※この作品はR-18です。

転生先はよう実の世界だった   作:弱虫さん

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中間テストその2

 

5月に入ってから2週間になる。

その間、テストに向けて勉強会が一之瀬さん主体で行われた。僕も参加して勉強をしていた。

Cクラスからの嫌がらせも鳴りを潜めていた。

勉強会が終って一之瀬さんから、呼び止められた。

 

 

一之瀬

「ねぇ宮野くん、今日で2週間だよね」

 

宮野

「白波さんの停学が明けるね」

 

一之瀬

「お願いが有るんだけど」

 

宮野

「うん、いいよ何時に迎えに行く?」

 

一之瀬

「えっと、朝8時に下で待って欲しいかな」

 

宮野

「うん、分かった」

 

 

 

そして翌朝、7時にセットしていた目覚ましが鳴り目を覚ます。

顔を洗い、朝食を食べて制服に着替えて部屋を出た。

 

宮野

「少し早く出ちゃったかな」

 

時間を確認すると、7時45分。まだ15分も前だった。それでも、登校する他のクラスの生徒とすれ違う。

 

8時にエレベーターのドアが開き、一之瀬さん小橋さん網倉さんの後ろに白波さんがいた。

 

一之瀬

「おはよう、宮野くん」

 

小橋

「おはようございます」

 

網倉

「おはよ宮野くん」

 

白波

「・・・・・」

 

宮野

「おはよう、一之瀬さん小橋さん網倉さん白波さん」

 

と挨拶を交わして、5人で登校した。

 

教室に入ると、みんな挨拶を交わしてくれるが、中には露骨に嫌がる人もいた。

 

白波さんが席に着き、一之瀬さんと小橋さん網倉さんの3人が白波さんと話している。

 

 

神崎

「おはよう、宮野」

 

宮野

「おはよう神崎くん」

 

姫野

「おはよ、宮野。白波さん登校したんだ」

 

宮野

「おはよう姫野さん。うん、また宜しくして欲しいんだけど」

 

姫野

「うーん、宮野の頼みでも前みたいにはいかないかな」

 

宮野

「そっか」

 

チャイムが鳴り星之宮先生が入って来た。

 

 

星之宮

「おはようみんな、今日からまた白波さんが授業に参加するからね。それと、中間テストの範囲が変わったから知らせるね」

 

テスト範囲の大幅な変更が言い渡された。

 

「なんだよ、折角勉強したのに」

 

「変更なんて酷いよな」

 

不満が溢れた。

 

星之宮

「ごめんね、でも変更だから許してね。私からは以上ね」

 

星之宮先生が出て行った。

 

一之瀬

「みんな、テスト範囲の変更は大変だけど、勉強会は開くから頑張ろうよ」

 

「まぁ、そうだよな」

 

「退学したくないしな」

 

柴田

「俺も今日から参加するぜ」

 

部活組も今日からテスト終わりまで活動は中止となる。一部大会出場者は例外らしい。

 

部活組が参加するとなると、図書館でみんなでするには無理が有るので、部活組とで分かれる事になった、部活組はそのまま教室で行う事になり講師に小橋さんと神崎くんがサポートとして僕がする事になった。

 

 

勉強会が終った教室

 

柴田

「あーラーメン食いてぇ」

 

宮野

「いったいどうしたんだ、柴田くん」

 

柴田

「今月入ってからまだ、1回も食ってねぇんだよ」

 

すると、「俺も食いてぇ」「私は甘い物が食べたい」なとみんな言っていた。

 

多分、節約の為に控えているんだと分かっていた。

 

 

そして、中間テストが始まり終った。

 

柴田

「あー終ったー赤点は35点だよな、俺半分くらい出来たぞ」

 

宮野

「ん、ちょっと待って、今柴田くんなんて言ったの?」

 

柴田

「赤点が35点って言ったんだ」

 

宮野

「誰が言ってたの?」

 

柴田

「だってな、小テストの時星之宮先生が赤ライン引いて35点って言ってぞ」

 

宮野

「ちょっと待って、確かあの時赤ラインの横に35って書いてあったが、確か計算式も書いてあった気がする、誰か、赤点の算出の式覚えてる?」

 

姫野

「確か平均点割る2だよ」

 

宮野

「ありがとう姫野さん」

 

柴田

「なんか問題ありか、宮野」

 

宮野

「ちょっと有るかも、赤点は試験の平均点割る2だから、毎回違ってくるから小テストの時の35点では無いと思うよ」

 

柴田

「えっマジ」

 

渡辺

「マジかよ、俺やべぇかも」

 

宮野

「50点以上なら問題無いから」

 

柴田

「俺、心配になってきた、あー赤点だったらどうしよ」

 

白波さんがこの話しを聞いていて、顔が青ざめていた。

 

一之瀬

「千尋ちゃんどうしたの?大丈夫?」

 

白波

「ほ、帆波ちゃん・・・・私、英語の試験出来なかった」

 

 

 

 

そして、3日後朝のHRが始まった。

 

星之宮

「みんなお疲れ様、今から中間テストの結果を発表するね」

 

持ってきた紙を広げ白板に貼りだした。

 

星之宮先生が次々に赤ペンで各教科にラインを引いていった。

英語の赤ラインの下に白波千尋の名前があった。

 

星之宮

「英語の平均点は78点39点が赤点で、白波さんは残念ながら赤点ね」

 

白波

「い、嫌ー退学したくない」

 

星之宮

「コレも、ルールだからね諦めてちょうだい。さぁ荷物を持って職員室へ一緒に来てちょうだい」

 

 

白波

「・・・・そんなのやだー」

 

と白波さんは席を立って後ろのドアから飛び出して行ってしまった。その後を追って一之瀬さんが立上り開いていたドアを飛び出した。

 

一之瀬 

「きゃっ」

 

「ッう」

 

と誰かにぶつかったようだ。

 

僕も後を追ってドアから出ると、一之瀬さんが男子生徒の上に覆い被さっていた。

 

「おい、いい加減どいて欲しいんだがな」

 

一之瀬

「ご、ごめん・・・」

 

宮野

「一之瀬さん」

 

後を追って僕も教室を出てた。

 

宮野

「皇くん」

 

「宮野か、おい一之瀬、事故だからな」

 

一之瀬

「にぁに、わ、分かってる、ぶつかったのは私だから」

 

宮野

「大丈夫、一之瀬さん」

 

一之瀬

「う、うん」

 

「俺の心配は無しか」

 

宮野

「そうだね、キミは平気そうだね」

 

「そうだな、だが」

 

彼は手のひらを見ていた。一之瀬は顔を真っ赤にしていた。

 

宮野

「ホントに大丈夫?」

 

前のドアから星之宮先生が出て来て、僕の後ろからは続々と集まっていた。

 

星之宮

「皇くん、何かあったの?」

 

「一之瀬とぶつかっただけだけど」

 

星之宮

「一之瀬さん大丈夫?」

 

一之瀬

「は、はい」

 

宮野

「白波さん平気かな」

 

「何かあったのか?」

 

宮野

「其れを、キミが言うのかい」

 

「金づるのサイコを心配するのは、当たり前だろ」

 

一之瀬

「千尋ちゃんはサイコじゃ無いから!そんな言い方しないでくれるかな」

 

と一之瀬から睨まれた。

 

宮野

「酷いね皇くん」

 

星之宮

「困ったわね」

 

「そうか、褒め言葉として受け取っておくが、星之宮何があったんだ」

 

星之宮

「皇くん先生と付けなさいね。赤点を取ったのに手続き出来ないのよ」

 

「ふーん赤点ね。どの教科?まさか、全部じゃ無いよな」

 

星之宮

「英語だけ、2点足りなかったよ」

 

「そうか、なぁ一之瀬、サイコを救いたいか?」

 

一之瀬

「・・・・出来るの?」

 

宮野

「可能なのかい?」

 

「其れは、お前達次第だがな」

 

宮野

「僕達次第?」

 

一之瀬

「どういうこと?」

 

「タダで教えるとでも」

 

宮野

「また、僕達からPtを取るんだね」

 

「そうだよ、悪いか」

 

宮野

「・・・・幾らだい」

 

「追加で2万、と言いたいが今回は、100万で教えるよ、俺はコレからトイレに行くから、それまでにどうするか考えといてくれ」

 

一之瀬

「・・・・・」

 

宮野

「分かった」

 

「また、皇か」「白波って疫病神か」「退学でもいいんじゃん」

 

等の声も上がっていた。トイレから星之宮先生と一緒に皇くんが戻って来た。

 

 

 

 

 

 

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