※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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第176話

 

 

 

 

 マスターボールクラスの大会が始まる。

 もう既にエントリーは俺もシゲルもヒビキも済ませている。

 どういう組み合わせになるのかと思えば…

 

 第1試合 シード サトシ

 第2試合 シゲルVSカリン

 第3試合 ヒビキVSキョウ

 第4試合 イツキVSシバ

 

 俺がシード扱いか…。

 ジョウトの四天王とも戦ってみたかったんだけどな〜と思っていると、シゲルが来た。

 

 「サトシ、君とは準決勝で争う事になるようだね。」

 

 「おうシゲル。 俺と()りたいなら、先ずはカリンさんを倒さねぇといけねぇぞ?」

 

 「ふっ わかっているさ。 だが、今の僕はあのワタルさんよりも強い! セキエイとは違う編成で、今度こそ君を打ち倒してみせるさ!」

 

 「楽しみにしている。 お、噂をすればカリンさんのお出ましだぞ。」

 

 淡い青色のロングの髪。

 黄色いキャミソールに白い7分丈のパンツを履いた美女が現れた。

 そして、そのキャミソールから見える谷間の深さたるや…。

 股間に熱が入るのを抑えつつ、カリンさんを見る。

 

 「貴方がカントーのセキエイ大会で爪痕を残したサトシにシゲルね。 ふ〜ん…中々面白そうね。 あたくしは四天王のカリン。 サトシ、カンナは元気にしてる? あたくしの友達なのよ。 良く貴方の事を話題にしていたわ。」

 

 カンナは元気も元気だ。

 昨日も俺の上で元気に腰を振っていたしな。

 

 「初めまして、マサラタウンのサトシです。 カンナは勿論元気ですよ。 出来れば貴方とも()り合いたいものですね。」

 

 「うふふ 貴方も類稀な強者だって事は理解しているわ。 貴方と戦う事を楽しみにしていたのよ。」

 

 俺とカリンさんが話していると、シゲルが割って入って来た。

 

 「ちょっと待ってくれないか? カリンさん! 貴女と先に戦うのは僕ですよ! ワタルさんをも超えたこの僕なんか眼中にも無いという風に聞こえますが?」

 

 「うふふ ごめんなさいね? 貴方と戦う事も楽しみなのよ? でも、貴方はサトシより弱いって事は事実でしょう? ならより強いサトシの方に興味が向くのも、仕方の無い事じゃないかしら?」

 

 そう言われ、シゲルはとても悔しそうだ。

 だが、明らかにカリンさんの挑発だろう。

 わかっていて、敢えてそう言っているに過ぎない。

 試合前から既にカリンの術中に嵌るようじゃ駄目だろう…。

 そう思っていたが…。

 

 「わかりました。 ならば、今まで修行して身に付けた力を、貴女で証明してみせます! ジョウトの四天王相手でも、僕の方が強いという事の証明をね!」

 

 「貴方で相手になるかしら? 頑張ってあたくしを楽しませて欲しいものね。 それじゃあ試合でまた会いましょ。」

 

 カリンさんはそう言って立ち去って行った。

 最後にチラッと俺に視線を送るカリンさんに、俺は何を言いたいのか思考するも、今はまだわかりそうにない。

 シゲルももう此処には用が無いのか、俺と必ず戦う事を告げて、立ち去って行った。

 

 

 

 シゲルが立ち去ってから、イツキさんが此方へやって来た。

 イツキさんが俺に話しかけようとしたその時、俺の背後に気配がしたので、何時ぞやと同じように更にその気配の者の背後に回る。

 

 「甘いな。 キョウさん。」

 

 「ファッファッファッ! アンズから聞いていた通りの瞬身の術よ! お主、拙者等と共に忍びの極みを目指さぬか?」

 

 「かっこいいけど、結構ですね。 それにイツキさんを邪魔していますよ?」

 

 「む? すまぬな、イツキよ。」

 

 「全く、貴方という人は…。 初めましてだね、サトシ君。 僕は知っての通り、四天王のイツキ。 ジムリーダーを辞めてからは全国を旅して回り、エスパーポケモンの修行に明け暮れていたんだ。 ナツメは元気にしているかい?」

 

 ナツメも勿論元気だ。

 昨日はエスパー能力を使用した色んな体位で励んでいた所だ。

 

 「初めまして、サトシです。 ナツメも元気ですよ。 エスパー能力に更に磨きがかかってますね。」

 

 「そうか、それは良かったよ。 個人としてのエスパー能力については、僕よりナツメの方が素質が有るからね。 でも見通せ過ぎて、いつも不服そうな表情をしていたんだ。 サトシ君はナツメの笑顔でも引き出せたのかな?」

 

 イツキさんが意味有りげにニヤリと嗤う。

 少し俺等の事が視られたか?

 

 「それについてはノーコメントで。」

 

 「へぇ〜… アンズちゃんも、うぶっ!?」

 

 コイツ!

 キョウさんの前で何を言うか!?

 

 「む? アンズがどうかしたのか?」

 

 「アンズも忍びの腕が上がって来てるなって話ですよ! ですよね? イツキさん?」

 

 「あぁ〜うん、そうだね〜… じゃあ僕はもう行くよ! 誰と戦うかわかったからね! それじゃ!」

 

 慌てた様子でイツキさんは立ち去って行く。

 キョウさんは、そんなイツキさんに怪訝な表情を浮かべているが、俺が話題を変えてみる。

 

 「そういえばキョウさんの相手はヒビキですね。 俺の弟子の相手をお願いしますね?」

 

 「ほう? ジョウトチャンピオンの息子にしてハイパーボールクラスの優勝がお主の弟子とな? であるならば、一筋縄ではいきそうにないな。 楽しみなものよ! それでは拙者も立ち去るとしよう。 さらばだ!」

 

 そう言ってキョウさんは一瞬で立ち消えた。

 そして、そのすぐ後にヒビキが来たようだ。

 

 「あ! アニキ! 寝坊してしまった! 俺は誰と相手すんだ!?」

 

 「一番に来ると思ってたんだが寝坊か。 ヒビキはキョウさんとだな。 毒使いの忍びだぞ。 一癖も二癖も有る戦い方をするから、色んな可能性を考えて戦う事だな。」

 

 「そっか〜! 楽しみだな! …へぇ〜…! アニキとは決勝で当たるんだな! 俺の力を見せてやれるのは決勝戦か! 今から楽しみだぞ!」

 

 「勝ち上がって来たらな? キョウさんも強いし、イツキさんも、シバも強いぞ。 舐めてかかるなよ?」

 

 「応よ! それじゃあアニキ! 決勝でな!」

 

 ヒビキはそれだけ言うと、また走って立ち去って行った。

 相変わらず落ち着きの無い事で。

 

 そして、最後に俺と戦った事の有るシバが現れた。

 

 「久しぶりだな、サトシよ。」

 

 「よお、久しぶりだな。 相変わらず鍛えてんのか?」

 

 「あぁ、俺は更に自らを、ポケモン達を追い込み、究極の力を身に付けた! この力をサトシに見せられる時を楽しみにしているぞ!」

 

 「そうか。 俺もシバと戦えるので有れば、楽しみにしている。」

 

 シバが拳を突き出して来たので、それに合わせるように俺も拳を突き出し、コツンと当てる。

 シバはニヤリと笑い、そのまま背を向けて立ち去った。

 

 中々に面白そうな奴等が現れたが、試合を見てみなきゃわからない。

 静かに俺も闘争心を昂ぶらせる。

 

 

 

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