※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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投稿遅れてすみません。


第147話

 

 

 

 ルナさん曰く、ピュアズロック外部のピュア川の水はかなり素晴らしかったが、内部のクリア湖はそれ以上に凄いらしい。

 そして、ミュウが潜んでいた洞窟内の源泉は、生命が必要とする成分を完璧に満たした理想的な水で、治癒力すらも促進するようだ。

 それだけで此処の価値がとんでもないと言う事がわかるだろう。

 

 そう話していると、俺のアルセウスフォンに着信が入ったので、皆から少し離れて画面を見てみるとサカキからだった。

 

 

 

 

 

 所変わって此処はホウエン地方 サカキ視点

 

 私達ロケット団はサトシの指示により、此処ホウエン地方へと旅立った。

 そして、ロケット団として暗躍していた頃に知り合ったマツブサとアオギリ率いるマグマ団とアクア団へと潜入中だ。

 サトシの言う通り、彼等の行動により世界の危機が訪れるというので有れば、私は全力を持って彼等の野望を阻めなければならない。

 

 

 

 潜入してから暫く経ち、最近良く耳にする噂の少年がマグマ団やアクア団の団員を蹴散らしているようだ。

 噂を聞くに、サトシと同じようにかなり見所の有る少年と見える。

 当初立てていた計画が頓挫する事にはなったが、彼を此処ホウエン地方の英雄に祀り上げるよう、即座に計画を変更する。

 マグマ団、アクア団にバレぬよう、我がロケット団員達に計画変更を通知し、例の少年を陰ながら補佐、及び育てるようにする。

 

 

 

 彼は勇猛果敢にマグマ団とアクア団の幹部、ホムラとイズミを叩き潰し、えんとつ山で遂にはボスのマツブサとアオギリすらも倒した。

 どちらも激突中の不意打ちだったとはいえ、中々に見所が有る。

 マツブサとアオギリもバトルの最中で手負いだったとは言え、彼から一方的に手持ちのポケモンが倒されたようだ。

 マツブサ達は仮にもホウエン地方に蔓延る悪の組織のボスだ。

 決して弱い訳では無い。

 これは私も彼を一目見てみるしか無いだろう。

 

 

 

 部下からマツブサ達が伝説のポケモンを復活させたとの報告が入った。

 その報告を歯噛みしながら聞く。

 私の想定より早く計画が進行していたらしい。

 私達ロケット団も結局は外様、最重要事項は知らされなかったようだな。

 …仕方無い。

 私が直接出向くしか無い。

 

 

 

 マツブサとアオギリが伝説のポケモンを復活させた後、妙な天候が続く。

 晴天になったかと思えば急に雨天に切り替わり、また晴天になる。

 彼等が伝説のポケモンを使って悪巧みをしているのだろう。

 マツブサ達の動向を探るべく、部下にマツブサ達の現在位置を探らせた。

 

 

 

 

 ホウエン地方最後のジム、ルネジムを制覇した彼と接触した。

 

 …成る程。

 一目見ただけで彼が強い事がわかる。

 すると、ホウエンの元チャンピオンのダイゴと現チャンピオンのミクリが現れた。

 ダイゴとミクリとは会った事など無いが、私を見るなり目付きが鋭くなった。

 …彼等には私の正体がわかっているのだろうか?

 そして彼等は耳打ちし合い、私に近寄って来た。

 

 ダイゴ達に釘を刺されてしまったが、彼等も私がサトシの管理下で働いている事は知られているようだった。

 流石に私でも彼等2人を相手にして無事で居られるとは思わない。

 ミュウツーの力で押しきれるかもしれないが、態々彼等と争うメリットも無い。

 私達が話し合っている隙に、泳がせていた女スパイが少年に接触した。

 女スパイ、ヒガナは少年を空の柱に連れて行きたいようだ。

 ヒガナ曰く、復活したグラードンとカイオーガを止めるには、空の柱に居るポケモンを呼ぶしか無いらしい。

 ならば、そちらは少年に任せる事にしよう。

 私は伝説のポケモンをどうにか食い止めるしかあるまい。

 ダイゴ達に別れを告げ、私は単身マツブサ達の居るであろう場所へと向かった。

 

 

 

 

 

 「…という訳でサトシの言っていた通り、グラードンとカイオーガがホウエン地方で暴れている。 私はかの伝説のポケモンを討伐、もしくは撃退を目標に向かっている。 仮に私が倒れても、あの少年が成果を上げてくれる筈だ。」

 

 ホウエン地方でそんな事が有ったのか。

 ちょくちょく連絡は来ていたが、此処に来て一気にマツブサ達の計画が進んでいたようだ。

 2つの組織に潜入させていたから、一気に計画が進行した際に、情報収集が後手に回ってしまったようだ。

 これは中々に痛い。

 だが、復活したばかりのグラードンとカイオーガならサカキでも十分戦えるだろう。

 あのミュウツーが居る事だしな。

 

 「討伐か撃退が出来そうになければ、無理して戦わなくて良い。 最悪は時間稼ぎに徹していてくれ。 グラードンとカイオーガの力を削いでくれるだけでも構わない。 話に出ていた少年がその空の柱に居るレックウザを連れて来てくれたら終わらせられる。」

 

 「レックウザ? そいつもまた伝説のポケモンか。 了解した。 グラードンとカイオーガが争っているエリアに到達した。 全力で事に当たる。 吉報を待っていてくれ。」

 

 「…死ぬなよ?」

 

 「ふっ。 ではな。」

 

 サカキとの通話が切れた。

 サカキのミュウツー対グラードン対カイオーガの戦いが始まるのか。

 現場に俺が居ないもどかしさを感じるも、一応ホウエンにはあのダイゴさんとミクリさんが居る。

 そして、恐らくはユウキも居るんだろう。

 ユウキがレックウザを呼びに空の柱へ向かっている。

 大丈夫だ。

 ホウエンに居る人達は必ず成し遂げる筈だ。

 心のざわめきを抑え付け、精神を安定させる。

 

 …。

 …最悪、ミュウにお願いしてホウエンに連れてって貰えないかな〜…。

 

 

 

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