第1話
此処はカントー地方、マサラタウン。
この世界にサトシとして転生して早8年。
8年間生きて来て色々わかった事がある。
まずこの俺サトシの母親はハナコ、これはわかるだろう。
だが、父親が皆も知ってるあの人。
レッド。
まさかのあのレッドである。
それだけじゃない、レッドが居るということは勿論グリーンも居る。
それがサトシのライバルであるシゲルの父親らしい。
どんな世界線ですか、アルセウスさん。
それだけではなかった。
じゃあリーフかブルーとかも居るのかと思えば、居た。
グリーンの結婚相手がブルーで、そのブルーとの間に出来た子が、シゲルとリーフの双子らしい。
だからどんな世界線なんですか。
俺の父親であるレッドは、このカントー地方のリーグチャンピオン。
世界一のポケモントレーナーといわれてるらしい。
レッドのライバルのグリーンはトキワシティのジムリーダーだ。
全地方のジムリーダーの中で最強の名を欲しいがままにしてるくらい強いとか。
あ〜あのゲームで操作してた主人公、レッドやそのライバルが父親達って……
何だか変な感じだな〜
一種の憧れが身近も身近に居る感覚、何かこう、フワフワしてる?感覚。
まぁよくわからない世界線だけど、それはそれ。
折角この憧れに憧れた世界に来たんだから色んな野望を達成する事に邁進しよう。
午前はオーキド研究所で座学、昼ご飯を家で食べて、午後は自主トレーニングとして、このマサラタウンを5周程走り込んだ後、筋トレを行う。
偉大な父親達の子として生半可なものでは到底追い付けない。
レッドの息子だから凄いとか思われるのも癪だしな。
俺は俺の力で成り上がる。
そして、前世からの野望を成し遂げてみせる…!
「サトシー またトレーニングしてるの?」
感慨に耽って居るとリーフが来たようだ。
「あぁ リーフか。 そうだよ。」
「全く! たまには私と遊んでよ!」
どうやらリーフは俺と遊びたいようだ。
「わかったわかった! 明日遊ぼうな!」
グイグイ来るのが分かる為、明日遊ぶ約束を取り付ける。
「約束だからね!」
そう言って駆けてくリーフ。
ゲームと同じく可愛いな〜と思いながら、その背中を目で追う。
何をしようか?
考えておかなきゃな。
夕方になった為、そろそろ家に帰ろう。
「ただいま〜」
家に着き帰宅を知らせると。
「おかえりなさい、サトシ。 今日もトレーニングして来たの? 汗沢山かいてるわよ。 お風呂沸いてるから入っちゃいなさい。」
お風呂はもう沸いてるらしい。
本当にありがたい。
前世で一人暮らしの時は料理に洗濯、風呂も全部一人でしてたからか、今でも親のありがたみが身にしみる。
「ありがとう! じゃあ母さんも一緒に入らない?」
たまには母さんと入りたい為、訊ねてみる事にした。
「あら、甘えたいの? ふふっ じゃあ久しぶりにサトシと入ろうかしら。」
よし、母さんと入る事に成功した!
久しぶりに母さんの体を見れるぞ!