※この作品はR-18です。

サトシの野望   作:イマクニ

96 / 264
サトシVSエリカ


第86話

 

 

 

 準備が終わり、ホテルを後にする。

 

 昨日以上の人混みを歩いてスタジアムへと向かう。

 

 今日も同じようにスタジアム前にマサラの住人が待っていた。

 恐らくは、俺達が来るのを待っているんだろう。

 その集団の中にリーフを見つけるが、話し終わるまで待っておく。

 雰囲気からして、2回戦のマチスさんにも勝ったんだろう事は見て取れるが、一応知らないフリをしておく。

 もしかしたら、今日俺があの集団に入って喋っていると、シゲル達からも見られるかもしれないな。

 

 待っていると、リーフが先に進んだので、俺も住人達の所へと向かう。

 

 「おはよう、母さんと皆! 今日は3回戦だぞ!」

 

 「サトシも来たのね! さっきリーフちゃんも来てたのよ。 皆でちゃんと勝ち上がってね!」

 

 マサラの皆からエールを貰ってから、スタジアムへと足を踏み入れる。

 

 そして、控室に居ると呼び出しがかかったので入場口へと向かう。

 恐らくエリカが勝ち上がっているだろう。

 

 そして、入場口を出てスタジアムへと入ると、眼前に居るのは、やはりエリカだ。

 

 大歓声の中、バトルコートへと歩を進める。

 

 てか、この歓声、エリカへの応援が滅茶苦茶多いな!

 完全にアウェーじゃねぇか!

 

 バトルコートへと入ると、エリカが話しかけて来る。

 

 「殿方が勝ち上がる事を信じておりましたわ。 私の旦那様、貴方と今日、熱い戦いをしたく存じます。 貴方と生涯忘れられぬ戦いをしましょう!」

 

 「よろしくな、エリカ。 エリカの全てを受け止める。 全力で戦おう!」

 

 「それでは本日の第1試合、エリカ対サトシの試合を始めます! 両者構えて、バトルスタート!」

 

 「お願いします。 モジャンボ!」

 

 「最初から全力だ! リザードン! メガシンカ!」

 

 俺は最初から全力で勝負に出る。

 出すのは当然、メガリザードンYだ。

 

 「だいもんじ!」

 

 「グラスフィールド!」

 

 メガリザードンYのだいもんじが、モジャンボを戦闘不能にさせるも、バトルコートにグラスフィールドが敷かれる。

 

 「モジャンボ、戦闘不能! リザードンの勝ち!」

 

 「モジャンボ、ありがとうございます。 お願いします、ユレイドル!」

 

 エリカは、いわ、くさタイプのユレイドルを繰り出した。

 いわタイプが有る為、ほのおタイプの技が等倍で受けられる上、回復までされるな。

 いわタイプで攻撃されるのもダメ、となると…

 

 「戻れ、リザードン。 行け、オコリザル!」

 

 「変えましたか。 なら、あやしいひかり!」

 

 オコリザルが出てきたと思えば、こんらんさせられて、自分を殴っていた。

 

 「いやなおと!」

 

 「やどりぎのタネ!」

 

 オコリザルがいやなおとを出して、ユレイドルのぼうぎょ値を下げる。

 だが、オコリザルの体にやどりぎのタネが付いた。

 

 「短期決戦だ! インファイト!」

 

 「ギガドレイン!」

 

 インファイトで大ダメージを与えたが、ギガドレイン+やどりぎのタネで回復され、グラスフィールドでお互いに回復した。

 次の攻撃で落とせなければオコリザルが負ける…!

 

 「インファイト!」

 

 「ギガドレイン!」

 

 だが、勝利の女神はエリカに微笑んだようだ。

 オコリザルが倒れ伏し、ユレイドルの勝利だ。

 

 「オコリザル、戦闘不能! ユレイドルの勝ち!」

 

 「良くやった、オコリザル。 仇は取る。 行け、ジバコイル!」

 

 「ラスターカノン!」

 

 「ステルスロック!」

 

 ユレイドルが最後に爆弾を放ってから戦闘不能になった。

 

 「ユレイドル、戦闘不能! ジバコイルの勝ち!」

 

 リザードン出し辛くなったが、念のための対抗策も有る。

 

 「お疲れ様、ユレイドル。 お願いします、エルフーン!」

 

 うげ、緑の悪魔…!

 

 「ひかりのかべ!」

 

 「ラスターカノン!」

 

 エルフーンは物凄い速さでひかりのかべを張り、ラスターカノンを凌いだ。

 弱点とはいえ、壁越しではあまりダメージを与えられていないようだな。

 ならば!

 

 「きんぞくおん!」

 

 「みがわり!」

 

 エルフーンのとくぼう値を下げるも、先にみがわりを置かれた。

 

 「ラスターカノン!」

 

 「コットンガード!」

 

 みがわりにラスターカノンが当たるも、消せなかった。

 その上、後続を意識したのか、ぼうぎょ値を上げられてしまう。

 でも、突っ張るしか無い。

 

 「ラスターカノン!」

 

 「ムーンフォース!」

 

 ラスターカノンでみがわりを消すも、ムーンフォースでダメージを負う。

 

 「ラスターカノン!」

 

 「ムーンフォース!」

 

 流石にとくぼうが下がった状態でみがわりを張っても無意味と理解しているからか、攻撃して来た。

 次も同じように撃ち合い、僅差でジバコイルが先に戦闘不能になった。

 だが、エルフーンも虫の息だろう。

 

 「ジバコイル、戦闘不能! エルフーンの勝ち!」

 

 「サンキュー、ジバコイル。 行け、カメックス!」

 

 カメックスを繰り出すも、ステロでダメージが入るが…

 

 「こうそくスピン!」

 

 「ムーンフォース!」

 

 エルフーンのムーンフォースを喰らうも、こうそくスピンでステロを消し、すばやさを上げつつ、エルフーンを戦闘不能にさせた。

 

 「エルフーン、戦闘不能! カメックスの勝ち!」

 

 「ありがとうございました、エルフーン。 お願いします、ロズレイド!」

 

 エリカの4匹目はロズレイドか。

 

 「ふぶき!」

 

 「はなびらのまい!」

 

 カメックスのふぶきがロズレイドを襲うも、返しのはなびらのまいで大ダメージを負った。

 とはいえ、ギリギリ残ったようで、げきりゅうが発動した。

 

 「クイックターン!」

 

 素早くロズレイドにぶつかり、左手のモンスターボールに戻っていく。

 即座に右手のモンスターボールを投擲する。

 だが…

 

 「行け、メガリザードン! だいもんじ!」

 

 メガリザードンYのだいもんじがロズレイドを襲うも、一心不乱に舞い続けているロズレイドの攻撃も当たる。

 

 「りゅうのはどう!」

 

 舞い続けるロズレイドに、りゅうのはどうが当たり、戦闘不能になった。

 

 「ロズレイド、戦闘不能! リザードンの勝ち!」

 

 「お疲れ様でした、ロズレイド。 お願いします、ラフレシア!」

 

 5匹目でラフレシア投入か。

 最後のポケモンが気になるが、押し切る!

 

 「だいもんじ!」

 

 「ねむりごな!」

 

 だいもんじで大ダメージを与えたが、眠らされてしまった。

 

 「つきのひかり!」

 

 「戻れ、リザードン。 行け、ゲンガー!」

 

 眠ったリザードンを戻し、ゲンガーを出すが、回復されてしまった。

 

 「さいみんじゅつ!」

 

 「ねむりごな!」

 

 再度眠らせて来ようとするが、ゲンガーを舐めて貰っては困る。

 ラフレシアを先に眠らせ、ねむりごなを放たせない。

 

 「サイコキネシス!」

 

 「戻って下さい! お願いします、フシギバナ! メガシンカ!」

 

 ゲンガーがサイコキネシスを放つ直前に、エリカは交代させ、メガフシギバナを繰り出した。

 だが、ゲンガーも賢く、サイコキネシスを溜めた状態で待ち、メガフシギバナになった途端に放ち、ダメージを負わせた。

 最後の1匹がメガフシギバナとはな。

 

 「さいみんじゅつ!」

 

 「なやみのタネ!」

 

 何だと!?

 エリカは無駄な事をしたと思いきや、メガフシギバナは自分に向かって、なやみのタネを撒き、ふみんになった。

 ゲームと違うと言う事か…!

 

 「サイコキネシス!」

 

 「じしん!」

 

 だが、エリカは俺のゲンガーがふゆう持ちとは思わなかったようで、不発に終わるじしんを指示してしまった。

 不発になるとは思わなかったようで、エリカも驚いている。

 

 「サイコキネシス!」

 

 「ソーラービーム!」

 

 エリカはソーラービームを指示するが、ゲンガーのサイコキネシスが先に当たり、メガフシギバナも戦闘不能になった。

 

 「フシギバナ、戦闘不能! ゲンガーの勝ち!」

 

 これで残るは、眠っているラフレシアのみだ。

 

 「すみませんでした、フシギバナ。 審判さん、降参致しますわ。」

 

 「良いんですね? エリカの降参により勝者、サトシ!」

 

 最後は呆気ない幕引きとなったが、中々楽しめたバトルだったな。

 技の使い方一つ見ても、やはりゲームとは違うな。

 

 「ありがとうございました。 流石にお強いですわね。 催眠対策はしていたのですが、まさかふゆう持ちのゲンガーとは思いもしませんでしたわ。 完敗で御座います。」

 

 「いや、あの催眠対策もかなり良かったぞ。 かなりヒヤヒヤしたからな。 流石ジムリーダーなだけ有るよ。 エリカも此処まで強いとは思わなかったぞ。 もう少し楽に勝てると思える位には鍛えたつもりだったんだがなぁ〜…。」

 

 「まぁ! そう言って貰えて嬉しいですわ! ですが、敗北は敗北です。 殿方の優勝を信じていますわ。」

 

 「ありがとう。 必ず優勝するから待っていてくれ。」

 

 エリカと握手をしてから、観客達に手を振りながら帰る事にする。

 

 いや、本当にエリカは強かった。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。