※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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第195話

 

 

 

 ついでに受けれそうな他の依頼も手当たり次第に受けて、群青の海岸に向かう準備をした。

 群青の海岸にはカイさんとガラナさんが居るからな。

 非常に楽しみである。

 

 因みに群青の海岸に向かうには団員ランクがミツボシ以上にならないと行けないが、俺は既にイツツボシ(・・・・・)になっているから余裕だ。

 ついでにシマボシ隊長の肩もマッサージし、シマボシ隊長の疲れを癒やす。

 今日はシマボシ隊長の腕と腰にもマッサージし、シマボシ隊長の心に更に深く潜り込めた。

 俺に対する態度も、もう最初に会った時のような硬さは無くなっている。

 デンボクさんより俺の事を信頼しているような気さえするくらいだ。

 だいぶ良い感じだろう。

 

 「ふう… ありがとう。 サトシなら群青の海岸の依頼も、すぐにこなせるだろうな。 サトシなら安心して任せられるよ。」

 

 「今回もちゃちゃっと解決して来ますね! 大船に乗った気でいてください!」

 

 「ふふっ まぁ怪我だけはしないようにな。 では、頼んだぞ。」

 

 シマボシ隊長の表情も柔らかくなり、微笑んでいるようだ。

 気分を良くした俺も、シマボシ隊長の期待に応えるべく、ギンガ団本部を後にした。

 

 

 

 門へと向かうと、俺は後ろから呼び止められた。

 

 「おや、サトシさんではないかね。 まぁ村なら会っても不思議は無いか。」

 

 振り向くと、キクイが居た。

 

 「次は何処のポケモンを調査すると言うのかね?」

 

 「群青の海岸だな。」

 

 「ガラナさんの所も大変だからね。 キャプテンなのに世話するキングが居ないからね。 シンジュ団でもガラナさんの陰口を叩く奴が居るからね。 …おっと、サトシさんには関係無い話しをしたね。 失敬、失敬! 代わりに良い事を教えるからね。」

 

 やはり此処でもガラナさんは周りから良く思われて無いようだな。

 あの小さいガーディさえ進化させれば良いんだがな…。

 あの臆病な性格を何とかしたいが…。

 此処までゲーム基準だと、その辺も変わって無いだろうしな。

 

 キクイから石の事を教えて貰う。

 進化する石や、ヒスイ独自の石について。

 ポケモンのガンバリレベルを上げる石と砂利も貰った。

 因みに俺のストライクとリングマ、クリスタルイワークは何もしていなくてもガンバリレベルはマックスだった。

 まぁ、さもありなんと言う事だろうな。

 

 

 

 群青の海岸に到着し、カイさんと合流した。

 カイさんは俺に気付くと、懐からカミナギの笛を取り出して吹き始めた。

 その優しい音色に俺の心が落ち着く。

 

 「笛は良い。 音色は何処までも届きそうで… うん! 今の私、貴方と心から戦える!」

 

 「良いぜ! ()ろう!!」

 

 「時空の裂け目…その先に広がる空間を知る人よ。 参ります!」

 

 カイさんのグレイシアは以前より強くなっては居たが、俺のゴウカザルに成す術無く負けた。

 

 「すっきりした! 世界は広く… 私は小いなぁ〜… ありがとう!」

「うん。 貴方になら、本音を話せそうだよ。 デンボクさんとは団の長同士… 弱みを見せたくないしね。 どうして 私があれこれ背負ってしまっているのかなぁ〜…  あのね、海岸にいるキャプテンはガラナちゃんといいます。 ただ世話するキングもいないし、キングの後継も育っていないし、キャプテンにふさわしくないと異を唱えるものもいるんだよ…でも、誰がなんと言おうと、私にはとても大事な人。 シンジュ団の長の座を巡って色々競い、教えてもらったし。 それで頼みというのは… 彼女が連れているキングの後継を鍛えてほしいの! 貴方の強さであれば、キングの後継も独り立ちできるし、そうすれば異を唱える者も彼女をキャプテンとして認めるよね! 荒ぶるバサギリを元に戻し、シンジュ団を助けてくれた貴方なら大丈夫だと信じているよ! ガラナちゃんなら此処を下って、左手の坂を登った先に居る筈よ! それと…」

 

 カイさんは俺の唇に自身の唇を重ねて、伏せ目にしながら頬を赤くして言う。

 

 「私達シンジュ団の為に働いてくれるお礼よ…! 私からの気持ち…受け取ってね…!」

 

 「カイさん…いや、カイ。 カイの気持ちはよくわかった。 俺にドンと任せろ! 必ず良い方向に向かわせてやるからな!」

 

 カイを優しく抱き締め、頭を撫でてから俺はガラナさんの居る場所へと向かった。

 

 

 

 帳岬に到着すると、大きな墓石の前に女性が1人と、ヒスイガーディが2匹居た。

 ガーディに唸り声を上げられるが、女性が止める。

 

 「ガルルワ!」

 

 「およしなさいな。 あたくしはシンジュ団のガラナ。 貴方様は…? ああ、ギンガ団の! バサギリとドレディアを鎮めた強者と聞いていましたが… 存外、逞しく優しそうな顔をしておられるのね。 それで、何をしにいらしたの? 幸いな事に、群青の海岸に荒ぶるキングはおりませんのよ。 高波に攫われた子供を救う為、身を投げだし海の藻屑となり… どちらがキングの子供のガーディだと思われます?」

 

 俺は小さいガーディを見つめる。

 

 「あら、お目が高い! 此方の大人しくて、すぐに隠れたがるガーディが先代キングの子供なのです。」

 

 「…クヌン」

 

 「キングたる資格の持ち主ですが、この子は父の死を目の当たりにして心に深い深い傷を負いました… それを無理やり鍛え、次なるキングにするなど… あたくしには到底出来ませぬ。 シンジュ団の皆に何と言われようと、この子のあるがままに寄り添おうと決めております。さて、キングが居ないと知ってもまだ御用があるのかしら」

 

 「それは今すぐそのガーディを進化出来るとしてもですか? それに貴女のような美女が他者からやっかみを受けるのは、俺の心が許しません。 貴女とそのガーディの為に、俺に任せて頂けませんか?」

 

 「なっ…! そ、そのような事をおっしゃられても…!」

 

 「ガーディはどうだ? そのまま燻っていたいのか? 偉大な父親のように、強く、猛々しく有りたくは無いのか?」

 

 「…クヌン…ガウ!」

 

 ガーディは今の自分を脱したい気持ちは有るようだな。

 だが、その勇気が後一歩踏み出せないってだけだ。

 なら俺がお膳立てすれば、その勇気も出るだろう。

 

 「ガーディ、出て来い!」

 

 俺は此処に来るまでの道中で捕まえたヒスイガーディを出す。

 そして、そのガーディに炎の石を渡すと、ヒスイウインディに進化した。

 

 「ガーディ、勇気も必要だが、勇気が無かろうと、絆が無かろうと、お前は進化出来るんだよ。 進化する気、有るか?」

 

 「そんな強引にポケモンを進化させるなんて…!」

 

 ガラナさんが俺のウインディを見て、子供ガーディを守るように抱き締める。

 ちょっと邪魔だな〜と思った俺は、ガラナさんの頭に手を置き、波導を流し込む。

 ガラナさんの表情が赤みを帯び、上気して来たようだ。

 すると、ガーディにしがみつく力が抜けたようで、ガーディはガラナさんから離れ、俺の下に来た。

 

 「ガラナさん。 貴女がガーディを大切に思う気持ちはわかりますよ。 ですが、ガーディも先に進みたく無い訳じゃあ無い。 時には大切にする子を千尋の谷に突き落とすように、貴女自身の心を鬼にする事も必要です。 何も大切にする事だけが育成じゃ有りませんよ。」

 

 「くっ…んっ…ですがっ…!」

 

 「ガーディも俺に近寄って来たんです。 この意味が、貴女にならわかりますよね?」

 

 「んっ…! はぁ…はぁ… はい… わかりましたわ…」

 

 ガラナさんもわかってくれたな。

 ならばガーディにも炎の石を…

 そう思っていた所、ガラナさんが俺に四つん這いで近寄って来た。

 揺れるたわわな胸が目に映る。

 そして、ガラナさんの顔が俺の股間に近付いて来た。

 

 「あたくし…滾ってしまいましたの…はぁ…はぁ… サトシ様…でしたわよね?」

 

 「そうですよ、ガラナさん。 どうかしましたか?」

 

 俺はガラナさんの状態をわかっているが、しらばっくれてガラナさんに問うた。

 

 「サトシ様…あたくしを…手籠めにして下さいまし…!」

 

 「手籠めに…良いんですね?」

 

 「はい…♡」

 

 

 




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それでは拙い文章となりますが、引き続き「サトシの野望」をお楽しみ下さい!
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