こちら処女作になります。
拙い文章になると思いますが、頑張ります。
第0話
「…此処は…?」
俺は気付けば真っ白な空間に居た。
少し前の記憶を辿ってみるが、昨晩にポケモンのレジェンズアルセウスをプレイし、アルセウスをゲットした後、晩酌して寝た記憶しか無い。
「何だ、夢か。」
そう一言呟いた瞬間、背後からとてつもない威圧感と共に何者かの気配がした為、驚いて振り向いた。
「ア…アルセウス…!?」
振り向くとそこには寝る前にプレイして捕まえたポケモン、アルセウスが居た。
アルセウスは俺に向かって歩き、目の前で立ち止まり言う。
「人間が私の空間に居るとは珍しい」
アルセウスはそう言うと更に言う。
「人間よ、何故此処に居る?」
アルセウスからそう聞かれ事情を話した。
「えっと…昨晩ゲームして、ポケットモンスターっていうんですけど、そのゲームの中でアルセウスっていう貴方に似たようなポケモンを捕まえた後に寝て…そうしたら何故か此処に…?」
「ふむ…? ゲームとやらは分からぬが、この私を捕らえたと?」
マズい、アルセウスを怒らせたら俺なんか一瞬で殺されてしまうと考えていると
「面白い! 人間よ、少し記憶を覗かせて貰うぞ」
そう言ってアルセウスは目を瞑り黙り込んだ。
暫くの間、俺はアルセウスを待っていると漸くアルセウスの目が開いた。
「この世界のあらゆる可能性か。面白い。」
あらゆる可能性?
「人間よ、貴様はポケモンが好きか?」
そうアルセウスに訊ねられた。
ポケモンはゲームでもアニメでも好きだから勿論肯定する。
「好きです!」
「そうか、ではこちらの世界に来てみる気は無いか?」
ポケモンの世界に行けるのか、行ってみたい。
色々なポケモンを捕まえて、育てて、戦ってみたい。
全国のジムや、リーグでトレーナーと手に汗握る戦いをしてみたい。
そして、ポケモンの世界に居る可愛い子とイチャつきたい!
「ふふっ、欲望が顔に出てるぞ。」
マ、マズい、どうやら顔に出ていたようだ。
恥ずかしい。
「すみません、ですがポケモンの世界には行ってみたいです。子供の時から今に至るまでポケモン好きですから。」
「そうか、では私の世界に転生させるが良いか?」
転生か〜
ポケモンの世界に生まれたかったと何度も思っていたけど、現実になるとは。
楽しみだ。
「はい、お願いします!」
俺は元気よく返事をするとアルセウスは言う。
「お主のしたいようにすれば良い、世界を旅するも良し、色んなポケモンを捕まえるも良し、先程のような欲望に従うも良しだ。」
どうやらゲームのアルセウスのように全てのポケモンを捕まえろとは言わないようだ。
自由にして良いのは気が楽で良いな。
「よし、ではこれより貴様を転生させるが良いか?」
アルセウスが言う。
これから転生か、ワクワクするな!
「はい、お願いします!」
「良い返事だ、よし、ささやかながら貴様に加護をやろう。人間の歳で、そうさな、10の歳になれば発現するようになる。楽しみにしていなさい。」
加護か〜何だろう?
転生して10年したら発現するようなもの…わからないが、楽しみだ!
「ありがとうございます!」
「よし、ではこれより転生を行う、さらばだ。」
そうして世界が真っ暗になった。