※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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第9話

 

 

 

 リーフから告白されてしまった。

 

 トレーニング中やスクールに居る時も、よく視線を感じる時が有るから誰かとは思ってたが、リーフだったのか。

 

 パチパチと爆ぜる焚き火の音を聞きながら思考する

 

 リーフはあの時から俺の事を…

 

 だけど、俺ははっきり言って自分はクズだと思ってる。

 

 前世の頃から今に至るまで一人の女性を愛せない。

 

 色んな女に手を出してきた。

 

 今世でも実の母に手を出している。

 

 普通じゃ考えられないような禁忌を犯している。

 

 こんな俺なんかを好きになるなんて良くないと思うから…

 

 心を鬼にして心情を吐露する

 

 

 「好きになってくれて、ありがとう。 その気持ちは嬉しいよ。 だけどこんな俺なんかを好きになっちゃいけないよ? 俺は一人の女性を愛せないから。 普通の恋愛なんか出来ないんだ。 リーフにはそんな事させられない。 普通に一人の女性を愛してくれる人と一緒になって、幸せになって欲しい。 それにまだ俺達は8歳の子供なんだからさ、今すぐ答えを決めなくて良いと思う。」

 

 そう心情を語る。

 

 小さい頃から一緒に居る事が多かったから、快活な、笑顔の似合う彼女の顔を曇らせるような事をする、そんな俺には勿体ないと思ってる。

 

 だから断ってくれ、心変わりしてくれと念じながらリーフを見つめる。

 

 

 

 

 

 

 「そっ…か… う〜〜〜ん……… それ…でも…… 今はサトシの事が…… 好きな気持ちは変わらない……かな…」

 

 

 

 

 

 ………。

 

 今はまだ良いか。

 

 いつか心変わりする事を願うしか無いな。

 

 

 

 「気持ちはわかった。 ありがとう。」

 

 そう言ってリーフを抱き寄せる

 

 まだあどけなさの残る少女を抱き締める。

 

 暫く抱き締め合った後、ゆっくりと離れるとリーフが俺の瞳を見つめて、ゆっくりと瞼を閉じる。

 小さく唇をすぼめ、突き出すようにして俺を待っていた。

 

 そんな健気なリーフを放っておく事なんか出来ないから

 

 俺と目を閉じてリーフの唇にキスを落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どれくらい時間が経ったろう

 

 甘美な時間だったから一瞬かもしれない

 

 そう思いながらリーフの唇から俺の唇を離す

 

 「ッッッハァーッハーッハーッ! し、死ぬかと思った! ハーッハーッ」

 

 どうやらリーフはキスの間、ずっと呼吸を止めてたみたいだ。

 俺は日々のトレーニングで肺活量が有るからあれ位の時間で酸欠になる事は無いが、リーフは少し身体能力が高いだけの普通の女の子。

 多分俺が呼吸してないからリーフもキスの間は呼吸しないものと思ってるらしい。

 

 「キスの間、呼吸してなかっただろ? 呼吸しても良いんだよ。 苦しいだろ?」

 

 そう微笑みながら言う。

 

 そんな言葉にリーフはまた顔を紅潮させて言う。

 

 「そ、そんな事知らなかったわ。 あ~キスってこんな苦しいのかと思ってたわ」

 

 リーフの言葉に俺は笑う。

 

 「あはは! そんな事無いからな? …さぁリーフ、もう一度キスしよう。」

 

 そう言って再度キスをする。

 

 最初はゆっくりとした甘いキス

 

 そこから俺が顔を傾け、深いキスをする

 

 徐々に徐々にリーフにキスを教えていく。

 

 ある程度慣れてきたと感じ、今度は口を開け、舌を出しリーフの唇を舐めとる。

 

 「んっ!?」

 

 ビクッとリーフは体を揺らすが、抱き締めて拘束する。

 

 チュッ…はあ

 

 リーフの口が開いた所に舌を捩じ込む

 

 「んあっ!?」

 

 リーフは驚き身動ぐが、抱き締めて逃げられないようにし、俺の味を教える。

 

 俺の舌がリーフの口内を蹂躙する。

 

 「クチュッ ああ サトシ〜 チュッ」

 

 暫くディープキスを続けると、リーフも舌を絡ませてくるのがわかる。

 

 口内で舌と舌が絡み合い、唾液を吸い合う。

 

 2人だけの時間を堪能していると

 

 

 

 ザバーッン!!

 

 と湖に生息するポケモンが跳ねた音が聞こえた為、キスを中止し離れる。

 

 「び、吃驚したね!」

 

 驚きの表情をするリーフ

 

 先程までお互いを求め合ってた為、頬を朱に染めながら照れ笑いする。

 

 「あぁ、そうだな。 さて、そろそろ服は乾いてるかな。」

 

 そう言って立ち上がり物干しに掛かってある服を確かめる。

 まだ若干湿り気はある気がするが、そこまで問題は無いだろう。

 

 「だいぶ乾いたみたいだな。 リーフ! もうそろそろ服着れそうだぞ!」

 

 「ん〜どれどれ? もうちょっとだね! 後少し、サトシと居たいな〜なんて。」

 

 そう言ってはにかむリーフ

 

 チラチラと上目遣いで見るリーフは本当に可愛い

 

 「じゃあちゃんと乾いたら着るか! それまでゆっくりしよう。」

 

 「うん!」

 

 リーフの隣に座り、リーフは俺の肩に頭を預ける。

 俺はそんなリーフの頭を撫で、髪を手櫛で撫でる。

 

 

 「あ〜サトシ 私幸せだよ〜」

 

 そう言ってリーフはグリグリと頭をこすりつけてくる。

 

 「あぁ、俺も幸せだな。」

 

 

 そうして暫くしてから乾いた服を着て、焚き火を消火し、2人で手を繋ぎながら家に向かって帰る。

 

 

 

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