※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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第185話

 

 

 コトブキ村に到着した。

 門番さんに挨拶をしてから門を潜ると、時代を感じる風景と人達の姿が見える。

 そして、村人それぞれの家の先に見える赤煉瓦の一際大きな建物。

 あれがこの時代のギンガ団の施設だろう。

 そして、その背景に見えるテンガン山と時空の裂け目。

 

 俺を村に入れると、ラベン博士は村の説明をしながら歩き始める。

 ミオ通りを歩いていると、周囲の村人が俺を見てヒソヒソ話しをする。

 まぁこれは仕方の無い事だ。

 この時代の服を着ていないからな。

 ラベン博士が橋の前に着くと、思い出したかのように振り返る。

 そして、橋の先に有る食堂で待機していてくれとお願いされた…が…。

 確か俺は食堂で門前払いされるんだったよな?

 

 案の定、店主から門前払いされたが、そんな俺に救いの手が現れた。

 

 「貴方何者ですか? 見慣れない格好をしていますが… でも、門番さんが通したって事は、村の誰かの関係者なのかしら?」

 

 ショウ先輩だな…!

 可愛い女の子だ。

 

 「ラベン博士から案内されて来たんだが…。」

 

 「ラベン博士をご存知なのですか? 遠方からいらした博士なの。 でも、ポケモンに逃げられたりして先が思いやられますね…と言っても、私もポケモンからでんきショックという技を受けて寝込んでいたのですが…」

 

 そう言って落ち込んだ表情を浮かべるショウ先輩。

 そしてラベン博士が現れ、俺に協力を申し出ている事をショウ先輩に伝えた。

 

 「もしかして彼を調査隊に? シマボシ隊長の許可無く隊員を増やせる訳有りませんよ!」

 

 そう言うショウ先輩だが、此処で新たに人が来たようだ。

 

 「許可する。」

 

 「シマボシ隊長!?」

 

 そちらを見ると、アカギの女性バージョンといった風貌の女性が現れた。

 シマボシ隊長も何だかんだゲームや絵で見るより幾分美人寄りだな。

 

 「尤も調査隊に相応しい実力を持つならばだが。」

 

 シマボシ隊長はそう言うと、後ろ手に手を組む。

 

 「ギンガ団調査隊隊長のシマボシだ。 ラベン博士から話しは聞いた。 ポケモンの確保をした。 能力を役立てる代わりに衣食住の提供を求めているとか。 見た所…20くらいか?」

 

 「14ですよ。」

 

 『14歳!?』

 

 俺が自身の年齢を言うと、3人共に驚愕しているようだ。

 まぁさっさと最盛期を迎えるようにしていたからな〜…。

 14歳にしては老けすぎだと言われてしまいそうだ。

 

 「あ、あぁ〜… まぁその体格だと一人前に働くのも当然出来るだろう…。 だが、素性の知れぬ人間を、おいそれと雇う訳にはいかない。 明日、試験を受けて貰う。」

 

 明日試験を受ける事になった。

 ラベン博士がシマボシ隊長に一緒に食事に誘うが、宜無く拒否されていた。

 いつかは俺からシマボシ隊長を誘ってやろう。

 そして、俺達は3人でイモモチを食べながら俺の事について話した。

 

 

 

 そして、調査隊の仕事や、ラベン博士の名言「ポケモンは怖い生き物です。」を生で聞いて感動したり…

 日が暮れ、家を案内される。

 

 家の中に入ると、囲炉裏の有る部屋、奥には畳の部屋が有る。

 俺は疲れた体を休める為、湯浴みだけを行ってから、布団をひいて寝た。

 

 翌朝、ショウ先輩に起こされたので、ギンガ団の本部まで一緒に向かう。

 そして、シマボシ隊長から試験についての説明を受けた。

 

 黒曜の原野にてビッパ、ムックル、コリンクを捕まえれば良いんだとか。

 あ〜確かゲームでもそうだったな。

 とても懐かしい。

 シマボシ隊長からポーチを貸与された。

 

 そして、ラベン博士からヒスイ御三家を頂けるようなので、ありがたく頂く。

 俺はヒスイダイケンキが好きなので、ミジュマルを選んだ。

 そして、新たにモンスターボールを頂いた。

 これでヒスイのポケモンもじゃんじゃん捕まえられる…!

 

 門へと向かうと、シロナさんに似た青年が居た。

 その青年の名はウォロ。

 まぁぶっちゃけた事を言えば黒幕だな。

 

 ウォロの話しをテキトーに受け流していると、勝負を仕掛けられた。

 まぁ出したポケモンがトゲピーなので、楽勝なんだが。

 ミジュマルにたいあたりさせてトゲピーを経験値に変え、俺は勝利した。

 

 ウォロから傷薬を貰い、ショウ先輩から褒められた。

 可愛い娘から褒められ、大変満足だ。

 

 門番に一声かけて、門から出る。

 ショウと共に黒曜原野のベースキャンプまで歩いて来た。

 道中でお互いの事を話したりしていると、随分と仲良くなれた。

 

 ショウ先輩と共にビッパとムックルを捕獲し、コリンクとはバトルをしてから捕まえた。

 隠れてゲットも、バトルしてからゲットするのも慣れたものだ。

 

 「さ、ショウ先輩? 帰ろうぜ?」

 

 そう言って手を差し伸べると、ショウ先輩は俺の手を掴んでくれた。

 

 「は、はい…! 行きましょう!」

 

 俺達は手を繋いでキャンプに戻る。

 ラベン博士と話し、コトブキ村へ帰る。

 ギンガ団の本部へと行き、シマボシ隊長に試験完了報告をすると、制服を頂いた。

 中々胸が熱くなるな!

 早速家に帰り、ギンガ団の制服を着た。

 

 俺の姿をショウ先輩に見せると、似合っているとのお褒めの言葉を頂き、シマボシ隊長からは帽子を渡された。

 そして、団長のデンボクさんに会った。

 

 「待ちかねたぞ! ギンガ団団長、デンボクであるっ! お前がサトシだな?」

 

 「そうです。」

 

 「うむう! おおよその話しは聞いている。 さぁお前が見かけ倒しでは無いか、確かめさせてもらうぞ! 立ち会え!」

 

 「あ〜… 良いんですか?」

 

 一応訊ねてみるが、返答は変わらないようだ。

 なので、軽く相手をする。

 

 相撲を取るのであれば、上半身くらいは脱いでおかないとな。

 俺は上着を脱いで上半身裸の格好になると、デンボクさんの目が変わった。

 

 「ぬぅ…14と聞いていたが…中々に凄まじい人生を歩んで来たようだな!」

 

 俺の全身に纏う筋肉と古傷を見たデンボクさんが感心したようにそう言った。

 背後では、シマボシ隊長達が俺の様子を見ているようだな。

 

 取り敢えず力比べをしますかね。

 身構えるデンボクさんに軽く組み合い、力比べをする。

 

 「むっ! むむむぅ!!」

 

 デンボクさんに力を合わせるようにしていると、デンボクさんも更に力を入れて来た。

 

 そろそろ顔も真っ赤なので、これくらいがデンボクさんの最大パワーなんだろう。

 

 「よいしょ。」

 

 「ぬおぉ〜〜っ!?」

 

 持ち上げて、デンボクさんを優しく横たわらせた。

 

 「ぶあっはっはっはっ! 真に天晴である!」

 

 デンボクさんはそう言うなり、俺の肩をバシバシと叩き、無事にコトブキ村の仲間として受け入れてくれた。

 

 そして、入ったばかりなので俺のギンガ団のランクは「ゼロボシ」だ。

 更にモンスターボール製作用のレシピも頂いた。

 楽しい楽しいクラフトも出来る!

 非常に楽しみだ。

 

 「先程の団長との立ち会い、実に見事だった。 これから、ギンガ団の為にその力を奮ってくれる事を願う。」

 

 シマボシ隊長と握手をし、ギンガ団本部から出る。

 

 「サトシさん、凄い体付きをしていましたね! 団長にも勝ってしまうなんて… 将来有望なのがわかります! さ、モンスターボール作りに行きましょう!」

 

 ショウ先輩に案内され、クラフト屋でボングリの実と玉石で、モンスターボールを製作した。

 合格祝いらしいので、タダで10個作らせて貰った。

 俺もいずれ、ショウ先輩にはお礼をしなければならないな。

 

 ラベン博士からはポケモン図鑑…という名の冊子を頂いた。

 

 再度黒曜の原野に向かい、図鑑のタスクを埋める。

 ショウ先輩からのアドバイスを受けつつ、色んなポケモンを捕まえ、生態調査、素材の回収等を行う。

 その後、ショウ先輩からクラフトキットと傷薬のレシピを貰った。

 楽しい楽しいポケモンの捕獲や調査を行い、ラベン博士に調査結果を報告。

 蹄鉄ヶ原で捕まえたケムッソ、ポニータ、ブイゼル、イーブイ、マネネ、フワンテの捕獲結果と調査報告を行った。

 働いて皆の役に立てている感じがして、中々に気分が良いな。

 イーブイも分岐進化分を全て確保出来たし、言う事無いだろう。

 

 コトブキ村に帰還し、シマボシ隊長に結果報告を行う。

 無事にゼロボシからヒトツボシにランクアップし、ヘビーボールのレシピと、元気の欠片のレシピも頂いた。

 

 

 

 ラベン博士とショウ先輩の3人で、またイモモチを食べる。

 

 そこで、サブクエストの事を持ち出されたので、俺もコトブキ村の一員として熟していかないといけないなと思った。

 

 そしてショウ先輩がコンゴウ団のヨネさんから頼まれた依頼を、俺に流したいようだ。

 バトルに自信が無いらしい。

 その後、ラベン博士と別れるとショウ先輩から相談が有ると持ち掛けられる。

 訓練場に来てくれとのお誘いだ。

 

 俺はショウ先輩と一緒に訓練場に向かう。

 道中、ショウ先輩と手を繋ぎながら話しを聞く。

 どうやら、コリンクに襲われた際に、恐怖で思考停止になり、相棒のピカチュウと一緒に戦う事が出来なくなってしまい、それからは言う事も聞かなくなったようだ。

 そこで俺達を見て勇気を貰ったから、戦って欲しいようだ。

 勿論快諾する。

 

 ポケモン勝負は勿論あっさり勝ったが、修正すべき点は多々有る。

 それを俺の借りている家で、みっちりと教え込もうかね。

 

 その後、ペリーラという警備隊の隊長が来て、力業と早業について教えて貰った。

 

 力業…技を繰り出すのが遅くなるが、その分、威力が増す。

 早業…威力は下がるが、次の行動が早くなる。 場合によっては、相手が行動する前に、2回行動出来る可能性有り。

 

 ストライク達も此処で訓練したら、力業と早業も習得出来るだろう。

 これで更に強くなれる。

 ストライク達に覚えさせたら、そのノウハウを活かして、ヒスイで捕まえたポケモン達にも教えていこうかね。

 

 まぁ取り敢えずはショウ先輩の事を優先にするか。

 ペリーラさんと別れ、俺はショウ先輩と手を繋いで歩いて帰った。

 

 

 




次回ショウとの…
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