グレンジムに戻り、受付に確認すると2人共勝ったみたいだった。
良かった良かった。
「2人が勝ったんだ。 お前だけオメオメと負けて帰んなよ?」
「勿論ですよ。 此処のジムリーダー、カツラさんの本気のポケモン達と戦って勝ちますよ。」
そう自信満々に答えると
「はっ! それくらい出来ねぇと俺には勝てねぇよ!」
グリーンさんもそう返す。
するとリーフ達が俺達の元へと来た。
「あ! お父さんだ! 此処に来てたのね!」
「グリーンさん、お久しぶりです。」
「グリーンさん、御無沙汰してます!」
「うおおーす! グリーンじゃないか! 元気してたかね?」
「よっ! リーフ! 2人も元気そうで何よりだ。 カツラさんも相変わらずですね。」
「リーフ達も勝ったみたいだな。 良かった良かった。」
「うんっ! カツラさんも強かったけど、無事に2人とも勝てたよ! サトシも勝ってよ?」
「当たり前だ。 ヅラさn「カツラだ!」カツラさん、明日はジム戦用じゃない本気のポケモン6匹で戦って下さい。」
「全く、初対面の爺にそんな口を聞きおってからに…本気のポケモン達で良いんだな?」
カツラさんから威圧感が滲み出てくる。
「はい、それで良いです。 本気のカツラさんを叩き潰してからクリムゾンバッジを貰いますね。」
「ふんっ! 良いだろう。 明日を楽しみにしておく。」
そう言って、カツラさんは迸る熱気を纏いながらジム内に消えて行った。
「お前も本当減らず口を叩きやがる。 俺は忙しいから試合は見れねぇが、勝つ事を信じてるぜ! さっさと俺の所へ来やがれ!」
そう言ってグリーンさんもこの場を後にする。
「あんな事言ったんだから絶対勝たなきゃダメよ?」
「も〜吃驚したわ! 急にあんな事言わないでよ!」
「本気のカツラさんを倒せるならハイパーボールクラスでも十分戦えるわ! 絶対勝ってよね!」
「悪い悪い。 本気のカツラさんを倒せないようじゃ四天王にもグリーンさんにも父さんにも遠く及ばないからな。 それくらい今からは本気にならないと追い付けないし、追い越せない。」
本気のジムリーダーを軽く捻る程度は最低でも必要だろう。
それくらいハイパーボールクラスとマスターボールクラスには差が有るって思わなきゃな。
「じゃあカツラさんを倒して、グリーンさんのジム戦用のポケモンも倒したらハイパーボールクラスの大会に出なさいよ? 私の本気、見せてあげるわ。」
カスミの目が
ありゃ、俺を本気で打ち負かすって気概だな。
「あぁ、シゲルもリーフ達もその大会に出るだろう。 当たったら俺も全力でヤッてやるよ!」
そう俺もカスミに返し、今日はお開きにした。
カスミの本気、楽しみだなぁ〜。
そして翌日
俺の目の前に禿頭でサングラスに白衣姿のカツラさんの前に居る。
「うおおーす! ちゃんと来たようだな! 見事、ワシに勝てればジムバッジだってくれてやろう! さぁ、行くぞ! うおおーす!」
「それでは只今より、ジムリーダーカツラ対マサラタウンのサトシの試合を始めます! 両者構えて、バトルスタート!」
「ゆけ!ギャロップ!」
「行け、プテラ!」
カツラの自慢のポケモン達、どのくらい強いか見定める!
「プテラ、ステルスロック!」
「ギャロップ、にほんばれ!」
カツラはにほんばれを指示し、天候を晴れにする。
俺は後続のポケモンに圧をかける為、ステルスロックで起点作りだ。
「じしん!」
「フレアドライブ!」
ギャロップにじしんが襲うも、フレアドライブでプテラにもダメージが入る。
他のポケモンに比べまだレベルがあまり高くないからか、いまひとつとはいえ、そこそこダメージが入る。
「じしん!」
「フレアドライブ!」
ギャロップを捨てる気か?
フレアドライブの反動でギャロップが戦闘不能になる。
「ギャロップ、戦闘不能! プテラの勝ち!」
「ふんっ! ゆけ!バクーダ!」
ステルスロックにより、ダメージを受けながらバクーダが出て来た。
何をする気だ?
「ソーラービーム!」
「じしん!」
あ、そうだった。
バクーダはソーラービームを覚えるんだったか。
完全に失念してた。
プテラがじしんでダメージを与えるも、返しのソーラービームで戦闘不能になる。
「プテラ、戦闘不能! バクーダの勝ち!」
「戻れ、プテラ。 行け、カメックス!」
「あまごい!」
「じしん!」
大して速くないカメックスでもバクーダよりは速い。
先にあまごいが決まるも、じしんでダメージを喰らう。
「ハイドロポンプ!」
「じしん!」
流石に2度も喰らわない。
ハイドロポンプがじしんを放とうと足を振りかぶるバクーダに当たり、戦闘不能になった。
「バクーダ、戦闘不能! カメックスの勝ち!」
「ほう、ならば! ゆけ!キュウコン!」
キュウコンが出て来たと同時に天候が雨から晴れになった。
特性ひでり持ちか!
厄介だな。
「ハイドロポンプ!」
「わるだくみ!」
ハイドロポンプがキュウコンに当たるも、威力減衰が有る為、戦闘不能には出来ない。
その上、わるだくみでとくこうが上がったキュウコンを早く倒さないとマズい。
「ハイドロポンプ!」
「ソーラービーム!」
ハイドロポンプとソーラービームがぶつかるも、ハイドロポンプが押し負け、カメックスが戦闘不能になった。
「カメックス、戦闘不能! キュウコンの勝ち!」
「カメックス、ごめんな。 行け、カビゴン!」
「じしん!」
「かえんほうしゃ!」
カビゴンのとくぼうなら耐えれる筈と思いじしんを放つ。
流石カビゴンと言った所で、とくこう上昇+天候晴れのかえんほうしゃを耐え切った。
ステルスロック&ハイドロポンプ(弱)&じしんでキュウコンが戦闘不能になった。
「キュウコン、戦闘不能! カビゴンの勝ち!」
「これは中々。 ゆけ!ブーバーン!」
次はブーバーンか。
でももう後少ししたら晴れも弱まる筈だ。
それまで少しでも耐えるぞ。
「けたぐり!」
「!!」
マジか
「カビゴン、戦闘不能! ブーバーンの勝ち!」
これで勝負はイーブン。
しかも未だ天候は晴れ。
立場が逆転されているな。
起死回生の一発を決めるか。
「行け、リザードン! 進化を超えろ! メガシンカ!」
俺のリザードンに黒炎が纏わりついて、弾け飛んだ後に出たのはリザードンX
「ほう、メガシンカを使えたのか。 これは楽しみだな!」
カツラさんが驚き、そして楽しそうな笑みを浮かべる。
観客席でもリーフ達がバカ騒ぎしているのが聞こえる。
「一気に決めます。 じしん!」
「ねっさのだいち!」
じしんとねっさのだいちの衝撃波が、こちらまで伝わって来る。
だが地に沈む者が居た。
「ブーバーン、戦闘不能! リザードンの勝ち!」
「なっ! ステルスロックのダメージが有るとはいえ、一撃とは! 強いな…! ならばこちらも答えよう! リザードン! 私達も進化を超えるぞ! メガシンカ!!」
カツラさんもメガシンカ出来たのか!?
どっちだ?
炎の繭から出てくるは炎の竜
メガリザードンYか!
黒竜と炎竜が激突する。
「げきりん!」
「だいもんじ!」
メガリザードンXが怒りの表情でメガリザードンYが放つだいもんじに突っ込み、ダメージを気にせずげきりんをブチ込む。
「離れてだいもんじ!」
「そのままぶっ潰せ!」
晴れ下のだいもんじが再度暴れているリザードンXを襲う。
そういえばこの晴れ、長くねぇか?
………!
「あのキュウコン、あついいわを持ってたのか!」
「何だ今更気付いたのか! メガリザードンYまで保てば良いからな! そのままそちらのメガリザードンXを倒せれば良いが…」
晴れ下で威力が上がってるとはいえ、ほのお・ドラゴンのメガリザードンXだ。
負けはしない。
そう思っていると、メガリザードン達の戦いも終止符が打たれる。
墜落してくるメガリザードンYにメガリザードンXの足が突き刺さる。
メガリザードンYの姿が解け、通常のリザードンへと変化した。
「え〜、ジムリーダー、カツラのリザードン、戦闘不能! サトシのリザードンの勝ち!」
よし、勝ったぞ!
だが、メガリザードンXももうそろそろ限界か?
「流石に強いな。 では最後のポケモンにしてワシの相棒を出す。 ゆけ!ウィンディ!」
現れるはでんせつポケモンのウィンディ。
カツラさんはウィンディを出すと、即座に指示をする。
「しんそく!」
やっぱり覚えてるか。
ウィンディのしんそくでメガリザードンXの姿も解け、戦闘不能になった。
「リザードン、戦闘不能! ウィンディの勝ち!」
これで残るは俺が2匹、カツラさんはウィンディのみか。
相棒を出すなら俺も相棒を出すか。
「リザードン、ありがとう。 行け、ピカチュウ!」
「ほう、ピカチュウか。 レッド君を思い出すな!」
カツラさんはそう言って、呵々と笑う。
晴れも弱まって来たので、これからは戦いやすくなるだろう。
「2!」
「フレアドライブ!」
炎を纏って突っ込んで来るウィンディにざぶざぶサーフをお見舞いする。
突然の大波にウィンディもカツラさんも吃驚している。
その上、当たったウィンディがマヒした。
「なっ!? その技はカケル君の!?」
「もうお終いです。 4!」
ピカチュウのピカピカサンダーでウィンディは黒焦げになり、地に伏した。
「ウ、ウィンディ、戦闘不能! ピカチュウの勝ち!
よって勝者、マサラタウンのサトシ!」
よし、勝ったな。
リーフ達も大興奮だ。
「見事! ワシは燃え尽きた。 クリムゾンバッジを受け取れ。」
クリムゾンバッジゲット!
「今回はワシの負けだが、次こそは必ず勝つ! いつかまた戦おう!」