ちょこちょこと執筆してたの投稿します。
また隙を見てちょこちょこと執筆しますね。
空の柱前に到着し、ユウキ達を待つ。
ユウキ達が到着しなければ話しは進まない。
それにしても気候変動が凄まじいな。
大雨でずぶ濡れになったかと思えば、次には快晴が広がりかなり暑くなる。
これは早めに対処しないと、此処ホウエンのみならずジョウトにも悪影響が出そうだ。
下手すりゃ、既にタンバシティ辺りにも影響が出ている可能性すら有る。
通常のグラードンやカイオーガじゃ、此処まで自然に影響を与えられるとは考えられん。
もしかしたらゲンシカイキしている可能性も考慮しなければな。
暫く待機していると、漸くユウキとヒガナが来た。
「こんにちは、初めまして。 俺はカントー地方のマサラタウンから来たサトシという者だ。 君達は此処の上に用が有るんだろう? 俺も着いて行って良いか?」
ユウキとヒガナに挨拶すると、ヒガナから警戒された。
「初めまして、私はヒガナ。 君はどうして此処に居るんだい?」
警戒心を露わにしているヒガナだが、此処で空気を読まずにユウキが口を開く。
「お! お前がサトシって奴か! ダイゴさんとミクリさんが言ってたぜ! お前、ポケモンバトルが強いんだってな! 俺はユウキ! 此処、ホウエンでいずれ最強になるトレーナーだ! よろしくな!」
ユウキは熱血漢って言葉がピッタリなタイプだな。
中々に熱い感じがヒシヒシと伝わる。
「ヒガナ、ユウキ、よろしくな。 俺は君達を此処の上に送り届ける。 そして、さっさとグラードンとカイオーガの争いを鎮める為にレックウザを奴等の下へと向かわせなければならない。 この気候変動の激しさから見るに、今暴れているグラードンとカイオーガ、ゲンシカイキしているんじゃないか? そんな怪物達の相手をするなら、メガレックウザが適任だろう? さぁ、長話をしていても仕方ない。 同行しても?」
「ふぅ〜ん… その見識の広さ、君も只者じゃ無さそうだね。 良いよ、一緒に行こう! 本当ならユウキにもレックウザとグラードン、カイオーガの事を教えなくちゃいけないけど、もうそんな余裕無いしね! 行くよ!」
「へぇ〜… 何かとんでもねぇポケモンがこの上に居るんだな! よっしゃ! 行くぞ〜!!」
ヒガナがそう言って、空の柱の扉を開く。
そして、ヒガナは先に空の柱を登って行った。
その後を俺とユウキは後を追って走る。
「サトシ! お前強いんだろ!? お前みたいな強い奴とは戦ってみてぇな!」
「良いけど、少なくともミクリさんを倒せるようになってからだな。 まぁその前にこの異常気象を食い止めるのが先決だ。 レックウザをグラードンとカイオーガの下へと召喚するぞ。」
「わかってら〜! って、うぉあぁ〜〜!」
ユウキは前方不注意でヒビ割れた地面を踏んでしまい、下の階に落下しそうになった。
俺は落下するユウキの手を取り、強引に引き上げる。
「良く下も注意しとけよ? 此処は古い塔なんだから、こういう事も稀に良く有る。」
「サ、サンキュー! 助かったぜ! もう降ろしてくれても良いんだぜ?」
「階段まで飛んだ方が早い。」
ユウキを俵抱きにして、一気に階段までひとっ飛びする。
ユウキの絶叫が聞こえるが、ヒビ割れた床を飛び越え、無事に階段まで辿り着いた。
「よし、完璧。 じゃあ走るぞ。」
「えぇ〜… お前、滅茶苦茶だなぁ〜…」
そう呟くユウキを無視し、先に階段を登る。
空の柱というだけ有り、かなり長い階段を登り続けなければならない。
時間は有限だからな。
それからホウエンの野生ポケモンを捕まえたい欲を抑え付けながら、ヒビ割れた床と階段をアトラクション感覚で乗り越え続けていると、先行したヒガナに追い付いた。
「え!? 速すぎない!? 私が先に頂上に着くと思ったんだけど。」
「ヒガナもかなり身体能力が高いんだな。 でも、まだまだ頂上は遠いだろ? ヒガナも抱えて行こうか?」
「い、いや、私は良いかな〜なんて…」
ヒガナは俺の肩でグロッキーになっているユウキを見ながらそう口にした。
それならと今度は俺が先行し、頂上へとガンガン登っていく。
頂上に着いた頃にはユウキも完全にノビているようで、地面に昏倒し、目を回して倒れている。
俺は久しぶりに思いっ切り動けた事で、中々に気分が良い。
やっぱり、適度な運動は体に良いな。
そう考えながら暫く待っていると、ヒガナが汗をかきながら登って来た。
「は、速すぎる…」
「お〜お疲れさん。 ヒガナも中々速かったぞ。 ユウキは見ての通りグロッキーだ。 そろそろ回復させてやるか。 ヒガナもこっちに来なよ。」
疲れているヒガナと寝転がっているユウキに手を翳し、波導を分け与える。
それだけでヒガナとユウキは回復出来たようで、自身の変化にとても驚いていた。
「す、凄い…! 疲れが一気に吹き飛んだよ…!」
「さっきまでの気持ち悪さが嘘みてぇだ! 俺、復活!」
「よし、体調万全なら早速レックウザを呼ぼうぜ?」
ヒガナは頂上の中央に立ち、何言かを呟く。
徐々に苦しみながらも文言を言うのを止めない。
「レックウザぁぁっ!!!!」
ヒガナがレックウザの名を叫ぶと、空からレックウザが舞い降りて来た。
「レックウザ…! …やった! …やった! …これで世界は救われる! シガナ…やったよ!」
「……さあ レックウザ! 私の祈りを受けとって! 貴方のメガシンカを! その真の力を! 真の姿を見せて! 世界を救うその真の姿を!」
ヒガナはそう言うも、レックウザは何も反応しない。
ヒガナは落ち込み、ヒガナなりに仮説を立てるもレックウザはヒガナの方から目線を逸らし、ユウキを見つめる。
そして、ユウキの懐が淡く輝き出した。
「な、何だ!?」
「そ、その隕石は!? …まるでメガストーン!?」
レックウザはユウキが懐から取り出した隕石を喰らった。
そして、レックウザの体が輝き出した。
「凄いオーラ! ユウキ! レックウザは試そうとしている! 自らに力を与えし君を…! 全力で立ち向かって、そして制するの! ホウエンの守護神と謳われるその伝説のポケモンを! 今それを叶えられるのは…貴方しか…居ないっ!!」
「よ、よし! やってやる! サトシ! 俺の力、見てろよ!」
「見ているから安心しろ。 お前ならやれるさ。」
「おう! じゃあ行くぜ? レックウザ!」
「きりゅりりりりっ!」
レックウザがユウキの声に反応する。
お互いに戦意が漲っているようだ。
さぁ、ホウエンの主人公の力を見せてみろ…!