西野⇒伊吹に変更いたしました。
時間になって、207号室に龍園、伊吹と部屋に入った。
星之宮
「揃ってるね。始めるから適当に座って」
と言われ椅子に腰を下ろした。
星之宮
「では、今回の特別試験について説明します。もう他の人から聞いてるとは思うけど、この説明は義務付けられているから、しっかり聞くようにね」
龍園
「とっとと始めろ」
星之宮
「せっかちだね龍園くんは、じゃあ始めるね。今回の試験では、干支の動物名の12グループを各クラスから集めて作ります。なので、1グループには各クラスの人が3〜4人いることになるわ。貴方達は辰グループで、これがメンバーリストよ」
そう言って星之宮先生が見せた紙には、自分達含め辰グループの生徒が記載されていた。メンバーは、Aクラス葛城、的場、安藤、Bクラス一之瀬、小橋、宮野、Cクラス龍園、皇、伊吹、Dクラス平田、櫛田、堀北の各クラスの主要メンバーが集められていた。その後、メンバーリストとは別の資料を全員にそれぞれ配り再度星之宮先生が口を開く。
星之宮
「これが、今回の特別試験の大まかなルールになります。それと、メンバー表とこの用紙は持出し、写真撮影、書写しは禁止だから確り記憶してね」
【特別試験:夏季グループ別特別試験説明】
●本試験では各グループに割り当てられた『優待者』を基点とした課題となる。定められた方法で学校に答えを提出することで、4つの結果のうち一つを必ず得ることになる。
●基本的なルールは以下の通りである。
●試験開始当日、午前8時に学校から1学年全生徒に向けてメールを送る。『優待者』に選ばれた者には同時にその旨を伝える。
●試験の日程は明日から4日後の午後9時までとする。なお、1日の完全自由日を挟むとする。
●1日に2度、グループだけで所定の時間及び部屋に集まり、1時間の話し合いを行うこと。
●1時間の過ごし方は各グループの自由とする。話し合いが望ましいが、最悪、部屋から出なければそれで良い。
●試験の解答は試験終了後、午後9時30分から午後10時までの30分とする。
●解答は、1人につき1回までとする。2回以上行った場合、学校側は受け付けない。
●解答は自分の携帯端末を使い、貼られたメールアドレスに送信すること。それ以外は一切受け付けない。
●『優待者』にはメールにて答えを送る権利が無い。
●自分が所属するグループ以外への解答は無効とする。
●試験結果については、最終日の午後11時、1学年全生徒に向けてメールにて知らせる。
【試験結果】
【結果1】
グループ内で優待者及び優待者の所属するクラスメイトを除く全員の解答が正解していた場合。グループ全員に50万プライベートポイントを支給する。さらに、優待者にはその功績を称え、50万プライベートポイントが追加で支給される。
【結果2】
優待者及び所属するクラスメイトを除く全員の答えで、1人でも未回答や不正解があった場合、優待者には50万プライベートポイントを支給する。
星之宮
「資料に書いてある通り、グループに1人だけ『優待者』が選ばれて最終日に当てるか外すかが結果1と結果2ね。そして、残り2つの結果が裏面に書いてるから、捲ってみて」
星之宮先生の言葉で、全員が紙を裏返す。
【試験結果】
●以下の2つの結果に関してのみ、試験中、24時間いつでも解答を受け付けるものとする。また試験終了後30分間も解答を受け付けるが、どちらの時間帯でも間違えばペナルティが発生する。
【結果3】
優待者以外の者が、試験終了を待たず答えを学校に告げ正解していた場合。答えた生徒の所属クラスは50クラスポイントを得ると同時に、正解者に50万プライベートポイントを支給する。また、優待者を見抜かれたクラスは逆に50クラスポイントのマイナスを罰として課す。及び、この時点でグループの試験は終了となる。なお、優待者と同じクラスメイトが正解していた場合、答えを無効とし、試験は続行する。
【結果4】
優待者以外の者が、試験終了を待たず答えを学校に告げ不正解だった場合。答えを間違えた生徒が所属するクラスは50クラスポイントを失うペナルティ。優待者は50万プライベートポイントを得ると同時に、優待者の所属クラスは50クラスポイントを獲得するものとする。答えを間違えた時点でグループの試験は終了となる。なお、優待者と同じクラスメイトが不正解した場合、答えを無効とし受け付けない。
星之宮
「これが、今回の試験内容になります。人狼ゲームの変則版って言うと分かり易いかな?」
「人狼ゲームか」
龍園
「何か分かったのかタケル」
「まぁ最後まで聞こうぜ」
星之宮
「続けるよ、今回学校側は匿名性についても考慮してます。試験結果は、各グループの結果とクラスポイントの増減のみ発表で、『優待者』と解答者が誰かは公表しないから安心してね」
星之宮
「明日から午後1時、午後8時の時間に、指定された部屋に向かってください。試験中は扉にグループの名前が印刷されたプリントが貼られてるから、これで間違った部屋に入る心配はほぼ無いわ。そして初日だけは、初顔合わせなので、自己紹介を必ず実施すること。そのあとは好きにして大丈夫よ」
「なぁその試験だが、初日に結果3で終った場合、残りの日数は船旅を満喫出来るのか?」
星之宮
「予定に変更は無いから、そうなると思うけど、皇くんこの説明で答え分かっちゃったの?」
「簡単だからな」
龍園
「ククク、流石だなタケル」
伊吹
「マジで」
星之宮
「他に質問が無ければ、これで試験の説明は終了します」
俺達は席を立ち2人には先に出てもらい、星之宮に小声で「櫛田桔梗」と言って部屋から出た。
星之宮
「・・・・勝てないわけね。頑張ってね帆波ちゃん宮野くん」