※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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第143話

 

 

 

 俺達はルナさんも交えてポケモン達の背に乗り、大空へと飛翔した。

 リザードンに俺とルナさんが騎乗し、俺のカイリューにフルーラとコトネが、プテラに騎乗が上手いセレナが、リーフのカイリューにリーフとナナコが騎乗した。

 途中強風が吹き荒れたが、俺達のポケモンは難なく気流に乗り、ピュアズロックの頂上に辿り着いた。

 上空からピュアズロックを覗き込むと、大自然広がる中央に大きな湖と島が見える。

 ルナさんの指示で俺達はその島へと上陸した。

 島に有る洞窟内を進むと、洞窟内に大きな湖を発見した。

 その湖の中に何者かの気配がした為、俺は服を脱ぎ飛び込んだ。

 俺の後に更に誰かが飛び込んで来たようで、振り向くと下着姿のリーフとカスミの姿が見える。

 カスミは兎も角、リーフもアグレッシブだな〜と感心する。

 俺達は気配のする方へとグングン進み、湖の中に更に洞窟を見つけたので、其処へと躊躇する事無く入った。

 洞窟内を進むと明かりが見える箇所が見えたので、其処へ向かうと、大きな空洞が有った。

 陸地も有るようなので、リーフ達を一旦引き上げて休ませる。

 どうやら此処に自生している植物が発光しているようで、少し薄暗いものの、洞窟内が良く見える。

 そのお陰で気配の正体が良く見えた。

 

 「ミュウだったか。 此処には1匹で暮らしているのか?」

 

 『ミ、ミュウ!? あの幻の!?』

 

 リーフとカスミが驚いた表情でそう口にする。

 ミュウは俺の周りを面白そうにグルグルと周り、次にリーフの周りをグルグルと周る。

 そして、リーフの頭の上に腰掛け、俺を見つめる。

 

 (こんにちは、かな? アタシはミュウって言うの! 君、アルセウス様の気配がするね? アルセウス様の力でこっちの世界に来たのかな?)

 

 ミュウはミュウミュウと鳴き声を上げながら俺にテレパシーを送って来る。

 セレビィの時と同じように、俺もテレパシーを送り返す。

 

 (こんにちは。 あぁ、そうだ。 俺はサトシという者だ。 此処とは違う世界からアルセウス様の御力で此方の世界に来た。 ミュウ、俺達と旅をしてみないか?)

 

 (良いよ! けど君のポケモンにはなれないかな。 アタシはこの子の力になってみたい!)

 

 おお…またか…

 ミュウからそう言われ、ガックシと項垂れながらリーフにミュウの伝えたい事を伝える。

 

 「リーフ、ミュウがリーフのポケモンになりたいんだってさ。 捕まえてみないか?」

 

 「ええ!? 私が!? ミュウはそれで良いの…?」

 

 ミュウはリーフの上から降りて、リーフに抱き着いた。

 リーフの大きくなった胸の谷間に顔を埋めるミュウ。

 リーフはミュウの頭を撫でながら思案顔を浮かべる。

 

 「で、でもミュウみたいな凄い子を入れるのに相応しいボールなんて私、持って無いよ!? それに、今何も持って来て無いし!」

 

 ミュウが幻のポケモンだからか、リーフは恐縮しているようだ。

 此処は俺が人肌脱ぐしか無いだろう。

 

 「リーフ、その事なら心配無用だ。 俺がミュウに最高に似合うボールを持っているからな。」

 

 アルセウスボールを取り出し、目的の物を出す。

 出て来たマスターボールをリーフに手渡した。

 

 「このマスターボールを使うと良い。」

 

 「え!? これってレッドさんから貰ったボールじゃないの!?」

 

 そう、このマスターボールは俺が父さんを楽しませたお礼にと、父さんから貰った物だ。

 だが、俺にはアルセウス様から貰った加護の捕獲率上昇が有るから意味が薄いんだよな。

 父さんも父さんでマスターボールもモンスターボールも変わらないとか言って、父さんの持ってる全てのポケモンはモンスターボールだし。

 その上、僕には無用の長物だとか言っていた。

 恐らく俺と同じで勿体無い病にかかってるんだろうな。

 俺自身、前世からマスターボールを使用した事無い。

 勿体無い症候群が出て、全然使えなかった。

 他のRPGゲームでも貴重な回復アイテムとかラスボス戦でも裏ボス戦でも使えなかったし。

 どうせ今世でも使えないだろう。

 

 「構わないよ。 それに父さんもマスターボールの製作者も、勿論俺も正しい事に使ってくれた方が嬉しいと思うぜ。 俺等には使えないからな。 気にせず使ってやってくれると助かる。 それに、ミュウにお誂え向きだろう?」

 

 (アタシはこの子に捕まえられるなら何でも良いんだけどな〜…)

 

 ミュウのテレパシーは意図的に無視して、リーフにマスターボールを使用するように仕向ける。

 

 「さぁリーフ、ミュウにそのボールを使ってゲットしてあげなよ。 ミュウも捕まえてくれるの待ってるぜ?」

 

 「う、うん! わかった! ありがとうね、サトシ! じゃあミュウ。 私のポケモンになって、一緒に色んな所を冒険しよう!」

 

 リーフはミュウの目の前にボールをかざした。

 ミュウは一つ鳴き声を上げ、額でボールの開閉スイッチに触れた。

 マスターボールの中にミュウが入り、直ぐ様ゲット完了した。

 

 「ミュウ! ゲットよ!」

 

 リーフは下着姿な事も気にせずポーズを取った。

 ポーズもそこそこに、早速ボールからミュウを出す。

 出て来たミュウは、すぐにリーフに抱き着く。

 余程リーフの事が気に入ったようだな。

 カスミも私にも抱かせてと近寄って来ると、ミュウはカスミにも抱き着いて胸の谷間に顔を埋めた。

 

 …コイツ、もしかしておっぱい星人か?

 そんな事を考えていると、ミュウからテレパシーが送られて来た。

 

 (だって柔らかいんだも〜ん。 こうしてると気持ち良いよ? 君のは硬すぎて抱き着きたいとか思わないけどね〜)

 

 やっぱりそういう事だったようだ。

 あ、そういえばミュウで思い出した。

 こういう人物に見覚えは無いかと、頭で人物像を浮かべ、ミュウに思念を送る。

 

 (あ、この人知ってる〜! 今もまだ生きてるよ! アタシの最初に居た島に今も居るよ! この人の知り合いなの? 君からこの人に近い人の雰囲気は感じるけど、この人の雰囲気は感じれないよ?)

 

 (いや、直接会った事は無い。 識ってる(・・・・)ってだけだな。 会えるのか?)

 

 (うん! テレポートしたら一瞬だよ! 会いに行く?)

 

 ほう。

 会おうと思えば会えるのか。

 それなら先にマサラタウンに行って、先にアイツ(・・・)と合流すべきだろう。

 既にマサラタウンに居る筈だ。

 

 マサラタウンのイメージを浮かべ、先にそっちに行って欲しいと念じる。

 

 (先に此処に行っても良いか?)

 

 (そんなに遠く無いね! 全然良いよ! 此処の外に居る人達も連れて行く?)

 

 (お願い出来るか?)

 

 (オッケー! じゃあ取り敢えず皆をあっちに飛ばすね!)

 

 俺達3人は、セレナ達が待っている洞窟内広場に飛んだ。

 湖からでは無く、いきなり現れた俺達にセレナ達は吃驚していたが、俺達が着替えている間に現状を説明する。

 ミュウの事を説明しようとすると、ミュウがふわふわとコトネの方へと近付く。

 またおっぱいに顔を埋めるつもりなのかと思っていると、セレナの腰ホルダーに有るGSボールをちょんちょんと触っている。

 

 「コトネ、セレビィを出してやってくれないか?」

 

 「え? あっ、うん! 出て来て、セレビィ!」

 

 コトネがセレビィを出すと、出て来たセレビィとミュウが仲良く戯れている。

 その姿はまるで旧知の友に再会した時のような感じだ。

 恐らくは本当に旧知の間柄なんだろう。

 

 俺達が着替え終わったので軽く説明する。

 

 「そのポケモンはミュウっていう幻のポケモンだ。 此処の湖の奥にある空間に居た所をリーフが捕まえた。 因みにミュウと戯れているポケモンも幻のポケモン、セレビィだ。 2匹は旧知の仲なんだろうな。 ルナさん、此処にミュウが居た事、コトネがセレビィを所持していた事は内密に頼みます。」

 

 「ええ。 勿論そのつもりだわ。 此処、ピュアズロックの自然を守るのも私の使命ですもの。 例え幻のポケモンが居たとしても、それは私の矜持に賭けて守るつもりよ。」

 

 「ありがとうございます。 俺達は今から1度、マサラタウンに帰るつもりです。 ルナさんはどうしますか?」

 

 ルナさんに此処に残るかどうか訊ねる。

 

 「私は此処の調査をしてみたいわ。 折角こんなに綺麗な場所に来られたんですもの。 私は此処に残るわ。 貴方達はマサラタウンに帰っても良いわよ? 勿論、私が此処を荒らすつもりは無いから安心してね?」

 

 「大丈夫です。 信じてますよ。 それじゃ、俺達はマサラタウンに行くか! コトネとナナコは初めてだよな?」

 

 そう訊ねると、勿論そうだったようでそれぞれ返答する。

 それに頷き、1度マサラタウンへとテレポートする事にした。

 

 「それじゃあミュウ、ルナさん以外をマサラタウンへ連れてってくれるか?」

 

 (お安い御用だよ!)

 

 ミュウのテレパシーを聞くと、俺達はマサラタウンに有る俺の家の前に一瞬でテレポートした。

 コトネ達は初めてのテレポートとマサラタウンに大興奮だ。

 久しぶりに家に帰る。

 ドアを開けると、すぐに嬌声が聞こえた。

 

 

 

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