無人島特別試験が終わりを告げた。
最終日、皇くんとの契約でAクラスのリーダーを戸塚弥彦と書いた。問題はCクラスのリーダーに皇くんの名前を書くかどうかだった。
柴田くん達からは、Cクラスは皆んなリタイアし残っているのは皇くんだけだから、書くべきだと詰め寄られている一之瀬さん。
その一之瀬さんは僕を見て助けを求めている?のかは分からないが、【違和感】があった。
あの皇くんが、何か策を講じていない理由は無い、きっと何か裏が有るに違いない、それが何なのかは、分からない。
宮野
「皆んな、取り敢えず落ち着いて」
柴田
「もう時間も無い、皇がリーダーなんだから書けばいいだろう」
宮野
「僕はあの皇くんが、策を講じていると思うからCクラスのリーダーは書かない方が、僕達のためだと思う。折角Aクラスのリーダーを教えてくれたんだしね」
柴田
「そりゃそうだけど、でもよ・・・宮野がそう言うならそうなのかもな」
一之瀬
「ありがとう宮野くん、じゃあCクラスとDクラスは書かないね」
宮野
「うん、そうして一之瀬さん」
星之宮先生に提出して、ベース内を綺麗にして上陸した場所まで戻った。
各クラス毎に集まり、テントでは冷たい飲み物が用意されていた。
僕は久しぶりに甘いジュースを飲んで味わっていた。
Cクラスは、誰もいないと思っていたが森から、龍園くんと石崎くんが現れたが、皇くんはいなかった。
集計が終わっのか真嶋先生が拡声器で結果を発表した。
4位 Aクラス 20Pt
3位 Bクラス 70Pt
2位 Cクラス 150Pt
1位 Dクラス 357Pt
僕達が3位でAクラスがビリ、1番驚いたのはDクラスが1位で終った事だった。それも、最初に支給されたPtを上回っていたことに。
すると、Dクラスからは歓声が上がった。
一之瀬
「ねぇ皇くんがいないよね」
宮野
「そうだね、書かなくて正解だったみたいだね」
一之瀬
「書いていれば、私達もAクラスと一緒だったんだね」
柴田
「おい宮野、皇がいないが、龍園と石崎がいるのはなんでだ」
宮野
「多分、どっちがリーダーなんだと思うよ」
柴田
「だってリーダーは変更出来ないはずだよな」
宮野
「そうか、先入観だ!柴田くんありがとう」
柴田
「えっ、何がだよ」
一之瀬
「どう言う事?」
宮野
「僕達は先入観でリーダーは変更出来ないと思っていたけど、実際は変更出来たんだ。【正当な理由無くリーダーを変更出来ない】病気は正当な理由にあたるから」
一之瀬
「じゃあ、皇くんは仮病でリタイアしてリーダーを変更したって事かな」
宮野
「そうだね」
一之瀬
「そっか、皇くん凄すぎるよね」
其処に龍園くんと石崎くんがやって来た。
龍園
「ククク、流石だなタケルをリーダーと書かないとは」
一之瀬
「龍園くん、何の用かな」
龍園
「無能には用はねぇ、お前が宮野か?」
宮野
「そうだよ」
龍園
「タケルが言っていたが、対した事ねぇな雑魚は雑魚だな」
宮野
「皇くんが何を言っていたのか、教えてくれないかな」
龍園
「知りたければ、タケルに直接聞くんだな」
宮野
「そうするよ」
龍園
「じゃあな、行くぞ石崎」
石崎
「はい、龍園さん」
2人は小型船に乗り船へと戻って行った。
僕達も小型船に乗り船へと戻る。
流石に疲労感を感じでいた。
皇くんと交渉して、1週間無人島でサバイバルを行い一之瀬さんのサポートしたり、姫野さんをカバーしたりと色々あった1週間だった。
宮野
「あっ!姫野さん」
姫野
「何、突然大声出して、びっくりするじゃない」
宮野
「いや、色々とごめん」
姫野
「あんたが謝る事は無い、でも、ちょっと悔しいかな」
その後、姫野さんが海を眺めていて、声を掛けられなかった。
船に戻って端末を受取り、神崎くんと部屋に戻った。先ずはシャワーを浴び、久しぶりに美味しい料理を食べに行く。
一之瀬さん達と合流して、レストランへと向った。偶然、皇くんが1人で食事をしているのを発見した。
宮野
「相席しても良いかな?」
「宮野か、好きにしろ」
宮野
「一之瀬さんもどう?」
一之瀬
「そうだね」
「そんで、何が聞きたいんだ?」
宮野
「全部かな」
「少しは頭を働かせろ」
宮野
「そうだね、Dクラスの1位はキミが何が手伝っったからだよね?」
「ああ、AクラスとBクラスのリーダーを最終日に書かせた、其れとリーダーカードをデジカメで撮らせてもらい、Aクラスに提供した、俺がわざとAクラスの奴等にスポットを占有している姿をみさせた、コレでいいか?」
宮野
「なる程、Aクラスの20Ptはわかったけど、どうしたらDクラスがあんなに高いPtを残せたのかは教えてくれないのかい?」
「スポットの機械を外して10個程提供してやっただけだ、リタイアさせる補填としてな」
一之瀬
「えっ、機械って動かせるの?私達のところの機械は土台が付いていて、動かなかったけど」
「あの機械も俺が動かして、あの場所に置いたし、マニュアルには移動禁止とか載って無かったぞ」
宮野
「誰も其処までするとは、思わなかったからだよ」
「そうか、出来たからしたまでだけどな」
宮野
「もう一つ聞いて良いかな?」
「なんだ」
宮野
「僕達のリーダーは、どうやって知ったの?」
「俺は木登りも得意だ、それと、木から木に飛び移り、移動すると気持ちいいぞ」
宮野
「そっか、だからあの場所に移動したんだね」
一之瀬
「えっ、今木から木に飛び移るって言ったの?」
「そうだ」
宮野
「頭上から見てたんだね」
「ああ、頭の上は警戒が薄れるからな」
宮野
「キミはホントに人間かい」
「試してみればいい、其処にナイフも有るぞ」
宮野
「ごめん、酷い事を言った」
「そうか、残念だ。じゃあ俺は行くが、まだ有るからな、楽しめ」
宮野
「えっ何が」
皇くんは席を立ち去って行った。
一之瀬
「今、まだ有るって何の事かな」
宮野
「僕にも分からない」