※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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第202話

 

 

 

 明けて翌日

 

 俺の女達に、昨日出来なかった話しをする。

 

 「お前達に言っておく。 信じれるかはわからない。 だが、言っておかねばならない話しだ。」

 

 そう前置きをしてから、俺の今までの話しをした。

 

 最初は此処、ポケモンの居る世界とは別の世界に居た事。

 その世界から此方の世界へ渡る際に、アルセウス様と邂逅し、力を与えられた事。

 そして、此処ポケモンの居る世界へ渡り、今のヒスイ地方より遥か未来で生まれた事。

 そこでポケモントレーナーとして腕を磨き、その世界でも有数のポケモントレーナーに上り詰めた事。

 ジョウト地方のチャンピオンを決める大会に出ている最中に、此処ヒスイが時を超え、シンオウ地方となった場所にて3匹の神達と戦い、敗れ、此方の世界に飛ばされた事を話した。

 そして、いずれは此処ヒスイにて、皆がシンオウ様と崇める3匹のポケモンを従えて元の時代に戻る事を話した。

 ショウやシマボシは勿論、カイ達はディアルガやパルキアを信仰しているから、この話しをするのは拙いとは思っていたが、正直に話す。

 皆一様に神妙な表情を浮かべ、各々で考えているようだ。

 

 「サトシは…シンオウ様をも従えるの? 私達が思っているシンオウ様とは実質は何なの?」

 

 「カイ達、シンジュ団が信仰しているシンオウ様とはパルキアの事だな。 そして、セキさん達、コンゴウ団が信仰しているシンオウ様とは、ディアルガの事だ。 更にまだ居る。 その2匹の神を創り出した神、アルセウス。 そして…アルセウスに反逆した邪神、ギラティナだな。」

 

 「そのパルキア様や、ディアルガ様、アルセウス様、ギラティナ様をサトシさんは捕まえるの?」

 

 「あぁ、そのつもりだ。」

 

 「今の話しを聞く限り…サトシ様は古代に居たとされる英雄そのものに感じられるね…。」

 

 ヨネが神妙な顔でそう呟く。

 

 「確かにそうかもね… あたし、英雄様に身を捧げられたんだ…!」

 

 ヨネの言葉に、ヒナツが感激した表情を浮かべる。

 

 「シンオウ様とも縁の有る方と体を交える事が出来たのですね…! あたくし、サトシ様を選んだ事、生涯の誇りとしますわ!」

 

 ガラナもうっとりとした表情を浮かべた。

 

 「私はこんな方に対し…何と非礼な事をしていたのか…。」

 

 シマボシは今まで俺にしてきた、されてきた行為を思い出し、後悔の念を抱いた表情を浮かべる。

 

 「シマボシ隊長! 落ち着いて下さいよ! それに皆も!! サトシさんの話しを聞いたらそう思うかもしれませんが、サトシさんはサトシさんでしょう!! ですよね?」

 

 「あぁ、ショウ。 その通りだ。 皆も俺を英雄扱いするのは辞めてくれ。 シマボシも今まで通り俺に接してくれて良い。 その方が気が楽だしな。 カイ達も俺がお前達の崇めるシンオウ様を配下に置いても構わないか?」

 

 「サトシさんを此方の世界に連れて来たアルセウス様を捕まえるっていうのはイマイチピンと来ないけど、サトシさんなら悪いようにはしない…んだよね?」

 

 「勿論だ。 そして、俺は元の時代に戻るつもりだ。」

 

 俺の言葉に、今度は皆一様に俯く。

 

 「サトシさんが元の時代に戻る前までには…サトシさんとの間に赤ちゃんが欲しい…な…!」

 

 ショウが俺の袖を摘みながら、俺にそう言った。

 ショウの言葉を聞いた皆も、俺に赤ちゃんを求めて来たので、俺もその期待に応えねばならない。

 

 「良いだろう。 なら次の依頼を熟した後にでも皆に種付けをする。 俺の子を孕んでくれ。 そして、俺が居る時代まで脈々と俺の血を残して欲しい。」

 

 俺との間に皆で子孫を残して貰う。

 これで確実にタイムパラドックスが起きるだろうが、皆の気持ちを無碍には出来ない。

 だがなぁ〜…本当なら、リーフ達を先に孕ませるつもりだったんだがなぁ〜…。

 リーフ達には申し訳ないが、此処は皆の気持ちを優先するべきだな。

 俺の女にした以上、俺にも責務が有る事だしな。

 

 皆の期待の籠もった視線を浴びつつ、家を後にする。

 

 

 

 軽く運動をしていると、此方に近付く気配がしたので、そちらを見る。

 この時代には無いだろう襤褸の服に帽子を身に纏うその姿に、俺は衝撃を受けた。

 

 「…ノボリ…?」

 

 ゲームでは確かに居たが、まさかこっちでも居るとは思わなかった。

 

 「はて? 確かにわたくしの名前はノボリですが… わたくしの知り合いですか?」

 

 あぁ、そういえば記憶喪失っていう設定だったなと思い出す。

 ゲームならそれも仕方無いが、あのアルセウス様はこっちでも理に従ってノボリを此方の世界に飛ばしたのか。

 元々サブウェイマスターだからか、コイツ結構強いんだよな。

 俺が帰る時にでも、アルセウス様に頼んでノボリをあっちに戻して貰うか。

 それまではアルセウス様の摂理に従って動いて貰おうかね。

 

 「直接の知り合いでは無いので何とも… まぁでも識ってる、とでも言いましょうか。 貴方にはいずれお話ししますね。 それまでは普通によろしくお願いします。」

 

 「…? はあ…? よろしくお願い致します。 …あぁ! ギンガ団のボス、デンボク様が部屋に来るように、との事でした。」

 

 「わかりました。 なら、行ってきますね。 あ、ノボリさん。 俺はサトシです。」

 

 「知ってますよ。 それではギンガ団のデンボク様の所へどうぞ。」

 

 ノボリの事も何とかしてやりたいな〜と思いながら、デンボクさんの所へ向かった。

 

 

 

 ギンガ団 団長室

 

 デンボクさんとセキさんが既に俺を待っていたようだ。

 軽く挨拶を交わし、本題に入って貰う。

 

 デンボクさんから天冠の山麓にいる洞窟キング、マルマインを鎮めるように依頼され、セキさんからマルマインに関する情報を得ていると、階下が騒がしい。

 ツバキという長髪の優男が現れ、俺にマルマインの依頼が渡った事に不服そうな態度を示した。

 そんなツバキをセキさんが嗜めると、ツバキに俺の強さを見せつけようとした。

 俺にバトルを挑む形で。

 バトルは好きだからな、否は無い。

 セキさんのリーフィアとイーブイを色違いギャロップで消し炭に変えて実力を示した。

 ツバキはセキさんに折檻されながら連れて行かれた。

 

 そのまま俺はノボリさんの居る訓練場に脚を運ぶ。

 

 「サトシ! アンタのストライク、バサギリに進化したんだってね! 今度またウチのポケモン達を鍛えてやってくれよ!」

 

 「わかりました。 では俺はノボリさんと話しますね。 ノボリさん、今日はよろしくお願いします。」

 

 「本日はよろしくお願い致します。 今朝は失礼致しました。 わたくし、キャプテンのノボリと申します。 マルマインに会うのでしたら、オオニューラの力を借りるべきですね。 ただ、貴方様がオオニューラに認められるかどうか。 こればかりは行ってみないとわかりません。 まずは安全を期して、テンガン山に出発進行です!」

 

 

 

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