※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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第175話

 

 

 

 サカキから餞別にとポリゴンを貰った後、別れてから暫く経った。

 シロガネ大会に出場するナナコ達の修行の手伝いに俺自身を、ラティ兄妹とデオキシス、ジョウト御三家、クリスタルイワークと武人ストライクの育成を分身達に指示させながら行い、分身3人はまだ捕まえて居ないポケモンをゲットしに各方面を駆けずり回らせた。

 武人ストライクは俺に捕まってからというもの、老いて尚盛んと言わんばかりに強くなり始め、先に捕まえていたストライクを既に下しているんだとか。

 そのストライクをハッサムに進化させても優勢に戦っている所を見るに、老獪な戦いの中に若い者達にも負けんと言わんばかりに苛烈で怒涛の攻めに転じたりと、歴戦の勇士たる姿を見せつけて来る。

 クリスタルイワークは、ミカンのハガネールすらも下す程に強くなっており、相性最悪のバクフーンすらも打ち倒している。

 何故ミカンが此処に居るかというと、シロガネ大会を目前に控え、ジムも閉鎖して俺の元に来たようだ。

 それはミカンだけじゃなく、アカネやイブキ達ジムリーダーも同様で、俺の下に集った。

 ミカンは前回ヤッた時より明らかに胸が出て来ており、お椀型の形の良い胸に成長していた。

 アカネとイブキもミカンが絶壁の事は知っていたので、その変わり様に驚いていた。

 夜は此処に借りている屋敷内でジョウトジムリーダー達も交えての乱交も勿論した。

 

 そして、その連絡が届いたからか、母さんやマサラの住人達、カントージムリーダー達や連れ、カントー四天王のカンナ、ジョーイのモモコ、ナミ達オレンジ諸島組に、フルーラの姉のヨーデルに船長のミチコ、ジークがリリーとツバサを連れて俺の下に集結した。

 ミナミ、ツナミ、コナミもオレンジ諸島で会った時より、かなりスタイルも良くなり、可愛くなっていた。

 

 俺の女達で足りないのはアローラのマツリカ、クリスさんとカラットさんくらいのものだ。

 そこで、ポケモンゲットに向かっている分身に、クリスさんとカラットさんを招待してもらった。

 クリスさんとカラットさんも明らかに色艶が良くなっており、カラットさんに至っては、最早若返っていると言っても良いくらいだ。

 初めましての人も居るので、一旦改めて各自の自己紹介をして回った。

 文章のみのやり取りはしていたのでスムーズに事は運び、皆も打ち解け合ったようだ。

 シロガネ大会まで残り3日間、修行も大詰めになり、ゲットに回っていた分身達も帰還した。

 ジョウト、カントーに生息する伝説以外のポケモンはほぼ全て入手したようだ。

 後はイーブイをまだ1匹も持っていない上、ブイズも捕まえた事が無いので、それさえクリアすれば、カントー、ジョウトで捕まえて居ないポケモンは伝説のみとなる。

 伝説より先に幻がデータに有るってどうなんだ?って感じだが。

 

 翌日、ミー達、スノードン家の家族と使用人達が屋敷に来た。

 ミーの母親も、すっかりと歩けるようになるまで回復したようだ。

 皆にも文面では有るが、ミー達の事は既に把握しているので、すぐに打ち解け合えたようだ。

 すると、俺とミーの目の前に突然スイクンとエンテイが現れた。

 俺も突然現れた事に驚いたが、皆は更に驚愕しているようだ。

 エンテイはミーに近付き、ミーに頭を擦り付け始める。

 ミーの家族や使用人達も驚いていたが、ミーは過去を思い出したかのようにエンテイを抱き締めている。

 そして、スイクンも俺のホルダーをジッと見つめる。

 

 「俺のポケモンになりたいのか?」

 

 そう聞くが、ジッと見つめたまま微動だにしない。

 なら何が言いたいのか、アナライズしてみると…

 良い加減ホウオウ様に会って欲しい事、その為なら捕まってやっても良い、だが、私より強い事を証明してみよ。

 と、言っていた。

 シロガネ大会前の余興になるだろうと、そのバトルを受けて立つ事にした。

 さぁ何を出そうかと思いきや、我先に武人ストライクが勝手にボールから出て来て、スイクンに相対した。

 振り返り見る瞳は、俺に任せろ!とでも言いたげだった。

 なら任せてみようと、ストライクで()る事にした。

 

 「オッケー! ならストライク! 任せたぞ! スイクン、準備は良いか?」

 

 俺がスイクンにそう問うと、スイクンは雄叫びを上げて身構えた。

 スイクンはなみのりやふぶき等を使用し、ストライクを攻め上げるが、ストライクも大波を割り、ふぶきを蹴散らしスイクンにダメージを与え続ける。

 だが、スイクンも負けられぬと咆哮を上げると、急にストライクが吹き飛ばされた。

 今のはしんそくだな。

 ストライクも羽ばたきながら地に不時着する。

 そして、ストライクが両手の鎌を、腕を組むような体勢で腰に構えた。

 何をするつもりなのかわからないが、前世の侍で言う所の居合斬りのような形か?

 スイクンはその構えを見て警戒するが、ストライクが吼えると、再度しんそくでストライクに向かって駆け出した。

 それに合わせるように、ストライクも鎌を抜刀するかのように抜いた。

 ストライクとスイクンがお互い交錯する。

 

 ストライクの体がグラついたが、スイクンが先に倒れたようだ。

 ストライクは倒れたスイクンに近付いて、何かを語りかけているようだ。

 話が終わったのか、ストライクは俺に顔を向け、スイクンを鎌先を指す。

 捕まえろとでも言っているんだろう。

 スイクンも「さぁやれ」と言わんばかりだ。

 

 モンスターボールを取り出し、スイクンに放ると、スイクンは抵抗しなかったようで、即座に捕まった。

 無事、スイクンを捕獲すると、エンテイとミーが近付いて来る。

 

 「お兄ちゃん! エンテイの事も捕まえて欲しいな! それで、あのね? 私にこのエンテイをくれないかな…?」

 

 「あぁ、構わないぞ。 エンテイはそれで良いのか?」

 

 エンテイは吼えてから頷く。

 その気持ちに応え、俺もモンスターボールを取り出し、エンテイを捕らえた。

 そのボールをミーにプレゼントしてやると、ミーは嬉しそうにエンテイを出した。

 

 すると、不思議な力がミーとエンテイの間に結ばれたような感覚がした。

 

 「お兄ちゃん…私…あの時の力が…!」

 

 ミーがそう口にした。

 そんなミーの頭を撫でていると、俺の女達が此方へ向かって来た。

 

 「サトシ君、ちょっと屋敷に入ってくれる? ミーちゃんも連れて。」

 

 ナミがそう言ってきたので、首肯する。

 

 「あぁ、わかった。 ほらミー、おいで。」

 

 「わかった!」

 

 シュリー博士達にミーを借りる事を伝え、皆で屋敷に入る。

 屋敷に鍵をかけ、真剣な表情をしたナミが口にする。

 

 「貴方達の能力は伝え聞いているわ。 そして、ハナコさん達が離婚してまでサトシ君と結婚したい気持ちも聞いたわよ。 それでね、少し考えた事が有るんだけど…。」

 

 ナミが言うには、ミーの力と俺の力を結集してしまえば、新たなる人物が創造出来るのでは無いか。

 言ってしまえば、母さんとブルー、サエ、クリス達、結婚している人達を新たに創り、その人達をそれぞれの自宅に置けば離婚する必要も無いのでは無いか、との事だ。

 

 …出来るのだろうか…?

 人道に反する行為では無いか?

 俺の分身は、俺自身を波導を介して生み出す行為だから出来る。

 ミーの結晶体達もミー自身の成長した姿を創造したから出来ていた。

 だが、肉親とはいえ他者を創造出来るのか?

 神に近しい行為では無いのか?

 堂々巡りに思考が巡る。

 

 

 

 

 

 「フォッフォッフォッ 悩んでいるようだな。」

 

 いつの間にかアルセウス様に喚ばれたようだった。

 いつぶりかのアルセウス様との邂逅だ。

 

 「アルセウス様、見ていたんですか?」

 

 「あぁ、見ておったぞ。 ウチキドの言っている事は、出来るか出来ないかで言えば、出来る。 サトシの考える事も理解出来るがな。 前にも言ったが、サトシの世界でも有るんだ。 気にせずに創造すれば良い。 どう選択するかはサトシ次第だ。」

 

 出来てしまうのか…。

 そして、その力を使うも使わないも俺の気持ち次第か…。

 もし母さん達を創るとしてまず第一に、俺とセックスした記憶及び体を元に戻した上で、今までの記憶はそのままにしておかなければならないだろう。

 そして、俺とのセックスや悪戯行為は完全に記憶から抹消しなければならないが、記憶の欠如は補完しなければ、記憶に齟齬が出る。

 仮にそんな事が出来たとして、ロケット団によるマサラタウン襲撃時における、母さん、ブルー、サエに対するレイプの記憶はそのままにしなければならない。

 俺による上書きが有るからこそ、今のマサラの住人は立ち直っているが、上書き無しでの肉体と記憶だったらどうなるか、それがわからない。

 

 「ふむ… 成る程成る程… なれば私も力を貸そうか?」

 

 「え? アルセウス様が、ですか?」

 

 「うむ。 私にはそのやられた気持ちはわからぬが、今の精神状態と変わらぬ状態まで引き上げた上で、新たなる生命を創造する事も容易い。」

 

 「ありがとうございます。 ですが、アルセウス様の力だけを頼りにするのは申し訳ないです。 体は俺達が、心の方をアルセウス様にお願いしてもよろしいですか?」

 

 「構わぬぞ。 私がすれば一瞬だが、サトシ等で励むのも良いだろう。 それではまたの。」

 

 「ありがとうございました!」

 

 

 

 

 アルセウス様から喚ばれた時間は一瞬だったようで、皆先程の体勢のままだった。

 さて、どう母さん達を創り出すか、皆で話し合わなければな。

 

 

 

 

 

 シロガネ大会のハイパーボールクラスまでの試合が終わった。

 ハイパーボールクラスの優勝者はヒビキだった。

 リーフすらも凌駕し、ヒビキが優勝を勝ち取った。

 あの時に比べ、恐ろしく強くなったな。

 多少なりとも教えた奴がここまで強くなった事が、中々に感慨深い。

 まさかリーフが負けるとはな…。

 さぞや悔しいだろうと思っていたが、リーフは晴れ晴れとした表情だ。

 リーフが言うには、本気の自分と渡り合えるので有れば、ジョウト出身のヒビキがマスターボールクラスに行く方が良いんだとか。

 これでヒビキもマスターボールクラス入りか。

 シゲルとの再戦も楽しみだし、ヒビキがどの程度まで強くなったのか、早く確かめてみたいな。

 

 

 

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