※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

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第66話

 

 

 

 ワタル対タツミの勝負は素早く阿吽の呼吸で動き回るオニドリルに苦戦しつつも、ワタルのカイリューが2匹共倒した。

 

 「ふむ、そのオニドリルの連携。 中々手強かったぞ。」

 

 「く、くそっ! このオニドリル達なら、お前のカイリューにだって勝てると思ってたのに…!」

 

 「レベルの差だな。」

 

 ワタル対タツミ ワタルの勝利

 

 

 リーフとエリカはロケット団のバイパー、ドミノとダブルバトルを行っていた。

 勝負はリーフ、エリカペアの優勢。

 

 「カイリュー! げきりん!」

 

 「ラフレシア、はなびらのまい。」

 

 げきりんとはなびらのまいがロケット団のポケモンを吹き飛ばし、戦闘不能にさせた。

 

 「私ではもう現役では働けないな。」

 

 「私のチューリップ…枯れちゃった…」

 

 「やりましたね! エリカさん!」

 

 「ふふふっ リーフさんもお強かったですわ。」

 

 リーフとエリカが勝利し、お互いの健闘を称え合っていると

 

 「そちらも終わったか。 ロケット団を捕縛するぞ。」

 

 巨漢のタツミを縛り上げ、カイリューに引きづらせながらワタルがリーフ達に近付いて来た。

 

 その光景にリーフとエリカは顔を引き攣らせながらも、ロケット団の捕縛をしていると…

 

 バタンッ!

 

 「バイパー教官!?」

 

 扉の先から新手のロケット団が飛び出してきた。

 ワタルは直ぐ様カイリューに攻撃を指示しようとすると、先頭のロケット団の後ろから、女性のロケット団がぞろぞろと現れた。

 

 「ちょっと待って下さい! 私達はマサラタウンの住人です!」

 

 カイリューが攻撃する寸前で、マサラタウンの住人にそう言われた為、手を止める。

 

 「止めろ! カイリュー!」

 

 ロケット団の制服を着た女性達は安堵した。

 

 「お母さん!」

 

 リーフはブルーの姿を見るなり、ダッと走り出した。

 

 

 親子の再会に、血の気の多かったワタルもフッと微笑む。

 

 感動の再会に、エリカは薄く涙を浮かべる。

 

 一頻り再会を喜ぶも、ブルーは重々しく口を開く。

 

 「今、この飛行船の中を探し回ってるんだけどね。 マサラタウンの男性達とハナコちゃんだけ見つからないのよ。」

 

 その言葉にリーフはハッとし、マサラタウンの住人の顔を見るも、やはりハナコや男性達の姿が見当たらない。

 するとワタルが口を開く。

 

 「安心しろ。 オーキド博士達はレッド君達が保護した。 今はグレンジムリーダーのカツラさんが逃がしている所だ。 だが、こちらもそのハナコさんという人物を見つけられていない。 至急キクコさん達と合流すべきだと思う。 エリカ嬢とリーフ嬢にはロケット団員の連行、及びマサラタウンの住人を逃がして貰いたい。 頼めるか?」

 

 ワタルがそう口にする。

 だが、リーフも反対意見を出す。

 

 「私も行きます! ワタルさんは、サトシのお母さんの顔、知らないですよね? 私も行きます!」

 

 その言葉にブルー、アユミ、ナナミも同調する。

 

 「ワタルさん、私達も行かせて下さい。 手持ちのポケモンもまだ取り返せていません。 取り返せたら戦力にもなりますよ。」

 

 「そうですよ! 私のイーブイ、本当に強いからいかせて下さい!」

 

 「私もお願いします。 弟達が頑張ってる時に指を咥えて見てるだけなんて出来ません!」

 

 ワタルは少し思案し、返答する。

 

 「俺が付いてるとはいえ、油断はするなよ? いざとなったら助からない可能性も有る。 それでも良いのか?」

 

 ワタルの言葉にリーフ達は即座に返答する。

 

 「「「「はい!」」」」

 

 「わかった。 ならば共に行こう。 エリカ嬢、後は頼んだ。」

 

 「承知しましたわ。 リーフちゃん、後はよろしくね?」

 

 エリカはリーフに微笑み、一礼してマサラタウンの住人を引き連れ撤退して行った。

 

 

 そこへムサシ達も前に出た。

 

 「私達も行くわ! サカキ様がこんな乱暴、許す筈が無いもの! カタギに手を出すどころか強姦までさせる何て有り得ないわ! 私達もロケット団の端くれとして、こんな横暴見過ごせないわよ!」

 

 「そうだそうだ! こんなの間違ってる! いくら俺達ロケット団が悪の組織とはいえ、道理に反するような真似、絶対にサカキ様が命じる筈なんか無いんだ! 俺達は本当の悪を打ち倒したいんだ! 同行させてくれ!」

 

 「ニャー達も連れてってくれニャー! お願いニャー!」

 

 本物のロケット団の言葉にワタルは眉を顰める。

 

 「何だと? お前等ロケット団は昔から変わらないだろう。 違法賭博、クスリ、人身売買、ポケモン売買に改造実験、市井の民への借金漬けに殺害、そして今回は拉致監禁に強姦だろ? 何が違うと言うのだ?」

 

 ワタルは怒気を出しながらムサシ達に問う。

 

 「それはサカキ様の母上の時代でしょ!? サカキ様がボスになってからは、そんな事させてない筈だわ!」

 

 「サカキ様は野望こそあれど、義理人情に厚い人だ! 断じてそんな人じゃない!」

 

 「ニャーの好きなサカキ様を冒涜するニャー!」

 

 ロケット団の言葉にワタルも思案顔をする。

 

 「ふむ、まぁ今は問答をしている場合では無い。 この戦いが終わったら話しを聞かせて貰うぞ。」

 

 「わかったわよ!」

 

 「わかったぜ!」

 

 「了解ニャー!」

 

 少々奇抜なメンバーでキクコと合流しに向かうワタル達であった。

 

 

 

 第3班 任務完了 新たなる状況開始

 

 

 

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