※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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第32話

 

 

 

 俺はシゲルとの戦いに勝利した。

 

 シゲルはまだまだだが、もっと強くなるだろう。

 

 そして、此処には錚々たる面子が揃ってる。

 

 四天王、前チャンピオンのグリーンさん、現チャンピオンで世界最強のトレーナーの父さん。

 

 言いたい事を言う為、俺は口を開く。

 

 

 

 「俺はいずれ、貴方達を倒します。 貴方達が強いのはわかってます。 ですが、必ず貴方達を倒す。 カンナさんの氷も溶かします。 シバさんの格闘もぶっ倒します。 キクコさんの幽霊も消し去ります。 ワタルさんのドラゴンも地に沈めます。 グリーンさんのジム戦用じゃない、最強の手持ちも叩き潰します、そして…世界最強の父さんを超える! だから…」

 

 そこで言葉を区切り、獰猛な笑みを浮かべ、言う。

 

 

 

 

 

 

 

 「首洗って待ってろ」

 

 

 

 

 

 

 瞬間、6人から溢れる闘気や殺気。

 

 

 

 「あらあら、生意気言うじゃない? 氷漬けにしてあげる。」

 

 絶対零度の笑みのカンナさん

 

 「来い 受けて立つ」

 

 迸る闘気を放つシバさん

 

 「言ったねこの餓鬼ッ!! あたしが叩き潰してやるよ!!!」

 

 凄まじい殺気を放つキクコさん

 

 「ほう この俺を超えると?」

 

 轟々と迸る覇気を出すワタルさん

 

 「ハッ! この俺を叩き潰すだぁ~? やれるもんなら、やってみろよ!」

 

 漲る自信で持って返すグリーンさん

 

 「………。 頂点で待つ…。」

 

 帽子を目深に被り、静かに言う父さん

 

 

 

 

 

 

 「ちょ! サトシ何考えてるんだ!? 今、喧嘩売る所じゃないだろ!?」

 

 シゲルが珍しく取り乱す。

 

 「あん? 今しかねぇだろ? この面子の前で臆して言えないようじゃ話にならねぇだろ。 俺はポケモンマスターになる男だぞ?」

 

 そう返すと、先程までの張り積めた空気が弛緩する。

 

 「ポケモンマスター? 大きく出たわね。」

 

 「ふむ、未来の好敵手よ。 そうでは無くては。」

 

 「フェッフェッフェッ! オーキドの悲願でも成就させようってかい?」

 

 「そうなると、彼の軌跡が楽しみだな。」

 

 「レッド! てめぇの息子大丈夫か?」

 

 「………。 僕にはわからない…。 だけど…サトシなら…成すんじゃないかな…?」

 

 

 

 

 

 「あ~吃驚した! サトシ! やりすぎ!」

 

 リーフが胸をギュッと掴み、注意してくる。

 

 その後も皆、口々に褒めてくれたり、感心したり、心配したり、称賛したり、欲情したりと騒がしかった。

 

 

 

 

 

 

 「お~そうじゃそうじゃ! ポケモン図鑑を与えるのを忘れとった! 取りに戻る! 待ってなさい!」

 

 そう言って駆け出すオーキド博士に後ろからキクコさんが「耄碌してんじゃないよ、ジジイ!」とヤジを飛ばす。

 

 

 

 

 

 「ふう… オホン! では、このポケモン図鑑を君達に託す。 色んなポケモンを見つけ、捕まえて、この図鑑に記録して欲しい! では、頼んだぞ!」

 

 これが本物のポケモン図鑑か〜

 

 何だか本当にポケモントレーナーになったんだなって思う。

 

 やっぱポケモン図鑑を持つってのがポケモントレーナー!って思う。

 

 「サトシ、僕は先に行く。 君には絶対負けない。 君じゃないけど、僕が先にお父さん達を倒すからね? 君は僕のライバルなんだから、君より先を行く。 何歩も何歩も先に。」

 

 「それでこそシゲルだ! そうこなくっちゃ! …負けんなよ?」

 

 「誰に言ってるんだい? サートシ君? 僕は君を超えるトレーナーだよ?」

 

 シゲルのクセに挑発してくる。 腹立たしい。

 

 「っだ〜!! ついさっき俺に負けたクセに偉そうに!」

 

 そう憤慨すると、周りがドッと湧く。

 

 皆、愉しげに笑い合う。

 

 そんな空気に釈然としないまま時間は過ぎてく。

 

 

 

 

 

 

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