすのもなんなのでしばらくはパラソルの下で休憩する事にする。
そうして十分腹もこなれた後は遊びを再開だ。浜辺で水を掛け合ったり、砂で城を作ったり、海に潜って貝殻を集めたり、勝也と俺が首だけ残して砂に埋められたりと、海と砂浜を何度も往復して過ごすのだった。
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。周りを一切気にせず四人で存分に遊んでいると、いつの間にやら太陽が大分傾いてきているのに気が付いた。
直視できる程度のオレンジ色になったそれが、もうすぐ水平線に触れそうだ。東の空も薄暗くなりチラチラと星の光が見えつつある。
浜辺の海水浴客も大分少なくなった所で俺達も帰りの支度を始めた。浮き輪やパラソルを返却した後は更衣室前で男女に別れる。
俺と勝也はさっさと着替え終わったが、女子二人は少し時間がかかるだろう。それを見越して砂浜を見下ろす堤防に腰掛け、勝也と共に運命の時を待つ。
「いよいよだな」
「あぁ」
緊張を紛らわそうと何となく声を掛けるが、相手は一言返して頷くだけだ。
流石のこいつも今は軽口たたく余裕も無いらしく、真っ直ぐ夕暮れの景色を見つめ続けている。
釣られて俺も水平線に視線を向ける。
空と海の境目に沈みゆく、綺麗な、本当に綺麗な夕日。
これは海の無い地元じゃ絶対に見られない景色だ。告白するのに絶好の舞台が整ってくれた。
後は俺が覚悟を決めるだけ、とばかりに深呼吸して平静を保つ努力を続ける。
そうして男二人で黙して夕日を眺める事十数分、やがて眼下の砂浜に私服へ着替えた優と佳奈子が姿を見せた。
「来たな。行くか!」
「おう!」
気合を込めて頷き合うと堤防から降り、未だ髪も乾ききらない二人に駆け寄る俺達。
そして、それぞれ意中の相手の手を取り言うのだ。
「優、ちょっといいかな」
「佳奈子、こっち行こーぜ」
繋いだ手をやや強引に引き勝也達とは反対方向に歩き出す。
顔にハテナを浮かべつつも、優は抵抗する事無くついてきてくれた。
砂浜を少し歩いた水際で止まると、手を離して対峙する。
勝也達とは五十メートルは離れているだろうか。これだけ距離があれば互いの話し声は聞こえないだろう。
改めて、夕陽を背景にした幼馴染の顔を見る。それは期待とも不安とも取れる表情だ。
彼女は普段ぽやぽやしてるが察しはいい。俺がこれから何を言おうとしてるのか、おおよそ見当がついてる筈だ。
問題は自分だ。連れ出しといてなんだが、あれだけ覚悟を決めたのに緊張で頭が真っ白だった。
告白の台詞も散々悩んで決めてきたんだが、それがすとんと頭から抜け落ちてしまっている。
しかしこれ以上無言を続けて優を不安にさせる訳にはいかない。何か喋ってそこから告白に繋げていくしかなさそうだ。
(何か喋れ、何か喋れ……そうだ、とりあえず素直になって、普段は言えなかった事を言っておくか)
「……なあ優……いつも、ありがとな」
「ん?何が?」
唐突な感謝の言葉を受け、緊張気味だった優の表情がぽかんとしたものに変わる。
「いや、いつもご飯作ってくれるしさ、毎朝起こしてもくれるし、部屋の掃除までさせちゃたりして、なんかごめんな…………いや違う、ありがとう」
「ん~ん、それはわたしが好きでやってる事だし。それに、わたしだって色々と陽ちゃんには助けられてるよ……どうしたの?改まって」
いつもより表情の少なめな優が上目遣いでそう聞いてくる。
一見可憐に見えつつも俺の心を覗き込むような深みのある眼差しを受け、反射的に目線を逸らしたくなる衝動を必死に押さえつける。
心を落ち着かせるよう一つ深呼吸した後、しっかり優の瞳を見つめながら言葉を紡いだ。
「あー……その、今まで面と向かってきちんとお礼言ったこと無かったなって。もちろんいつも感謝はしてるんだけどさ、なんか恥ずかしくてな…………はは、自分でもガキだなって思う」
「じゃあ、ちゃんとありがとうって言えた陽ちゃんは大人だよ」
俺を見つめてにっこり笑う優。
小さな頃から変わらないその柔らかい笑顔を受け、やっぱり俺は彼女に心底惚れてると改めて自覚する。
「……大人かぁ」
あえて一旦優から目を離し、海の向こうを見つめる。
再度深呼吸をして、再び向かい合った。
「俺もさ……もう、自立しなきゃって思うんだ。父さんが死んでからずっと優に甘えてきたけどさ、いつまでもそのままじゃ駄目だよな。やっぱり」
もう迷惑は掛けたくない。頼るだけじゃなく、互いに支え合う対等な関係になりたい。
その気持ちを込めて言葉にした。
しかしだ、優の為にと想いを込めた言葉だったが、当の本人は何故か悲しげな表情を浮かべるのだ。
「わたしがご飯作ったり、起こしたり、お掃除しちゃ駄目なのかな?」
声もちょっと震えている。
心外なその様子に俺は動揺を隠しきれなかった。
「え?いや、駄目っていうか、大変だろ?だから優に迷惑かけないように自分でやらなきゃって」
「迷惑じゃないよ!」
少し強めに声を張る優。彼女にしては珍しいその剣幕にちょっとビビってしまう。
「さっきも言ったけど、好きでやってるの。陽ちゃんがどうしてもって言うなら諦めるけど……だめ?」
そして小首をかしげ、上目遣いで見つめてくるのだ。
それは優がたまにするおねだりのポーズで、これをされると俺が断れないのを経験上彼女は知っている。
もっとも無茶な要求をされる事は無いので、断る必要も無いのだが。
「いや駄目じゃないんだけど……いいの?」
「いいよ!じゃあこれからも宜しくね!」
「……うん」
自立とは。
(……まあいい、話を続けろ、告白に繋げるんだ)
どうにも乱されっぱなしなペースを強引に戻す。もうカッコつけてなんかいられない。
「で、でだな、あれだよ、要は一人の男として、俺も優を支えたいというか、頼るだけじゃなく頼られたいというか……その……あれだ」
我ながらなんとも締まらないが、どうにか告白に繋げられそうだ。
「……優と、恋人になりたいんだ」
そう告げた直後はキョトンとしていたものの、すぐにぱっと咲いたような笑顔になってくれた。
と思った直後、なぜだか表情を曇らせる優。
「ありがとう……そう言ってくれるのはとっても嬉しい。本当に嬉しい。でも……確認したい事があるの」
「かく……にん?」
(ってなんだ!?嬉しいって言ってくれてるのに何でそんな不安そうな…………ん?)
想定外の反応にパニックになりかける。話が違うぞと勝也の方を見ると、佳奈子に先導されこちらに近づいて来ていた。
なぜだか、その勝也の顔にも困惑が浮かんでいるのだ。
やがて俺達四人は優と佳奈子、俺と勝也といった位置取りで対峙していた。
勝也と目を合わせるが、お互いなんでこうなってるのか分らないというのが伝わるのみだ。こいつの告白にも待ったがかかっているのだろうか。
ややあって、優がおずおず話し出す。
「あのね、二人に確認したい事があるの。……あの……えーと……」
そのまま黙ってしまう。
そんなに言いにくい事なんてあるんだろうか?と、全く心当たりが無さすぎて内心酷く混乱する。
そんな俺達を上目使いに見上げたり目を逸らしたりとおろおろする優。
確認したいと言ったものの、その先を酷く言いにくそうな彼女を見かねたらしく、佳奈子が代わってばっさり切り出した。
「あんた達って、ホモなの?」
浴びせられた言葉の意味を、しばらくは理解できない俺達だった。