「俺はマサラタウンのサトシ! 次は俺がやる! タケシさんの最強の1体を出してくれ!」
俺がそう言うと、タケシさんは怪訝な表情になる。
「サトシと言ったか。 1対1だとチャレンジャー側の利点が無くなるが、良いのか?」
確かにそうだ。
基本的にジム戦はジムリーダー側は交代出来ないが、チャレンジャー側は交代出来る関係上、チャレンジャー側の有利がある。
だが、1対1の場合はそうじゃないから純粋な力勝負になる。
「構いませんよ。 俺はピカチュウでやります。」
「またピカチュウか… じゃあ、俺もイワークで行く!」
「ピカチュウ対イワーク! バトルスタート!」
その審判の声に俺達は動き出す。
「でんこうせっかからのアイアンテール 2」
「またそれか! いわなだれ!」
引っかかったな?
「何!? なみのりか!?」
ピカチュウが接近すると同時に、大波がイワークに迫る。
大質量の大波に呑まれるイワーク。
一撃では落とせなかったが、大ダメージは確実だな。
「イワーク! すてみタックル! ん!? イワーク?」
イワークは麻痺して動けない。
「なみのりじゃないからな。 ピカチュウ!トドメのアイアンテール!」
その一撃で、イワークは戦闘不能になる。
「イワーク戦闘不能! よって、勝者! マサラタウンのサトシ!」
「負けたか。 此処まで何も出来ないとは…」
完全に初見殺しだもんな〜
勝てて当然だ。
カケルさん直伝のざぶざぶサーフは強いし。
「君達3人には勝った証に、このグレーバッジを与える。」
グレーバッジゲット。
「あれじゃ、お姉ちゃん達じゃ勝てないわね。 私がやらなきゃ…!」
観客席でカスミが密かに決意を固める。
タケシと別れ、次はオツキミ山を通って、ハナダシティを目指す。
道中、プリン、マンキー、アーボ、サンドを捕まえた。
オツキミ山の前のポケモンセンターで、少し休憩を取る。
「今からオツキミ山に入るけど、皆は準備は良いか?」
そう聞くが、皆大丈夫なようで、そのまま出発する事にした。
オツキミ山を見上げると、ニャースが居たので、ひとっ飛びしてニャースの首根っこを掴み、聞く。
「お前、ロケット団のニャースだろ?」
「ニャ! ニャンの事か、わからないニャー ニャーはただのニャースだニャー」
思いっきり喋っといて、どの口が言ってるんだ。
「嘘を吐くな。 また悪さか?」
「ま、まだ何もしてないニャー! 離してくれニャー!」
「まぁ、良い。 少し聞くけど、お前等は解散した筈だが、何故まだ居る?」
気になってた事を聞く。 だが…
「それは絶対喋れないニャ! 殺されてしまうニャ!」
大量の汗をかきながら、ニャースが喋る。
何かもう興味が失せたので、解放する事にした。
「じゃあもう行って来い! 悪さすんなよ!」
「わ、わかったニャー!!」
ニャースは脱兎の如く逃げて行った。
逃げ足が速いな。
あの焦り様、何があるんだ?
「ごめん、待たせた。」
「急に居なくなるから吃驚したよ!」
「悪い。 じゃあ入るか!」
オツキミ山でズバット、イシツブテ、パラス、ピッピを捕まえた。
俺が捕まえたピッピを見て、リーフも欲しくなったのか、捕まえたいらしい。
何となくリーフの後ろを覗くと、ピッピが隠れながらリーフを見ているのに気付く。
「どうやら、すぐにでも捕まえられそうだぞ。 後ろ見てみな?」
「え? 本当だ! ねぇピッピ。 私と一緒に旅しない?」
そう言うとリーフはしゃがみ込み、両手を前に広げてピッピを迎えようとする。
ピッピは暫く迷う素振りをしていたが、ちょこちょこ歩き出してリーフに近付く。
だが、ピッピに魔の手が忍び寄る
「ハーッハッハーッ! ピッピ、私がゲットよ!」
ロケット団のムサシが強引に奪い取って来た。
周りを見渡すもコジローの姿が無い。
「ちょっと! そのピッピは私と旅に出たいの! 盗らないで!」
「カスミ! コジローの姿が見えない。 どうせまた悪さしてるに決まってる! セレナと探して貰えないか?」
「うん。 わかったわ! こっちはよろしくね!」
そう言って2人は駆けて行く。
「よし、じゃあムサシの横暴を止めるか、聞きたい事も有るし。」
「えぇ! 行って!フシギソウ!」
「リザード!君に決めた!」
「ふっ アーボック!ベロリンガ!ゴルバット!行くのよ!」
ゴルバット!?
持ってたか!?
ベロリンガは記憶に引っかかるがゴルバットとはな。
「リザード! りゅうのいぶき!」
「フシギソウ! はっぱカッター!」
お互いの攻撃が放たれあうが、記憶より強化されてるのか、押し負けている。
「くっ まずはベロリンガにけたぐりしに行くか。」
そう言って俺はベロリンガに吶喊する。
ベロリンガが驚くも、俺のけたぐりによって転倒した。
「ちょっ! 卑怯よ!」
ムサシが怒っているが、2対3だから良いだろう。
2対2に持ち込めば、勝てる。
そのまま押し切って、ムサシのポケモンを倒した。
俺はムサシに近付き、手元に手刀を打ってピッピを解放させる。
ピッピは泣きながらリーフの元に行き、無事にゲットされた。
「じゃあムサシ、色々聞かせて貰おうか。 キリキリ喋るんだぞ?」
次回、少し陵辱的な描写が入ります。
苦手な方は、スキップして頂いても大丈夫です。