※この作品はR-18です。

転生先はよう実の世界だった   作:弱虫さん

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拭えぬ違和感

 

帰りにケヤキモールへ、神崎くんと行こうと話していると柴田くん、渡辺くん、浜口くんも参加してケヤキモールへ向かった。

大手チェーン店のスーパーでシャンプー、リンス、歯ブラシ、歯磨き粉をカゴに入れる。

店内の片隅に無料と書かれたワゴンを見つけた。

【ワゴンにはお一人月3点のみ】と書かれていた。

 

「えっ、この商品、全部無料なんだ」

 

パッケージの消費期限が近い商品だったり、傷が付いた商品だった。その時は、見切り品だと思い手には取ったがワゴンに戻し、普通に商品をレジで会計した。

 

寮に帰り、1階の管理室でCardKeyとマニュアルを受取り皆と別れた。

 

初めての一人暮らし、まぁ此処に入学した生徒の大半がそうだと思うが、朝が弱い自覚はある。

端末の目覚ましだけで起きられる自信は全く持って無い。

 

「そうだ、目覚まし!目覚まし時計だよな」

 

CardKeyを持ってケヤキモールへと向った。

 

「目覚まし時計は、家電量販店だよな」

 

ケヤキモールに入り家電量販店を見つけた。

目覚まし時計で1番音の大きいのを発見、安堵した。

 

「コレだけ音が大きいし、普通に目が覚めるよな」

 

ひとり言を呟くと「そうだね」と後ろから声を掛けられた。

 

宮野

「うっわー」

 

一之瀬

「あっ、ごめん。まさか、こんなに驚くとは思わなかった、ホントごめん」

 

宮野

「一之瀬さんか、びっくりした」

 

一之瀬

「ホントごめんね、でも、驚き過ぎだよ宮野くん」

 

宮野

「確かに、でも一之瀬さん何でここに?」

 

一之瀬

「モールで買物してたら宮野くんが店に入る見えたから」

 

宮野

「そっか」

 

一之瀬

「でも、それだけ音が大っきければ、目が覚めるよ」

 

宮野

「そうだよね」

 

一之瀬

「何ならバスの時みたいに、起こしてあげようか」

 

宮野

「勘弁して下さい」

 

一之瀬

「ふふ、冗談だよ」

 

宮野

「じゃあ、コレ買ってくる」

 

一之瀬

「うん」

 

会計を済ませて戻ると、一之瀬さんは待っていてくれた。

 

宮野

「待っててくれたんだ、一之瀬さん」

 

一之瀬

「うん、ねぇ晩ご飯食べて帰ろっか」

 

宮野

「えっと、はい。お願いします」

 

一之瀬

「なにかな、その返事は」

 

宮野

「だって、一之瀬さんみたいな可愛い女の子と2人で食事した事無いから、緊張して」

 

一之瀬

「私だって男の子と、2人で食事した事無いよ」

 

宮野

「なら、同じですね」

 

一之瀬

「そうだよ」

 

一之瀬さんとケヤキモールの中に有る、ファミレスに入って、2人で食事をした。

「(こんな可愛い女の子と2人きりで食事なんて、初めて緊張で味がしない)」

 

宮野

「一之瀬さん、部活とか入るの?」

 

一之瀬

「ううん、出来れば生徒会に入りたいんだ」

 

宮野

「そっか、一之瀬さんならきっと入れるよ」

 

一之瀬

「ありがとう。頑張ってみるよ」

 

そんな会話をし、寮へ2人で帰った。

部屋に戻り買ってきた目覚ましをセットし、風呂に入って眠りについた。

 

 

翌日、授業が始まるが殆どが、カリキュラムの説明で終った。

 

神崎

「宮野、昼どうする?」

 

宮野

「食堂に行こうかと思ってた」

 

神崎

「じゃあ、行くか」

 

柴田

「2人は食堂に行くのか?俺も行っても良いか?」

 

宮野

「僕は良いけど」

 

神崎

「ああ、俺も構わない」

 

柴田

「じゃあ行こうぜ」

 

3人で食堂に行く、発券機で無料の山菜定食があった。

 

宮野

「(此処でも無料があるのか)」

 

柴田

「何、悩んでるんだよ。後ろがつかえてるぞ」

 

宮野

「あっ、ごめん」

 

急いで食券を買って離れた。

定食が出来上がり、席を探し空席を見つけ席についた。

 

柴田

「宮野、優柔不断か?」

 

宮野

「違くて、ちょっと考えごとだよ」

 

神崎

「悩むならしょうがないが、考えごとは良くないぞ」

 

宮野

「そうだよね、気をつけるよ」

 

【本日17時より、体育館で各部活の説明会が開催されます。興味が有る方はお集り下さい】

 

と放送が流れた。

 

柴田

「なぁ2人は部活入るのか?」

 

宮野

「僕は、運動は苦手だから」

 

神崎

「俺は覗いて行くが、入るかは決めていない。柴田はどうするんだ?」

 

柴田

「俺はサッカー部に入るぜ」

 

放課後、帰りにコンビニに寄ると此処でも無料のワゴンが置いてあった。自販機にも無料の水があったりと不思議に感じていた。

 

 

無料の商品、どれも賞味期限や消費期限が近い物が多い、食品ロス対策だと自分で納得しようとするが、違和感が拭えないで数日が過ぎた。

 

一度は食品ロス対策と納得したが、どうしても確認したくなり放課後に星之宮生徒に尋ねた。

すると、「うーん、今は教えられないな」と言われる。

 

其処で、誰が無料商品を買っているのかを自分で調べる事にした。すると、上級生のDクラスの生徒達が主に買っていた事が分かった。

其処で疑問が生まれる。毎月支給されるPtは必ずしも10万Ptでは無いと思い至った。

 

入学初日に星之宮先生からの説明を、思い出そうと頑張るも何日も過ぎてるせいで、思い出せない。

 

「確か、毎月1日にPtが支給されるだったよな・・・・ん、10万Ptが支給されるって言って無かったぞ!そうか、違和感の正体はこの事か」

 

 

「でも、確かじゃ無いよな。もっと調べなくっちゃダメだ」

 

 

2週間が過ぎ去る、途中水泳の授業がこの時期から始まり、脚をつるアクシデントで補修受けたりとして調べは順調とは決して言えなかったが、何とか纏まった。

 

毎月支給されるのは10万Ptでは無い。

クラス単位で支給額は変わる。

支給額が変動するのは、実力で生徒を測るとなれば、授業態度などが考えられる。

クラス単位での支給と3年間クラス替えが行われ無い事から、予想するのはクラス間闘争。

もし仮にクラス間闘争が行われるならば、特別試験が有る可能性。

 

「うん、これくらいしか思い当たらないな。これを一之瀬さんに伝えるとして、信じてくれるかな」

 

翌日、放課後に一之瀬さん、網倉さん、小橋さん、白波さん、神崎くんに僕が抱いていた、違和感の詳細を話す事になった。

 

 

 

 

 

 

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