※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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第167話

 

 

 

 ミーと父親が感動の再会をした後、ミーの母親が長年病気を患っている事をシュリーさんから聞いた。

 シュリーさん曰く、面会すらたまにしか出来ない位、重い病気らしい。

 俺の波導の力で治せるなら治そうと思い、シュリーさんとミーとで病院へと向かう。

 ミーの母親に初めて会ったが、確かに病状は深刻そうだった。

 ミー達の為に、何とかして母親を救けてやりたい。

 そう思った俺は、シュリーさんに無理を言って退室して貰う。

 そして、ミー達の目の前で波導を込めて、ミーの母親に分け与える。

 もしかしたらと思ったんだが、体の方は治ったが、内部的なモノはまだ全快には程遠いようだ。

 あまりしたくは無い手段だが、仕方ない。

 俺は触手を細く細く作り、ミーの母親の腟内と口から直接胃の中に挿れて射精する。

 アルセウス様の言う『俺が思う事が出来る』というのが、これにも通用するなら、ミーの母親はこれで快方に進む筈だ。

 本来ならしたくない事だったが、こればかりは許して欲しい。

 勿論避妊もしっかりとしているからな?

 

 少し時間を置くと、ミーの母親の瞼が痙攣し始める。

 そろそろ起きそうだと感じた俺は、シュリーさんを呼んだ。

 

 「…っ……ぅん……此処…は…?」

 

 「ママ!!」

 

 後は邪魔者は要らないだろう。

 俺は微笑みながら部屋を立ち去る。

 今は家族の時間なんだからな。

 

 

 

 今回の一件で、シュリーさんから多額の謝礼金を頂いた。

 丁重にお断りしたんだがな…

 シュリーさんも、母親も俺に何度も感謝をし、使い切れるのかわからない位の金額を俺に支払った。

 

 そして、ミーからとある(・・・)提案をされる。

 

 「お兄ちゃん、私の作ったミー達、お兄ちゃんの側に置いておいて欲しいな。」

 

 「ミー、もうあのミー達は消せないんだよな?」

 

 「うん、そうなの。 この力もアンノーン達が有っての力だから… 今の私には出来ないの。 それにね、私に一番必要なパパとママを救けてくれたお礼なの! お願い、お兄ちゃん!」

 

 「あぁ、それならわかった。 ミーのお兄ちゃんとして頑張るよ。 ミー達の事は任せろ!」

 

 俺がそう言うと、悲しげな表情を浮かべていたミーの顔が、喜色満面の笑みに変わった。

 

 「ありがとう! お兄ちゃん、大好き!」

 

 「ミー、兄ちゃんもミーの事、大好きだぞ!」

 

 俺達は最後にギュッと抱き合った。

 その後、俺の母さんとも抱き合って、ミーとシュリーさん、車椅子に乗ったミーの母親と別れた。

 

 そして、門の前に並んで待っていたミー達を迎える。

 

 「お兄ちゃん、私達の事も側に置いてくれるのかな?」

 

 一番若い10歳くらいのミーが不安そうに訊ねる。

 そんなミーの頭を撫で、他のミー達にも不安を抱かせないように努めて明るく言う。

 

 「当たり前だろ? 俺達はもう家族なんだしな!」

 

 「お兄ちゃん!!」

 

 ミー達はバッと俺に抱き着いて来たので、3人を優しく受け止める。

 この世に存在してはいけない同一存在。

 それなのに、この世に固定化されてしまった3人のミー達をそのままには出来ない。

 一先ず俺達はマサラタウンの俺の家へとテレポートして貰う。

 

 「ミー、此処が俺の家だ。 今日から此処に住んでくれ。 勿論自分の家だと思ってくれて良いからな。」

 

 「此処がお兄ちゃんの家なのね!」

 

 一番年長のミーからそう言われた。

 歳上からお兄ちゃん呼ばわりは、何かムズ痒いな。

 

 「俺より歳下のミーからお兄ちゃん呼ばわりはわかるんだが、明らかに歳上のミーからお兄ちゃんって何か変な感じだな。」

 

 そう俺が零すと、俺と同い年くらいのミーが名案を閃いたとばかりに提案をした。

 

 「そうだ! ならお兄ちゃんと私は双子の兄妹で、2人は妹とお姉ちゃんってのはどう?」

 

 「それは良いわね! おにい…サトシはどう思う?」

 

 3人のミーが期待を籠めた目で俺を見る。

 リーフ達も良いんじゃないかと口々に言う。

 そこに母さんも助け舟を出した。

 

 「良いんじゃない? 私も娘が欲しかったのよ〜♪ サトシも良いわよね? リーフちゃんみたいに双子の妹とか、歳上、歳下のお姉ちゃんと妹が欲しくは無い?」

 

 「まぁ欲しく無いとは言えないな。 了解! なら、全員ミーってのも何か変だよな? 新しく名前でも付けるか?」

 

 俺の言葉にミー達はうんうんと唸るが、中々良い名前が浮かばないようだ。

 なら、俺達はどうかと言えば、こちらもまた名案が浮かばない。

 何となくビビっと来るものはいくつか有るんだがな…

 

 悩んでいると、カスミが口を開いた。

 

 「サトシが3人の名前を付けたら良いんじゃない?」

 

 完全に丸投げである。

 ミー達は俺が名前を付けてくれるなら嬉しいと言うも、後悔しない選択をしたい。

 母さん達ですら期待を籠めた目で俺を見る。

 

 よし、決めた。

 

 「じゃあ決めるぞ。 ミー達の名前は…。」

 

 

 




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