抱いた女性達と別れ、マスターボールクラスへのエントリーを行う。
大会が始まるのは2日後だ。
その間までに手持ちのポケモン達の育成と練度を高める。
その際カンナも手伝ってくれるようで、またナナシマへと帰還した。
カンナはナナシマでカントー地方での希少種であるラプラスの保護を行っていて、密猟者が居ないかのチェックも行いたいようだ。
ナナシマへとリーフ、セレナ、カスミ、カンナを連れて飛んで行く。
話しを聞くと、カスミのラプラスも元々ナナシマの個体らしく、カンナへ憧れていたカスミが訪れた際にラプラスから気に入られて、カンナも了承した上でゲットしたようだ。
俺もラプラス欲しいなぁ〜と思うも、修行が先だろう。
とは言え、ラプラス達の様子も見に行くので向かう事にした。
そして此処は4の島。
いてだきの洞窟へと向かう。
カンナの先導により、ずんずんと先へと向かう。
道中のポケモン達は、カンナの姿を見るなり友好的にしたり、我関せずのような態度こそ取るものの、敵対的な行動には移らない。
そして最深部のラプラス達の住処へと辿り着いた。
カンナとカスミがそれぞれ手持ちのラプラスを繰り出して、出て来たラプラスが鳴き声を上げると、水中から此処ら一帯に居るラプラス達が出て来た。
ラプラス達が再会を喜び、じゃれ合っている姿を見ると非常に和む。
皆でニコニコとラプラス達の姿を見ていると、群れの中から1匹こちらに近付いて来る個体が居る。
アナライズを使用し感情を読み取ると、このラプラスはどうやら外の景色に憧れているらしい。
他のラプラス達はまだ乱獲された記憶が残っている者が多いのか外には出たくないようだが、このラプラスは産まれてからずっと此処に居るようだった。
乱獲の歴史を聞く事は有っても、体験はしていないらしい。
その事をカンナに話す。
「このラプラスは外に出てみたいらしいぞ。 産まれてからずっとこの洞窟内に居るから、外に憧れているらしい。」
「ああ、その子もカスミちゃんのラプラスと同じく、この洞窟で産まれてくれた子ね。 他にもこの洞窟で産まれた子も居るけど、その子とカスミちゃんのラプラスは好奇心が強いようね。 貴方で2人目よ? ラプラスから好かれて一緒に行きたいって思われた人は。 どうかしら、その子を貴方が捕まえてみない? 貴方なら良く育てられるでしょう?」
「良いのか? ラプラスも良いのか? 俺なんかに着いて行って。」
「らぁ〜♪」
「決まりね! さあ、サトシ。 捕まえてあげて。」
「わかった。 じゃあラプラス、お前が俺と行きたいならこのボールに触れてくれ。」
「らぁ〜♪」
ラプラスは迷わず俺のモンスターボールの開閉スイッチに鼻先を当てて、モンスターボール内へと吸い込まれて行った。
「よし、じゃあ出て来い! ラプラス!」
「らぁ〜♪」
出て来た瞬間にラプラスは俺に振り向いて頭を擦り付けて来た。
ラプラスの皮膚はスベスベだが、少しヒンヤリと冷たい。
そんなラプラスを俺も撫でてから抱き着いた。
「ラプラス、俺と一緒に頑張ろうな!」
「らぁ〜♪」
他のラプラス達も、俺達を歓迎してくれるようで皆でラプラスの背中に乗って楽しんだ。
リーフとセレナも、群れの子達に乗ってはしゃいでいたので、此処に来て良かった。
ラプラスを捕まえてから修行を行った。
今ではカンナ相手でも勝てるようになってきたので、マスターボールクラスでも結構イケるだろうという自信が付いた。
明日大会が始まるのでセキエイへと戻ると、もう先にシゲルやカントージムリーダー達が俺を待っていた。
「遅いじゃあないか。 待っていたよ。 僕達の最強のポケモン達でバトルしないか?」
「え〜 明日大会なんだぞ?」
「ふふっ 僕達に負けるのが怖いのかい?」
「あ゛? じゃあ
大会の前哨戦だ。
気合いを入れてから対戦した。
タケシのイワークを、カスミも参戦してスターミーを、マチスのエレキブルを、エリカのメガフシギバナを、ナツメのメガフーディンを、アンズのクロバットを、カツラのブーバーンを、シゲルのメガカメックスを相手に俺は全勝した。
とはいえ、快勝した訳じゃあないのは明らかで、この結果じゃ父さんには追いつけて無いだろう事はわかる。
今の俺の実力がどの位置なのか、確かめたい所だ。
カントーでの頂点を決めるマスターボールクラスの大会が始まる。
対戦表を皆で見に行く。
第1試合 サトシ対シバ
第2試合 ワタル対カンナ
第3試合 キクコ対グリーン
第4試合 カケル対シン
シゲルが参戦してたらグリーンさんかカケルさん、もしくはシンさんがシードになってたんだろうか?
誰と
気合いを入れていると、グリーンさん達も来たようだ。
「おっ! サトシ達も来てたんだ! もう対戦表が出てるみたいだね! 俺は初戦がシンか! よろしくな!」
「いきなりお前とかよ。 気合い入れねぇとな!」
「サトシ、初戦はこの俺とだな。 俺達のスーパーパワーを受けてみるが良い!!」
「シバさん、対戦よろしくお願いしますね。」
「フェッフェッフェッ 初戦からオーキドの倅かい。 こりゃあ先が思いやられる。」
「ヘヘッ! 婆さん相手でも手加減しねぇよ!」
「俺の相手はカンナか。 ふむ、相性は悪いが手加減はせん!」
「ふふふっ お手柔らかにね?」
「サトシ。 勝ち上がる事を期待している。」
「父さん、俺も頑張るよ!」
ポケモンセンターに入り、ジョーイさんから回復してもらう。
「お預かりしたポケモンは、皆元気になりましたよ! それにしても凄いわね! 本当にハイパーボールクラスを優勝しちゃうなんて! 明日からマスターボールクラスの戦いね! もっとレベルの高い戦いが始まるわよ! 頑張ってね!」
「ありがとうございます! ジョーイさんも応援して下さいね!」
「此処を離れる訳にもいかないけど、テレビを見ながら応援してるわね!」
「ありがとうございました!」
色んな人から応援されながらのマスターボールクラスの大会が明日始まる。
今まで以上の激戦が予想されるが、今の俺が何処まで通用するのか見定めてやる。