※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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第247話

 

 

 

 

 キクコさんの事をどうすべきか考えながら開拓された土地を歩く。

 俺の精液を飲ませれば何とかなるとは思うが、今のキクコさんがそれを受け入れるのかどうかはわからない。

 前世の俺と今世の俺を足してもキクコさんとして生き続けた年月に及ばないし、オマツとしての年月も合わせれば、それはもう果てしない程の差だ。

 取り敢えずキクコさんを含めて相談してみようと心に決めて、本邸の中に入る。

 

 本邸に入ると、メイド服を来たアユミ達に出迎えられ、大広間に案内される。

 此処で働く者達の内訳はこうだ。

 メイド服を身に着けて仕事をしているのはメイド長のアユミ、マサラタウンの住人達、セイヨを除くタマムシのジムトレーナー達、ザンナーとリオン。

 

 ポケモン達の回復や保護はジョーイのモモコと元々保護活動をしていたミドリ、コンディションをナナミが担当する。

 モモコはセキエイのジョーイを辞しし、此方に専念するらしく、ミドリに関しては開拓途中から自身が保護していたポケモン達も此方に連れて来る事にし、現在はこの島のポケモン保護区で管理されている。

 俺のフシギバナも皆との久しぶりの再会でかなり喜んでいた。

 

 そして、俺の秘書として任されたのは元々ロケット団の秘書をしていたマトリと、新たにカンナもやってみたいとの要望が有り、カンナが秘書の座に就いた。

 マトリをレジェンズ関係、カンナは色々やり過ぎて忘れる事も増えて来るだろうからその補助になってくれると良いな。

 カンナもカントー四天王をそろそろ引退しようかと思っていたらしいので、俺の秘書になりたいらしい。

 どちらもキリッとしたメガネ美女だ。

 

 食に関するもの作りに母さんやブルー、クリス、カラットの母親連合が主導する事になった。

 母さんは元々家庭菜園できのみを育てていたし、ブルーもちょくちょく手伝いに来ていた。

 クリス達も母さんと同じくきのみ栽培をしていたらしく、此方でも出来るだろうとの事だ。

 

 後はそれぞれに出来る事を各々に合ったカタチでやっていくとの事。

 そして、カントー、ジョウトのジムリーダー、四天王の女達はどうするのかを聞くと、もう既に役職を返上している者や、今から引退の手続きをする者と、これから先続けていく意思は無いらしい。

 俺が冒険している中、1人寂しく待っているというのはかなりキツかったらしく、本当はリーフ達のように一緒に旅をしたいが、ジムリーダー、四天王としてそれも出来ない。

 今回、こうしてサトシの土地、邸宅を構えた事で、誰に憚る事も無くノビノビと俺との関係を持てるので有れば、その程度の地位は要らないんだとか。

 まぁ幸い、ガラルのジムのようなメジャーとマイナーのように8個しかジムが無い訳でも無いしな。

 何でも風の噂によると、ガラルではそれぞれのタイプ、全18タイプのジムが有るんだとか。

 まぁそんな蛇足は置いておき、皆は本当にそれで良いのかを聞くと、ハナダはそもそもカスミが続けないのならサクラ達にジム運営を続ける気が無い、此処はアニポケでも同じだな。

 タマムシはジムリーダー、トレーナー共々此方に来たのでもぬけの殻。

 ヤマブキはナツメの弟子が後を継ぐから大丈夫との事。

 カントー四天王のカンナとキクコは引退する方向に進む。

 

 ジョウトではコガネシティのアカネはジムトレーナーの幼馴染の1人がアカネより少し弱い程度らしく、ジムリーダーを引き受けてくれたようだ。

 寧ろ行って幸せになって来いと送り出されていた。

 アサギシティのミカンは、この件を以前から全国の鋼愛好家が集う組織?に相談していたらしく、ダイゴさんの秘蔵っ子をミカンの後任とする事に否は無いらしい。

 この件はダイゴさんから連絡して来てくれたので、開拓途中から知っていた。

 フスベは大いに荒れた。

 竜の里の人間達が猛反対したからだ。

 カントー四天王のワタルがフスベを飛び出し、イブキまで居なくなると大変に困るんだとか。

 その旨をワタルさんに相談した所…

 

 「別に良いんじゃないか? 里の古いしきたりだとか何とかでイブキが縛られる謂れは無いだろう。 それにしてもあのイブキをサトシ君がねぇ…。 あ、後継者に関しては俺が預かるから安心して良いぞ。 貸し1だがな。」

 

 との事。

 ワタルさんに借りを作るのは些か怖いが、それでイブキを得れるのなら得でしか無いので快く応じた。

 カリンに関しては今丁度ヒビキが新しくチャンピオンになり、ゴールドさんが四天王になったので誰か1人は四天王の座を降りなければならないので構わないらしい。

 まぁ本来ならカントーと兼任しているシバ辺りが降りるべきだが、カリンが降りるという形になった。

 

 リーグ本部には頭を悩ませる結果となり申し訳無いが、頑張って貰おう。

 

 閑話休題

 

 

 

 全員が集まった所でキクコさんの件を話す。

 過去のシンオウ、ヒスイに俺が行った事や、そこでの出会い、キクコさんがオマツの転生者で、最近記憶が復活した事。

 キクコさん自身何十年もこの業界でやって来た事から、かなり混乱している状況でどうすべきかをキクコさんを交えて話し合う。

 カラットを筆頭に今すぐにでもキクコさんに俺の精液を与えて若返らせる方が良いと言う者。

 まずはキクコさんの意思を尊重すべきだと言う者。

 今までのように俺のやりたいようにすれば一番良い結果を生む筈だと言う者等に別れた。

 そこで、先ずはキクコさんの意思を確認してみる。

 

 「キクコさんはどうしたいとかは有りますか?」

 

 「…そうさねぇ…。 若かりし頃の姿に戻って、サトシにまた愛されたいと思う自分も居るが…それは前世の記憶が戻って来たからじゃないかと思う自分も居る。 あたしは今世でもこれまでかなりの年月を生きて来た。 ユキナリへの想いも少なからずまだ持っているんだ… 結局あのジジイとも戦闘者と研究者として別れてから疎遠になっちまったがね…。 そして、戦いの場で何十年も己を磨き、気付けばあたしゃババアさね…。 …はぁ… 此処でアンタ達の活き活きとした目を見て、精力的に働く姿に憧れる自分も居るし、こんな惨めなババアになっちまった己を恥じる自分も居る。 このまま老いさらばえてくたばるのも吝かじゃないが、そうしちまうと、いざ体が動かなくなった時に後悔してしまうんじゃないかとも思う自分も居る。 前世じゃあんなに愛したサトシが今目の前に居ると云うのに、今世の長い記憶も有るもんだから、どうすべきか悩む…。」

 

 キクコさんは考えが纏まらないようだ。

 前世でオマツとして年老いて死に、今世でも年老いた姿になるまで生き続けた100年をゆうに超える年月を生きた人間の思いは重すぎる。

 俺やヒカリ達を持ってしても届かない年月を生き続けた人間だ。

 俺達が何を発するべきか悩んでいる所に、唯一この中でキクコさんをも凌駕する年月を生きた人間…コギトが口を開く。

 

 「オマツ…否、キクコよ。 妾の事は憶えておるかえ?」

 

 「コギトさん…憶えていますよ… 今も尚あの時から変わらぬ御姿…」

 

 「ふむ… 今まで黙っておったのじゃが、お主の事はよう見とった。 して、キクコよ。 お主のサトシへの想いは今世で数十年生きた程度で迷いが生じる程度のものじゃったか? オマツの頃はあんなにサトシの事を深く愛しておったじゃろう。 今一度、サトシに己が全てを捧げる覚悟も無いのかえ? 事と次第によってはこの島から追放する。 サトシに身も心も授けられぬ者にこの島の地を踏む資格無しじゃ。 何処へなりとも行き、その果てで寂しく朽ち果てるが良いわ!」

 

 コギトの一喝にキクコさんは目を見開き、リーフ達はビクッと肩を震わせた。

 コギトも俺がヒスイから離れ、俺の分体がヒスイの地で死に絶えてからも永い間ずっと俺を想ってくれていた事を、俺は深く心に刻まれた。

 それに対し、キクコさんも感銘を受けたのか、涙を一筋垂らし、コギトと俺に跪いた。

 

 「サトシ…ごめんね… あたしは決めたよ。 こんな皺くちゃな老婆になったあたしでも、サトシの事をあの時のように愛しても良いのか? 愛しても良いのなら、今じゃ無くても良い。 サトシの精液を身に宿して若返ってからでも良いからあたしの体を貴方に抱いて欲しい。 頼めるかい…?」

 

 そうキクコさんの言葉を聞き、俺は決意を込めた。

 

 「良いぜ! それじゃあ先ずはキクコさんの体を若返らせる事にするか!」

 

 そうと決まれば話は早い。

 俺は集めた分身体を率いてリーフ達の前に立つ。

 

 「さぁ、今から大乱交しようか!」

 

 

 

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