星乃宮と茶柱に連れられ会議室みたいな部屋に入った。
星乃宮
「それで、何があったの話して頂戴」
皇
「30億で一之瀬を買って雌奴隷にしただけだけど」
茶柱
「奴隷制度はこの国でも世界でも禁止されてるぞ」
皇
「確かにな、だが、存在はする」
星乃宮
「だからって、していいことにはならないよ」
皇
「なら、本人が納得していたら問題無いだろ」
星乃宮
「帆波ちゃん嫌なら言って何とかしてあげるから」
一之瀬
「えっホントですか?」
星乃宮
「ええ、手段は有るから」
皇
「もしかして、自己破産とかか?じゃあ一之瀬の家族全員しないといけなくなるな」
茶柱
「どう言うことだ」
皇
「一之瀬の死別した父親が連帯保証人になったのがきっかけで、母親は遺産放棄せず生命保険を受取りこの3億の負債が利息や延滞金が発生して今、その額が30億母親に15億一之瀬に7億5千万妹にも同額の7億5千万有る」
星乃宮
「ホントなの」
皇
「コレはコピーだが本物の借用書だ」
俺は星乃宮にそれを渡した。
星乃宮
「本物みたいね」
茶柱
「私にも見せてみろ」
星乃宮は茶柱に渡し、茶柱も認める。
皇
「ああ、それと自己破産しても無駄だよ。何処に隠れ潜んでも名前を変えても家の者が見つけ出し最悪の結果になると思うから」
茶柱
「どう言うことだ」
皇
「さぁ、そうだな例え話しとして人体を切り刻むのが好きなサイコ野郎が麻酔無しに臓器を取り出すとか、好色親父が幼気な少女をいたぶり壊すとかにあったら怖いよね」
星乃宮
「そんなこと出来るわけ無いでしょ」
皇
「やだな、星乃宮先生例え話しですよ」
一之瀬
「お願い・・します・・わたしは皇くんの雌奴隷ですから・・」
皇
「本人が望んでいるのだから、もういいですよね」
茶柱
「仕方ないな」
星乃宮
「佐枝ちゃん、認めない!わたしは認めないから」
一之瀬
「先生・・お願いします・・もういいですから」
皇
「飯食いに行きますから、一之瀬行くぞ」
一之瀬
「はい」
俺達は部屋を出ると一之瀬の首輪に鎖を掛けて、レストランへと向かった。廊下ですれ違う生徒達「おい、一之瀬だろ」「皇だよな」「鎖に繋がれてるぞ」「何があったんだ」と声が聞こえていた。
「おい皇!一之瀬さんに何している」
と聞覚えのある声がした。
一之瀬
「柴田くん」
皇
「柴田か、見て分からないのか連れて歩いてるのが」
柴田
「その鎖はなんだ」
皇
「この女は俺の奴隷だからな、当然だろ」
柴田
「奴隷って、なんだよ。ホントなのか一之瀬さん」
一之瀬
「ごめん、柴田くん」
レストランに入り席に座って注文をする。一之瀬を鎖で引っ張り床に座らせた。
テーブルを囲むようにBクラスの生徒達が集まってきた。すると後から宮野、神崎、小橋、サイコ白波が俺に詰め寄った。
宮野
「コレがキミの言っていたことかな」
皇
「ああ、そうだ」
神崎
「一之瀬に何をしたんだ」
白波
「帆波ちゃん!今助けるから」
白波はテーブルにあったナイフを持ち、「死ね!九条!」と言って切りかかってきた。ナイフを持つ手首を掴み力を入れると【バッキ】と骨が砕ける音が鳴り響いた瞬間「ギッヤァァァァ」と白波は悲鳴をあげた。
一之瀬
「千尋ちゃん!」
宮野
「白波さん!」
神崎
「白波!」
小橋
「千尋ちゃん!」
俺は手首を離すと白波は床に転がりのたうち回った。
皇
「正当防衛だ」
宮野達は白波に駆け寄る。
宮野
「皇くんやり過ぎだ」
神崎
「柴田、白波を医者に」
柴田
「あっ、ああ」
宮野
「姫野さんお願い」
姫野
「うん」
白波を見送っていた、宮野、神崎、小橋。
小橋
「説明を求めます」
店員から退店を求められた。
皇
「飯を食ったら出て行く、早く注文しモノを出してくれ。お前らのせいで飯が食えない出て行け」
宮野
「みんなごめん、此処は任せて出てくれないか」
神崎
「俺からも頼む」
小橋
「みんなお願い」
集まっていたBクラスの生徒達はゾロゾロと退店していった。
料理が運ばれて飯をたいらげる、横では床に座っている一之瀬の前に食べ残しが乗った皿を置き「食え」と命じる。
ナイフもフォークも与えられていない一之瀬は戸惑っていた。
皇
「犬のように食え」
一之瀬
「は、はい」
一之瀬は皿に顔を近づけて残っている料理に口をつけた。
宮野
「皇くん!」
小橋
「酷いです」
神崎
「皇!貴様」
皇
「黙れ!食事中だ」
注文した料理をたいらげ、一之瀬も何とか食べ終わる。
皇
「さて、行くぞ」
一之瀬は無言で立ち上りついて行く。その後を宮野、神崎、小橋も部屋の前まで付いてきた。
皇
「おい、まさか部屋の中まで付いてくるのか」
宮野
「説明をしてくれるまで離れないよ」
小橋
「それとも帆波ちゃんを解放してくれますか?」
神崎
「その両方を求める」
小橋
「そうですね」
皇
「まぁ仕方ないな、入っていいぞ」
俺は渋々3人を部屋に招き入れ、俺はベッドに腰掛けて一之瀬は俺に向かって床に正座をした。
宮野
「先ずは説明してくれるかな」
俺は借用書のコピーを出して宮野に渡した。
宮野
「コレは?」
皇
「それは、一之瀬の亡き父親が3億の連帯保証人になった借用書のコピーだ」
小橋
「じゃあ帆波ちゃんがそのせいで」
皇
「そうだ、その借用書の金額は3億だが、今じゃ30億まで膨らんでいる。母親が相続放棄をしなかったからな、母親に15億、一之瀬に7億5千万、妹にも同じ7億5千万の負債を俺が30億で一之瀬を買った、コレでわかったか」
宮野
「そんな、それじゃ人身売買と一緒じゃないか」
皇
「不服か」
神崎
「あたりまえだ」
皇
「なら今直ぐに、50億出すなら売ってやるぞ」
宮野
「さっき30億って言ってたよね」
皇
「利益を上乗せしたまでだ」
小橋
「法外です」
皇
「世の中甘く無いからな」
小橋
「そんな・・・」
皇
「一之瀬、お前はどうなんだ」
一之瀬
「みんなごめんなさい、わたしはご主人様の雌奴隷です」
皇
「わかったら、とっとと出て行ってくれないか」
宮野
「・・・」
3人は無言のまま、肩をおとして出ていった。