※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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第139話

 

 

 

 「只今より、ジムリーダーアカネVSマサラタウンのサトシによるエキシビションマッチを始めます! 両者構えて、バトルスタート!」

 

 「行くで! ハピナス!」

 

 「行け、イワーク!」

 

 俺のクリスタルイワークに対するは、体力オバケのハピナスか。

 俺のクリスタルイワークにアカネもジムトレーナーも驚愕の表情を浮かべる。

 ジョウトでの初めてのお披露目だ。

 手の内は余り見せない方が良いだろう。

 一撃で沈めてやる。

 

 「ボディプレス!」

 

 「ハピナス! ふぶきで返り討ちや!」

 

 飛んだイワークの真下からハピナスのふぶきが命中するも、殆ど効いていない。

 何せクリスタルのイワークはこおりとはがねタイプだ。

 通常の1/4しかダメージが入らない。

 

 「ぶっ潰せ!」

 

 「んな、アホな!?」

 

 「ハピナス、戦闘不能! イワークの勝ち!」

 

 アカネはハピナスをボールに戻し、思案顔を浮かべる。

 こちらのイワークが氷タイプの技を受け、ピンピンしている所に着目し、考察しているようだ。

 そして、思考が纏まったようで不敵な笑みを浮かべて次のポケモンを繰り出した。

 

 「行くで! ミミロップ!」

 

 ほう、次はミミロップか。

 アカネと同じく可愛らしいな。

 

 「突っ込んでけたぐりや!」

 

 マズい!!

 

 「ステルスロック!」

 

 ミミロップの強靭な脚力で一気にイワークの懐に入り、渾身のけたぐりがイワークを襲う。

 当たる直前にステロを撒くが、イワークは当然一撃で沈められた。

 

 「イワーク、戦闘不能! ミミロップの勝ち!」

 

 「やったで! ミミロップ!」

 

 「イワーク、戻れ! ありがとうな。 行け、ストライク!」

 

 ミミロップと同じくピョンピョン跳ねて喜んでいるアカネにほんわか(・・・・)しつつ、老兵ストライクを繰り出した。

 

 「テクニシャンやったら嫌やな〜 なかまづくりや!」

 

 「つるぎのまい!」

 

 特性をミミロップの物と同じにされたが、俺のストライクはテクニシャンじゃあ無い。

 夢特性のふくつのこころだから、今は変えられても問題ない。

 つるぎのまいこうげき値を2段階上げたから、もう一撃圏内だ。

 

 「ほのおのパンチ!」

 

 「かわらわり!」

 

 ほのおのパンチがストライクに当たるも、返しのかわらわりでミミロップも戦闘不能になった。

 

 「ミミロップ、戦闘不能! ストライクの勝ち!」

 

 「ごめんな〜ミミロップ〜。 次や! チラチーノ!」

 

 ほう、これはまた可愛らしいポケモンだ。

 

 「ロックブラストや!」

 

 「とんぼがえり!」

 

 ロックブラストがストライクに1発当たるが、とんぼがえりでボールに戻った。

 チラチーノはロックブラストの2発目を空撃ちし、発動を中止した。

 中止したからわからないが、恐らくはスキルリンクだろう。

 

 「此処からは本当の本気だ! 行け、リザードン! 進化を超えろ! メガシンカ!!」

 

 リザードンが炎の繭に包まれる。

 炎の繭が弾け飛び、メガリザードンYが顕現した。

 

 「それがサトシはんの切り札やな! ワクワクするわ〜!」

 

 「一気に行くぞ。 だいもんじ!」

 

 「ロックブラストや!!」

 

 チラチーノが怒涛の5連射ロックブラストを放つが、メガリザードンYのだいもんじが飲み込む。

 多少威力減衰したものの、だいもんじは健在だ。

 そのまま威力減衰しただいもんじがチラチーノを飲み込む。

 一撃で戦闘不能にこそならなかったものの、後一撃喰らえばチラチーノは落ちるだろう。

 

 「うう… でんじはや!」

 

 「ソーラービーム!」

 

 メガリザードンYのソーラービームがチラチーノを戦闘不能にさせるも、でんじはにより麻痺になってしまった。

 

 「チラチーノ、戦闘不能! リザードンの勝ち!」

 

 「ありがとうな〜チラチーノ!」

 

 「麻痺にさせられたのは中々の痛手だ。 良い判断だと思うぞ。」

 

 「おおきに! 次行くで? エテボース!」

 

 エテボースか。

 初手ねこだましだろうな。

 

 「ねこだまし!」

 

 やっぱりか。

 メガリザードンYは怯み、行動が出来なかった。

 次はどうする?

 

 「すりかえや!」

 

 「かえんほうしゃ!」

 

 エテボースが素早くメガリザードンYの懐に入り、道具のすりかえを行った。

 それにより俺のメガストーンを盗られてしまった。

 そして運悪く、麻痺による痺れでかえんほうしゃを撃つ事が出来なかった。

 

 それだけじゃない。

 

 「リザードン!?」

 

 何とメガリザードンYの変化が解け、リザードンに戻ってしまった。

 メガストーンが無くなった為、メガシンカを維持出来なくなったのだろう。

 更に酷いことに、すりかえられたのは『くろいてっきゅう』だ。

 ただでさえ麻痺で素早さが下がっているのに、くろいてっきゅうで更に下がってしまい、鈍重なリザードンになってしまった。

 

 「へへ〜ん! サトシはんのメガリザードンは強い事は知っとったからな〜! 対策やで!」

 

 「中々良いぞ! 面白い! 戻れ、リザードン! 行け、フシギバナ!」

 

 まだ晴れの影響下だ。

 フシギバナの脚が光る。

 

 「ソーラービーム!」

 

 「とびはね〜!」

 

 ソーラービームがエテボースに当たると思いきや、空高く跳び上がった。

 上空のエテボースに向けてビームを軌道修正する。

 だが…

 

 「とっておきや!」

 

 エテボースはグルグルと回転しながらフシギバナ目掛け急降下する。

 とっておきの大技に、ソーラービームも割りながら突っ込んで来た。

 

 「良いね〜! だが、俺のフシギバナは速いぜ? つるのムチで躱せ!」

 

 つるのムチで縦横無尽に移動しながらソーラービームを乱射する。

 エテボースは地面に激突し、ソーラービームの追撃も受け、戦闘不能になった。

 

 「エテボース、戦闘不能! フシギバナの勝ち!」

 

 「何なんそのフシギバナ!? 速すぎやろ!」

 

 「俺のフシギバナを舐めんなよ? ノロマじゃねぇんだ!」

 

 「ホンマに強いな〜! じゃあ次や! エネコロロ!」

 

 あら、また可愛らしいポケモンか。

 非常にモフりたい。

 

 「ねこだまし! からのメロメロや!」

 

 フシギバナは怯み、更にメロメロの効果でエネコロロをハートマークを浮かべた目で見ている。

 晴れも弱まって来ている上、起点にされたく無いので此処は交換だな。

 

 「戻れ、フシギバナ。 行け、カメックス! はどうだん!」

 

 「ふいうちや!」

 

 カメックスにふいうちが当たりダメージを負うも、はどうだんで返しの一撃を入れる。

 だが、妙にカメックスのダメージが多い気がする。

 

 「ノーマルスキンか?」

 

 「御明察やな! 流石にわかるか! 懐に入ったんやし、もういっちょ行くで? とっておきや!」

 

 「てっぺき!」

 

 流石に無防備でとっておきの一撃は貰いたくない。

 てっぺきで甲羅をガチガチに固めた所に、エネコロロの大技が決まる。

 手痛い一撃だが、勝負はまだだ。

 

 「こうそくスピン!」

 

 「あ! 逃げるな〜!!」

 

 こうそくスピンを攻撃では無く、逃げの一手で使用した。

 距離が開けばこっちの物だ。

 

 「だくりゅう!」

 

 「エネコロロ!?」

 

 エネコロロはだくりゅうに飲み込まれ、綺麗な毛並みが泥塗れになってしまい、戦闘不能になった。

 

 「エネコロロ、戦闘不能! カメックスの勝ち!」

 

 「エネコロロ… さ、最後や! ミルタンク!」

 

 アカネは半泣きになりながら最後のポケモン、ミルタンクを繰り出した。

 ミルタンクはボールから出た時には既に丸まっており、すぐに転がり始めた。

 アカネは一切の指示を出してないから、今までの努力の賜物なんだろう。

 カメックスの周囲を高速で転がり続け、四方八方からカメックスにダメージを与え続ける。

 

 「はどうだんを撃ちまくれ!」

 

 「遅い遅い! もっと速く! もっと速くや!」

 

 多数のはどうだんがミルタンクをホーミングするも、ミルタンクの方が速い。

 技より速く転がり続けるミルタンクとか意味がわからん。

 

 「ぶっ潰し〜!」

 

 カメックスは何度もころがるのダメージを受け、戦闘不能になってしまった。

 

 「カメックス、戦闘不能! ミルタンクの勝ち!」

 

 「いえ〜い! ブイブイ〜!」

 

 はどうだんは消失し、ミルタンクとアカネは俺に向かってピースをしながら喜んでいた。

 

 「お疲れさん、カメックス。 相棒には相棒だろ! ピカチュウ! 2、4!」

 

 ピカチュウが出ると、ミルタンクは慌ててころがるを使用するも、大波に飲み込まれる。

 大波の中でも転がり続けているが、そこへピカピカサンダーがミルタンク目掛け、容赦無く撃ち落とされた。

 大波の中、ミルタンクは仰向けになり戦闘不能に追い込まれた。

 

 「あ〜! ミルタンク〜!!」

 

 「ミルタンク、戦闘不能! ピカチュウの勝ち! よって勝者、マサラタウンのサトシ!」

 

 「ありがとな、ピカチュウ! アカネも強かったぜ! 中々楽しめた!」

 

 「…うぐぅ…。」

 

 俺はこのバトルが楽しかったので、笑顔でアカネに近寄り健闘を讃えようとしたが、アカネは俯いている。

 あ、これは…

 

 「うわ〜ん! ぐすっ… ひぐっ… 酷いわ〜!」

 

 アカネが号泣してしまった。

 

 

 




すみません、アンケート時点ではクリスタルのイワークは氷×岩タイプにする予定でしたが、氷×鋼タイプに変更しました。
現在の特性はクリアボディです。
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