翌日、朝登校して一之瀬さん達と神崎神崎くんに放課後、大事な話しが有るから時間を作ってくれと頼んだ。
宮野
「集まってくれて、ありがとう」
一之瀬
「それで、大事な話しって」
神崎
「聞かせてくれ」
宮野
「みんなは、入学の時の10万Ptの話し覚えている?」
小橋
「星之宮先生が言われてましたよね」
一之瀬
「でも、10万なんて多すぎるよ、1年だけでも1600万、年間だと1億9千200万だし、全体だと年間5億7千万以上だよ。幾ら何でも普通の高校生に異常だと思う」
神崎
「確かにその額を聞くと異常だな」
白波
「でも、確かに星之宮先生は毎月1日にPtは支給されるって言ってたけど」
宮野
「そう、毎月1日にPtは支給されるとは言っていたけど、10万支給されるとは一言も言って無いんだ」
一之瀬
「確かにそうだね、その前の10万Ptの話しがあったから、錯覚するね」
白波
「じゃあ10万Ptじゃ無くて幾ら入るの?」
宮野
「これは、あくまでも僕が、調べて導き出した仮説だけど聞いてほしい」
一之瀬
「うん」
宮野
「先ず来月1日に支給されるPtは、星之宮先生や僕らでも分からない。何故なら僕達は今、学校から査定を受けてる最中だから、パンフレットに記載されている生徒を実力で測る。じゃあ、その実力って何って話しになるけど、試験も何も行われていない以上、それは、僕達の授業態度や素行を監視カメラや教師自ら生徒を測っているからだと思う」
一之瀬
「それって個人かな」
宮野
「そう、1人1人を測ってクラス全体でその査定を受けると思う。何故、クラス全体かと言うとスーパーやコンビニ、食堂や自販機に至る所に無料の商品が有るから誰が購入するのか観察していたら、上級生達特にDクラスの先輩達が殆どだった」
小橋
「そうですね、確かに無料商品は至る所に有りましたね」
神崎
「そうだな」
宮野
「それと、僕は3年間クラス替えが無い事にも違和感を覚えた、先輩達は同じクラスの人とは結構仲良く話したりしていたけど、他のクラス例えばAクラスの先輩達は、Dクラスの先輩を下に見ていた、これってクラスで競った結果なんじゃないかと。Ptの額でクラスの順位が決まると」
小橋
「確かに、それだとクラス替えが無いのも納得出来ますね」
宮野
「それと、これは推測なんだけど、テストの他に特別な試験なんかも有ると思う」
一之瀬
「そうだね、仮にクラス変動が獲得したPtで決まるなら、テストだけだと順位はそうそう変わらないよね」
神崎
「それで、宮野の話しをクラスで共有するのか、それともそれと無く注意をするのか」
宮野
「そう、僕が話しても信憑性が無いし、其処まで信頼もされていないからね」
白波
「それじゃあ、帆波ちゃんが適任だと思う」
小橋
「それは・・・私は宮野くんがそのまま、話した方が良いと思います」
一之瀬
「うん、私も夢ちゃんと同じ意見だよ。お膳立てはするけど、やっぱり宮野くんがみんなに話した方が良いよ」
神崎
「そうだな、俺も協力する」
網倉
「宮野くんに任せるよ」
白波
「私は帆波ちゃんが、そう言うなら良いと思う」
宮野
「・・・・分かった」
翌日、朝のHRを終えると星之宮先生が教壇を降りた。
一之瀬さんが立ち上がった。
一之瀬
「みんな、そのままで良いから、ちょっと聞いてもらいたい事があるの」
神崎
「宮野の話しを聞いてくれ」
小橋
「宮野くん、お願いします」
星之宮先生も教室から出ずに、立ち止まった。
俺は席を立ち上がって、来月1日に支給されるPtが変動する事や、クラス闘争や特別試験が有る可能性を無我夢中で話した。
少し興奮したのか、話し終えると息が上がっていた。
星之宮先生は、話す俺を見てニヤニヤと笑みを浮かべ聞いていた。
一之瀬
「私も、宮野くんが今、話してくれたのを全面的に信じるよ」
神崎
「俺も一之瀬と同意見だ」
小橋
「私も同意します」
網倉
「私もかな」
白波
「帆波ちゃんに従う」
一之瀬
「授業態度を改めるのは、決して損じゃ無いから、先ずは授業を真面目に受ける事から始めるのはどうかな」
「そうだな」「半信半疑だけどいいんじゃない」
「授業態度なら」「真面目に受けてるぞ」
と大半は賛同を得られた。星之宮先生が何も言わずに教室から出て行った。
宮野
「(後10日で結果が分かる)」
月末が日に日に近付いてきた。果たして僕の推測は正しいのか、間違っているのか、胃が痛い。
朝、登校すると一之瀬さんの周りに数名のクラスメイトが集まっていた。
一之瀬
「あっ宮野くんおはよう。少し良いかな」
宮野
「おはよう一之瀬さん、なに?」
一之瀬
「それが、昨日からCクラスから暴力は受けて無いけど、嫌がらせを受けてて、星之宮先生に話しても証拠が無ければ何も出来ないと言われたの」
宮野
「そうなんだ、当分は1人にならずに2人なしい3人で、常に行動するしか思いつかない」
一之瀬
「そうだよね」
宮野
「ごめん、役にたたなくて」
そして、星之宮先生が朝のHRを終えるが、教壇を降りずにそのままチャイムが鳴った。
星之宮
「はい、みんな聞いてね。もうすぐ月末だから、今からみんなには、小テストを受けてもらいます。この小テストは成績には関係しないから気軽に受けてね。あっ勿論、カンニングには厳しく対処するからね。時間は50分ね」
星之宮が前列に人数分の用紙を裏面にして置き順に回された。
星之宮
「はい。始めて」
表にして問題を目で追う、結構難易度が低い問題だったが、最後の3問だけグンと難易度が上がった。僕は、最後の3問以外に解答して小テストを終えた。