※この作品はR-18です。

転生先はよう実の世界だった   作:弱虫さん

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入学式その2

 

僕の名前は、宮野守。勉強もスポーツもそこそこのごく普通の中学生だった。

そんな、僕があの【東京都高等育成高等学校】に合格するとは夢みたいな現実だった。

 

そして、入学式当日。昨夜は、興奮して寝付けずに夜更かしをしてしまい寝不足気味だ。

今年の桜は、開花は例年通りだったが、開花宣言後に寒の戻りで、桜もまだまだ見頃で僕等を歓迎しているみたいだった。

 

バスに乗り椅子に座り発車を待っていると、昨夜の夜更かしのせいで睡魔が襲って来て、いつの間にか眠りについていた。隣に誰かが座った気配はしたが、睡魔には勝てなかった。

 

「・・・・て・・・・きて・・・起きて」

 

「・・・母ちゃん後5分」

 

「えっと、ねぇ起きて!今日、入学式だよねキミ」

 

その入学式のワードで目が覚めた。

 

「そうだ!入学式だ!」

 

「やっと起きたね」

 

その声の方へ顔を向けると、ストロベリーヘア―の同じ制服を着た可愛い女の子だった。

 

「キミも新入生だよね、同じ制服だし」

 

「ああ、そうです。あ、あの、起こしてくれて、ありがとうございました」

 

バスが止まり降車する。

 

先に降り正門へと向う中、その女の子が振り返った。

 

「ねぇ何時も、お母さんに起こしてもらってるの?」

 

「えっ、僕何か言いました?」

 

「ふふふ、母ちゃん後5分って言ってたよ」

 

「ゲッ・・・す、すみません」

 

「そうだ、まだ名前言って無かったね。私は一之瀬帆波、宜しくね」

 

「えっと、僕は宮野守です、此方こそ宜しくお願いします」

 

「(はぁー入学式初日からやらかした、でもこんな可愛い子と友達になれるのかな)」

 

一之瀬

「えっと・・・か、可愛いって、わたしのことかにゃ」

 

宮野

「俺、声に出てましたか」

 

一之瀬

「う、うん。出てた」

 

宮野

「あちゃー声に出てたか、でも可愛いって思います」

 

一之瀬

「そ、そうかな、可愛い?」

 

宮野

「間違いなく一之瀬さんは可愛いです」

 

一之瀬

「そっか、ありがとう宮野くん。行こっか」

 

宮野

「はい、一之瀬さん」

 

正門をくぐり校舎まで歩く、校舎入口横にクラス表があった。

Aクラスには、知っている人の名前も自分の名前も無かった。

Bクラスに一之瀬さんの名前があり、僕は心の中で「神様」と祈り、その先をみると宮野守の名前があった。再び神様に「ありがとうございます」と祈っていた。

 

一之瀬

「宮野くん、一緒のクラスだったね」

 

宮野

「はい、そうですね」

 

一之瀬

「じゃあ、行こっか」

 

下駄箱で靴を履き替えて教室へ向かった。教室の前の扉から入り白板に、座席表が貼られていたので自分の名前を見つける。

窓側前から4番目だ、一之瀬さんは真ん中の列で前から3番目と少し離れてしまった。此処では、奇跡は起こらなかった。

席に向かい隣に挨拶をする。

 

宮野

「初めまして、宮野守です。お隣ですし仲良くして下さい」

 

「そう、宮野くんね。わたしは姫野ユキ宜しくね」

 

宮野

「姫野さん、宜しくお願いします」

 

すると前の席の男子が振り返り挨拶をしてきた。

 

「俺は、神崎隆二だ宜しくな」

 

宮野

「神崎くん、僕は宮野守。此方こそ宜しく」

 

後ろからも声が掛かり挨拶を交わした。

 

 

一之瀬さんの周りには早速、輪ができていた。

(一之瀬さん人気だよな)

 

 

チャイムが鳴り前の扉から女性が入って来た。

 

「はい、お喋りは此処までね。新入生諸君、先ずは入学おめでとう。今から1時間後に体育館で入学式を行うから遅れ無いでね。それと、私はこのクラスの担任の星之宮知恵、保健医よ。この学校では3年間クラス替えが行われないから長い付き合いになると思うから、気軽に知恵ちゃんって呼んでね」

 

 

星之宮

「さて、挨拶はこのくらいで今から、学生証端末を配るからね。後で説明するけどもし、自分の名前と学生証端末が違ったら教えてね」

 

星之宮先生がパンフレットと学生証端末を配り終えると教壇に立った。

 

星之宮

「じゃあ今から説明するよ」

 

そう言うとこの学校のルールの説明を始めた。

 

最初に端末の電源を入れると、学生証が浮かぶ。

名前を確認させられ、間違いが無いかの確認を行った。

学生証端末には、既に10万Ptが入っており1Ptが1円の価値として買い物や娯楽施設等で使用出来ると説明され、毎月1日にPtが支給されるとの事だった。

「この金額に驚くよね、でもね君達はこの学校に合格し入学したんだから、それだけの価値が有ると判断されたんだよ」 

とも言っていた。

 

説明が終わり「何か、質問がある?」と尋ねられるが誰も手を上げなかったので終わりとなった。

 

星之宮

「入学式、遅れないでね」

 

何とも違和感が生まれる説明だった。

 

一之瀬

「ねぇちょっと良いかな?3年間クラス替えが無いって先生が言ってたよね、3年間有るからと言わずに早くみんなと打ち解けたいから、今から自己紹介しないかな」

 

「賛成」「わたしも、賛成かな」「早く名前覚えたいし賛成」と賛成が多数を占めた。

 

一之瀬

「じゃあわたしから、一之瀬帆波って言います。趣味は特に無いけど皆と仲良く3年間を過ごしたいと思っているから、宜しくね」

 

一之瀬さんから始まり次々に自己紹介が始まった。

いよいよ、自分の番が回って来た。

 

宮野

「えっと、宮野守です。趣味は読書です、仲良くして下さい」

 

とちょっと残念な自己紹介で終わり、時間となったので体育館へと移動し、入学式を終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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