飛行艇内部
ドガーンッッ!!
断続的な破壊音が飛行艇を揺らす
「敵襲!! 各ジムリーダー! 四天王! チャンピオンの襲撃です!」
慌ただしく動き回るロケット団員達
「クククッ やっとお出ましのようだな。 待ちくたびれたぞ、レッド!!」
亡き母の野望を阻んだ怨敵レッドの姿を、画面越しに見てサカキは歓喜の声を上げる。
「頂点に立つのは貴様か、我等か! 雌雄を決するぞ!」
幹部達を呼べ!とサカキがロケット団員に招集をかける。
「皆の者、良く集まってくれた。 皆も知っているように、マサラの住人を救う為、この飛行艇に襲撃している連中が居る。 前ロケット団を壊滅させたレッド達だ! 我等の野望を成さんが為、奴等を潰し、世界を統べるぞ!」
ロケット団幹部達の大音声が部屋に響き渡る。
「ビシャス、バショウ、ブソンはグリーン達を相手にしろ! タツミ、バイパー、ドミノは四天王の大将、ワタル達の相手だ! ラムダ、アポロ、ジンジーはキクコ達を相手にしろ! ランス、マトリ、ゴズはシバ達を相手してやれ! アテナ、ジラルダンは団員を纏め上げ、カンナ達を潰せ! 各自全力で事に当たれ! 失敗は許さん!」
はっ! と幹部達は持ち場へと急行する。
ポケモンリーグトレーナー達の攻撃により、突破口を開かれた飛行艇へと飛翔し、攻め入る。
「皆入ったな。 じゃあ手筈通りに動いてくれよ! 1人も死なずにな!!」
グリーンさんは、そう言って飛行艇内へと足を進める。
「我等も行こう。 マサラの民を助ける為に。」
ワタルさんも、マントを翻し歩いて行く。
「フェッフェッフェッ さぁマサラの住人の場所を洗うよ。」
杖を突きながらキクコさんも先を行く。
「タケシ君、共に暴れようか!」
闘気を纏いながらシバさんも行く。
「うふふ さぁ、ロケット団を氷漬けにするわよ?」
冷笑を浮かべ、カンナさんも歩きだす。
「…サトシ。 奴等を潰すぞ。」
「あぁ父さん、奴等の首魁を必ず潰そう!」
俺達も歩を進めて行く。
飛行艇内
色んな場所で戦闘音が鳴り響く
カンナ達は、大勢のロケット団員を相手に奮闘していた。
「へっへっへっ! まさか俺達の相手がこんな美人達とはツイてるぜ! お前等もマサラの住人のように犯して輪姦してやるからさっさと倒れろ!」
そのロケット団員の言葉に、セレナは体を震わせる。
カスミはセレナの肩を叩き、激励する。
「大丈夫よ、セレナ。 コイツ等相手でもカンナさんが居れば全員倒せるわ! 私の憧れた人なんだから!」
その言葉にセレナはカンナの方を見ると、多数のロケット団員相手に無双していた。
「す、凄い…!」
「ふふっ でしょ? さぁ、私達もアイツ等を片っ端から倒すわよ!」
そう言ってカスミはロケット団員を蹴散らしに向かう。
その背中を追って、遅れながらセレナもロケット団に立ち向かう。
ロケット団員の氷の氷像を残して。
一方その頃シバとタケシは…
ドガーンッッ ガシャーンッッ
派手に音を立てながら破壊の限りを尽くしていた。
「ウー! ハー! どうしたロケット団! 俺達のスーパーパワーに恐れをなしたのかー!!」
「シバさん! 民間人に被害を出さないで下さいよ!」
「フハハハ! 案ずるなタケシ君! 民間人の気配は無い! さぁ、軟弱なロケット団共ー!! 俺達のスーパーパワーを受けて見るが良い!!」
コンッ カツンッ
キクコが杖を床に突くと、アンズがシュッと背後に現れる。
「キクコさん、マサラの人達の場所、確認しました。」
「そうかい。 それは重畳。 ナツメの方は?」
キクコは宙に浮かび、目を閉じたナツメへと目をやる。
「敵の首魁はサカキという男。 部下のビシャス、バショウ、ブソンという男達にグリーンさん達の相手を。 タツミ、バイパー、ドミノという部下にワタルさんの相手を。 ラムダ、アポロ、ゴズという部下が私達の相手を。 ランス、マトリ、ジンジーという部下がシバさん達の相手を。 アテナ、ジラルダン、その他大勢がカンナさん達の相手をするそうよ。」
「ほう、そうかい。 流石エスパー使いだねぇ。 全部お見通しという訳かい。 ラムダ、アポロ、ゴズねぇ〜。 知らない名だな。 少しはアタシの相手になれるのかねぇ?」
キクコは不敵に、されど明確な殺意を漲らせてそうボヤく。
「カイリュー、はかいこうせん!」
ギャーッッ!!
破壊の奔流がロケット団員を消し飛ばす。
ある者は飛行艇から吹き飛ばされ、ある者は四肢の欠損を、ある者はそのまま命をも散らされた。
憤怒の形相でワタルは無慈悲にロケット団員を蹴散らす。
その光景に、リーフとエリカは顔面を蒼白にさせながらも己の目の前の敵を倒していく。
「すまない。 少し昂り過ぎた。 惨い光景を見せてしまったな。」
ワタルはリーフ達に謝罪するが…
「少し昔を思い出してな。 君達は知らないような事だが、ロケット団は存在悪だ。 この世から駆逐せねばならない。」
バサッとマントを翻し、ワタルは飛行艇内をぐんぐん進んで行った。
グリーン達はマサラの拉致被害者を救うべく、飛行艇内を走っていた。
ロケット団員が現れれば即座に鎮圧し、直ぐ様走り出す。
マチスは流石元軍人というべきか、先行して制圧までの手際が良い。
「HaHaHaー!! ロケット団も弱いねー! こんなんじゃ、戦場では生き残れないよー!」
部屋に手榴弾を投げながら、そう口にするマチス。
「戦場ってのは、こうなのか? 父さん。」
「俺にはわからねぇよ。 さぁ行くぞ!シゲル!」
グリーン達もロケット団を蹴散らしつつ、先を急ぐ。
「ここらのロケット団員は粗方潰したぞ、父さん。」
「あぁ、サトシも結構強くなったな。」
「私の最強の手持ちも打ち倒したからな! 強いぞ、サトシ君は。 昔のレッド君を思い出すな。」
俺はゴキブリのように湧いて出て来るロケット団員を潰し終わり、父さんに報告する。
カツラさんも今の俺の強さを褒めてくれる。
「だが、油断は禁物だ。 昔戦ったロケット団は残酷な奴等だった。 サトシのような子供も平気で殺すような、そんな存在だ。 常に周囲を警戒しろ。 少しの油断が命取りになるからな。」
珍しく父さんが饒舌に語る。
それだけヤバい奴等なんだな。
ムコニャが例外なだけか。
「あぁ、わかってる。 いざとなったら父さんの事も守るよ。」
「バカを言え、子供に守られる父親が居るか。」
帽子を被り直し、父さんは歩き出す。
その後ろを俺とカツラさんは着いて行く。
見返したらゴズとジンジーの場所が違いました。
入れ替えてます。